2005年02月07日

出産の記録

出産までの経緯とその後のことを記録しておこうと思います(2005/5/25記)。

***2月5日***

産婦人科で診察を受け、翌日入院することになりました。
6日の17時からバルーン挿入、7日午前から促進剤の投与開始という予定。

私は産院から戻るなり、せっせと入院準備用品の最終確認をしていました。
普通だったら陣痛とか破水とかがあって、
あわてて入院用のバッグを持って産婦人科に向かうんだろうなぁ…。
なんだか複雑な気持ちでバッグに荷物を詰めていきます。

その日の21時頃、少しだけ出血がありました。
おりものに少し血が混じったような感じだったのですが、
「あ、今日の内診で刺激されたからだろうな」くらいにしか考えず、
気にもとめていませんでした。
翌日入院ということで、22時に床につきました。


***2月6日***

午前5時頃。

何だか腰が重いような感じがして目が覚めました。
すると、ニュルっとしたような感触が。
あわててトイレへ行くと、出血していました。
あきらかにおりものにしては量が多いし、これは破水かおしるしかも…。
隣で寝ていた主人を起こしました。

破水なのかおしるしなのか自分では判断がつかないので
とりあえず病院に電話して聞いてみることにしました。
すると、「破水かもしれないので、とりあえず来て下さい」との事。
それからあわてて身支度を整え、パンをひとつほおばってから
車で病院に向かいました。


病院に到着したのが午前7時頃。

どちらにしてもその日の午後に入院する予定だったので、
そのまま入院することになりました。

それから内診、NSTを行いましたが、残念ながら前日の結果とほぼ変わりなし。
(子宮口の開きは0.5cm。赤ちゃんの頭も下がってきていない状態。)
また、出血混じりのものは破水の可能性もあるからということで、
抗生剤を飲むよう指示されました。
ただ、破水した場合はバルーン挿入ができないらしいのです。
もしかすると、他の方法で出産になるかもしれないと告げられました。
他の方法って帝王切開の事だろうな…。
とても不安になりました。
主人や母が心配そうに私を見つめていたのをよく覚えています。


それから部屋に戻ったのが8時過ぎ。

朝食を食べました。
相変わらず少量の出血は続いていましたが、それ以外には何の変化もなし。
おなかの張りも痛みも全くありませんでした。


午前11時頃。

再びNST、内診を行いましたがやはり変化なし。
途中2回ほど軽いおなかの張りと痛みがある程度でした。
出血は検査の結果破水ではなかったそうです。
「これから陣痛が来て自然分娩できれば一番いいんだけど、
このまま陣痛が来なければ、当初の予定どおり
17時からバルーンを挿入しましょう」と先生に言われました。

その後も不規則におなかの張りや陣痛?と思えるような痛みを
感じるようになりました。


午後15時。

10分間隔の痛みになってきました。
これはもしかすると陣痛かも…!
痛みはまだ軽い生理痛のような感じでした。

15時半頃、再びNSTを行ったのですが、やっぱり陣痛が来ているとの事!
内診の結果、子宮口はまだあまり開いていないとの事。
助産師さんからは「まだまだこれからでしょうねぇ」と言われました。
先生からは「自然陣痛が来てるみたいだから、
バルーン挿入はもう少し様子をみましょう。
とりあえず22時ごろまで待って、陣痛の進み具合で
バルーンを入れるかどうか決めましょう。」と説明がありました。
もしかしたら自然分娩で出産できるかもしれない。
そんな希望が少しだけ見えてきました。
このまま陣痛が進んでくれますように…!
願うような気持ちでした。


18時。

願いが通じたのか、それから少しずつ陣痛が進み、
夕食の頃には5分間隔になっていました。
痛みも強くなってきましたが、まだなんとか我慢できる程度。
椅子に座って、夕食を半分くらい食べました。


20時頃。

再度NST、内診を行いました。
この時点で、子宮口の開きは約3cm。
バルーン挿入・陣痛促進剤の使用はせずに
自然分娩でいけそうだという話がありました。
助産師さんに「まだ笑顔がでてるうちは大丈夫。
まだまだこれからどんどん陣痛の間隔が短くなって
痛みも強くなってくるよ〜」と言われたのをよく覚えています。
痛みはかなり強く、腰がとにかく重かったので、
「これ以上痛くなるなんて〜!」と思った記憶があります。


