空を見上げて

Acknowledgements

はじめの2年間は研究成果が全く出なかった一方で、上記の研究成果が約1年弱の間に生まれたということは、研究の道は甘く無いということを強烈に印象づけることとなりました。
そしてこの研究テーマを通して得た最大の知識は、研究というものの本質が忍耐であり、勉強であり、考察であり、全てを疑い、自分だけしか信じるものがないという大切な教訓であり、結果的にそれらは私を研究者として覚醒させる大きなきっかけとなりました。
博士課程にて私は他の研究室へと移る予定ですが、このいまだに底の見えないXX蛋白質群をひきつれ、解析していく中で自分の洞察力をさらに磨こうと思います。最後に、黄色ブドウ球菌の生命活動の高度さ・複雑さに、私の人生でこれまで誰に対しても送ったことのない最大の敬意と畏怖の念と感謝の気持ちを贈ります。

--修士論文の謝辞より抜粋

3年間の研究に対する感情はこれに尽きる。

銀すみすag_plusplus  at 03:13  | コメント(2)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ! 

少しずつ汚れてゆく事なの?

狭い人間関係の中で何年もいると、気がおかしくなってくる。
同じ研究室でも、人数が多い研究室のほうがまだ健全だろうなということを思ったここ2ヶ月。


もうじきこの研究室を出て行くという時に、人間関係にまつわる様々な面をみることとなった。
上下関係がはっきりしている縦社会で、かつそれぞれの仕事が独立していて誰も他の人が何をやっているのかわからないという状態から生み出される黒いものは、不信が不信を呼ぶ悪循環であった。

Bという人からAという人について悪いという評判を聞いたとしても、Cという人はその悪い点については○○という理由があるから仕方ないというが、別のDという人はさらにそれについて間違っていると指摘し、やっぱり悪いという。
研究室に何人もいて、いつも同じ空間・時間を過ごしているはずなのに、人によって言うことが全然違う。

結局Aさんがいい人なのか悪い人なのかを判断するには、できるだけたくさんの意見を聞いた上で、自分の体験と照らし合わせてどれが一番納得が行くかな、とするしかない。しかし、あとでそれが大きなミステイクだったと気付いたときには、その自分の体験すら嘘だったんだということに気付く。
こんなときに、"流れに身を任せ"ろくに本当のことを見いだせなかった昔のことを悔やむ。


だんだんと"大人になっていく"中で、こうして人のことを信頼できなくなっていっている自分がいる。今はまだ研究室という異空間の中だけでなんとかとどまっているけど、そのうち私生活の方にも影響が出るかもしれない。"少しずつ汚れてゆく事なの?"


今から自分は別の研究室に行こうとしているけれども、そのことを利用していようとしている人もいる。ここをどう立ち回るか。人生、立ち回りが重要だな、と思う所以だ。いかに搾取されないで自分が生き残るかということを考えていると、誰を信じて自分のプラスにするか、誰と縁を切るべきか、相当難しいことも考えることになる。利用しようと考えている人は"熟した果実だけ選び"、選ばれた側は徹底的に使われて用が済んだら捨てられる。

"ナイフで裂かれて飲み込まれる前に"自分が生き残る手段を探さないと。

人を信頼すること自体間違っているんじゃないかと思ってしまうくらいに、アカデミックの世界は恐ろしいのか。
でもその道を進むと決めた。そのためには自分を変えてでも生き残らないと。

銀すみすag_plusplus  at 03:57  | コメント(2)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ! 

新幹線

28日。冬至が過ぎさったとは言えさすがに陽が沈むのはまだまだ早い。
そのタイミングで東京発広島行きの新幹線に乗車した。
やはり帰省ラッシュなのもあってか、始発だからといって余裕で座れるだろうと思っていたが、思った以上に人が並んでいた。博多行きまでの新幹線は20分ごとに出ており、1本ずらして乗るのも悪くないと思ったが、幸いすぐに新幹線に乗車できた。


実家は広島県であるため、新幹線よりも飛行機を利用して東京から帰る方が安いのだが、広島の空港は市街地から割と離れている上、空港から実家までの交通が非常に不便なため、結局新幹線を利用するのと大差ないことになっている。
そうなるとわざわざ全部予約しなければならない飛行機を使って帰るよりは、新幹線自由席を使って帰ったほうが時間的にもアクセスとしても楽なのだ。


