阿呆船 

ストーリーのある旅をしろ!                                                                                     「何でも見てやろう」というほど若さでギラギラはしていない。深夜特急に乗って自分探しなどしない。でも、ゆとりやさとり世代ほどクールでもない。お金はそれほどない。自分の設定した文脈のなかで旅をする。そんな旅の記憶です。

2012年05月

 黒森山(標高310m)は、かつて山全体が巨木に覆われていたとのことです。鬱蒼とした木々は、昼でもなお暗い山を作り出していたのでしょう。そしてこんなところからも黒森の名がつけられたのかもしれません。また、「黒森神社は、『黒森山大権現社』『黒森観音』などと呼ば ...

 いよいよ乗車です。車内の青い座席が美しく、妙に映えています。出発の合図で、駅員さんがベルを鳴らしながらホームを行ったり来たりしています。  いななきのような汽笛が鳴り、とうとうSLの車体が動き始めました。ゆっくりと、一歩一歩踏み出します。 ...

 栄光の室蘭本線を疾駆するSLの姿を、ずっと思い描き続けていました。  植民地鉄道と揶揄される日本の鉄道、3フィート6インチ(1,067mm)の狭軌を走るSL。石狩炭田から、石黒いダイヤの中でも最上質と称えられた誉高き炭を運び出すために日本でも有数の速さで敷設された ...

 藤原比古神社を離れるころには、もうお昼の時間になっていました。午後からはいよいよ黒森神社へ向かいます。その前に腹ごしらえをしなければなりません。  どこでお昼を頂戴しようかと考える間もなく、ボクは夏に訪れたお店に再び行ってみることにしました。この藤原地 ...

ローカル線夏の旅 (SAN-EI MOOK 男の隠れ家特別編集ベストシリーズ)販売元:三栄書房(2012-04-25)販売元:Amazon.co.jpクチコミを見る  青い車両の急行はまなすが、北海道の大地を疾駆する姿を見たことがあるでしょうか。青く塗られてはいるけれど、いかにも古ぼけた車両 ...

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