2020年10月20日 08:00

監督の偉大さとロケ地の楽しさを再確認した週末


ロケ地探すの楽しいですよね!
知っている場所なら当然のこととして、なんとなくヒントが隠れているなら、そこから推理するのも楽しい。
そんな週末でしたw



「あ」が最高だったウルトラマンZ



今回のZは、前々回手に入れたベリアロクが自分の意思を主張し始めました。
どうやら行動原理は【面白い】のようです。
ハルキの手を飛び出し、二代目バロッサ星人→ジャグラス・ジャグラーと渡って、けっきょくハルキの下に戻ってきました。

面白いのはZさんは全否定しているのに、ハルキは未熟ながらも面白いと認めているところだと思います。
今後の課題としては、ハルキがベリアロクにとって【面白い】存在でいられるかどうかであり、たぶんそれはハルキ自身が判断出来る事ではないことでしょう。

ところで、二代目バロッサ星人の声をアテていた関智一さんの暴れっぷりが凄まじかったと思いませんか?

「派手に行くぜ!」→ゴーカイジャー(海賊つながり)
「行くぜ!行くぜ!!行くぜ!!!」→モモタロス(関つながり=モモタロスは関俊彦さん)
など、とても脚本にあったとは思えないのですがw

最後の方ででてきた「あ」の言い方も素晴らしい。
特撮ヒーローオタクとしても有名な関さんの暴走も楽しめた、今回のZでした。




さすが【巨匠】石田秀範監督



今回のセイバーは、巨匠と呼ばれる石田秀範監督の腕が冴え渡る一編でした。

ストーリーは比較的陳腐で、前回から探していたアバロンという世界がどこにあるのかという論点を追求するのかと思いきや、それは異次元にあると簡単に答えが出ちゃうのねw

ただ、これまでのようにズビズビと前に進めようとする話を、一旦立ち止まってじっくり見せようとしているところに好感が持てました。

アバロンというか異次元に入ったあたりの見せ方はさすが【巨匠】といった感じで、イメージの奔流を叩き付けられるような快感。
二人であるいているだけの場面を、あれだけ面白く撮れるのはスゴイことだと思います。

いつもおちゃらけた表情の主演俳優も、なんとなく締まって見えましたし、そのスチャラカな感じも薄れたような気がしました。

本来なら石田監督のような「おっかない」リーダーが場を締めてくれる方が若手にとっては将来的な財産になって行くと思うのですがねえ。




青い人のエンタメパワーが強烈



プロジェクターゴモリュウの攻撃で煌めきを失いかけている石たちを、聖地アタマルドで力を取り戻そうという話。

ただ、アタマルドへの道を知るハコブーは、自身の地球休暇中にクリスタリアが攻め滅ぼされたことへの責任感からメンタルを病んで引きこもり中。
そのメンタルを解きほぐそうと立ち上がったのが、立っているだけでも面白い青い人時雨。

しかも、そのための手段がエンターテイメントというのだから期待は膨れ上がります。

漫才、剣技、歌唱ときて、最終的には時雨お得意の小芝居でハコブーの共感を得ることに成功しました。

実は今回のキラメイジャーの監督もセイバーの石田監督同様、レジェンドクラスの渡辺勝也監督。

特撮パートでの画面作りのカッコ良さもさることながら、カット割り(繋ぎ)の軽快さがたまりません。
石田監督の作家性とはある意味対照的なのかもしれませんが、戦隊シリーズの長い歴史を一瞬で俯瞰させてもらえるような【様式美】の世界をみせてもらえます。

新しい要素も当然あるのですが、様式の中で消化してさらなる昇華を見せてくれる。
そしてそういう意義のあるフィルム作りを常に更新しているところが素晴らしいと思っています。

ストーリーはハコブーの社会復帰から、次回、アタマルドへの冒険に移るみたいで、とても楽しみであります。




ロケ地を想像する楽しみ



今回のウルトラマンZを見ていた時のことなんですがね、ちょいと見たような場所が出てきました。
実際に見たわけではないのですが、既視感バリバリのこの場所は、絶対にアレ系だろ!

アレ系ってのは所謂ギャンブル系の施設のことで、競馬好きのぼくとしては中央・公営含めてこのあたりの施設は大体行ったことがあるのですが、どうもこの映像は行ったことのない場所に思えます。

ではなんだ?

と、しばらく考えているうちに、この番組がよくロケをしている稲城、調布界隈の施設ということに思い当たり、競輪場の京王閣を画像検索してみたところ、ビンゴでした。

こうしてみると、車検売り場の小窓もいい味がありますね。
食堂棟の辺りとスタンドでのロケが多かったように思いますが、下手に商店街や住宅街を使うよりも、ずっと昭和感が出ていい感じでした。

ロケ地に関しては、たまにコメントを頂いているドクターさまがプロフェッショナルで、映っている場所は大体わかるそうなのですが、こういう、ちょっとしたヒントから想像して場所を割り出して行くのは、かなり楽しいものがあります。

で、そのあとにロケ地まで足を運んで「ああ、ここで○○と××がたたかっていったのか」みたいな感慨に耽るのも悪くありません。

普段、ぼくらはフィルムになった後の作品を見ているわけですが、その過程において、どこでどのような撮影が行われているのかってのを想像したり、特定して現場に足を運んだりってのも、楽しみ方の一つですよね。



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コメント一覧

1. Posted by ドクター   2020年10月20日 09:03
5 キラメイジャーと戦闘員のタブレット型送信機争奪戦が面白かったです。延々と1カットが続いているように見えて、実は何回か、繋いであるんですよね。自分には少なくとも5回、繋ぎ目が見えるんですが。
2. Posted by あひる仮面   2020年10月20日 13:13
あそこはすごかったですね!
モノクロの頃の鉄人みたいだなと思いながら見ていたのですが、実に濃厚なシーンだったと思います。
ぼくもわかるのは5カットくらいかなあw

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