ランと遊ぶ

温室に入ってじっくりランを観察しますと今まで気付かなかったことが見えてくるようになりました。ランは自生地の環境変化に合わせて多様化し、その進化には不思議や驚きがいっぱい詰まっています。気の向くままにランを眺め、たっぷりと蘭と遊んでみたいと思います。

Trichoglottis atropurpurea 咲きません

Trichoglottis atropurpurea-2818
2018.8.4 Trichoglottis atropurpurea
この株も私のところでは数輪ずつしか咲きませんので、手放すことにしました。15年以上栽培している株です。種名が色々変わりました。 当初は Trichoglottis philipinensis → brachiata → atropurpurea と変化しました。


Trichoglottis atropurpurea-2820
外見は奇麗に育っていますが、旨く咲きません。











Bulb. lilacinum

Bulb. lilacinum-2803
2018.8.4 Bulb.lilacinum
もう少し花茎の長い花が咲くものと思っていました。


Bulb. lilacinum-2808
好みの花ではないので差し上げました。











Acineta beyrodtiana 咲きません

Acineta beyrodtiana-2814
2018.8.4 Acineta beyrodtiana
2009年10月に蘭友から、希少種だよと言われて頂いたものです。既にお亡くなりになられましたので遺株として大事にしなければなりませんが、私のところでは9年が経過しても、一向に開花する気配がありません。クール温室で Acineta 属の原種を上手に栽培している方に差し上げました。この種名は文献上に見つかりませんので、スペルが間違っているのかも知れません。


Acineta beyrodtiana-2811
この春にコルクに植え替え、新しい芽が3本出てきたところです。


Aer. houlletiana + V. dearei 組合わせ

V. dearei + Aer. houlletiana-2775
2018.7.31 Aer. houlletiana + V. dearei
dearei 2花茎目が4~5日遅れて開花しました。


V. dearei + Aer. houlletiana-2786
こうして並べてみると、交配したらどんな花が咲くのだろうと考えてしまいます。









Vanda ampullacea + Aerides houlletiana 組合わせ

V. ampullacea -2763
2018.7.31 V. ampullacea +Aer. houlletiana
馴染むのかどうか?


V. ampullacea -2756










Phal. speciosa 全て赤

Phal. speciosa-2798
2018.7.31 Phal. speciosa
久し振りの話題になります。 3枚の萼片と2枚の花弁に赤い色が乗る組み合わせを記録してきました。今回、一輪だけ開花し、全てが赤い色になりました。夏場には赤色が増す傾向があります。今回もその傾向に従っています。


Phal. speciosa-2800
奇形です。柱頭に3枚目の花弁がくっ着いています。










Bulb. frostii x plumatum 交配

Bulb. plumatum, frostii-2736
2018.7.31 Bulb. frostii x plumatum
plumatum(左)の花粉塊を frostii の柱頭に付けてみました。


Bulb. plumatum, frostii-2735-2
暑い盛りで花命は短く、うまく行くかどうか分りません。












Aerides houlletiana

Aer. houlletiana-2743
2018.7.31 Aerides houlletiana
現在、houlletiana が8株あります。いろんな色の違いがあります。 この種は色の薄い方です。ただし、私の好みは色の濃い方です。


Aer. houlletiana-2744


Aer. houlletiana-2754


Aer. houlletiana-2741
鉢には植えていません。根は丸めて束ねています。











Vanda dearei 今年も

V. dearei-2711
2018.7.24 Vanda dearei
今年も咲きました。大きな株です。


V. dearei-2714
草姿の割には小さい花です。


V. dearei-2719


V. dearei-2720
原種の割りには整形花ですね。











Bulb. frostii

Bulb. frostii-2677
2018.7.18 Bulb. frostii
パラパラと咲きます。暑い夏で花持ちが良くありません。


Bulb. frostii-2676


Bulb. frostii-2674












Bulbophyllum macraei 小笠原シコウラン

Bulb. macraei-2610
2018.7.15 Bulb. macraei 小笠原シコウラン
2015年に蘭友にいただいた株です。バルブは沢山増えましたが、一花茎だけ花がきました。初めて見る花です。花茎が長いですね。一花茎に4輪咲くもののようです。


