アギゾウの独り言 ~日々是雑感~

経営・社会からスポーツ・ゲームまで、幅広いテーマについて日々思うことをつらつら書いていきます。お暇なときに読んで頂ければ幸いです。

ロジカルシンキング

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その説は仮説ではないの?(下)

アギゾウです。


書店をまわっていると、「○○で儲かる」「○○必勝法」といノウハウ本が目につきます。平易で読み易いですし、理解し易いですので私も好んで読んでいます。あと、学術書や理論書の類も好きです。


私が上記のような本を読む際には、「定説ではなく仮説の可能性が高い」「実際やってみないと効果がわからない」「隠れたリスクがある」を念頭に置いて読みます。


ノウハウ本で気になるのは、「こうだ」という考えがさも正しいと説明しているところにあります。つまりは、演繹法の絶対条件のような扱いをしているのです。そこに、疑問を呈します。決して間違いを言っているわけではないのでしょうが、厳密な証明を成されていなければ仮説ですので、実用性に乏しい。注意書きに留めて、はぐらかせている例もあります。


「借地権物件は儲かる」を例にします。実際経験した知り合いの情報を基にしています。借地権物件を見繕って投資すれば、儲かる確率は高いと謳っています。 帰納法で分解してみます。「供給より需要が多い」「投資利回りが高い」「手数料の方が固定資産税よりも概ねコスト安」「仕入れコストが安い」を挙げることができます。実際、物件の調達コストは安いと思います。だから、借地権物件は割安であるという情報が導き出されますが、ここに隠れた情報があります。


ひとつに、融資が得られにくいというリスクです。借地物件はその他物件よりもリテール(個人)融資の審査が厳しいものとなっています。借地物件は危険という認識がされていて、金融機関は手を出そうとしません。仮に融資が可能としても、相応の年収を稼いでいるひと、もしくは担保設定可能な資産を持っていないと融資は厳しいです。思いの外ハードルが高いため、万人向けとは言い難いです。 


ふたつめに、借地権物件が割安なのはあくまで借地権物件同士の比較であるということです。概ね、建売物件よりも価格は上です。


ノウハウどおりに実行してはじめて、成否が確認できるのです。そんなことか!と思われるかもしれません。しかし、情報の蓄積のある企業や専門家が情報を出すとは限りませんので、隠れた情報は地力で収集しなければなりません。


理論書も同様に捉えてください。理論書はノウハウ本よりも綿密に理論付けしています。ただやはり、共通項の情報が時代錯誤であったり、実際起こりえないことを織り込んでいることがあります。理論書を選定する場合は現時点であること、各情報を定性面だけでなく定量面で検証していること、帰納法で理論付けしているものが信用できます。


経済学のように個人では検証不能な例は別として、なんだかんだ自分でやってみなければわかりません。ひとによって情報の引き出しに差があるからです。それでも、考え方の枠組みを知っているのと知らないとでは大きな差がある、と私は思うのです。 

その説は仮説ではないの?(上)

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アギゾウです。


今回はロジカルシンキングについて寄稿します。私はその道の専門家ではありません。ビジネスの経験で得たことを語ってますので、講釈を言うつもりはありません。


ロジカルシンキングって名前の通り、ロジカル(論理的) にシンキング(考える)ですけど、論理的って具体的にどういうことなのでしょう。私の定義はこうです。


「情報と情報を繋ぎ合わせて新しい情報を導き出す作業。」 と解釈しています。
「情報」は何でもよいのですが、注意することは情報を繋ぎ合わせるときに情報同士が同じにならないことと、情報は限りなく出すことです。 巷説ではMECE(ミッシー)漏れなくダブりなくで有名です。


ふざけたような例で恐縮ですが、「ミカン」「リンゴ」「バナナ」「スイカ」という情報を繋げると、そこから出る新しい情報は「果物」 になります。この例では先の情報は横の共通項になり、「果物」 は上位概念となります。論理って堅苦しいですが、やっていることはシンプルです。


