記事検索
タグ絞り込み検索
最新コメント
メッセージ

名前
メール
本文
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

2012年06月15日16:08モンパ多発中の梨園
Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 土壌菌 | 樹木
モンパ対策にナルナルを使っている梨農家のお客様から電話がありました。

枯れた木を若木に植え替えても枯れてきてしまう。と、いうのです。

遠い場所ですが、見に行って来ました。
理由として考えられるのは、ナルナル菌が死んでしまう何かをしているということです。
通常、ナルナルを振っておけば樹木は再生の向かうので、微生物の繁殖を妨げる何かをしているはずです。

最初に堆肥舎を見ました。(写真ナシ)
堆肥はおおまかに2種類ありました。

〆能蕕妨たのが、鶏糞とチップなどを混ぜたもので
醗酵中です。やや暖かい程度。
手にとって臭いを嗅いでみます。鼻が曲がりそうな強烈な硫化水素臭。
完全に未熟な堆肥です。生ゴミなども混ざっているといいます。近くの鶏糞処理業者のところから持ってくるそうです。(最も使って欲しくない資材です。)
どの位で使える様になるかと尋ねられたので、1年と答えました。ビックリしたようです。

△修亮,蓮醗酵が終わっているものでずが、臭いが悪いです。生ゴミ処理をしていたもみ殻基材をやはり、もらって来たものだといいます。もみ殻は黒く変色しています。ナルナルのように分解している訳ではありません。
ナルナルは特殊なので、ナルナルの真似をして普通の資材をナルナルを使うように使うと失敗します。
使える堆肥というのは、少なくとも無臭のものです。くさい臭いがしてはいけないのです。
ごく一部に土の匂いのする良い部分がありましたが、全体に広がっていません。
本当は、こういった堆肥は1〜3年位、野ざらしにして毒気を抜いたほうが良いのです。

そして、畑の中を案内されました。
畑の中は雑草を茂らせる草生栽培で、園内の匂いは普通です。
入って臭い匂いのする畑は、病気が出やすい畑が多いです。清々しい空気の流れている畑では健全に植物が育ちます。

地面が所どころ、カピカピしている。硬い。
原因として考えられるのは未熟な堆肥成分が土壌表面で固まっているのです。雑草は沢山生えていますが、団粒化とは程遠い畑です。
弱った梨の木。この時期に、ここまで弱ってると日照りが強いと突然枯れる事が多いです。ほとんど根が腐っている状態だと思われます。
kinshi001

全体に元気な場所。
kinshi001+1

モンパ多発地帯。樹木が育たない所。
kinshi001


何故、このような事態を招聘したのかを考えます。
園主は、良かれと思って色々手を尽くすのですが、ことごとく裏目に出ている感じです。悲惨な畑の現状を見て、こちらまで悲しくなってきます。
木の廻りに撒かれているのが、堆肥の△任后
根本にバークチップを撒くと良いと聞いて、バークチップの代わりに、△鬚泙い燭修Δ任后
これが、完全に逆効果を生んでいました。
kinshi001+1

まず、厚く撒きすぎです。掘ってみたら10センチ位あり、しかも、下部が水でズブズブになっています。
目の細かい△蓮通気性が悪のです。木の根元はできるだけ乾燥状態のほうが良好な育成ができます。
バークチップは形状が大きいので通気性が良いのが特徴でなのです。

そのために、根本がどうなったかというと、
kinshi001

モンパ菌の巣になっていました。恐ろしや。
kinshi001

△房茲袒瓩い織皀鵐儷
kinshi001+1


人は、自分が原因で何か悪い事が起きても、それを他人のせいにして、自分の非を認めたがらないのです。
全ての現象を自己責任とするところから、人生は好転します。
他人や社会のせいにするのは、自己責任の放棄です。
微生物は、そんな感情にも敏感なので、そういった人からは逃げてしまいます。
社会の共同体の一員としての自覚を持って欲しいです。
木が育たない原因を微生物のせいにされては、たまったもんではありません。
微生物はきちんと共生社会を築いています。
kinshi001+2

