2017年03月18日

妖怪/Monster Project 2017

2011年から始まっている「妖怪/Monster Project」

そのリハーサル、Work in Progress発表のためにカナダに来て一週間が経ちました。

最初のリハーサルの頃から6年。

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クレアも私も子持ちになり、それぞれ身体の状態も違う。
クレアは一歳になったばかりの子を抱えながら。
私は四歳の子を日本に残し、そして二人目を妊娠しながら。
そんな変化を受け入れながらのリハーサルは日々大変なことの連続ですが、
だからこそ、新たな発見や創作の深みが増しているのも確かです。


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最初の一週間は主にディスカッション。

演出のリアや、劇作家のアントンを含めて、クレアと私ととことん話し合い。
毎日毎日同じテーマに向き合い、様々な人を交えて話し合うことにより、
少しずつテーマがクリアに浮かび上がってきます。

とことん話した後は、「そろそろ動こうよ!」と自然に身体がむずむずてくる。
まずは恒例の雑巾がけ。


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そこから、クレアと私と二人のインプロ(即興)。
ディスカッションの延長のような言葉を使ったインプロや、
振り付け師のダンサーに見てもらいながら、身体を動かすインプロ。


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この、インプロからの創作過程は、
最初は何をやっているのか、何が生まれるのか、全くわからず不安もあります。
拠り所となる台本もない、雲をつかもうともがいているようなイメージです。
しかし、取り組んでいるうちに確実に浮かび上がってくるものがある。
そして、その動きの中で、頭での理解を超えた、深いものが生まれていることがある。

今回の演出家のリアは、10年?くらい上のルコック卒。
話す言語、文化背景が違っても、創作に関して同じ共通言語を持っている安心感があります。
本当によく話を聞き、そこにいる人間を受け止め、
そしてその先へとプッシュしてくれる温かさ。
懐かしい〜、この感覚。

3週間、この限られた時間で何が生まれてくるか、とても楽しみです。







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2016年10月07日

Poetic Night -詩を楽しむ宵:万葉集〜シェイクスピア-

来日中のイギリス人演劇実践家、クリッシーとスティーブ、そして詩に興味のある日本の人々と
共に日本語と英語の詩、そしてシェイクスピアを読む会を開きました。

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クリッシーもスティーブも、二人とも演劇の本場イギリスのプロフェッショナル。
クリッシーは作家、演出家であり詩人、英国国立劇場教育部のディレクターを長年務め、
スティーブはロイアルシェイクスピアカンパニーの役者、演出の後、
今ではオペラの演出をしています。
初めての試みではありますが、実はとても贅沢な時間!


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和歌、英語の詩をいくつか声に出して読み、その後にいよいよシェイクスピア。
希望者を募ってどんどん声に出してもらう。
最初は戸惑い気味でも、どんどん手を挙げてくれる人が増えていきます。

ロミオとジュリエットの独白や、
”Oh Romeo, Romeo, wherefore art thou Romeo?~
(おお、ロミオ、ロミオ!なぜあなたはロミオなの?〜)” 

オープニングシーン、
Two households, both alike in dignity, ~ (処は花のヴェローナ、いずれ劣らぬ名門の両家を巡り〜)

Macbeth 荒地の三人の魔女を、役者経験のない人々が、役者顔負けの演技力で読んだり、
When shall we three meet again In thunder, lightning, or in rain?


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上手い下手は関係ない。
声に出して読んでいるうちに皆の緊張もほどけ、
とにかくその場にいる人たちがとても乗り気になり、
どんどんシェイクスピアを読むことを楽しんでいました。

私自身も、日本語をきちんとした発声できちんと発音する
(そしてそれがまだまだできていない自分)ということにとらわれて
詩を読む楽しみを忘れてしまっていたことに気づきました。
また、音に出したことにより、心の内側が動かされて後になってジワジワと
「次はこの詩を読んでみたい」「そういえば、あんな詩も好きだった」と
湧き上がってくるものがありました。

最後は、会にも参加されていた詩人、神谷真理子さんの詩。
作家自らが声に出して読む詩はとても素敵でした。

クリッシーとスティーブの二人も、日本語の意味はわからなくても、
凝縮された言葉、音の繰り返しに祈りに近い思いを感じる、という感想でした。
とても力強く心に響く詩だったため、今日はここで終わり。

詩はもともとは音に出して読み、音から生まれたもの。
声に出して読むことがいかに人の心の奥深くに響き、心を動かすかを改めて感じました。
また、それは頭での言葉の意味を理解を超えて、
実は聴いている人々の心に直接通じるものなのだと思います。