Bulb. macraei-2626
一輪は傷ついて枯れました。


Bulb. macraei-2617
写真が良くありません。











「植物は未来を知っている」

植物は未来を知っている-1742
「植物は知性を持っている」は以前ここで紹介した本のタイトルで、これはその続編です。人の気を惹くタイトルです。植物に記憶力があると言われても直ぐに納得できませんが、オジギソウを使った実験が紹介されています。 この本の中には直接ランに関する話題はありませんが、これまでランの性質で納得できなかった疑問が解決しました。ランと蜜の関係です。ランの場合、ポリネーターを呼ぶために花に蜜があるのは距の発達した属・種が思い浮かびます。ラン科植物の中では少ないほうです。一方、花以外の場所に蜜が出ているランは沢山あります。何のためでしょうか? ランの意図する作戦は何なのでしょうか? 光合成で作り出したエネルギーの一部を柱頭の近くではない場所から蜜を出すのは何故なのでしょうか?


Aerides houlletiana   蜜-6835
2016.5.6 Aer. houlletiana


Ctsm. pileatum-7127
Catasetum pileatum


Dimorphorchis lowii-6146
2015.5.17 Dimorphorchis lowii
この本では、蟻を引きつけ、蟻に敵から自分を守って貰うためです。蜜の中には糖だけでなくアルカロイド、GABA、非タンパク性アミノ酸、タウリン等の物質が含まれ、蟻の神経系を制御し神経の興奮をコントロールして行動を支配する。蜜への依存性を引き起こし、ランなしには生きていけない関係を築き上げてしまう。 とのことです。


Aer. Korat Koki-2694
2018.7.23 Aerides Korat Koki
株を揺すると隠れていた蟻も参加して、大変な勢いで無数の蟻が右往左往します。


V. dearei-2700
V. dearei


V. dearei-2698
2018.7.23 V. dearei














どっちに似てる?

Aer. houlletiana, falcata, houlletiana f. alba-2416
A : Aerides houlletiana f. alba
B : Aerides falcata f. alba 'Aso'
C : Aerides houlletiana f. alba の名前で今年の1月に購入しました。
この C は A と B のどちらにより似ていると思いますか? ここでは草姿しか比較できませんが、Aの葉は短く、垂れずにピンと上を向いています。BとCの葉はAより長く垂れています。葉の色も緑が薄いようです。


Aer. houlletiana f. alba-2425
A:花の付きが粗いようです。


Aer. falcata f. alba 'Aso' BM-JOGA-2418
B:比較的密に花が付いています。


Aer.houlletiana f. alba-0766
2018.5.26 さて問題の株の花 Cです。


Aer.houlletiana f. alba-0773
2018.5.26 C 花付きは密です。


Aerides houlletiana 'Aso'-2598
2018.7.14 A, B です。


Aer. falcata-2702
2018.7.23 B です。


Aerides houlletiana f. alba-1576
2018.6.10 C です。


Aerides houlletiana 'Aso'-2593
右から2番目の花は’B'です。それ以外は個体こそ違いますが全て A と同じ houlletiana です。


Aer.houlletiana f. alba-0766
結局、この C は Aerides falcata f. alba の方が妥当ではないかと思うのですが如何でしょう。


























Peristeria 時差ボケ?

Peristeria ephippium-2684
2018.7.18 Pelisteria pendula
今年の東京ドームの蘭展で購入しましたから、南アメリカ大陸の南半球から輸入された株です。その当時既に2018年生まれのバルブが成長中でしたが、幾分大きくはなったものの、葉はまだ伸びきっていません。バルブも膨らんでいません。


Peristeria ephippium-2682
南半球の成長期の真っ最中に北半球の気候は休眠期の日本に移動してきました。この株のとった対応は、2018年の新芽の成長はそのままの状態です。2017年生まれのバルブに2本の新芽を出し、更に2016年のバルブに1本新芽を出すことで日本の成長期に対応したことになります。 新しいバルブは急ピッチで成長する必要がありそうです。


