米国と同じように、韓国でもいわゆる3倍賠償の制度が導入されることになりました。
概要は次の通りです。

・2018年12月7日、国会本会議を通過。2019年1月8日に交付され、公布日から6ヶ月経過した日から施行される。よって施行日は2019年7月8日になるかと思います。
・特許権及び営業秘密の侵害行為が故意である場合、損害額の最大3倍まで賠償額を定められる「懲罰的損害賠償制度」を導入。
・賠償額の判断時の考慮事項として、侵害行為者の優先的地位、故意の程度、被害規模、侵害者が得た経済的利益、侵害行為の期間・回数、侵害者の財産状態、被害救済努力の程度が規定されている。
・米国等と比べても損害賠償額の中間値がはるかに少なく、被害を受けた企業に十分な補償が行われていなかった。
・また、正当な価格を支払うより、侵害して利益を上げ、侵害が摘発されれば損害額を支払う方がよいといくケースも増えていた。さらに損害賠償が十分でないため裁判自体をあきらめるケースもあった。
・言い換えると、全世界で自分に最も有利な判断を受けられる裁判所を選択する、いわゆる「フォーラムショッピング」が拡大する趨勢の中で、韓国が主導権を握られるように特許法を早急に改正すべきだということが提案の背景にあるようです。

参考:JETRO韓国ウェブサイト