日本でも意外に愛好者の多いアフリカのお香、乳香(Frankincense)没薬(myrrh)。
南西アジア・アフリカ原産(主に西アフリカ・エチオピア)の木から採れるゴム樹脂で、宗教用の香として古くから使われてきたのが「乳香」。色は、写真のような黄色透明が一般的です。
没薬は、アフリカ産のカンラン科の諸植物から採集したゴム樹脂で、芳香と苦味とがあり、古来より香料・医薬(去痰・通経・健胃薬)や古代エジプトでは、死体の防腐剤(ミイラにも使用)などに用いられてきました。色は、黄色・赤色や褐色。
東方の三博士がイエスの誕生に捧げたと聖書に記述されていることから神性の象徴として、今日でもエチオピアでは宗教行事やコーヒーセレモニーなどにこの二つは欠かせません。
その集積場が、エチオピアの私の住む家の、すぐ目と鼻の先にあったことを、最近発見ました。ここでは、エチオピア国内で採れる様々な種類の乳香と没薬が集められ、グレード分けされ、貴重な外貨獲得資源として中東やヨーロッパ・中国などに輸出されています。写真:ファーストグレードの乳香