床材仕上げには、さまざまな材料の機能、特性があります。
ここでは、室内の目的や用途にあった材料の使い方を考えてみて、それぞれの選択のポイントやウール織じゅうたん・カーペットの選択のポイント等についてご紹介します。

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■ 床仕上げ材
日本の住宅では靴を玄関で脱ぎ、室内では裸足か、スリッパで歩きます。このため、材料を選ぶにあたっては、触感が最も大きな要素となります。

● 選択のポイント
床に求められる機能はいくつか考えられますが、部屋の目的によって、あるいは、住宅全体に対する考え方によって、重点を置くポイントが変わってきます。

① 触感 日本人にとっては特に重要なポイントです。次の3つの要素に分けて考えます。
テクスチュア ー 表面の足ざわり
断熱性 ー 夏はさらっと、冬は冷えすぎぬもの
弾力性 ー 石材や陶磁器タイルのように硬いものから板や長尺シートのようにいくらかしなって抵抗するもの、カーペットのようにクッション性のあるものまで

② 耐久性 場所によって内容が変わってきます。
耐水性 ー 水まわりでは特に重要
耐摩耗性 ー 歩行頻度の高い場所で重要
歩行や落下物、物の移動等の原因

③ 外観 テクスチュア、色、柄、形

④ メンテナンス 汚れにくに掃除しやすく、清潔を保てること。場所によっては重要度は異なります。

⑤ 騒音 意外に気づきにくい点ですが、弾力性の高い材料ほど歩行による音も少なく静けさを保てます。

⑥ 安全性 テクスチュア、弾力性に関わるもので、滑りにくさ、つまづきにくさ、人や物が転倒した際の衝撃の度合い等ではかります。家族構成によって考えます。



■ 床材仕上げ材の種類
床仕上げ材として用いられているものには、次のようなものがあります。

木材
縁甲板、フローリング、パーケットフロア、モザイクパーケット、フローリングブロック
寄木、ウッドブロック

繊維板
パーティクルボード、ハードボード、コルクタイル

プラスチックタイル
半硬質ビニルタイル、軟質ビニルタイル、アスファルトタイル、リノリウムタイル、ゴムタイル

長尺シート
ビニールシート、リノリウムシート、ゴムシート、クッションフロア

床タイルテラゾー
磁気タイル、陶器タイル、モザイクタイル、テラゾーブロック、人造石、炻器質タイル

石材
大理石、御影石、玄昌石

塗床
モルタル塗、着色セメント塗、マグネシアセメント塗、合成樹脂塗

その他

畳、絨毯(カーペット)、サイザル


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■ 80~90年代の頃は、このうち最も多いのはカーペットで、リビングに限ると、全住宅の過半数を占め、続いて約2割を、木材及び木質系が占めていました。

近年では、木質系、ビニル系が使用されていますが、少子高齢化に伴い、品質の問題、床の安全性、心地よい踏み心地など、女性目線やインテリアの向上と共に、床への見直しがされています。

寝室、洋室、子供部屋、書斎、階段、廊下、クローゼットなどにはカーペットが敷き込まれ、リビングには、カーペットの敷き込みやフローリングの上にカーペット敷きなどが占めてきてます。

和室には畳の上にカーペット、トイレ、洗面、キッチンにはビニル系、木質系、石材、床タイルのフロアになっています。


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■ ウール織じゅうたん・カーペットお部屋の選択のポイント(リビング)
床材を考えるとき、一概にその機能性だけで選ぶことができないのは事実です。また、各部屋において求められる機能も、その重みづけは、住む人のあり方、考え方によって変わってきます。

● リビング 
楽しくソフトな雰囲気を楽しみたいというご家庭では、やはり、ウール織じゅうたん・ウールカーペットでしょう。 
ウール繊維の肌さわりと天然素材のもつあたたかい雰囲気が楽しめます。活動的なリビングに。
また、ウール織じゅうたん・ウールカーペットには、ホテルのような、静かな落ち着きのあるリラックス空間や上品なインテリア空間づくりにも最適です。


● カーペットには
弾力性、断熱性、耐衝撃吸収性、吸音性、ハウスダスト舞い上がり抑制効果、歩行性など
機能的な面に優れていて、演出性には、素材、パターン、テクスチュア、色、柄ともに豊富です。


敷き込みの場合には
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カーペット職人による敷き込み施工や置き敷きの方法があります。
施工には、接着剤を使用した直敷きや遮音効果を高めるアンダーレイ(フェルト材)の上にカーペットを敷く方法が一般的です。


置き敷きの場合には
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フローリングや畳の上に敷く方法やエリアをもうけ、ソファ周りなどにラグ敷きなどの敷き方があります。フローリングを少しみせるようにランナー敷きも人気です。



いかがでしたか?床材仕上げ材は色々とあり、適材適所の考え方がありましたね。

今回は、ウール織じゅうたん・ウールカーペットの選択のポイント(リビング)でしたが、次回は別のお部屋の事をご紹介したいと思います。