MGS4じじスネ日記、多面的なMGSシリーズの魅力

はい、今回のMGS4は従来のメタルギアシリーズと違って人がしにすぎで不穏な感じがするなあ、と書きました。
前に書いた同じような目線からの記事に、みたいもんからトラバが舞い込みました。みたいもんのいしたにさんはMGSシリーズが初めてなので、私が感じたような麻酔銃の意味なし、という徒労感はよくわからない、とのこと。
記事内でいしたにさんは私のことを「真性のメタルギアソリッドファン」と呼んでくださっていますが、いや、たぶん真性というわけではなく、あくまでひとつの流派(?)にすぎないのではないかと思います、うちのように流血をきらうのは。


ここがメタルギアソリッドというゲームのすごいところで、多角的な要素のそれぞれにディープなファンがついているのですね。
多角的な要素、というのを挙げてみると、
・ノーキルを目指す
・シナリオ、ムービーを楽しむ
・アキオボイスを筆頭に声優さんたちの渾身の演技を堪能しまくる
・次世代映像を堪能する
・ムービーは飛ばしてゲームプレイ部分だけを楽しむ
・武器、重火器がたくさん出てくるのでミリオタ的に楽しむ
・オンラインでゲームプレイ部分をひたすら楽しむ
などなど、かな。
麻酔銃でころさずに進めることも出来るし成績も上位になるのでそれが推奨はされている。のですが、いっぽうゲーム上ではこれでもか!というくらい実弾(麻酔弾以外)の武器が手に入る。いちいちディテール説明つき。本物のミリオタが見ても納得の逸品揃いらしいです。
うちではいくら拾ってもまったく使いみちがないのですよそういうの。。麻酔銃は一丁くらいしか手に入らないのでそればっかり使う。でもそういうリアルな実弾銃を駆使して敵をなぎ倒していくやりかたもできる。
そもそも製作サイドがミリオタ入ってる人が多いようで、わざわざームービーでスネークが新しい武器に関して「これは○○の○○か!」とか言いつつ銃を撫でまわしながらとうとうとミリオタ知識を語ってくれる(もちろん美麗次世代映像かつアキオボイスで)なんていうシーンもあったり。ミリオタさんたちはそういう点でも大変楽しめるのではないかと思われます。
それから、うちなんかはムービーが楽しみでやってるとこが6~7割で、そういう人は確かにMGSファンの主流を占めると思うのですが、ムービー飛ばしてゲーム部分だけ楽しむ、という人もけっこう多いみたいです。さらにそういう人にとってはオンラインが最高に楽しい。本編ろくにやらずにオンラインだけいつまでも遊ぶ。という人もたくさんいる様子。
こんな感じで、ほんといろんな角度からの魅力があるんでしょうね、MGSシリーズって。
あとはMGS4について、カイ士伝さんもこんなふうに説明しています。
テレビCMでメタルギアソリッド4が気になってる奴ちょっとこっち来い – カイ士伝
【銃を使ったアクションゲーム的な認識で買うとどえらいことになるかも。いちいち敵の視線気にして逃げ回るのが苦手なタイプの人はやめておいたほうがいいかもしれません。】
【実は私もそうで、(中略)そんな体質合わないゲームなのになんでやるかというと、ひとえにストーリーとあの世界観なんですなあ。PS3になってもちろんグラフィックはキレイになったけど、グラフィックとかだけではないあの世界観とキャラクター、そしてストーリーがついつい先を見たくさせるのです。】
【MGS4については、グラフィックキレイになったけどゲームは相変わらずのシステムで古くさいところにやや違和感を感じたりも。】

ふむふむー。
システムの古さ、使い勝手の悪さ、のようなところは、以前どこかで酷評してるblogを見かけてそこではコメント欄がMGS擁護派と「よく言った」派に分かれて源平合戦みたいなことになってましたが、Xbox360とかPCとかのFPS(ドンパチゲー)に慣れている人にとってはあちこち不満に感じるようですね。武器の交換がスムーズじゃないとか。
ただオットくん的には
OT「別に、これがいつものメソだから(・ω・)」
と全然気にならない様子。あと、うちは麻酔銃以外の武器をほとんど使わないから武器交換がやりにくくても気にならない、というのもあるかも。
それからみたいもんさんが書いてたこちら。グラフィック・音響にノックアウトされちゃった話。
メタルギアソリッド 4、この圧倒的ハイクオリティ映像の理由:[mi]みたいもん!
メタルギアソリッドシリーズは、2も3も、1もかな、あと私は詳しくないですが「ソリッド」がつく前のメタルギアシリーズから、その時のゲームとしての最高峰、プレイヤーのみならず業界中を唸らせる技術革新、というのも売りだったようです。
うちのオットくんは仕事的にグラフィック屋さんに近いため、そこに惹かれてゲームや映画を選ぶことが多いのですがMGSもそのひとつ。あとアキオね(アキオ好き度は私よりオットのほうが高いです)。
MGS2-SONS OF LIBERTYも、PS2でここまでの映像美が作れるのか!というところが発売何年も前からちょー注目されていたし(2の予告編DVDが別の小島ゲームに付けられていて、みんなそれ見たさにゲーム買ったとか。うちもですが)、MGS3-SNAKE EATERでは同じPS2でさらにここまでできるのか!と2の凄さを軽く塗り替え。
MGS1も当時としては感涙もののグラフィックだったようです。が、そういうのが数年経って見るとちょーのっぺらぼうに見えてしまうこの儚さ。2ではクリア特典として、2の背景に1の時ののっぺらスネークを立たせることができるというオマケがあってテラのっぺらぼー!と笑うと共にたった数年で技術の進歩ってすごいなあとしみじみ感慨深いものがありました。
mgs-04←MGS1(PS1)のスネーク
(あとで歴代スネーク比較をupします)

ソリッドシリーズの前身、メタルギアシリーズでは、「隠れて進む」というゲーム性の新たな側面が革新的だったこと、それから今なお連綿と受け継がれている懲りに凝ったシナリオ、その2点が特に当時斬新だったと聞いております。
その時々の技術、アイディアの先端を体験して感動できるのは、リアルタイムにシリーズを楽しんできた人の特権なのでしょうね。
 *  *  *  *  *  *
というわけで、今さらいうまでもないことかもしれないけど、今回4で初めてMGSを手に取ってみたかた向けにあひるちゃんなりによたよたしながら概要をまとめてみました。
最後に、ストーリー部分にも興味を持ったならこちらがオススメです。
MGS2とMGS1のストーリーを映画的にまとめたDVD。
メタルギア ソリッド 2 バンドデシネ(DVD VIDEO)
ってうわ!?もう売り切れてプレミア価格になってる!?2,800円だったはずなのに!まだ買ってないのに!!どうしよう。

ファミ通の特典DVDで内容をちらっと見ましたが、なかなかよくできてそうです。ゲームをまとめただけじゃなく、新たに撮り下ろしたシーンもあるみたい。
MGS1のバンドデシネ版、というのは実は一度出ていた(当然買った)のですが、
・アキオがしゃべらない!
・PSPで画面も音も小さい
・いちいち操作が必要なのがちょっと煩わしい
という不満がいろいろだったところが今作では見事に解消され、MGS1までフルボイスで収録し直してくれてるというじゃないですか。やっぱ日本市場ではアキオしゃべらないとみんな不満なんだよ。PS1のゲームをゲームキューブで映像綺麗にして出し直したMGS1-TWIN SNAKESだって英語音声のみなところが大変不評だったじゃない。
そんなところです。
さあうちももっと本編を進めたいなあ。
→歴代スネちゃま比較画像につづく。


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