2004年09月12日

幕末と違うところ/シニアが圧倒的に多い

1990年以降の状況はいろいろな面で、幕末期にに似ているように思います。外資再生ファンドの日本進出は、ある種の黒船のようにもみえます。幕末当時、20代の獅子たちが活躍して、体制を変革しました。今回も同じようなことが起こるかもしれません。しかし、状況として大きく違っているのは、当時と違ってシニアが社会の圧倒的多数を占めている点だと思います。
9月5日、9月12日の日経本誌の日曜号に連続して新撰組関連の本が取り上げられました。もちろんNHKの大河ドラマの影響だと思います。

書かれていたのは

・1970年頃の異常な新撰組ブームは全共闘の
 内ゲバの横行と関連性があるのではないか
・WEBにあふれる新撰組の各個人の人物像を分
 析する個人サイトの驚くべき多さ
・不明な史実に付加される解釈をみることで時代
 背景がみえてくる

などという指摘でした。『龍馬がゆく』の圧倒的な人気を考えても、幕末への日本人の思いはすごいものがあると思います。新撰組はもちろん、当時の獅子達が、20代後半か30代前半だったことは驚きです。自分ももっとやらなくてはいかんなあという気になります。

道路公団の一件を見ても、既得権派は強力です。石原伸晃大臣がほんとにひ弱にみえてしまいます。経済構造の変化から見れば、改革派に理があっても、既得権派を切り崩すのは大変なことです。

幕末の頃は、基本的に人口構成がピラミッド型だったので、年寄りが若い人より多いなんていうことはあり得ませんでした。これからは、若い人より年寄りの方が多い社会になります。特に、ここ数年で60歳となる、日本独特の数年間だけの突出したベビーブーマー群の影響は非常に大きいと思います。多数決でも、論戦の物量でも彼らにはかなわないと思います。

一つの仮説として、幕末のような、若い志士達が既得権派に一気に取って代わるような進み方ではなく、シニアとヤングの協調型の進み方が今回の改革のスタイルになるのではないかと思います。


この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/aera20040922/6738109
この記事へのトラックバック
これもよく話題に出ますね。地域とか、会社とか、家族等の20世紀的な枠組みから解放、いや崩壊されて、「Community of Interest」なんてキーワードが流行っているこのご時世でも世代の壁は崩壊、解放できていないような気がします。 ソーシャルネットワーキングサービスで
世代間の断絶【のほほんライフ】at 2004年10月05日 23:31