アルマーニ制服問題
銀座の泰明小学校が、アルマーニを制服 ( 標準服 ) としたようです。価格は9万円。
制服に関しては黙っていても一定数でるので、コストダウン出来そうなものですが、そうなってません。学校によっては、お下がり禁止を先生がうるさくいうこともあり、先生と業者の癒着って本当に無いのか気になります。
話をアルマーニに戻すと、公立としてはどうなんでしょうね。まあ、私立でもよくないと思いますが。
まず、保護者に過大な負担であること。
第二に、そんな贅沢なものを使わせること自体、子供の教育によくないこと。
金銭感覚も小学校で教えないといけませんね。
そもそも子供の教育に金と手間がかかりすぎるというのが、少子化の一因なわけですから、公教育はなるべく負担を少なくすべきであると思います。
あと、PТAなんかもどうですかね。韓国大好きという人も、 ( 韓国で導入されている ) 徴兵制導入には絶対反対でしょう。私もそうです。でも、無償で労働させられるのは徴兵と変わらないですね。制度自体が、専業主婦が当然の時代に作られてそのままになっています。時代に合わせて変えるべきかと。個人的には、「金くれればやってもいい人」と「金払うのはいいけどやりたくな人」でオークションをやって、均衡点の金額を「生贄となった委員」に払えばいいと思います。
学校の制服に関する法的な「着用義務」の有無に関しては、下記論文をご参照ください。
http://kohoken.chobi.net/cgi-bin/folio.cgi?index=cnt&query=/lib/khk124a1.htm
9万円もする標準服を採用しよう、というのですから、その手の論客(時に論手)になりたがる親(あるいは、児童・生徒本人)にとっては、着用義務不存在確認の訴等々、「売られた喧嘩」を堂々と買える状況が作られるのですし、他方、裁判所にとっても、「あまりに世間で騒がれたので、上記論文に紹介の裁判例のようなおざなり判決で済ませたら司法への批難囂々」という状態にもなる、でしょう、たぶん。
着用義務不存在は当然ですが、その「運用上の順守の有無」まで問われる可能性もありそうです。