21時頃。

助産師さんの言葉どおり、陣痛はいっそう強く、長くなってきました。
3〜4分間隔の陣痛。
ずっとついてもらっていた主人に汗をふいてもらったり
腰をさすってもらったりしていましたが、
痛すぎてうっとおしく感じるくらい(主人には申し訳ないのですが…^^;)。
さすられると、その振動で余計に痛いような気がしました。
なので、さすってもらうのをやめ、腰に手を当ててもらうことに。
そうするとと少し楽になりました。安心感もあったのかな?
横になったり四つんばいになったりして痛みをこらえることで精一杯の状態。
夜食のデザートも、ひと口しか食べられませんでした。
何とか食べようとして主人にひと口入れてもらったのですが、
口に入れた瞬間に陣痛の波が…!
口にほおばったまましばらく痛みに耐え、やっとのことで飲み込みました。


23時過ぎ。

再びNSTと診察。子宮口は4cm開大。
3時間この痛みに耐えて、たった1cmしか開いてなかった…(T-T)
思わず主人に「あとどれくらいで産まれる?」と聞いてしまいました。

それから約3分間隔の陣痛が続きました。
辛くて辛くて主人の手をぎゅ〜っと握って痛みをこらえていました。
気が狂いそうなほどの痛み。
完全に余裕がなくなってしまい、「痛い、痛いよ〜!」を
連発していたと思います。
でも、陣痛の間にはウトウトしていました。
ウトウトしては痛みで目が覚め、「痛い〜〜!!」を繰り返していました。


***2月7日***

午前1時半頃。

再びNST。
この頃になると、ウトウトする余裕もなくなりました。
NSTを行っている間は仰向けの姿勢がとても辛くて、
必死で主人にしがみついていました。
それでも痛くて体をよじったら、おなかに巻いている機械がずれたのか、
機械からエラー音みたいな音が…。
主人が慌ててナースコールで助産師さんを呼びました。
それに、あまりの痛さで呼吸が乱れ、過呼吸になってしまいました。
ビニール袋を口にかぶせて、右手は壁、左手は自分の太ももをつかんで
痛みをこらえている状態。
深呼吸をするように言われますが、
痛みがやってくると「フー」と息を吐くのも辛い!!
そのうち段々お尻に力が入るような感じがしてきて、
いきみたくてたまらなくなりました。


午前2時半。

痛くて痛くて、少し力が入った瞬間に
ダーっと水のようなものが流れるような感じがしました。
今度は破水でした。
その時子宮口の開きは8cmになっていました。
それから主人に支えられながらトイレに行き、分娩室に向かいました。

ちょうど同じ頃にもう一人お産が近い妊婦さんが
隣の分娩室に入っていました。
その妊婦さんも子宮口が8cm開いているとのことで、私と同じくらいの状態。
夜中でスタッフの人数が少なかったせいか、分娩室で少し待たされました。
分娩台に座って待っている間が一番辛かったです。
1〜2分おきにやってくる陣痛。
痛くていきみたくて「フーーーーウウウウ」と
息を吐くにも力が入るような状態でした。
ずっと隣で主人が励ましてくれたので、何とか耐えられたのだと思います。


午前4時頃。

子宮口はいよいよ全開(10cm)に!
「赤ちゃんの頭も少し見えてますよ」と言われ、
あと少し頑張れば赤ちゃんに会える!と思いました。
そしていよいよいきむことに。

早朝にお産が重なったため、
分娩室に私と主人が2人きりになる時間もありました。
陣痛がきたら、渾身の力をこめていきむ。
「頭見えてるよ!あともう少し!頑張れ!!」
主人も一緒になって励ましてくれます。
途中、「あとどのくらいで出てくる?」と主人に聞くと、
「だいぶ出てきた!もう少し!!」
そんなやりとりを2人で何度も繰り返しました。