今回はシェイクスピアがメインでしたが、
日本語の和歌、詩など、海外の人と日本の人と一緒に声に出して読むことで
彼らの中に開かれていく世界観というものがあるはずです。

それを次回はこちらが先導できるように、何の詩、和歌を一緒に読みたいか
準備しておきたいなと思いました。

初めての試みでしたが、とても面白く、
これから彼らの来日の度に続けていきたいな、と感じさせる素敵な夜でした。

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2015年04月16日

「恋に狂ひて」再演 無事に終わりました。

横浜ボートシアター「恋に狂ひて」再演、無事に終わりました。

今回は船劇場のみでの再演。
雨が降る日もあり、お足元が悪かったにも関わらずたくさんのお客さんにいらしていただきました。
ありがとうございました!
久しぶりの友人や、お世話になっている方々、本当に色々な人に会うことができ、濃い時間を共有できたのが何よりも嬉しかったです。
ショコラのリスナーさんたちに初めてお会いできたのもとても嬉しかったー
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(遠藤さんとショコラの皆さんと。今回も出演者皆で写真撮るの忘れた〜)



船劇場は不便に感じる面もありますが、全てが綺麗に整えられてしまった今の日本ではとても珍しい空間で、物語の世界と一体になるに適した面白い場所です。そのような劇場の雰囲気も含めて皆さんに楽しんでいただけたようでとても嬉しかったです。

舞台は生き物であり常に変化します。
今回の再演に向けて、さらに質の高い舞台にしようと演出の遠藤さんはじめ皆必死に取り組みました。
歌が大幅に削られ、細かい人形の扱い、演技の細部まで見直しながらの稽古。また、振付の方に動きを見てもらうことにより、演じる上での身体が整理されて流れがつながりました。シンプルになった分一つ一つの重みが増し、更なるエネルギーが必要になり、物語に深みが増したような気がします。

最後の滝のシーンでは、雲居の前の引き裂かれるような心の痛みが、龍の動きを通して私の身体に衝撃のように伝わってきました。今回の舞台でその衝撃を感じたからこそ次は、龍となって現れるところの彼女の心の叫びをもっとお客さんの心に届けられるように、龍の面を被った上での声をもっと響かせたい、私自身の器を成長させねばいけない更なる課題を痛感しました。
共演している紗矢さんも「今まで月小夜(雲居の前の侍女)の姫に対する愛情が足りなかったのを感じたよ、ごめんね」を言ってきてくれたように、皆それぞれ、そのキャラクターの心の深い部分に触れ、気づきを得るような体験をしているのだな、と感じました。

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この舞台は今回で終わりではなく、次は関西&四国ツアーへと続いていきます。
このように長い時間をかけて取り組み、常に発見をし、成長し続けられる舞台に関われていることをとても幸せに感じます。

心身ともに全力で取り組む舞台のため、舞台の後には腑抜けのようになりますが、家には小さい怪獣が待ち構えています笑





娘は見る目童子の動きが大好き。
家で見る目のコミカルな動きを練習すると、娘も楽しそうに一緒に真似します。
私(見る目)「ぴょんぴょんお散歩たのしいな〜」
娘「ぴょんぴょん」
私「あれ!虫がいたぞ!」
娘「虫だぞ!」
私「しー!」
娘「しー!」… と続く。

二年前には抱っこ紐に入れながら稽古をしていたのに、今では後ろからぴょんぴょんついてくる、見る目童子の弟子ができたのが本当に可愛くて幸せです。
しまいには「もう一回!もう一回!」と娘がいうのをこちらが「もう疲れた〜〜」とヘトヘトになっていました。娘を船劇場に連れて行ける日が楽しみ!

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子供を抱えての舞台、旅公演などは本当に家族の支えや理解があってこそです。いつも皆で一丸となって支えてくれる家族に心から感謝しています。またそれを可能にしてくれている劇団にも感謝です。

「恋に狂ひて」次は6−7月の関西、四国への旅公演です。
そして、その前にアユリテアトルの関係で一度トロント&NYに娘と一緒に行ってきます

とにかく今は突っ走るのみですが、夏以降はのんびりしよう〜。
恋に狂ひて特設サイト
横浜ボートシアターHP

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2014年03月22日

「恋に狂いて」無事終了♬ 

「恋に狂いて」横浜公演、東京公演、共に無事に終了致しました。
観に来て下さったたくさんの方々、また、応援し支えて下さった皆さま、
本当にありがとうございました。

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(終演後:家族と遠藤さんと。私が撮った写真はこれのみでした...この写真もボケているし、もっと皆と写真を撮れば良かった〜〜)

やはり舞台はお客さんが入ってこそ完成するものですね!

