愛育心理研究会

愛育心理研究会のブログです。 http://www.aiikushinri.com/

前期研修講座(1)佐田宏講師「育児・保育・介護とホスピタリティ」を開催しました

=ただいま工事中です=

後期 研修講座 シンポジウム「両毛の愛育の灯を守る─西田正源師の残したもの」を足利市で開催しました

平成26105日、栃木県足利市の明林寺において2014年度後期研修講座「両毛の愛育の灯を守る─西田正源師の残したもの─」を開催しました。

研修講座の開講に先立ち、教育者であり愛育心理研究会の会員でもあった元明林寺東堂、西田正源大和尚の墓前に詣で、ご子息(次男)である西田正法和尚による読経のなか手を合わせることができました。

正法+墓参






研修講座前の墓参


シンポジウムは、冒頭に正法和尚よりご挨拶をいただいた後、愛育心理研究会の小林強代表が、配布資料「愛育心理聞きつづり 西田正源さん」を紹介しながら、反戦教育、自由教育の流れ、正源大和尚と霜田静志(愛育)との関わり、地域での多くの関わりについて紹介し、ご長男の西田正人氏(愛育心理研究会世話人)ほかが紹介されました。

今回の参加者は愛育関係者のほか、正源師とは縁の深いクローバーの会、民生委員の会、傾聴ボランティアの会、寺子屋の関係者などです。そして、引き続きそれぞれが正源師との関係や現在の活動など自己紹介を行い、教えられ励まされたことが、叱らない教育やいじめ、老人問題などの実践から日々の生活の中にまで色濃く正源師の教えが生きていることを語っていただきました。(報告:餘家)

講座風景












研修講座の様子

愛育心理研究会第39回大会「『叱らぬ教育』をめぐって-PART4-」を開催しました

2014629日、第39回大会「『叱らぬ教育』をめぐって-PART4-」を南アルプス市で開催しました。今回は特別に会場を掘真一郎先生主宰の、きのくに子どもの村小学校・中学校を会場に、愛育会員、子どもの村の教師・ご父兄を併せて約100名の参加者が“自由教育、叱らぬ教育”について学びました。

 

・研究発表Ⅰ「私の保育から自由を考える」京極桃子講師(大中里保育園 保育士)

 保育園5歳児の劇作りを既成の枠から解き放ち、園庭という自由空間で子ども達の自由闊達な閃きから次々とストーリーを組み立て、オリジナルな劇の物語を紡ぎ出す様子は、創作力を云々いう大人たちにはとても考え付かない、創造的な学びの時間だと実感できました。

・研究発表Ⅱ「放縦ではない自由を求めて」柳澤百合講師(川崎頌和幼稚園 教諭)

 愛育の重鎮でもあった故・吉田きみ子さん(霜田静志の兄弟の孫)との学びの場がいかに大切であったか、そこで学んだことが今の保育にどう生かされているのか。たとえば子ども同士のケンカでも「制止しない」「ごめんなさいを言わせない」等々の指導法を開陳いただいた。

・研修「抵抗と感情転移を体験するワークの試み」長谷川啓三講師(東北大学 教授)

 精神分析学は「心の問題は過去の体験が無意識に現在を規定する」と定義するという。初めて会った人に良い印象や悪い印象を持つのはそのせいだ。しかし、最初の印象は「お話」をしたり相手と触れたりするうちに、短時間で印象が変わることを今回の集団ワークで体験できた。

・講演「ニイルと『聞き手の登場するお話作り』」堀真一郎講師(きのくに子どもの村学園長)

 A.S.ニイルは子供たちにお話を作って聞かせたが、そこには聞き手である子どもたちを登場させるばかりでなく、途中でやりこめられたり、子どもたちからの注文も取り入れてお話を進めている。心の開放を底辺に、自由を求め続けるきのくにでもこの精神は受け継がれている。

 

なお、当日は良いお天気に恵まれ、会場は学校の施設を使わせていただき、昼食には学園のご厚意で学校の子ども達と同じものをビュッフェ形式でいただきました。広々として手入れの行き届いた施設からは、ここでの伸び伸びとした学びの日々を彷彿とさせる一日でした。なお、大会の準備・運営にあたり、きのくにの多くの先生方にお手伝いをいただきました。あらためて感謝いたします。(報告:餘家)