そうして6年間、実家に帰るときはもっぱら新幹線の中で4時間のもの間、本を読んだりiPod聞いていたり眠ったりすることで、ひとりの世界を満喫することが多かった。


名古屋駅あたりまで眠っていてそれから目が覚めたあと、2本の学術論文と1冊のレビューを読み始めた。学術論文の方は自分の研究に関連したもので、語彙も相当なれたものしか出てこないので割と短時間で読み終わった。しかし最後の方に割と気になる一文があったので、メモしておいてあとで調べようと思った。
そして1冊のレビューの方。こちらは"エネルギーランドスケープ"についてまとめられたものであり、扱う対象は蛋白質であるものの、記述は完全に物理学・計算科学のモデルであり、少々予備知識は持っているものの、しょっぱなから記されていることを咀嚼しないと全然ついていけないものであった。

「……すごいものを読んでますね」

突然となりに座っていた方から声をかけられた。しかし不思議と驚くことはなく、すぐにその方と話をすることができた。
こうして話しかけられることは何年ぶりだっただろうか。慣れないこととは言え、こうした旅先での見ず知らずの人との会話は興味があるものだったので、そのレビューをボードの上に置き、話をはじめることにした。


その人は50代と思われる女性で、非常に落ち着いていらっしゃった方だった。
話を聞くと、その母親さんは息子の出演している楽団の演奏を聞きに東京に行っていたことのだが、"割と長く"学生をやっていることからそろそろ学業に集中してほしいのだ、と語っていた。

「へぇ〜……相当厳しい楽団ですか…。しかも東京の学生で学業よりも演奏の練習を優先して留年してる……?」

もしかして東大の方ですか?と尋ねると、母親さんは「そうです」と恥ずかしそうに笑ってみせた。
自分としては話の流れがあまりにもステレオタイプな東大の学生過ぎたので、予想通り過ぎて笑ってしまった。東大の一部の楽団系の留年率のヤバさはまだ健在なのかと思ってしまった。


こうしてお互いに東大の関係者であることを話してからは、非常に会話が弾むこととなった。こちらとしては珍しい話し相手がまさかそのような人だとは思っていなかったため、そこからますます会話にのめりこむこととなった。お母様のほうも息子の愚痴(?)をよく理解してくれることがうれしかったのか、ますます細かい話になり、駒場や本郷の話にまでも広がった。
結局そのお母様が岡山で下車するまで、ずっと会話を続けていた。

最後にその方が話してくれたことが「あなたのようにしっかりと勉強してくれる人がいれば将来に期待がもてますね」であった。
正直日本の将来をなんとかできるほどの力があるのか、いまの自分には全然無いだろうけど、こうして話しているとがんばらないと!と思ってしまう。

手元にはエネルギーランドスケープのレビューがまだ読まれていないままの状態で置かれている。これは、実は新しい研究室でやりたい研究と非常に関連のあるもの。しっかりとこれを読んで理解し、次からの3年間を、これまでの3年間以上の本気で取り組むようにしようと誓った。

銀すみすag_plusplus  at 06:35  | コメント(2)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ! 

コトダマ

"嘘のない言葉は誰かを深く 永遠に傷つけてゆくの" - B'zの夢見が丘から。

3年前くらいから、空気を読まず発言することが多くなったと自分でもわかる。これはなにがきっかけなのか、たぶん研究室に入ったことが大きく影響しているのだと思う。年齢が上の人の言うことが常に正しいということはなく、そのため一番下だからといって何も言い返さなかったのであれば、間違いの指摘や議論を引き起こせない。
なので気づいたときに、一呼吸おいて、言うべきかどうかを考えてから発言するということをあまりしなくなった。


議論を呼ぶことはおそらく大好きで、納得するまで話をしたい。昔からそういう所はあったかも。


その過程で、なんとなく言ったこと、もしくは良かれと思って言ったことが、相手にとっては永遠に残る傷跡になったものもあるのかなと、ふと思った。
ずっと思い出の中に残り続ける言葉。呪いの言葉か。


誰かにそういった呪いをかけることは、思っているより簡単で、縋りたくなるような真実・または嘘をついて二度とその話題に触れなければ、相手はいつまでも真偽を確かめられないまま。


相手がその言葉を忘れさせてくれるような出来事にあえば、呪いは解かれるだろう。その出来事がやってくるかは時間の問題。すぐに呪いが消えるかもしれないし、永続することもあるでしょう。


あと3ヶ月でこの呪いと別れられればいいな。




銀すみすag_plusplus  at 03:45  | コメント(0)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ! 