今回は特に、お客さんから頂いた様々な感想や劇中のリアクションから、
私の方が気付かされることがとても大きかったです。
舞台を踏めば踏む程、この物語の奥深さ、力強さをより深く感じ、
それと同時に、私のちっぽけな身体では消化・吸収しきれない焦りのようなものを感じさせられました。

古典ということもあるのか、
物語りの飛躍、壮絶さがものすごく、私なんかの理解を遥かに越えた世界観です。
それをどのように体現するのか。
稽古の際も、常に追いつけないものを必死で追いかけているような感じを味わい続けて来ました。
一つ追いついた、と思うとまた一つ先に行かれてしまう。
読めば読む程、新たなことに気付かせられる。
演じれば演じる程、さらに深いものが先にあることに気付かせられる。
そのような物語や役には一生のうちに何度も出会えるものではありません。
この舞台に出会えたことに感謝して、再演の際にはまた一歩成長した姿で物語に関われるよう
日々進んでいきたいと思っています。

公演後、春を感じに、久しぶりに家族でゆっくり梅をみにいきました。

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今回の公演では、古くから伝わる説教節の物語「愛護の若」を基に
ほぼ原文のまま演出の遠藤さんが台本に起こし、そこに説教節政太夫さんが節を付け、
役者の私たちは、一年以上かけて各々政太夫さんの個人稽古、
そして皆で合わせてうたや台詞の稽古を積み重ねて来ました。

私は、台本を初めて読んだ時には殆ど意味が分からず、
きちんとした日本語の発声もままならず、
ただただ皆に追いつかねば、と必死に稽古をするばかり。

しかし公演が終わった今になって、その豊かな日本語が余韻となって身体中を巡りだし、
日本の自然や表現の美しさ、豊かさをひしひしと実感しています。

梅の香りがする春の山では、舞台で稽古した歌や台詞が自然と口から出て来て、
家族みんなで思わず合唱笑)

一歳半になる娘が生まれて初めて歌いだした歌も、
今回稽古をしていたこの歌です。

*********

春は籬(まがき)に桜花
夏は涼しき山河の流れを吹き返す
ほととぎす初音さだかに卯の花や
秋は色咲く菊水の花珍しく変わるらん
冬は雪降り白妙の谷の小川も氷張り
四季折々は目の前に
ものの上手が屏風に描きし絵のごとく
かかる栄華の御身をば
うらやまざるはなかりけり

*********





 







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2014年03月11日

「恋に狂いて」公演

現在、横浜ボートシアターの舞台「恋に狂いて」に出演しています。

横浜ボートシアターは、仮面、身体、語りを基軸に演劇創作をする劇団で、1981年からの歴史もあり、海外公演も多々あります。アユリテアトルも、海外からアーティスト来日の際には仮面やフィジカルシアターのWSを一緒にしたり、宮澤賢治作品の国際共同創作などで交流を重ねてきました。
横浜ボートシアターHP

今回の作品「恋に狂いて」は日本の昔から伝わる説教節「愛護の若」を基盤にしたお話です。
人間のもつ様々な情念が描かれ、「日本」という国の精神の原型、神々しさを感じさせ、深く心をうたれる物語りです。
世界観も、現世や人間に限らず、普通に観音様や、死後の世界の地獄の閻魔大王、猿やいたちなどの動物も出て来て、ユーモアも満載です。

稽古が始まったのは、もう一年以上前。
演出の遠藤啄郎さん、説教節政太夫さんを中心に、音楽家、私たち役者も皆それぞれに試行錯誤を重ねながら、稽古を重ねてようやく形になってきた舞台は、ライブ音楽、人形、語り、仮面、身体、うた、様々な要素が入り混じったとても力強いものになりました。

横浜ふね劇場公演は満員御礼で無事終了。
お客さんの反応もとても良かったです!!
あと、残すは東京のシアターX公演です!
ぜひぜひこの機会に、「恋に狂いて」を観に来て下さい。

私は、主人公である美少年「愛護の若」に恋をしてしまうが、その恋がかなわず、
死後には蛇(龍)になってまでも彼を手に入れる継母の役をやります。

また、詳細に関しては、「恋に狂いて」の特設サイトがあるので、こちらをご覧下さい。
「恋に狂いて」特設サイト



シアターXの公演は、
3/14(夜) 19:00-
3/15 (昼)14:00- (夜)19:00-
3/16(昼)14:00- です!

koinikuruite_flyer

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2013年07月19日

ドラ・ムーア演劇賞主要全6部門でノミネート!!

