【必見!道路交通法の裏を読む
改正道路交通法・自動車保険・自動車の四方山話
               
トップページ>>・道路交通法:車両の「運転」とは

道交法第2条1項17号 車両の「運転」とは
読者から無免許運転に絡み「自動車の運転とは?」と言う質問を頂きました。
改めて道交法を見ると
「運転」の意義は
「道路において、車両又は路面電車(以下「車両等」と言う。)をその本来の用い方に従って用いる事をいう。」
としています。
つまり、運転を構成するには
・ 道路上であること
・ 車両等を本来の用い方で用いること
の二要素を満たしていなければなりません。
「道路上であること」とは、公共の道路はもとより私道や一般の用に供している場所(道路の形態をしていなくても一般の人たちが自由に通行できる場所)においてと言う事
たとえば、自分が管理している場所(たとえば自宅の庭)で運転の練習をした場合は、道路ではないので道交法上の運転とならない事になります。

「車両の本来の用い方で用いること」とは、車両等の運転席において、ハンドル・ブレーキ等を操作する事
で、たとえば二輪車を押している場合は、本来の運転とは言えないとして、次のように定めています。
道交法2条3項に
「この法律(道交法のこと)の規定の適用については、次に掲げる者は、歩行者とする。
1 身体障害者用の車いす、歩行補助車等又は小児用の車を通行させている者
2 次条(3条の自動車の種類のこと)の大型自動二輪車若しくは普通自動二輪車、二輪の原動機付自転車又は二輪若しくは三輪の自転車(これらの車両で側車付きのもの及び他の車両を牽引しているものを除く。)を押して歩いている者 」
として歩行者として扱う事としています。
ただし、判例によると
「自動二輪のエンジンをかけかつギヤーを入れ、クラッチ又はブレーキ操作により走行を制御している場合には、たとえ運転席に居なくても押しているとは言えず運転とみなす。」としています。
この判例から、「エンジンがかかっていてもチェンジがニュートラルであれば押している事となり歩行者とする事」と解釈して良いことになります。

相談者の相談内容は「自分の所有する空き地で子供が原付バイクに乗って運転練習をしていたところ、近所の小父さんから無免許運転だとして注意を受けたのだが?」
と言う内容です。
その空き地が、一般の人たちが自由に通行出来るとすれば道路として無免許に、柵や生け垣で閉鎖されていて一般の通行不可能であれば、本来の「運転」とならず無免許とは言えない。
と言う事です。

もう一つ、こんな判例が有ったので紹介しておきます。
「下り坂において、エンジンをかけずに駐車ブレーキを解除して惰性で発進させ、下り坂途上の信号が赤であるのに走過した場合、信号無視となるか?」
判例は
「エンジンの推力を使用していないので、その車両の本来の用い方に従っているとは言えず、運転には当たらないので信号無視とは言えない。」
としています。
こんな事をする人はいないと思いますが、今の自動車はエンジンをかけていないとブレーキも効きが悪く、ハンドルも重くなってとても危険です。
また、注釈として
「平坦地や登坂にエンジンの力を利用し、下り坂のみ惰力で走っていた場合は、一連の行為とみなし運転とする。」
としていますのでご注意を!


<
トラックバックURL
この記事にコメントする
名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
免責 
このブログの内容が「道路交通法」と法律を扱っている為、正確な内容の記載を心掛けて行きたいと思いますが、配信者の認識不足や記載ミスによる不確実な内容が記載される場合も考えられます。
記載内容は、あくまで私の私見とお考えいただき、記載内容から損害が生じても、当方では一切責任を負いかねますので、予めご了承の上でお読み下さい。
関係する法律をホームページで確認してください。
 

最新記事