第55回わだい浪切サロンが開催されました。
わだい浪切サロンとは

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本日のテーマは「ナノテクノロジーが開く世界 〜『透明マント』から地域産業まで〜

講師は、和歌山大学システム工学部長 教授 伊東千尋先生です。
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伊東先生のプロフィールはこちら

ナノテクノロジーとは1〜100nmの大きさで物質を取り扱い、加工する技術の総称です。その物質のなりたちや、ナノスケールのものを造ること、そしてナノテクノロジーによる産業振興についての話がありました。
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元素の話のなかで、「愛と憎しみ」というフレーズが出てきたので、反応してしまいました。元素どうしがくっつきやすい(強く結合する)のが愛で、くっつきにくい(分離してしまう)のが憎しみだと例えているのですね。哲学的でおしゃれ〜。

人間界でも好きなもの同士は引き合うし、嫌いなもの同士は反発し合います。
どちらの世界も憎しみの方が新しいエネルギーを作り出す能力に優れているかも知れないと勝手に思ったり。
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そのほか、金を8nmのナノ粒子にすると赤色に変化する事や、青色の蝶は青の色素を持っているのではなくて、緩衝効果で特定の波長のみが出てきて青くなっているということや、竹を使ってカーボンナノチューブが作れる可能性などを学びました。
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質疑応答も活発で、専門的な話が飛び交っていました。
原発の汚染水処理にナノテクノロジーを役立てることはできるかといったタイムリーな質問や、科学の進歩によって生み出された新たなテクノロジーが地球環境や人類にもたらすリスクをどのように考えるべきかといった哲学的な問いなどがありました。
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第三水曜日の夜は浪切サロンへお越しください。(梅田)