2014年12月

2014年12月24日

氷、雪、八つ

G・レビュファーの著作本、氷、雪、岩を文字ってみました。題して、氷、雪、八つ、20日〜23日で八ヶ岳に行って来ました。晴れの入山でしたが、久し振りの重荷を耐えての入山でした。皆さんも今シーズン初の冬山、一人はテント装備、初めての本格的な冬山をテント泊で過ごしてもらいました。20日、一寸遅めに赤岳鉱泉着、風、そして雪も降り出したのでアイスキャンディーでの練習は中止、2シーズン振りのの冬の赤岳鉱泉、知り合いガイドが沢山来ているので、談笑時間となってしまいました。夕食はステーキでした。
21日晴れ、06:00外気温ー10℃。本日の目的は赤岳南峰リッジ、鉱泉から、テントから次々とパーティーが各々の目的地に向かって出発して行く中を我々も07:10鉱泉出発。この時期としたら珍しく真っ白な八ヶ岳を眺めながらラッセルされた雪道を行者小屋に向けて歩きます。行者小屋にて最終準備を整えて文三郎から赤岳に向かいます。森林限界を過ぎた辺りでロープを付け又黙々と歩く。風も強く、寒い、階段を過ぎた辺りで一人の体調が悪くなってしまい、残念ながらそれ以上の登行を断念、そこからゆっくりと下山してもらう。私は二人を連れて南峰リッジ取り付きへ、09:50出発。良く締まった岩と雪のミックスをひたすら登る。最後に大岩の凹角を登ってクラストした雪面を登りきると赤岳山頂の祠の裏に飛び出します。10:50頂上、誰もいない頂上でしばしの写真タイム。北アルプスは雲が多く噴煙を出す御嶽山を見る事が出来ませんでした。風が強いので早々に展望莊に向かって下山。展望荘でコーヒーをご馳走になりがら大休止。温まった所で地蔵尾根を下山し、赤岳鉱泉到着12:50、二人の下山を見送った後アイスキャンディーと思っていたが、又も風と雪が強くなりキャンディーは中止、のんびり時間を過ごす。
22日曇り雪、裏同心沢かジョーゴ沢と思っていたがアイスキャンディーに変更。9時過ぎ頃からキャンディーへ、人生初アイスクライミングを体験。Trを張った所が、垂直で氷の状態も悪かったが初アイスでもう少しで完登出来るとこまで登り惜しくもテンションが掛かってしまったが、初アイスクライミング好発進でした。時間が経つと段々とキャンディーへ来るお客様が増え、知り合いばかりなのでロープの借り貸しをしながら腕が利かなくなるまで練習でした。夕食は煮カツ、私は初めての煮カツでしたが美味しかったです。
23日曇り後晴れ、早朝は余り芳しく無い天気でしたが、取り敢えずガイドの皆さん方は各々へ散って行きました。私達も昨日駄目だったジョーゴ沢と考えたのですが、練習にはキャンディーが良いかなとの事で、昨日とは一寸異なった場所へTrをセットし兎に角、アックスとアイゼンの打ち込み練習に終始。昼過ぎ頃まで登り込み4日間の八ヶ岳も終了となりました。途中入山の時に見えなかった大同心大滝を見ながら快晴の中を雪の八ヶ岳をバックに下山、赤岳山荘で昼食を済ませ美濃戸口へ。月曜日に遭難事故が発生、知り合いの救助隊メンバーが救助に向かうが一人が死亡、一人は救助隊に連れられて自力下山。鉱泉で宿泊して、そんな所は危ないので行かい方がいいんではないかと注意を受けた二人でしたが、残念な結果となってしまいました。お二人とも70歳前後くらいでした。今シーズンの初アイスとリッジクライミング、天気にも恵まれて良い山行でした。今日はクリスマスイブですね。世のお父さんたちは愛する家族へのプレゼントで、きっと苦しみますイブ(クリシミマスイブ)となってしまう事でしょう。でも愛する家族とともにクリスマスイブをお楽しみください。
▼20日、オバチャンキャンディー(八ヶ岳山荘前人工アイスゲレンデ)。
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▼21日クラーク博士風、赤岳登頂を目指す。
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▼文三郎、残念ながらこの後、二人で下山となってしまいました。
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▼文三郎道から見た横岳西壁方面と硫黄岳。真っ白な八ヶ岳です。
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▼赤岳南峰リッジ(赤線は、登攀ルート)
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▼岩交じりの雪稜登攀。風が強く寒い所です。左下が文三郎のトラバース。
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▼ドピーカン、誰もいない赤岳頂上。\(^o^)/\(^o^)/
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▼人生初のアイスクライミング。初めてにしては良く頑張って登りました。
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▼一寸したハング越で、今シーズン初アイスを楽しみます。
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▼今シーズンは入荷しました。待っていたペツルのNewアイススクリュー、何と言っても軽い、そして、氷への最初の食い込みが素晴らしくいいです。一寸お高いですが、結構人気商品となることでしょう。
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▼23日のアイスキャンディー、大同心をバックに一寸難し目を登る。
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▼いつもの定点観測位置の横岳西壁と大同心大滝、まだまだ大きくなります。
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ag_n_hirose at 14:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 山岳ガイド 

