2015年06月

2015年06月27日

弁理士の日 知財ふれあいフェスティバル

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 今日はツインタワー21のアトリウムで近畿弁理士会によるイベントにスタッフとして参加してきました。弁理士の日の記念行事としてこれまで講演のみだったのですが、十年ぶりにイベントが復活。
 私は発明工作教室を担当しましたが、お客さんがそれはそれはたくさん来て頂き、イベント全体としても大成功でした。
 これをきっかけに発明や弁理士についてちょっとでも興味を持ってもらえたらなあと思いました。座る暇もなく大変でしたが、充実した一日でした。


aichanpapa1 at 22:05|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2015年06月16日

プロダクトバイプロセスクレームに関する最高裁の判断

 プロダクトバイプロセスクレームとは、例えば「製法Aにより製造される物質α」のように、物の製造方法によってその物を特定するクレーム(請求項)をいいます(以下、PBPクレームという)。
 今回の最高裁の判断で、出願審査時と侵害訴訟時における、PBPクレームの解釈がこれまでと大きく変わる可能性が出てきました。特許庁も審査基準を至急改訂し、それまではこの判断は保留すると、ちょっと異例の発表をしているようです。

 ものすごく簡単に整理してみます。理解容易のため、あえて正確な表現は無視します。

1.これまで
(1)出願審査時
・「不可能、困難、不適切(理解しにくくなる度合いが大きい場合など)」であるときはPBPクレームで物自体を特定でき、明確性要件違反(36条6項2号違反)にはならない(審査基準より)。
・新規性等の判断は、製法は考慮せず、あくまでも「物」で対比判断。

(2)侵害訴訟時
・不真正PBPクレーム:製法を考慮して侵害判断。製法限定説。
・真正PBPクレーム:製法を考慮せず「物」で侵害判断。物同一説。

2.最高裁の判断
(1)出願審査時
・物の構造や特性で特定することが不可能か実際的でないという事情に限ってPBPクレームは認めるが、それ以外は明確性要件違反(36条6項2号違反)。
→これまでに比べPBPクレームでの記載の明確性要件をより厳格に判断。
・なお、新規性等の判断は、これまでと同様、製法は考慮せず、あくまでも「物」で対比判断。

(2)侵害訴訟時
・製法は考慮せず「物」で侵害判断。物同一説。

 今後、出願審査時に侵害訴訟時も「物同一説」で統一して判断されることになりそうです。なお、上述の通り、PBPクレームでの記載が明確性要件違反として拒絶あるいは登録済みのものであれば無効とされるリスクが高まることが予想されます。

aichanpapa1 at 05:21|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)
Profile
あいパパ
 17歳の娘、あいちゃんのパパが弁理士として頑張っています。
 弁理士になっても日々勉強の毎日です。勉強・仕事・家庭のバランスに苦戦中。
 LECで講師もしていました。
 キャッチフレーズは「会いに行ける弁理士!」

●職業:弁理士です。
●住所:京都です。
●家族:妻 司書
     子 あい
     子 けい
●資格:
 ・弁理士
  <2006年>LECで一発合格
 ・知的財産管理技能士1級
  <2008年>

※写真は0歳のあいちゃんです。雑誌にも載りました!

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