△鬚泙い申蠅魴,辰討澆襪函大きなミミズが至るところにいます。ミミズのいる畑は良い畑ではないのです。ミミズは堆肥の中が住処です。大きな有機物がミミズに食べられると、ミミズはフンを出す。このフンを小さなミミズが食べ、より細かくなったフンをします。そのフンをセンチュウが食べて、センチュウのフンをミジンコみたいな原生動物が食べ、さらにそのフンを微生物が食べるのです。目に見える生き物がいる畑は、まだまだの畑だと考えて下さい。堆肥を作る菌と、作物を育てる菌は全く違うものです。堆肥が完全に作り終わって完熟状態になると作物を作る菌にバトンタッチするのです。

さて、△鮖気い燭箸海蹐砲硫爾縫淵襯淵襪振ってあったそうです。
私の読みでは、未熟な抗生物質入り鶏糞により、ナルナルの中の大切な菌が死滅したんだろうと考えられます。
ナルナル菌は生き物で微生物です。微生物の大敵は殺菌剤です。

園主には、鶏糞を使わない様に指導してありましたが、自己判断で使ってしまったようです。
一反歩に4〜5トン近く撒いていたそうです。これは明らかに過剰投与です。

良い鶏糞堆肥を使いたいなら、1トン位で大丈夫です。
悪い鶏糞堆肥は使わない。

さて、鶏糞堆肥を撒いていない若木もナルナルを撒いたのに枯れてしまうという現象があるそうです。
kinshi001

通常では、ナルナルによって若木も元気に着生します。
kinshi001+2

枯れた若木を引き抜くと根がありません。白いのがモンパ菌です。
kinshi001+1


この原因を考えてみました。何かがナルナル菌を殺してしまっています。
これは、現場では気づかなくて、後から気付いたのですが、余剰の未熟鶏糞堆肥が土中に染みこんで、硬盤層を形成しているのではないかということです。モンパの発生原因は、根腐れから始まります。
根腐れした根を分解するためにモンパ菌が働きます。

土中に根を腐らせる原因物質があるということです。
よく、土中に埋没させた栗や松の木が、長年をかけて腐り、モンパの発生原因になりますが、
この畑には何も埋めていないということです。

この畑では、過剰な堆肥の投入は20年位続いていました。
余った堆肥は土の中で層を形成していると考えられます。
俗に言う、肥毒層と呼ばれるものです。
ここから、殺菌剤入の硫化水素や亜硝酸が立ち上り、まず根を枯らします。毒ガスを浴びるのです。
微生物や植物にとっては、Wパンチ状態です。

ナルナルを散布しても、この殺菌成分がナルナル菌を殺してしまうのです。
土地の低い所で多く発生しているので、毒液と成った鶏糞堆肥が傾斜の低い所の地中で堆積していると思われます。
書きながらも色々と考えています。これで、謎が溶けました。

余剰な肥料は肥毒層を作ります。

では、これを解決するにはどうしたら良いのでしょうか。
通常ならナルナルで解決しますが、抗菌剤には勝てません。

土を全面的に取り替えるのは不可能です。
まず、この肥毒層を壊す事です。比較的丈夫で根を長く伸ばすソルゴーなどをを秋に撒いて育てて、大きくなった2月頃刈り取ります。刈ったものは畑の外に出して処分します。これを3年程繰り返します。その間、肥料は控えます。果樹の成りが心配なら生育をみてすこしづつ与えるようにします。ソルゴーの成長は年をおうごとに、背丈が短くなるはずです。そうしたら、次は小麦と大麦を毎年交互に撒きます。こうして地中に溜まった肥料分を抜き取ります。これを毎年繰り返して下さい。こうする事で、畑は蘇ります。畑に土の匂いが戻ってきたら殺菌成分も分解されてきたと考えてよいでしょう。

20年のツケを返すのは容易ではありません。
しかし、これをやらないと畑は全滅するでしょう。

今回は悪いお手本の紹介でした。

農業をやるなら、堆肥の良し悪しを見分ける目を持たないと取り返しの付かない失敗をすることになります。
ご注意下さい。

殺菌剤が唯一の弱点の土耕菌ナルナルの詳細はホームページへ
http://www.narunaru.info/
土壌菌についての解説しています。

にほんブログ村 花ブログ 果樹・野菜(家庭菜園)へ
にほんブログ村
にほんブログ村 花ブログ 花・園芸用品へ
にほんブログ村
ぽちッと押してください。感謝

     
  •   このエントリーをはてなブックマークに追加       Clip to Evernote  

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字