でもなぜか、陣痛の間隔が3分おきくらいになり、
痛みも以前よりも弱くなってしまいました。
このまま陣痛がなくなってしまったらどうしよう…なんて
考えたりもしましたが、
「頭が見えてるんだから、意地でも産んでやる!!」と
思いっきりいきみました。
陣痛がきたらいきむ、そして休む、の繰り返しです。
陣痛が来ない間は、ひたすら陣痛が来るのを待ちます。
陣痛が弱く、間隔も長くなってしまったので、少し余裕があった気がします。
確かにもうろうとしてはいましたが、陣痛と陣痛の間には
「次の陣痛では思いっきりいきむぞ…」とか
「おなかすいたな〜…」とか(笑)考えていました。
主人や助産師さん、そして先生も次の陣痛を待ち構えているのが
何となく分かりました。
(待たせてるみたいで早く産まなきゃ…とか考える余裕もありました^^;)


驚いたことに、その時点でもまだ胎動を感じました。
きっと赤ちゃんも頑張って出てこようとしてるんだ、
私も頑張らなきゃという気持ちになり、
何度も何度もいきみました。

その後、主人が助産師さんに言われて医療用の手袋を
つけているのが分かりました。
あ…、へその緒切るんだ…。本当にもう少しなんだ…。

「あと少しだよ〜!次の陣痛では頑張っていきんでみましょうか。」
と言われ、思いーっきりいきみました。
そして頭が出た瞬間、産声が聞こえました!
「もういきまなくていいよ〜。フーーーッ、フーーーッ」と言われ、
力を抜くと、
体や足がつるんと出たような感覚がしました。


午前5時43分。

「おめでとうございます」という助産師さんや先生の声を聞いて、
「ああ、無事に産まれたんだ〜」って思いました。
午前5時43分のことでした。
それから主人がへその緒を切りました。
赤ちゃんは先生から羊水を吸ってもらい、いっそう元気に泣いていました。
一生懸命泣いている赤ちゃんを見て、胸がいっぱいになりました。
主人も涙を浮かべながら、「よく頑張ったね」と
ねぎらいの言葉をかけてくれました。

それから赤ちゃんに少しだけお乳を吸わせることができました。
胸の上に乗せられた赤ちゃんはとても温かくて、
ずっしりと重みを感じました。
あぁ、生きてるんだ…。
ほんの少しだったけど、お乳を吸ってくれた赤ちゃん。
この子がさっきまでおなかの中にいた赤ちゃんなんだ…。
何ともいえない幸せな気持ちになりました。

その後、赤ちゃんは新生児室に連れて行かれました。

そうしている間に胎盤が出ました。
主人は胎盤もしっかり見たそうですが、
大きなレバーの塊のようなものでずっしりしていたそうです。

その後、切開された会陰を縫合してもらったり
子宮収縮剤の点滴を受けたりなどの処置を受け、
2時間ほど分娩台の上で休みました。
休んでいる間、隣の分娩室から赤ちゃんの産声が聞こえました。
おとなりの赤ちゃんも無事に産まれたんだな〜と思いながら
また眠ったのを覚えています。


午前8時。

出産から約2時間後、助産師さんに体を拭いてもらい、着替えを済ませた後、
車椅子で部屋まで移動しました。
自分で思っていた以上にフラフラで、
立つのもやっとなのにビックリしました。
出産ってこんなに体力を使うものなんですね。
気持ちはしっかりしているのに、体がついてこない感じです。

部屋に戻ったのがちょうど朝食の時間だったので、
ベットに寝たまま主人に朝食を食べさせてもらいました。
前日夕食をあまり食べられなくておなかがすいていたので、
出産直後とは思えないくらいたくさん食べました(笑)
(食事はかなりボリュームがありましたが、ほとんど間食!!)

私が分娩室で休んでいる間、主人が
新生児室にいる赤ちゃんを撮影したビデオを見せてくれました。
画面に映っている赤ちゃんの姿。
ちっこくて、目はわずかに開いてる。
少しだけだけど、自分で手を動かしてるのも分かりました。
なんか感動的でした。


午後12時。

出産から約4時間後にはトイレ歩行。
助産師さんに手伝ってもらいながらトイレ(部屋内の)まで歩きました。
「あと30分くらいたったら新生児室まで赤ちゃん見に行ってもいいですよ」
と言われたので、
30分後には早速主人と2人で赤ちゃんを見に行きました。
足元がフラフラして手すりにつかまりながら新生児室まで歩いたのですが、
赤ちゃんを見たら疲れも何もかも吹き飛んでしまいました。
産まれてきてくれてありがとう、そんな気持ちでいっぱいになりました。


明日からは母子同室の生活。
お世話頑張るから、家族3人仲良くしようね。
そう思ったのでした。


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