2024年11月27日 17:30
美術好きは相変わらずなのだ。
かつては美術館に通いまくっていたわけですが、コロナ禍で予約制(入場制限)
がはじまってから、めんどくさくて行かなくなってしまいました。
気が向いたときに行けないのが気に入らなくて、美術がどうとかよりも制度の問題で足が遠のいてしまいまったわけです。
今はどうなっているのかは知りませんけど、なんとなくそのまま行かなくなってひさしいなあ。
でも美術好き、絵画好きは変りません。
じゃあどうするか、一つは街中の景色とかオブジェ、看板なんかと楽しむこと。
さいわい、近所には変わった形のオブジェがあちこちにあって、とくに橋の袂あたりには面白いものが多数あります。
そして、もう一つが、本を活用すること。
そのむかし行った展示の図録であったり、本当に若いころ買った画集であったりの鑑賞が楽しいのです。
そんな昨今、古書店で久々に日経ポケット・ギャラリーを見つけたので買って来ました。
若いころはこのシリーズって画像が小さくていまいちと思っていたのですが、さいきん思いなおして、小さい画像であっても、構図とか色使いなんかを楽しめるし、全体的な雰囲気を楽しむことも可能です。
買ったのはロートレック、ムンク、ゴヤ、クレー、モネ、マネあたり。
一冊200円という価格が高いか安いかは人それぞれ、あなたの感じ方次第です。
つーか、どうでもいいけどなんとなく性癖が見えそうな選択ではありますねw
見ていて思った以上にいいなと思っているのがムンク。
「叫び」の強烈なイメージで有名な作家ですけど、個人的には、「思春期」の切なさと「マドンナ」の濃厚な色香に圧倒されます。
ムンクの場合、かなり強烈な【不安】の表現が目につきますが、それと同等に構図の素晴らしさも見逃してはいけません。
タッチや色使いもそうですが、構図による不安感の創出にも秀でたものがあると思います。
まあ、当たり前と言えば当たり前なんですけど、画力も凄いですよねw
ロートレックもセンスのいいグラフィカルなポスターなどが有名ですが、ガッツリ画き込んだ絵画も多くあって、基本的な技術は並みはずれている事がわかります。
クレーも抽象的な表現ばかりじゃなくて具象表現の作品もありますし、ゴヤも踊り子のアレなやつばかりじゃないのを実感しました。
ページ数もないし小判なわりに、案外多彩な作風を楽しめるので満足度は高いです。
新しい発見もありましたし、画面の大小では語れない美術の魅力を感じたしだいであります。
このシリーズはお手軽なサイズと価格で印刷もそれほどレベル低くないですし、意外と悪くない画集のシリーズなのかもしれません。
もちろん、大判の画集の方が隅から隅までじっくり楽しめるのは間違いないのですが、一冊の重さや保存場所の問題などもありますから、対して軽く扱えるこれはこれでアリでしょう。
ただね、現在古書店でしか手に入らないのが難点ではありますがw
がはじまってから、めんどくさくて行かなくなってしまいました。
気が向いたときに行けないのが気に入らなくて、美術がどうとかよりも制度の問題で足が遠のいてしまいまったわけです。
今はどうなっているのかは知りませんけど、なんとなくそのまま行かなくなってひさしいなあ。
でも美術好き、絵画好きは変りません。
じゃあどうするか、一つは街中の景色とかオブジェ、看板なんかと楽しむこと。
さいわい、近所には変わった形のオブジェがあちこちにあって、とくに橋の袂あたりには面白いものが多数あります。
そして、もう一つが、本を活用すること。
そのむかし行った展示の図録であったり、本当に若いころ買った画集であったりの鑑賞が楽しいのです。
そんな昨今、古書店で久々に日経ポケット・ギャラリーを見つけたので買って来ました。
若いころはこのシリーズって画像が小さくていまいちと思っていたのですが、さいきん思いなおして、小さい画像であっても、構図とか色使いなんかを楽しめるし、全体的な雰囲気を楽しむことも可能です。
買ったのはロートレック、ムンク、ゴヤ、クレー、モネ、マネあたり。
一冊200円という価格が高いか安いかは人それぞれ、あなたの感じ方次第です。
つーか、どうでもいいけどなんとなく性癖が見えそうな選択ではありますねw
見ていて思った以上にいいなと思っているのがムンク。
「叫び」の強烈なイメージで有名な作家ですけど、個人的には、「思春期」の切なさと「マドンナ」の濃厚な色香に圧倒されます。
ムンクの場合、かなり強烈な【不安】の表現が目につきますが、それと同等に構図の素晴らしさも見逃してはいけません。
タッチや色使いもそうですが、構図による不安感の創出にも秀でたものがあると思います。
まあ、当たり前と言えば当たり前なんですけど、画力も凄いですよねw
ロートレックもセンスのいいグラフィカルなポスターなどが有名ですが、ガッツリ画き込んだ絵画も多くあって、基本的な技術は並みはずれている事がわかります。
クレーも抽象的な表現ばかりじゃなくて具象表現の作品もありますし、ゴヤも踊り子のアレなやつばかりじゃないのを実感しました。
ページ数もないし小判なわりに、案外多彩な作風を楽しめるので満足度は高いです。
新しい発見もありましたし、画面の大小では語れない美術の魅力を感じたしだいであります。
このシリーズはお手軽なサイズと価格で印刷もそれほどレベル低くないですし、意外と悪くない画集のシリーズなのかもしれません。
もちろん、大判の画集の方が隅から隅までじっくり楽しめるのは間違いないのですが、一冊の重さや保存場所の問題などもありますから、対して軽く扱えるこれはこれでアリでしょう。
ただね、現在古書店でしか手に入らないのが難点ではありますがw