高齢化社会と言われている現在、深刻な問題になっているのが「認知症」です。

認知症は誰しも起こりうる脳の病気によるもので、85歳以上では4人に1人その症状があると言われ、現在約210万人、平成52年(2040年)には400万人程度まで増加することが予想されています。


福岡市においても高齢者人口25.6万人、その中で2.3万人(10人に1人)が認知症と言われており、私達も「認知症」を改めて学び理解してご利用者と接していきたいと想い、20121019日福岡市立南市民センターにて、「認知症サポーター100万人キャラバン」認知症サポーター養成講座をキャラバンメイトの田口幹生さんに開講していただきました。

「認知症」とは、何らかの原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなった為に様々な障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態を指します。

認知症の症状としては、脳の細胞が壊れることによって直接起こる症状が記憶障害、見当識障害、理解・判断力・実行機能の低下を中核症状と呼びます。また、本人が元々持っている性格、環境、人間関係など様々な要因が絡み合って、うつ状態や妄想のような精神症状で日常生活への適応を困難にする行動上の問題等を行動・心理症状と呼びます。その中で今回は行動・心理症状(BPSD)の際の対応について、詳しく学びました。


グループディスカッションにて、「施設の認知症の方へマッサージに伺った際、施設職員の悪口を繰り返し言われ最後は怒り出しました。その時、どのような対応をしたほうがよかったのでしょうか?」というテーマに様々な意見が出ました。


認知症の方は「わかってほしいと思う気持ち」が強いので、否定せずに傾聴する、同調する、認める、話題の中でのキーワードを上手く利用して話を切り替える、ミラーリング(相手の動きや感情に合わせる)等を心掛けながら接して、実際にこのような事が起こった場合は、その場をごまかそうとしたり、無理に解決しようとせずに施設スタッフの方へ助けを求める事も大切な方法だと学びました。


認知症の方への対応の心得として、「驚かせない」「急がせない」

「自尊心を傷つけない」が大切で、その為に具体的な対応として7つのポイントが挙げられました。

・まずは見守る ・余裕をもって対応する ・声をかける時は1人で ・後ろから声をかけない 

・相手の目線に合わせてやさしい口調 ・穏やかにはっきりした滑舌で 

・相手の言葉に耳を傾けて ゆっくり対応する 

がポイントとのことでした。


今回外部の講師を招くことで、実際の現場での体験談も交えてお話し下さり大変分かりやすい内容でした。

認知症サポーター講座を受講して、ご利用者様への新たな対応方法につながり、正しい知識の理解を深めることができ有意義な講座となりました。

また、認知症に限らずご利用者様の気持ちをより理解していきたいと改めて感じました。

今後も介護保険制度や介助方法、傷病や心理的病気への知識や対応方法なども学んでいきたいと考え、外部講師も招いて更なる知識向上に努めて参りたいと思います。
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