雪原に咲く花
2018年11月07日 18:30
みなさま、利き蜜師物語ってご存知ですか?
・利き蜜師物語 銀蜂の目覚め
・利き蜜師物語2 図書室の魔女
・利き蜜師物語3 歌う琴
・利き蜜師物語4 雪原に咲く花
上記全4冊のファンタジー小説で、現在とは違った科学と文明、文化、歴史をベースにした世界での物語りです。
SFとファンタジーは世界観がミソだと思うのですが、この作品は徹頭徹尾手を抜かずに描ききっていますので、とても気持ちよく読めます。、
産業編集センターというあまり馴染みのない出版社から出ている本ですので、もしかすると見逃しているかもしれませんけれど、これはかなりの名作です。
その世界では、【蜂蜜】を医療、快楽など様々な分野で活用するための【利き蜜師】という職業というか階級と言うか、そう言うものが存在しています。
利き蜜師、という字面だけ見ると「なんだよ、利き酒師とかみたいなヤツ?」と早合点する人もいそうですが、トンデモありません!
利き蜜師の仕事は多岐に渡り、科学や医療はもちろん、魔法使いのような能力もしくはそう見える技術体系(ただし発揮される力は個人の才能と鍛錬に左右される)を有しており、その世界では等しくみなの尊敬を集めるようなポジションです。
この物語の世界観の上での利き蜜師の存在を解かりやすく例えるならば、ゲド戦記の魔法使いであったり、グイン・サーガの白魔導師であったりするような存在なのだと思ってもらえれば、そう外れてはいないでしょう。
世界観のベースになっているのは、19世紀末くらいから20世紀初期の欧州あたりだと思うのですが、高級な移動手段として飛行船が常時運航していたり、豪華な列車が走っていたりするかとと思うと、農村部では伝統の刺繍を習う子供たちなども描写されていて、科学文明と古い懐かしいものが絶妙に融合した世界に設定されています。
その世界観の中で展開される物語は、これがまた絶妙で、まだ未熟な弟子という主人公の設定を活かして、ときには能力が暴走気味に発揮されたり、しきたりに囚われない発想と行動を見せてくれたりで、読んでいても飽きることはありません。
そして、その未熟な弟子の陥ったトラブルをことごとくなんとかしてしまう師匠の出来すぎ振りもまたたまらないモノがあります。
最終的には弟子は成長し師匠は衰えるわけですけど、そういう自然の摂理も物語の中に無理なく取り込んで見せてくれるのはすばらしい力量だと思いました。
そんなわけで、夢中になって読んでいるうちに、例によって作中で扱われているモノに興味を持ってしまいまして、あれこれ手を出し初めているのです。
もうお分かりだとは思いますけど、今回のターゲットは蜂蜜でございます。
数年前に相棒がはまっていたこともあって、うまい具合に当家にはまだ少量の蜂蜜が残っておりましたので、まずはそこから攻略をはじめ、次には近所のスーパーで安いの(少量のもの)を買ってきました。
この作品を読む前には蜂蜜なんてどれを食べても変わらないと思っていたのを後悔するほどに、どの蜂蜜をなめてみても味、香りともにまるで違うものばかりです。
先日手に入れた栗の蜂蜜などはもう、濃厚な香りとクセはあるものの深みのある味、甘味というよりも、しょっぱい食べ物、ハムやチーズ、パテなどとの相性も抜群でした。
当然アルコールとの相性もよく、日本酒、焼酎、ウィスキイなど、今のところ試したものはどれも実によく合いました。
なかでも、お気に入りのレシピが、食パンに味噌を塗ってその上から蜂蜜を垂らすと言うものです。
味噌の複雑な旨味と蜂蜜の力強い味と香りがベストマッチ!です。
少量のレタスやスライスしたきゅうりをあしらっても美味しいですよ。
・利き蜜師物語 銀蜂の目覚め
・利き蜜師物語2 図書室の魔女
・利き蜜師物語3 歌う琴
・利き蜜師物語4 雪原に咲く花
上記全4冊のファンタジー小説で、現在とは違った科学と文明、文化、歴史をベースにした世界での物語りです。
SFとファンタジーは世界観がミソだと思うのですが、この作品は徹頭徹尾手を抜かずに描ききっていますので、とても気持ちよく読めます。、
産業編集センターというあまり馴染みのない出版社から出ている本ですので、もしかすると見逃しているかもしれませんけれど、これはかなりの名作です。
その世界では、【蜂蜜】を医療、快楽など様々な分野で活用するための【利き蜜師】という職業というか階級と言うか、そう言うものが存在しています。
利き蜜師、という字面だけ見ると「なんだよ、利き酒師とかみたいなヤツ?」と早合点する人もいそうですが、トンデモありません!
利き蜜師の仕事は多岐に渡り、科学や医療はもちろん、魔法使いのような能力もしくはそう見える技術体系(ただし発揮される力は個人の才能と鍛錬に左右される)を有しており、その世界では等しくみなの尊敬を集めるようなポジションです。
この物語の世界観の上での利き蜜師の存在を解かりやすく例えるならば、ゲド戦記の魔法使いであったり、グイン・サーガの白魔導師であったりするような存在なのだと思ってもらえれば、そう外れてはいないでしょう。
世界観のベースになっているのは、19世紀末くらいから20世紀初期の欧州あたりだと思うのですが、高級な移動手段として飛行船が常時運航していたり、豪華な列車が走っていたりするかとと思うと、農村部では伝統の刺繍を習う子供たちなども描写されていて、科学文明と古い懐かしいものが絶妙に融合した世界に設定されています。
その世界観の中で展開される物語は、これがまた絶妙で、まだ未熟な弟子という主人公の設定を活かして、ときには能力が暴走気味に発揮されたり、しきたりに囚われない発想と行動を見せてくれたりで、読んでいても飽きることはありません。
そして、その未熟な弟子の陥ったトラブルをことごとくなんとかしてしまう師匠の出来すぎ振りもまたたまらないモノがあります。
最終的には弟子は成長し師匠は衰えるわけですけど、そういう自然の摂理も物語の中に無理なく取り込んで見せてくれるのはすばらしい力量だと思いました。
そんなわけで、夢中になって読んでいるうちに、例によって作中で扱われているモノに興味を持ってしまいまして、あれこれ手を出し初めているのです。
もうお分かりだとは思いますけど、今回のターゲットは蜂蜜でございます。
数年前に相棒がはまっていたこともあって、うまい具合に当家にはまだ少量の蜂蜜が残っておりましたので、まずはそこから攻略をはじめ、次には近所のスーパーで安いの(少量のもの)を買ってきました。
この作品を読む前には蜂蜜なんてどれを食べても変わらないと思っていたのを後悔するほどに、どの蜂蜜をなめてみても味、香りともにまるで違うものばかりです。
先日手に入れた栗の蜂蜜などはもう、濃厚な香りとクセはあるものの深みのある味、甘味というよりも、しょっぱい食べ物、ハムやチーズ、パテなどとの相性も抜群でした。
当然アルコールとの相性もよく、日本酒、焼酎、ウィスキイなど、今のところ試したものはどれも実によく合いました。
なかでも、お気に入りのレシピが、食パンに味噌を塗ってその上から蜂蜜を垂らすと言うものです。
味噌の複雑な旨味と蜂蜜の力強い味と香りがベストマッチ!です。
少量のレタスやスライスしたきゅうりをあしらっても美味しいですよ。