Peristeria pendula-2686
2018.7.18 Pelisteria ephippium

こちらの株は、自生地で成長中のバルブが曲がりなりにも完成しました。 そしてその新しいバルブから新芽が出てきました。これも時差ボケには違いなさそうです。


Peristeria pendula-2689











Aerides houlletiana 比較、色々

Aerides houlletiana 'Aso'-2577
2018.7.14 Aerides houlletiana 3株全部です。


Aerides houlletiana 'Aso'-2587
右端に、Aerides falcata f. alba を加えました。


Aerides houlletiana 'Aso'-2593
右から2つ目の白い花が falcata f. alba です。


Aerides houlletiana 'Aso'-2597
色々比較できます。


Aerides houlletiana 'Aso'-2607















Aerides houlletiana 昔は2花茎

Aerides houlletiana 'Aso'-2562
2018.7.17 Aerides houlletiana
入手して13年、元気の良いときには2花茎、しかももっと長い花茎でしたが。


Aerides houlletiana 'Aso'-2564


Aerides houlletiana 'Aso'-2569
色は変わりません。


Aerides houlletiana 'Aso'-2570







Vandachostylis, Vanda 色々

Van. Pine Rivers-0598
2018.5.19 Van.(Vandachostylis) Pine Rivers


Van. Pine Rivers-0577
Van. Pine Rivers


Van. Pine Rivers + V. merrillii-0587
+ Vanda merrillii var. singapore  これほど鮮やかな色ではありません。







Papilionanthe teres 上から、下から

Papilionanthe teres-1591
2018.6.10 Papilionanthe teres
パラパラと咲きます。 上からと下からの写真を撮ってみました。


Papilionanthe teres-1590
上から。 少し意外感があります。


Papilionanthe teres-1593
下からです。












Dendrobium lindleyii ’Florida Sunshine’ 頂き物

Den. lindleyi-2404
2018.7.7 Dendrobium lindleyi 'Florida Sunshine'
こんな立派な株を頂きました。 買えば7~8000円の品物です。


Den. lindleyi-2408
ある程度大株にしないと、大きい花が付かないとのことです。


Den. lindleyi-2409
新しいバルブも出てきました。













Vanda ampullacea 失敗

Vanda ampullacea 'Udom'-2388
2018.7.7 Vanda ampullacea
年に1回しか咲かないのにこんな姿では残念です。


Vanda ampullacea 'Udom'-2390
花茎に水をかけたのが失敗です。と言っても今回は梅雨の雨ですが。


Vanda ampullacea 'Udom'-2393
もう一株(左)はもっとひどい姿です。蕾が落ちてしまいました。

Coryanthes trifoliata 3回目の開花

Coryanthes trifoliata-2306
2018.7.5 Coryanthes trifoliata
こんな姿の蕾も稀ですね。くしゃくしゃの人の顔のようです。


Coryanthes trifoliata-2304


Coryanthes trifoliata-2309


Coryanthes triifoliata-2483
2018.7.12 今年3回目の開花です。2輪ともきれいに開花したのは今回が初めてです。


Coryanthes triifoliata-2486


Coryanthes triifoliata-2491


Coryanthes triifoliata-2502
こうもりに見えます?




















V. Fuchs Delight x Katsura ステムが太い

Vanda Fuchs Delight x Katsura-2397
2018.7.8 Vanda Fuchs Delight x Katsura
まだ交配名が登録されていないようです。ステムが太く、直立して咲きます。葉の上に花が開きますから、切り花にも優れた形質です。


Vanda Fuchs Delight x Katsura-2399


Vanda Fuchs Delight x Katsura-2403


Vanda Fuchs Delight x Katsura-2401
色はいいですが花径がもう少し大きくてもいいですね。

Arachnis beccarii 実は Dimorphorchis 属に分類

Arachnis beccarii-2630-2
2018.7.18 Dimorphorchis beccarii
World Checklist of Selected Plants Families で調べると、Arachnis 属ではありませんでした。Dimorphorchis beccarii が accepted name でした。今後はDimorphorchis 属として表記しますが、草姿・葉・花茎・花を見る限り Dimorphorchis 属ではないとはっきり思います。

Dimorphorchis beccarii (Rchb.f.) Kocyan & Schuit., Phytotaxa 161: 64 (2014).
Homotypic Synonyms:
Arachnis beccarii Rchb.f., Bot. Centralbl. 28: 343 (1886).
Vandopsis beccarii (Rchb.f.) J.J.Sm., Nova Guinea 8: 122 (1909).


