Script!3D サンプル作り・センタ穴について考えます。
お約束、60°センタ穴・A形の例です。
センタ穴は通常、横向きに作図する場合が多いですが、これは、センタ穴を作図する軸が横にごろんと寝転がるのがパターンで、それに合わせて、ってパターンですが、軸の端面に対して垂直に作図しますので、センタ穴の作図は垂直・下に向かって作図を行います。
センタ穴A形は3つのブロックに分かれます。l1部分(1)、l部分の先端を省いた部分(2)、先端部分(3)。(1)は円底面体(本ソフトでは、頂点のない上面円・底面円の円錐を円底面体と呼んでいます)、(2)は円柱、(3)は円錐、となります。これを、変換マトリックスを変えながら順次作図していきます。
穴ですので例によって、内側を表面、外側を裏面として作図しています。
// センタ穴 JIS B 1011-1987
//  60度センタ穴A形
//
// 「穴」ですので、内側を表面にしたいため、
// 各表裏フラグを逆の「1」にしています。
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#LIST
 d = 0.5, 0.63, 0.8, 1, 1.25, 1.6, 2, 2.5, 3.15, 4, 5, 6.3, 8, 10
 D = 1.06, 1.32, 1.7, 2.12, 2.65, 3.35, 4.25, 5.3, 6.7, 8.5, 10.6, 13.2, 17, 21.2
 l = 1, 1.2, 1.5, 1.9, 2.2, 2.8, 3.3, 4.1, 4.9, 6.2, 7.5, 9.2, 11.5, 14.2

#VAR
 d = 1        ;*呼びφd
 D           ;φD
 l           ;l
 l1           ;l1
 t           ;t
 an = 60  // 60度センタ穴
 id     // d がLISTの何番目か(0-)
 ll     // 先端部長さ
 al     // 全長
 zs     // 属性文字代わりの補助文字
 i     // 作業用
 w1
 w2
 w3

#DRAW
 CHKLIST id,d,d
 GETLIST D,D,id
 GETLIST l,l,id

 CAL l1 = (D-d)/2/Tan(an/360*PI)
 CAL t = D/2/Tan(an/360*PI) - l1
 CAL ll = d/2/Tan(60/180*PI)
 CAL al = l + l1

 // センタ穴は、面に対して下向きに作図したいので
 // Z軸上・下向きに書くものとします

 // X軸回りに180°回転
 CAL w1 = PI
 ROXMATR w1

 LAYER SetLineLay1  // 外形線
 PEN SetLineCol1

 CAL w1 = D/2
 CAL w2 = d/2
 CTUBE i,SetArcSep,w1,l1,w2,0,0, 1,0,1

 // 変換マトリックス移動
 CAL w1 = - l1
 MOVMATR 0,0,w1

 CAL w1 = d/2
 CAL w2 = l - ll
 CYLIND i,SetArcSep,w1,w2,0,0,1

 // 変換マトリックス移動
 CAL w1 = - w2
 MOVMATR 0,0,w1

 CAL w1 = d/2
 CCONE i,SetArcSep,w1,ll,0,0,0,1
これを実行すると、下記のような3D図が表示されます。
scr20080615a
Google SketchUp6 を起動します。いつもならこのまま[SU実行]するのですが、物が小さいため、SketchUp6でのDXF入力は失敗してしまい、データ欠落してしまいます。そのため予め、インポートでのオプション指定で、単位をミリメートルからセンチメートルに変更しておきます。そして[SU実行]を行います。
scr20080615b
いつもならこのまま余分な線を消してソフトニングするところですが、その前に、センチメートルとして入力していますので、ミリメートルに直すため、全体を囲った状態で[尺度]を行います。図形にリサイズ用グリッドが表示されますので、角から角にマウスをあわせます。辺の中間などを取ると図形が変形してしまうので注意して下さい。
scr20080615c
マウスドラッグで変更するよりも数値入力で「0.1」と入力するのが簡単です。
scr20080615d
原点から離れてしまいます。画面を拡大して、上面中心を原点に移動しましょう。
scr20080615e
上面にある余分な線1本を消し、ソフトニングします。
scr20080615f
それでは試しに、軸を描いてみます。塗り潰しの円を描いてプッシュ・プルで円柱にします。縦に描くのが簡単なので縦にします。その軸=円柱の上面に、センタ穴の図形をコピーします(移動コマンドで[Ctrl]キーを押すと[+]が表示されてコピーになります)。
scr20080615g
センタ穴の上面部分を消します。
scr20080615h
X線表示してみます。
scr20080615i
DXFインポートのオプションの指定がセンチメートルになったままですので、ミリメートルに戻すのを忘れないで下さい。