2024年09月01日11:14トマト栽培について過去の記事一トマト黄化葉巻病への耐性など
トマトをおいしくする糸状菌(植物共生菌のイメージ)
これまでに書いたブログの中からトマトについての記事を抜粋してみました。
トマト黄化葉巻病への耐性についての記事を中心に集めてます。
お客様からのお問い合わせで、トマト黄化葉巻病についての記事がみつからないといわれまして、探したら、10年以上前に書いた記事が沢山ありました。
当時から主張している微生物の生態等に関する論評は、現在とズレがありません。
ただし、当時謎だったことも徐々に科学的に解明されてきていますので、今後も書籍の紹介と共にブログで読者の皆様と共有してゆきたいと考えています。
ブログ記事の日付が前後してますがご了承ください。
2011年10月20日12:23トマト黄化葉巻病への耐性獲得2
2011年10月17日22:42トマト黄化葉巻病への耐性獲得
2011年09月24日08:19金時草
2011年06月08日15:51植物の生存戦略
2016年08月02日01:31トマトの皮の噛み切れない訳
2016年07月22日23:37無知が不味い野菜を作っている現場リポート
2011年12月11日11:42味が落ちたトマトの謎２
2014年11月22日07:44一宮町でトマトが1位
2014年09月21日12:56新しい農法が始まっている
2012年07月12日06:30トマトの味見
2012年02月10日21:04生きてる野菜とは
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参考のためにトマトの病気についての資料を掲載します。
トマト-黄化葉巻病（病原ウイルス Tomato yellow leaf curl virus（TYLCV））
病害虫名：トマト黄化萎縮病
○概要
平成17年７月下旬、益田市の施設栽培トマト（品種：ハウス桃太郎）において、生長点付近の葉が黄化し、萎縮する株が認められた。独立行政法人九州沖縄農業研究センターに診断を依頼した結果、トマト黄化萎縮病（病原：TbLCV）であることが判明した。本病原ウイルスの発生は、1976年に奈良県、大阪府、和歌山県で国内最初に確認されている。
○発生生態
１）病徴
初め頂葉が黄化・葉巻する。その後、葉脈間の黄化、縮葉の症状を示し、さらに症状が進むと、葉はちりめん状となり萎縮症状を示す。発病前に着果した果実は正常に発育するが、発病後の花は蕾のまま落下する場合が多く、開花しても結実しないことが多い。トマト黄化葉巻病とは、ほぼ同様の症状を示すため、病徴のみで、トマト黄化萎縮病とトマト黄化葉巻病を識別することは難しい。
２）伝染経路
トマト黄化葉巻病と伝染経路は同じ。ただし、媒介虫はシルバーリーフコナジラミの近縁種のタバココナジラミ。両種の識別は困難。本病原ウイルスは、タバココナジラミによって媒介される。このコナジラミが、罹病植物を吸汁することでウイルスを体内に短時間に取り込み、10日間以上も伝染能力を保持できる。経卵伝染はしない。接触伝染、種子伝染及び土壌伝染は確認されていない。
３）ウイルス（TbLCV）の寄主範囲
トマト、タバコ、チョウセンアサガオ、スイカズラなどで確認されている。
ナスには潜伏感染する。
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