タイトル 「省エネは省コスト?」
照明の節電ならLED
LEDの長所
低消費電力、長寿命、小型である
不要な紫外線や赤外線を含まない光が簡単に得られる。このため紫外線に敏感な文化財や芸術作品や、熱照射を嫌う物の照明に用いられる。
点灯と同時に最大光量が得られる。
LEDの欠点
熱や湿度に弱く、80℃以上で素子の劣化が始まるため寿命が縮んでしまう。
高出力品では相応に発熱する。放熱の必要性は白熱球や蛍光灯よりむしろ高い。適切に放熱しないと効率の低下や寿命の短縮さらに発煙・発火などの事故に繋がる事がある。
明るさや照射範囲などは白熱電球や電球形蛍光灯には及ばない

LED照明の現状
白熱電球のソケットに装着可能な「LED電球」は2009年に企業間競争などにより大幅に価格が下落した。寿命や電気料金を考慮すれば白熱電球や電球形蛍光灯より低コストであるとアピールする向きもあるが、新規参入メーカーを中心に粗悪品も多い。器具の構造によっては樹脂の劣化による光束低下の進行が早くなるうえ、寿命を犠牲にして高輝度を得ている物や価格を抑えるために電流を制限する回路を省いている物もある。また昔ながらの白熱電球をLED電球に替えるのは節電になるが、見た目が白熱電球と同じ電球型蛍光灯をLED電球に替えてもあまり節電にならないので、注意した方がよい。電球型蛍光灯よりLED電球の寿命が長いため、(価格÷寿命)と交換の手間を考慮して、LED電球にするか判断することをお勧めする。
明るさという意味では、真下の照度は同じくらいになるように設計されていても、それ以外の方向への光が少ないため、反射光も使う照明では暗くなってしまう。最近は明るさの単位であるルーメンで比較するようになったが、少し前のLED電球は、直下の照度(Cd:カンデラ)のみで比較した数値をもって、「○○Wクラスの明るさ」という、誤認を招く誇大広告もあり、注意を要する。また、照らした物体の色の再現性(演色性)についても差があるので、同じ性能・価格なら、平均演色評価数(Ra)が高いものがいい。

直管蛍光灯(FL40W形等)では同形状・同口金 (T8:G13) の物も多く発売され、カバーに透明と乳白色の2種類があり、直下の照度を重視するなら透明、広い照射角(最大310度のものもある)を求めるなら乳白色のものを選ぶ。蛍光灯に比べ重量が増すためにソケットが重みに耐えられず落下する危険性があるほか、蛍光灯器具の安定器を取り除く必要があるタイプのものも多い。そのため、日本の大手メーカーなどは器具そのものをLEDユニットにしたものを開発していたり、口金を特別なものにして、誤挿入できないようにしる。ようやく規格が統一され始めているが、従来と同じソケットで取り替える方式は球の交換の時には気をつけないと事故を招くこともある。
器具交換の場合は、昔ながらのグロー式の器具を交換する場合には相当な節電高価があるがhfタイプの器具が取り付いている場合、hfタイプは長寿命で消費電力も低くLEDに交換しても省エネの成果が乏しい。高所などで球交換の手間が大変なときにLEDは効果を発揮するが、看板灯の場合、湿度に弱いLEDの欠点があるので、寿命が表示通りではないリスクを知っておく必要がある。
 ここまで、いろんな注意事項を含めてLEDの現状を紹介したが、いずれにせよ、LEDはこれから、開発が進み、企画もメーカーも収束していくと思われる。各事業所の省エネ、節電には欠かせないアイテムであるので、専門のかたに相談され導入をされるといいかもしれない。参考までに球の種類は蛍光管、白熱球以外でいろいろとあり、1.クリンプトン球 2.ハイビーム球 3.レフ球 4.水銀球(写真) などがあり、LEDにすべて交換できるようになってきた。その場合かなりの効果が期待できる。