ランと遊ぶ

温室に入ってじっくりランを観察しますと今まで気付かなかったことが見えてくるようになりました。ランは自生地の環境変化に合わせて多様化し、その進化には不思議や驚きがいっぱい詰まっています。気の向くままにランを眺め、たっぷりと蘭と遊んでみたいと思います。

Acineta

Acineta beyrodtiana  こちらも動きません?

毎日花芽の様子を眺めていますが、顕著な花茎の伸びが見
受けられません。 こちらも伸びが止まったのでしょうか? 
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2012.10.19 Acineta beyrodtiana


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2012.10.23
ほんの少し伸びてはいるようですが、これでははっきりとは分かるません。


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2012.10.31



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2012.11.05
 良く見ると花芽の横にもう一本新しい芽が出ています。 しかしこちらは芽の向きが横向きで子株と思われます。 温室に取り込んで暖かくなり子株の伸びを優先したのでしょうか? 

Acineta beyrodtiana  もしかして花芽では?

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2012.10.19 Acineta beyrodtiana
2009.10.25に希少種としていただいた株です。 この Acineta 属は興味はありましたが、栽培するのは初めてでした。 着生ランで、花茎は下垂すると言うことですから、その環境に近いようにと思いミズゴケを荒いネットで包んで植え込みました。 どのような栽培温度を好むのか分かりませんが、推測で涼しい所に吊るして栽培しました。 頂いた時より大きな葉が出ているように見えます。

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そしてこの尖った下向きに伸びた“芽”は花芽ではないでしょうか? 花が咲くなどとは全く予想していませんでしたから、やったーと言う気持ちです。 環境が変わると花芽が枯れたり、伸びが止まったりしますから迷いましたが、温室に取り込みました。 これで気温も高くなり、湿度も高くなります。 何とか伸び続けて欲しいですね。
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