2014年12月13日

アイスシーズンがやって来た

今週末から赤岳鉱泉アイスキャンディー(人工アイスクライミングゲレンデ)がオープンするとの事です。八ヶ岳の主な沢のアイスクライミングは可能のようです。今年もアイスシーズン到来です。20日から八ヶ岳に入るので楽しみです。そんな声が聞こえる中、今日は日和田に行って来ました。今日から寒波到来との予報だったので、かなり覚悟して行ったのですが、お日様サンサンで初めは岩も冷たく一寸寒かったのですが、登り始めると体も暖まり岩の冷たさもなくなり快適クライミングそのもでした。男岩の西面を左から順番にリード&ホローで、午前中4本、午後から3本と最後に松の木ハングをTrで登って気が付いて時間を見ると4時、気温も下がり始め、寒くなって来たので終了となりました。思ったより快適クライミングが出来た一日でした。
▼日和田山、定点観測。
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▼男岩西面、重箱トラバース。
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▼バルジもすんなりとホローします。
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▼松の木ハング、苦しみながらも抜けました。
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▼松の木ハングもすんなりと正面突破です。
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▼依頼されたクォークのシャープニング、今シーズン初のシャープニングです。
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▼今回は余り薄く仕上げませんでした。アルパインにも使用するとの事です。
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▼こんな感じです。
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ag_n_hirose at 22:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 山岳ガイド 

2014年12月07日

日和田晩秋

6日、日和田でした。冬到来の寒い一日でした。日差しが有っても気温が低く、岩も冷たいので厚着をしてその上グローブをしてのクライミングでした。土曜日なので人も多く寒い中、皆さん頑張って登っていました。リード講習を兼ねての講習会、今回は男岩の南面、西面をリード&ホローで登り、最後に東面ハング、出稼ぎルートをTrでトライして終了。
▼日和田晩秋。
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▼リード&ホローの講習。
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▼スネーククラック、日和田管理人は冬眠に入ったのでしょうか。
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▼西面バルジ。
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▼ステミングフェース。
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▼出稼ぎは中々形が出来ません。次のチャレンジに。
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ag_n_hirose at 13:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 山岳ガイド 

2014年12月04日

幕岩晩秋

ジャパン・アルパイン・ガイド組合(J・A・G・U)のガイド技術研修会を2日〜3日、湯河原幕岩で行いました。お天気は最高でしたが、1日までの暖かさとは打って変わり、北j風が強く寒い2日間でした。今回のテーマは、「ガイドが使うミニマムでのロープワークシステム」
2日、晴れ、風が強く寒い。桃源郷の立ち木を利用して色々なシステム構築の反復練習です。疑問を残さないように皆で考えて、一番良い方法を検証しました。カラビナ、スリングを一つも使わず、立木等を利用してロープの張り込み、引き解き回収方法。ロープを長めに使う固定分散から自己ロワーダウン方法。クレムハイストデュホー他、盛り沢山で陽が落ちるまで行いました。宿は湯河原駅直ぐのホテル城山、JAGUの仲間と久し振りの大部屋でワイワイと宴会を兼ねて夜遅くまでよもやま談義が続きました。又、宴会の最中にサプライズが有り、皆さんから還暦祝いのベストを頂きました。本当に有難うございました。カムサハムニダ。
このホテルも初めて泊まりましたが、中々綺麗なホテルで風呂もラドン温泉、露天風呂も有り、食事も10品位は出て中々豪華な宿泊でした。
3日、晴れ、朝から風が強く寒そうです。朝食後にロープについて勉強して幕岩へ向かいました。かなり風も強く寒いので桃源郷には行かず、駐車場の所の舞台で昨日の復習と残りのロープワークを研修しました。最後にショートロープの研修をしてお開きとしました。寒い中の2日間、お疲れ様でした。皆様のお役に立てるロープワークを自分なりのロープワークとして活用して下さい。JAGUは、こう云った色々な角度からのガイド研修を行い、これからもより安全なガイディングに心掛けて行く所存です。これをご覧の皆様も安心してJAGUのガイドをご利用いただければ幸いです。宜しくお願い申し上げます。
▼晩秋の幕山。両日とも駐車場は満車状態でした。平日でも結構クライマーは多いですね。
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▼デュホーと1/3、ヒッチを組み合わせての引き解き回収システム。最終でロープを引けば全ての結び目がほどけてロープが容易に回収できます。
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▼回収システム。
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▼広いテラスでの自己ビレー及びホロービレーのシステム。最後に自己ロワーダンして懸垂ロープを張ります。
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▼ボウラインノットでの固定分散システム。
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▼2日目、昨日の復習を思い思いに自己研修です。中々、理解しがたい所も有るようです。
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▼全てヒッチを利用して複数の立木にロープを展張させるシステム。これは引き解け回収は出来ず、長いロープを引き廻す事無くロープを張ることが出来ます。勿論、1/3を使って張りを強くすることも可能です。
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▼ショートロープのベーシック。基本をしっかりと頭の中に入れて、自分なりの安全かつスピーディーなショートロープを確立して行けば良いでしょうとの検証でした。
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▼皆様から還暦祝いの真っ赤なベストの贈り物を頂きました。とても良い物を有難うございました。多謝。
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ag_n_hirose at 10:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ガイド技術研修会