Arachnis beccarii-2662


Arachnis beccarii-2652


Arachnis beccarii-2636







Arachnis beccarii - 1 一枚の写真に

Arachnis beccarii-2520
2018.7.12 Arachnis beccarii
全体像を一枚の写真に収めました。 1メートルのスケールを添えてありますが、花茎を入れると全体は2メートル以上の高さがあり、横幅も1.5メートルあります。花茎を自由に伸ばすと温室の天井に届いてしまいますから、紐で下に引っ張って高さを制限しています。全体を収める広い黒い幕もありませんから、何枚かを合わせて黒いバックを作りました。足りなかった黒いバックを写真で修整しています。ですからきれいに撮れた写真ではありません。


Arachnis beccarii-2477
2003.1.30 に希少種の実生苗として購入しました。それから14年6か月が経過し、昨年の7月29日に花芽を発見しました。一般的にランの花は花芽が出てから3ヶ月も経つと花が咲きますので、昨年中に花が見られるものと思っていました。花茎の長さが1.9メートルもありますから時間が掛かります。更に冬に入って伸びが止まってしまいました。4月に入ってまた花茎が伸び始めました。花芽を発見してから開花までちょうど1年が経過しました。


Arachnis beccarii-2542
現在分枝数は19本です。分枝から更に分枝している花茎もあります。


Arachnis beccarii-2465
奇麗な大きな花が咲くとは思っていませんでした。花については、Awiss Orchids Foundation (http://orchid.unibas.ch/)  このサイトで確認できていました。

















Aerides houlletiana f. alba 'Aso'

Aer. houlletiana, falcata-2412 - コピー
20018.7.7 Aerides houlletiana f. alba 'Aso'
f. alba と言うことになっていますが、リップに赤みが残りますから正確には alba ではありません。


Aer. houlletiana f. alba-2430
元気の良い株で株元には3本の子供が出ています。


Aer. houlletiana f. alba-2424


Aer. houlletiana f. alba-2421
リップに赤みが残ります。


Aer. houlletiana f. alba-2427












Aerides houlletiana (warf type)

Aerides houlletiana-2386
2018.7.8 Aerides houlletiana (warf type)
子株が4~5本出ています。花が咲いても良い大きさですが、何故かまだ咲きません。


Aerides houlletiana-2368


Aerides houlletiana-2384


Aerides houlletiana-2383
いい香りがします。


Aerides houlletiana-2377





















花火-2

花火-2
パソコン上で編集し花を並べました。



花火ー1

花並べ 花火

Bulb. cumingii 'Palawan Yellow'-2441
2018.7.7 Bulb. cumingii
一輪追加しています。


Bulb. cumingii 'Palawan Yellow'-2438


Bulb. cumingii 'Palawan Yellow'-2444
夏は花火です。猛暑が続いています。 今日(7月15日)は35度と予想されています。


Bulb. cumingii 'Palawan Yellow'-2449


Bulb. cumingii 'Palawan Yellow'-2453


Bulb. cumingii 'Palawan Yellow'-2456













Bulb. cumingii 見事!

Bulb. cumingii 'Palawan Yellow'-2259
2018.7.5 Bulb. cumingii 'Palawan Yellow'
これまでで一番の花茎数だと思います。たくさん咲きました。


Bulb. cumingii 'Palawan Yellow'-2297


Bulb. cumingii 'Palawan Yellow'-2262


Bulb. cumingii 'Palawan Yellow'-2266
1花茎に14輪つけた花茎がありました。


Bulb. cumingii 'Palawan Yellow'-2289-3
13輪です。一つ一つが独立した花です。一番大きく見えるのは花萼片(lateral sepal)です。






























Quize-2 genus name?

Dendrochilum latifolium-2242
2018.7.4
4本のバルブからそれぞれ2本ずつの子供が出てきました。芽の先端が黒ずんています。ちょっと面白い形の新芽です。 属名は分かりますか?
















Dendrochilum latifolium-2236
葉が伸びきるとすぐに花茎も出てくると思います。





















Dendrochilum latifolium-2250
花も咲いていないし難しいクイズでした。



















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