休日とカラオケ

土日はほとんど研究室で過ごすことが多かったけど、この10月11月はあらかじめ土日に用事が入っていることが多くて土日は遊んでいます。その分家で書類書いたりしてます。たぶん。

で、この間の日曜日は17組の固定メンツとの定例会。固定メンツって言っても、後から加入させていただいたので自分はこのグループでは新参者です。


そのうち2人は博士進学者ですが、1人はDC1ゲット、もう1人は面接行きだったそうです。面接ってどんなことやるのか尋ねてみたところ、ポスターつくっていって諮問時間4分で説明するらしい。
こんなものでわかる訳ないだろ…。要はいかにわかりやすいポスターを書いて、初心者に簡潔に説明するかっていう問題で、詳しい意義を説明するよりは、詐欺でもなんでもいいからどうすればものすごく良い印象をあたえることができるかっていうことを考えたほうがいい気がしました。つまりはパフォーマンス勝負ってことですねわかります。



さてさて、その日はSHIBUYAのUTAGAWA町で高級ランチ(1500円……)を楽しんだ後、カラオケとなりました。
ひとりは合唱サークルに所属していたので、美声が聞けるかと思って期待していたんだけど残念ながらあまり歌ってくれませんでした。
それどころかこっちがネタでYUKIの"ドラマチック"(11th single)を歌ったら、「YUKI歌おうかと思ったけど、これの後じゃ歌えないじゃん!」と返された……。どうしてこうなった。
でも結局は"ランデヴー(20th single)"を一緒に歌えてよかったです。

YUKI曲では、ランデヴー・星屑サンセット・ドラマチックが1位グループ、ハローグッバイ・ミスイエスタデイ・JOY・ビスケット・ワンダーラインが2位グループ。

他のメンバーが歌った曲として、ポルノグラフィティから"アニマロッサ"、"アゲハ蝶"、"オレ、天使"、"Mugen"が登場、B'z枠から"愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない"、"ZERO"、Mr.Children枠から"シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜"、"HANABI"、"Sign"、"HERO"、"フェイク"、"GIFT"、"光の射す方へ"。
カップヌードル替え歌勢から"HOWEVER(GLAY)"と"You give love a bad name(Bon Jovi)"
ニコニコ勢からなんかもう色々。


音楽の趣味がだいたい一致している人々とのカラオケってしあわせ。次は俺が主催することになるのかしら。そうだとしたら次は来年4月ね。

銀すみすag_plusplus  at 02:26  | コメント(2)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ! 

結果

DC1ダメでしたー!

あばばばばばば
  ∩___∩
  |ノ   丶/⌒)
  /⌒)(゚) (゚) /
 / / (_●)ミ /
( 丶 |∪| /
 \  丶ノ /
  /    /
 |    /
 | /\ \
 | /  ) )
 (_ノ  ( \
     \_)


これに受かったら月20万円でウハウハ生活だったのだけど、今年は(仕分けの影響だかどうだかわからないけど)今までのバブリーな採用率から一転、2割弱くらいの採用率になりそうです。正確には面接免除内定12.5%, 面接行き12.5%, 不採用75%だったようです(公式発表)。去年までは最終的に3割くらいの採用率だったらしいのだが…。
ま、それでも不採用だったろうな。。


ここにきて、まずはBOSSの目を覚まさせないといけない。ここ2年はバブリーなこともあって、「論文(ファーストオーサー)なしでもGAKUSHINは書き方で通る(キリッ)。だからM1の間に急いで業績を挙げる必要はない。」って感じで、論文を書ける予定だった俺達を1年ほど封殺していたけど、バブル崩壊となった今年からは論文を持っていないとまず通らないだろう。来年5月に出す予定のDC2ではむしろ持っていないと無条件で落とされるという噂だし。


この間BOSSと論文について話したら
「まだ3つのテーマとも大きくなる余地がある。でっかい論文にしてから出そうぜ!!」
「いやもしGAKUSHIN通っていなかったらどうするんですか?」
「それは……まぁそれはその時だ。ま、通っていると思うけどね。期待はしない方がいいけど。」
「(いやどっちやねん!?)」

で終わっていたけど、先生はGAKUSHINよりもでかい論文だって思っているのかしら。俺の生活費は犠牲になったのだ……。


さてさて論文を書かないまま年を明けてしまったらまずいぜ……。5月までに論文通すためには1月くらいには投稿していないとまずい。
ということでちょっと先生に喧嘩売ってくる。

銀すみすag_plusplus  at 02:50  | コメント(2)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ! 

????

