昨日のNHKラジオ深夜便で放送のあった「日本の歌心の歌」
(正確には放送は昨夜ではなく今朝3時からの放送です)
で「さだまさし」の歌う「償い」を聞いて涙がでました、若いとき
は映画やテレビでは涙が出たことは有りましたが、歌で涙が
出るのは年を取ってからです、過去にも涙が出そうになった
曲は有りましたが「償い」は一番でした。
ネットで「償い / さだまさし 【歌詞入り】」(ユーチュ-ブ)
で検索してください。動画入りで見ることが出来ます。
さだまさしさんの知り合いの実話をもとに作られた歌だ
そうです。
道徳の時間に取り上げている学校もあるそうです。

又実際の裁判において判決公判が行われ、少年2人に対
して、懲役3 - 5年の不定期実刑が下された。判決理由を
述べあげた後、山室惠裁判長が被告人2人に対し「唐突だ
が、君たちはさだまさしの『償い』という唄を聴いたことが
あるだろうか
」と切り出し、「この歌のせめて歌詞だけでも
読めば、なぜ君たちの反省の弁が人の心を打たないか
分かるだろう
」と説諭を行った。

裁判官が具体的に唄の題名を述べて被告を諭すことは異
例のことであり、『償い説諭』はマスコミに取り上げられ話題
となったそうです。


 償い 作詩・作曲:さだまさし

 月末になると ゆうちゃんは薄い給料袋の封も切らずに
 必ず横町の角にある郵便局へとび込んでゆくのだった
 仲間はそんな彼をみてみんな貯金が趣味のしみったれた奴
   だと 飲んだ勢いで嘲笑っても ゆうちゃんはニコニコ笑うば
   かり

 僕だけが知っているのだ 彼はここへ来る前にたった一度だ
   け たった一度だけ哀しい誤ちを犯してしまったのだ
 配達帰りの雨の夜 横断歩道の人影に
 ブレーキが間にあわなかった 彼はその日とても疲れてた

 人殺し あんたを許さないと 彼をののしった
 被害者の奥さんの涙の足元で彼はひたすら大声で泣き乍ら
 ただ頭を床にこすりつけるだけだった
 
 それから彼は人が変わった 何もかも 忘れて 働いて 
   働いて償いきれるはずもないが せめてもと
 毎月あの人に仕送りをしている

 今日ゆうちゃんが僕の部屋へ 泣き乍ら走り込んで来た
 しゃくりあげ乍ら 彼は一通の手紙を抱きしめていた
 それは事件から数えてようやく七年目に初めて
 あの奥さんから初めて彼宛に届いた便り

 「ありがとう あなたの優しい気持ちは とてもよくわかりました
  だから どうぞ送金はやめて下さい あなたの文字を見る度
     に主人を思い出して辛いのです あなたの気持ちはわかる
     けどそれよりどうかもう あなたご自身の人生をもとに戻し
     て あげて 欲しい」
 
 手紙の中身はどうでもよかった それよりも償いきれるはずも
   ない あの人から返事が来たのが ありがたくて ありがたく
   て ありがたくて ありがたくて ありがたくて
 
 神様って 思わず僕は叫んでいた彼は許されたと思っていい
   のですか来月も郵便局へ通うはずの やさしい人を許してく
   れて ありがとう
 
 人間って哀しいね だってみんなやさしい それが傷つけあっ
   て かばいあって 何だかもらい泣きの涙が とまらなくて
 とまらなくて とまらなくて とまらなくて



7月31日:17356歩