Fool'sLife-Katherine Fleitas (12)



アユリテアトル新作「A Fool’s Life」が、
カナダのドラ・ムーア演劇大賞(Dora Mavor Moore Awards)にて、最優秀作品賞、最優秀作品賞、最優秀演技賞他、主要6部門全てにノミネートされました!
ノミネートだけでも大快挙な上、最優秀サウンドデザイン賞を受賞することができました☆
ここまで支えて下さったみなさん、ありがとうございます。
そして、次なる日本公演、北米ツアーにむけてさらに頑張りますので今後ともよろしくお願いいたします。


「A Fool's Life は、知的・感情的・視覚的、全てのレベルにおいて満足させてくれる創造的な舞台である」(★★★★)THE GLOBE AND MAIL(カナダ全国紙) 


「アユリテアトルは、心と体、裏切りと救いーなど人間の持つ様々な二面性をユーモラスに、かつウィットに富みながら優雅に融合させている。芥川の芸術性を讃え、神話や芸術に取り憑かれていく男のどうしようもなく人間的な部分を、魔法にかけるような手法で見事に表している。」
(☆★★★★)NOW MAGAZINE(トロントで最もポピュラーなフリーペーパー)


「三つの話(鼻・馬の脚・地獄変)は才能の塊のような5人の役者によって生き生きと命を吹き込まれている。5人で全ての役を演じ、全ての役者がそれぞれ輝く、全ての人に観てもらいたい75分の素晴らしく創造的な舞台である。」
(★★★★)TORONTO STAR(トロントの新聞)


「この舞台に完全に圧倒された、役者の身体のムーヴメントは非常に美しく絶妙で、演技は実に見事である」 MOONEY on theatre(全ての舞台を網羅する演劇専門レビュー)


ラジオ放送 CLASSICAL 96.3FM


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2011年10月19日

妖怪プロジェクト

「A Fool's Life」の公演と同時並行で始まり、今取り組んでいる「妖怪/monster project/プロジェクト」!

今回はアユリの仲間とは別に、完全に違うバックグラウンドをもったアーティスト達との国際共同創作です。

2009年度からプロジェクトの話が始まり、2010年夏にはクレア(カナダの俳優)とサラ(アメリカの演出家/ルコック卒)がリサーチ&トレーニングのために来日。クレアとは一夏一緒に過ごして様々な体験を共にしました。

その後は、サラから様々な課題が出されて各自それぞれの国でリサーチ継続。

そして今回トロントにて集まり、稽古場での創作第一段階開始です☆

再会〜♪
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創作第一段階は三週間。
稽古場には、創作のコラボレーターとして違う専門をもったアーティストたちも加わります。
今回の目的は、とにかく稽古場で身体を動かしながら、リサーチ&ディスカッションを重ねることによりお互いの共通言語を見つけていくこと。そして、各自の専門をぶつけあいながら即興などでアイディアをどんどん試し、テーマを深く深く掘り下げていくことです。(open canvas)


初日恒例のミーティング
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演出家のサラ、クリエーター&パフォーマーのクレアと私の他にプロジェクトに加わっているのは、

劇作家のアントンポランスキー。
彼はカナダの演劇界では知らない人はいない!という程著名な作家だそうです。今回は稽古場で毎日私たちの即興を見たり、ディスカッションに加わったり、彼自身も即興のアイディアを提供しながらストーリーを構築していく役割。
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一緒に創作に加わってくれるアダムとリニア。
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アダムはパリのフィリップ・ゴーリエでトレーニングをした後、ゴーリエと共に様々な所で教えたり演出したり、個人ではカナダ国立演劇研修所で教えたりしています。(もちろん俳優としても主にブッフォンの専門アーティストとして活躍中です!)