色々と暗黒面の塊がたまってきているのだろうか。ただこれをぶつける相手も話す相手もいない。なんという悲しさ。
問題は、それがなんなのか自分でもよくわかっていない。


自分のしていることに意味があるのだろうか、考えれば考えるほどわからなくなる。そのかわりに、この数年間なぜ立ち止まっていたのかを、最近考えさせられる。どこにも向かっていない。


とりあえずはあと半年。半年というのは強制的に今のゲームが終了となってしまう時間。それまでに何をなすべきか、半年たったあとに何をするか、それらをそろそろ考えないといけないのかもしれない。


長い闇を走りぬけた先に何が待っているのか。何も待ってはいないだろう。
それでも待ってくれているはず、きっといてくれるはずと期待している。あと半年走り続けたら、どうせ「やっぱり」と思って、すべてが終わる。


ただの強迫観念かもしれない。


3年間、得るものはあった、しかし得たいものはそれじゃなかった。
たぶんいずれ得たいものは手に入る。問題はそれが長く先のことだろうってこと。ないものねだりをするなんて珍しい。

いつまで自分で課した苦行を続けるんだろう。

銀すみすag_plusplus  at 01:33  | コメント(1)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ! 

歯ぎしりと床ずれと私

元ネタ:PS2ソフト『ピューと吹く!ジャガー 明日のジャンプ』より



カ ・ カカンカ ・ カカンカ ・ カカン カン! ワォ!!

ア マ ン ド ネ フ……

このころのピューと吹く!ジャガーは大好きでしたー


タイトルがこんなことになったのは特に歯ぎしりの部分なんですが

どうやら俺は寝ている間に歯ぎしりをするらしいです。

しかしただの歯ぎしりじゃないらしい。


この間の大阪の学会の時、それぞれ2人部屋で寝ていたのだけど、朝起きたときに同期から
「そいえばさー、おまえ、歯ぎしりしていたような気がするんだけど、違ったらごめんね」
「え?どういうこと?」
「だって、お前起きていたんだから。そんな癖あったっけ?」

え?

いやだってこの会話、自分にとっては起きたばかりの会話だぜ…。

この時は、たぶん向こうの勘違いだと思っていたんだけど、
この週末に友達の家に泊まって、朝起きたときに

「お前歯ぎしりする癖あるん?歯がボロボロになるから対処したほうがいいよ?」
「マジで?俺歯ぎしりしてんの?」
「でもおかしいんだよな。しばらく俺と会話しながら歯ぎしりしてんだもん。寝ぼけてたの?」


え???


なんと2回も同じ現象が起きてしまった…これは偶然ではない。おそらく自分は若干の夢遊病+歯ぎしりを発症しているのだ…!今まで一緒に眠っている人に多大な迷惑をかけていたに違いない。すみませんでした。


しかし両方とも、精神的ストレスによって発症するらしいのだけど、最近は自分の中であまりストレスになるようなことないんだけどなー。気づいていないだけでなんか色々たまってんのかな。

銀すみすag_plusplus  at 01:18  | コメント(1)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ! 

闇をさまよう星が 世界の半分を埋めて

ひさびさのブログ更新。
たまには文章を書いておこうかと思って。


相変わらずの夜型生活。これが治る日はいつくるのだろう。
大学に入るまでは超朝型生活だったのになぁ。

今年、結局というか、かなり昔からそのつもりだったけど、博士課程に進んで学問を究める道に進むことにしました。
その過程で様々なものを拾い、捨ててきたことになった気がする。でも、拾うことは自由選択でも、いったん拾ったら捨てても自由になることはできない、ってのは持論。捨てても死ぬまでついてくる。だから正確には、目の前から消えているだけであっていつも後ろに気配を感じたまま。


でも完全に抹消する方法があるのかな。
ダメだったものにリトライして成功したのなら、昔ダメだったことは次第に忘れていく。または、捨てたものと似た別物で代わりとすること。つまり上書き。上書きすることで捨てたことを克服できる気がする。


拾いあげることは自分が豊かになることだから、それを恐れてたら何も変わらない。だから持つべきなのは、どんどん拾ってどんどん捨てていく覚悟。


博士で別の研究室に進むのも、その覚悟をもってしてやり遂げたと思う。この気持ちを何時までも忘れずに行きたいのだけど、ただこれがやり遂げられているのはいまのところ学業・研究だけ。私生活でこの覚悟は全然生かされていない……(´・ω・`)この3年、まるで成長していない……!

夜型生活を改めるのもそうだし、もうちょっと人間らしい生活を送ったらどうなのかなと自分に言い聞かせる。
毎週の休日、全然繁華街に行かず研究室で頭をひねってばかりって、頭に脂肪がついてくるよ!ま、体重全然変わってないけど!


半年経ったら行動を起こそう。東京に戻るのだし。
それまでは今のままでいいや。

銀すみすag_plusplus  at 03:56  | コメント(0)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ! 

リザレクション

4年の時を経て、完全に気分が回復した。
というか、4年前のテンションに戻れた。元気いっぱい。

この間、色々と成長できたとおもう。

いい経験だったと思えた。

銀すみすag_plusplus  at 01:16  | コメント(0)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ!