自分の周りにはいろんな人が働いております

ある意味、自分も含めてそれは社会的弱者と表現される事もある人達です

予期せぬ病の為、身体の自由を失った人もいます


毎日そんな方々と仕事をさせて頂きながらふと思う時があります


「普通ってなんだろう?」


小綺麗なシャツを着てネクタイをきちんと絞めてスーツを着て仕事をするサラリーマン

毎日、営業車で走り回る営業マン

額に汗して現場で働く方々


自分も社会からは、ドロップアウトした人間です


障害というレッテルを貼られたという点では目に見える不自由さを抱えた人と同じです

全ての人に平等に生きる意味があるならば

語弊があるかも知れませんが特定の病や障害を抱えた方に、優れた天賦の才能が見られるという説もあります

生きる事に意味があるのだと思います


社会の中で孤立して生き辛さを感じて、自分だけの世界に逃げたくなる時があったとしても

それはきっとその人だけではない

そっと目を開けて周りを見渡せば自分が今、見上げた空は皆が見上げた空

たとえ羽をもがれた鳥のように飛べなくても延々と大空は繋がっています


「普通」と「そうでないもの」の垣根は曖昧に涙で滲むインクのようにぼやけて見えます

誰も線引きなんて、できないと思います

振り返ると、そこには貴方自身だけの軌跡があるのだから

他の誰でもない、貴方だけのいびつな軌跡が

歪んで曲がりくねった、愛しき軌跡が