リニアはとても素敵なダンサー。いつも舞台で忙しく飛び回っています。彼女は主にダンスのバックグラウンドからリードしながら一緒にアイディアを出していきます。

皆がそれぞれの専門を持ちながらも、一つの目的に向かって思いきりぶつかり合っていく。
私がいつも日本で創作ワークショップをやるときに言っている ”皆が出る杭になりながらも共鳴し合って一つのものを創り上げていく” 環境がここにはあります。
もちろん真剣であればある程、バックグラウンドが違えば違う程、厳しさも大きくなりますが、国や文化の違いを越えて、心が通うような信頼関係や共通言語を生み出していくにはそのプロセスこそが重要なのだと痛感しています。

いよいよ最後の一週間です!
次の日曜日には公開試演をして、客観的な意見を取り入れながらディスカッション。
それからしばらく各自の国に戻り、温めながら次の創作第二段階に備えていきます♪









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2011年10月16日

公演終了♪次なるステップへ

アユリテアトル最新作「A FOOL'S LIFE」の公演も無事に終了♪

トロントでのお客さんの反応はとっても良かったので、本当に嬉しかったです。

稽古中に「このシーンは面白い!」と皆で笑っていたとしても、お客さんにとって面白いかどうかは本番にならないとわからない。。
今回は、話全体の流れや構成など、とても悩んで、色々試して、ディスカッションを積み重ねて創り上げたオリジナルであり、また仮面や人形、ビジュアルなども色々とチャレンジの部分が多かったため、幕があがるまでの緊張感も大きかったです。

しかし、ふたを開けてびっくり!

お客さんのリアクションがものすごい。
笑うところは大笑い、気持ち悪いところは「おえ〜」というような声が聞こえてくる、そして予想外のところでの大きなリアクションや最後の静まりかえった雰囲気。。。それに合わせてこちらの出すエネルギーも変化する。

本当に舞台はお客さんと一体になって初めて形が見えてくるものなのだな、と強く実感した舞台でした。

色々な大変興味深い感想も頂いたので、ぜひ少しずつ紹介できたら、と思っています。
そして、次は日本公演にむけてどのように取り組むか、色々と考えなければな〜〜!!

【各新聞のレビューから抜粋】

カナダ全国紙 THE GLOBE AND MAIL
「A Fool's Life は、知的・感情的・視覚的、全てのレベルにおいて満足させてくれる創造的な舞台である」(4つ星/4つ星が最高)

トロントで最もポピュラーなフリーペーパー NOW MAGAZINE
「アユリテアトルは、心と体、裏切りと救いーなど人間の持つ様々な二面性をユーモラスに、かつウィットに富みながら優雅に融合させている。芥川の芸術性を讃え、神話や芸術に取り憑かれていく男のどうしようもなく人間的な部分を、魔法にかけるような手法で見事に表している。」
(4つ星/5つ星が最高)

トロントの新聞 TORONTO STAR
「三つの話(鼻・馬の脚・地獄変)は才能の塊のような5人の役者によって生き生きと命を吹き込まれている。5人で全ての役を演じ、全ての役者がそれぞれ輝いている。」(3.5星/4つ星が最高)

全ての舞台を網羅する演劇専門レビュー MOONEY on theatre

「この舞台に完全に圧倒された、役者の身体のムーヴメントは非常に美しく絶妙で、演技は実に見事である」

ラジオ放送 CLASSICAL 96.3FM

【プロダクション紹介】
千秋楽本番前の楽屋にて。
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左から:デレック(中国系カナダ人)馬の脚の動きが本当に素晴らしい
クレア(アイルランド系カナダ人)絶妙な演技がとても魅力的
春菜(日本人)じいさんの役なども色々やりました☆
ジュリアン(イタリア系カナダ人)ものすごくおちゃめ、芥川も素敵だけど他にも多数いい味出してる
リチャード(中国系カナダ人)中国の地獄の番人の役がとっても面白い!

千秋楽本番前のダン
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写真となるといつも変になるけど、とても素敵なディレクター

ビジュアルアーティストのショーンとソーニャ
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彼らのアートは特別。アナログにこだわり、本番には役者と一緒に彼らも毎回ビジュアルアートを創って融合させていく。

音楽家の亥士さん
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禅僧のように静かな中に力強さを兼ね備え、音楽も毎回の舞台に融合していく感じで奏でられる。

照明&舞台監督のアンドレ
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きっちりしっかり、本番中は毎日みんなのお母さんのようでした☆

みんな〜ありがとう!
そして観に来て下さった皆様、遠くから応援して下さった皆様、本当に本当にありがとうございました。さあ〜〜次は日本にむけてエイエイオー♪





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2011年10月02日

「A Fool's Life」初日@トロント・シアターセンター

無事に初日の公演を迎えることができました!
公演後、ダンとクリスティーナと。
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初日には、なんと英語劇をやっている立教の後輩が突然観に来てくれました。
トロントに交換留学に来ていて、たまたま情報を見つけて来てくれたみたいで本当に嬉しかった〜