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教室リサイズCIMG6238昼食リサイズCIMG6314

遺作展「吉田きみ子金工レリーフ展(2014年3月17~23日)」のご案内

愛育心理研究会顧問で金工作家(新協美術界委員)の吉田きみ子さんが昨年610日に急逝されました。横浜・金沢区で永らく創造アトリエ・コスモスグループを主宰されており、子どもたちの心を“絵を描くことで自由にする”活動を続けてこられました。霜田静志の縁戚でもあり、作家活動の傍ら、永らく愛育の活動を支えていただきましたことに感謝いたします。
吉田さんの遺作展となる「吉田きみ子金工レリーフ展」が、銀座七丁目7-1・銀座幸新ギャラリーで317日(月)~23日(日)に開催されますのでご案内します。

開館時間は午前11時~午後6時(初日は午後1時から、最終日は午後5時まで)

http://kosin.blog76.fc2.com/blog-entry-307.html

吉田さん遺作レリーフ展2











なお、展示会では金属板に絵柄を叩き出し彩色を施した作品
25点が展示されます。  (担当:餘家)

平成26年2月16日、佐田宏講師の研修講座「ホスピタリティ(おもてなし)とは」開催

2014(平成26)年216日(日)、波止場の風が歴史の香りを運んで来る、港ヨコハマは「開港記念会館」にて、『ホスピタリティとは?』というテーマで、研修講座が開催された。人気スポットの会場が使えたのは、大変にラッキーで、内容の濃い会に花を添えた。

お迎えした講師の佐田宏氏は、長年「プリンスホテル」に勤務された後、「アローアーバンホスピタリティ教育研究所」を主宰され、大学や専門学校でも若者たちを教えておられる。

柔和なお人柄があふれるレクチャーに、さすがは筋金入りの元ホテルマンの、スマートな立ち居も美しい。お話しは、サービスとホスピタリティの違いから。

かつての主従関係の時代では、サービスの提供を求める側が、評価もする。今は提供者と評価者の相互関係でバランスが作られる。そこで得られる満足感の先に、より広い協働で「感動」などを生むのがホスピタリティとされ、具体的な実践まで、ご教示いただいた。

講座風景(講師は佐田宏氏)。下の写真は会場となった開港記念館とかの有名な「ジャックの塔」
佐田氏講演 写真 開港記念館 写真


















(講座写真撮影:愛育心理研究会広報部・餘家清、横浜開港記念館写真は同館HPより)

「愛育」の心理・カウンセリングの視点から興味深かったのは、「サービスは、等価価値に付加価値を乗せること。ただし、いったん与えた付加価値が次からは等価価値に収まる」というお話しで、カウンセラーの余計なサービス(私だけができるという思いあがり)や親切の押し売り(自己満足のお節介 <評価するのは相談者だ!>)は、「協働」を妨げると、示唆に富んだフレーズであった。感謝して、自己の戒めとしたい。

また、佐田氏は、「互いにもてなしあうことは大事だが、群れない力も必要ではないか?」と問われた。この問題は、「愛育」の基本理念にも触れる。独立性・独自性→自由の尊重につながっている。フロアからも発言があり、「群れなければ、イジメられるのではないかという不安」が指摘された。それは、現代(昔から?)の大きな社会問題でもあろう。

だが、「群れていてはいけない」も、かたくなスタンスで、「群れていなければならない」と同様、その不自由さがイジメのターゲットになりやすいのではないかとも思う。

講師が面白い事例をあげられた。「写真を撮って欲しい、と頼まれる数を競うコンテストで成績の良いのは、一見ボーッとしている者。相手に余裕を感じさせ、安心感を与えるのだとか。「群れない」にせよ、自由・自在を楽しむ心を持ち、育てたいものだ。

講師が会の冒頭で言われたように「しっている」と「している」はたった1字で大違い。理屈はおいて、この日のお話しを実践に生かしたい。勝手なコメントで、ご講演の主旨を外れていたら陳謝申し上げる次第である。                        (報告と感想:愛育心理研究会代表 小林強)

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