もうひとつ重要な概念があります。情報を繋げる際の方法論、つまりは「帰納法」「演繹法」 についてです。簡単に定義を述べますと、「帰納法」は情報の共通項を繋げて情報を導き出すこと「演繹法」は絶対無比の情報を基点に他の情報を当てはめ情報を導き出すことです。三段論法で有名です。


先ほどの例は「帰納法」で導き出した情報となります。「演繹法」の代表例は数学の公理から定理の証明、定理から定理を証明する方法です。


ここで注意点があります。「帰納法」でいえば、繋げる情報の中に共通しないものがある場合は成立しないということです。先ほどの例に「ネギ」が含まれていたら、そこからは「果物」という情報を導き出してはいけないのです。たとえ他の情報が共通していたとしても。「演繹法」の場合は、絶対無比に正しい情報が正しくないと反証されたときに瓦解します。つまり、以上の反証がされたその瞬間から両理論とも概ね正しいと推測されるだろう仮説に過ぎなくなります。


前置きが長くなってしまいました。私が思うに、「捉えられることのできる事象の多くは仮説ではないか?」という、それこそ仮説を持っています。仮説はあくまで情報としては不完全です。精度を上げることは必須なのですが、そのためには当然検証 が必要です。


しかし、巷の論説やそれこそニュースは、さも定説のように扱っていることが多いと感じます。やもすれば単に穿ってみる偏屈者になってしまうので、私としても妙なジレンマを抱えているのも事実です。それでもこの場で投稿することで、自分の考えの正誤を問いてみたいのです。


次回は、疑問に思うことの実際例を並べて論理的に公正妥当なのかを考察します。 

会話時はしっかり言葉の定義付けを

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アギゾウです。


会話が噛み合わない!理解できない!皆様そんな経験されたことありますか。私もあります。しょっちゅうです。


その要因ってなんでしょう?様々考えられますが、私なりに出した結論があります。


①前提条件が異なる
②言葉の意味と用法にズレがある
③論理的繋がりがない


③については、別の機会に投稿します。論じたいことがありますので。


本稿では、①②について説明します。これはビジネス現場もさることながら、日常会話という簡易な言葉のやりとりでも起こり得ます。双方の理解が食い違って、水掛け論になった経験をお持ちの方もいらっしゃるかと。


では、①②が起こる原因と解決法はなにんでしょう?


(原因)言葉の定義が曖昧
(解決)明確な定義付けと共有


私の例を紹介します。簡易な言葉を例にします。私は高校までサッカーをしていたのですが、監督から常々こう言われていました。


「一流を目指せ。」


一見なんの変哲もない言葉ですよね。当時の私は漠然と理解してました。むしろ、カッコいい~とさえ思ってましたね。しかしながら、今の私からすれば???です。「もっと噛み砕いて説明して下さい。」こう反論します。


問題は「一流」の定義なんです。高校生から見た一流とは、全国大会に出場するレベルなのか?さらに優勝するレベルなのか?得点王になるレベルなのか?


はたまたプロを指すとして、プロになれば良いのか?プロの中でも○○億プレイヤーになるレベルなのか?海外で活躍できるレベルなのか?三浦カズ氏のように現役を長く続けられるレベルなのか?


ご察しのとおり、そうなると今度は「プロ」と、それと対比するための「アマ」の定義をしなければなりません。


誤解なきよう補足しておきたいのですが、定義についての正誤は必ずしも重要ではないということです。先程の「一流」も「プロ」も捉え方がひとによって異なりますから。


重要なのは、一般的な定義とそのひと特有の定義について、しっかり説明することかと。私は発信者にその義務があると思います。どちらかといえば、気遣いや気配りなのかもしれません。


職場の管理者やスポーツの監督が綿密に会議・ミーティングを実施するのも頷けます。自分が伝えるべきことに対して、それだけ真剣な証拠だということです。
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