今回は一つのストーリーを舞台化するだけでなく、芥川の自伝や「河童」の話などを何度も何度も読み直し、その中でも彼の代表作「鼻」「馬の脚」「地獄変」三つの話を組み合わせて創作してきたオリジナル作品です。

地獄変のワンシーンの稽古風景。
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三つの話の根底にある深いダイナミックは何か、そこからどのように芥川自身の抱えていた人生の葛藤を描いていけるか、そして、現代に生きる私たちになぜこの話が重要なのか、本番ギリギリまで悩み、色々と試し、変化し続けてきました。
その結果出来上がった作品は、稽古初日の最初のアイディアからはまるっきりかけ離れた全然違うもの。しかし、根底に流れる大きな構想は変わっていません。ダンや私が奥底に感じていた深いものを、稽古場で実際に身体を動かしながら少しずつ皆で共有し、頭で構想を練るレベルを遥かに超えて最終的にたどりついた結果がこの「A Fool's Life」なのだと思います。

このような創作は、みんな精神的にも肉体的にもギリギリの所で生み出していきます。
思い返すと、毎日新たな壁へのチャレンジばかり。トライ&エラーの繰り返し。。。
本番を迎えるまでは本当にドキドキです。しかしその分、お客さんが何かを感じ取ってくれた時の感動もとても大きい。

初日には、テクニカルな部分での小さなミスはそれぞれありましたが、
(役者五人で様々な役に入れ替わったりスクリーンを動かしたりするので、舞台裏では早着替えなど常に気が抜けません!)無事に初日を迎えられて本当に良かった〜。

スクリーンには、ビジュアルアーティストの様々な背景(全て手描き!)が映し出されます。
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これから8日間安心して、皆で思いきり楽しく充実した舞台にしていきたいと思います!

芥川役のジュリアン。
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2011年09月21日

日系文化会館

今週一週間は、トロントにある日系文化会館にお世話になります。
月曜日から稽古&仕込みをして、23日(金)には当会館のホールで初めてお客さんの前での試演会。
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日系文化会館は、以前トロントに来た際にも訪れたことのあるとても素敵な施設です。

日本に関する様々な催しのちらしや
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武道場
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そして、おにぎりなどが売っている売店♪
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私はぜひみんなに試してもらいたくて、さっそく肉まんを買って一口ずつ食べました。
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久しぶりで美味しかった〜〜。

日本のお菓子も♪
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などなど久しぶりの感覚を味わっていたら、こちらに来て始めて少しホームシック気味に。
お風呂に入りたい、鎌倉に行きたい、野菜たっぷりのおいしいご飯が食べたい、魚が食べたい、
道着を着て空手がやりたい。。
とりあえずその日のランチタイムは一人で過ごして気分転換♪ 

この一ヶ月間、ダンと毎日朝から晩まで共に過ごし、稽古中はもちろん、行きも帰りもずっとディスカッションをして作品の内容を練り上げてきました。
産みの苦しみもあったけれど、その分内容の深いものが仕上がってきたと思います。
また、アユリの作品に初めて出演の役者さん達も、今では雑巾がけもご真言の発声もすっかりなじんで取り組んでくれていて、時には思いきりふざけながら充実した創作時間を過ごせています!
あと一ヶ月半。多少の不自由はあるけれど、こちらでの恵まれた創作時間を思いきり堪能していきたいと思います。

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思い返せば芥川龍之介の作品には2005年から取り組んでいるのだなぁ。

先週から稽古に音楽家の亥士さんが加わってくれ、今週からはプロジェクションや小道具&衣装などもどんどん加わっていきます!

今日は初ランスルー。

平穏な家庭生活を望んでいた一人の父親として、そして人間の世界に自分の居場所を見つけられず常に河童の世界に憧れていた芥川の抱える様々な葛藤を、彼の代表作「鼻」「馬の脚」「地獄変」などの話を織り交ぜながら描いていきます。
また、舞台は五人の役者のみで様々なキャラクターを演じていきます。同じ役者でも、キャラクターによって全然違う雰囲気に変身していくのもとても見応えがあって面白いです♪ 

「A Fool's Life」は、トロントシアターセンターにて9月30日から10月8日まで公演です。
(9月23日日系文化会館にて試演会/10月29日プレビュー公演)

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ぜひ日本でも公演できるよう、精一杯頑張りますので応援よろしくお願いします!!

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