6月18日に行われたわだい浪切サロンのご報告です。

今月は、「近江商人の経営システム」です。
講師は、和歌山大学経済学部 上村雅洋教授です。

上村先生のプロフィールはこちら

「○○商人」と呼ばれるものはよく聞かれますが、今回は「近江商人」についてお話しいただきました。
近江商人は経営手法はいくつかの点において特徴があるということです。

上村先生は、「近江国に本拠をおく、他国稼ぎ商人」と定義されています。
つまり、近江の国に本社を置き、全国各地に支店があるようなイメージでしょうか?
今でこそチェーン店が全国にあり、その土地で商いをすることは珍しくありませんが、当時としては他の商人とは違う、近江商人の特徴であったようです。
江戸時代には、そのような形が出来上がり、連鎖的につぶれないようにするために、各店舗ごとに独立させ、責任を持たせて経営させていたそうです。
また、「在所登り制度」という、昇進・解雇を行うため近江国と各地の店を往復する制度がありました。この制度が近江商人の最も特徴的なところらしく、今でいうと人事異動ということになるかと思います。
なんだか本当に現代の会社勤めのように感じました。
しかし、勤続年数は驚くほど短く、4分の3が10年未満で中途退職していったようです(終身雇用ではなかった)。
20年以上勤務したのは、わずか5〜7%。

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今回も50名近くの方にご参加いただきました。



近江商人がどのようにして全国的に展開してきたのかを、様々な観点から解説していただきました。現代のコンビニ経営のような形態をとっていたなど、現代の経営システムに通ずる方法を近江商人が実践してきたことが知れました。

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今回カメラマンは、私より撮影スキルの高い方にバトンタッチ。外から撮るなんて思いつきませんでした。なんだかかっこいいですね上手に写せるようにがんばります。


次回は、「現代日本の若者を考える〜ひこもり支援から見える風景〜」というテーマです。和歌山大学保健センター准教授の山本朗先生にお話しいただきます。
お知らせはこちら→「現代日本の若者を考える〜ひこもり支援から見える風景〜」お知らせ

来月もぜひご参加ください。(西田)