愛育心理研究会

愛育心理研究会のブログです。 http://www.aiikushinri.com/

掛川支部開設記念 水越八千代講師の研修講座「高齢者の生活と心理的援助」を開催

平成25114日の研修講座は掛川支部の開設を記念して、掛川城にほど近い静岡県掛川市生涯学習センター第二会議室で開催された。

水越講師は介護支援専門員で介護認定調査も行っており、一人暮らしが厳しい方、身体が不自由な方、認知症、肉体的な虐待・心理的な虐待などの様々な事例に遭遇されている。

そのような方の具体的な気になる事例について説明があり、介護を受けている高齢者への支援には状況を理解したうえでの心理的援助が欠かせないこと、および援助や支援の具体的な方法と注意点とをお話いただいた。

65歳以上のお年寄りが人口の15%以上になる(高齢化率15%)と世界的に“高齢化社会”と呼ばれるが、わが国では平成25年に高齢化率が25%を超える。厚生労働省の資料によると1990年には65歳以上のお年寄り1人を約5人で支えていたが、2025年には同18人で支えなければいけなくなるという。老人を含む社会心理学がこの状況に適応していくことが大切で、介護者にとって“自分を犠牲にしない介護”が大切だと強調された。
P1000734掛川トリミング2

荘司妙子氏の研修講座「精神分析から真の自己へ -霜田静志のめざしたもの-」を聴いて

2013629日(土)の荘司講師の研修会は、台東区民会館・特別会議室で行われた。

新フロイト派の精神分析家カレン・ホーナイ女史(ドイツ)は、誰で潜在意識の中に持っている“健康的なもの”や“意欲”を導き出すセッションを「リアル・セルフ(RS)分析」と呼んだ。晩年に来日し、鈴木大拙師の講話をよく聴いたという。RSと禅の修行や悟りが似ていることを指摘している。篠崎忠男氏(故人・霜田静志の高弟、パールスのゲシュタルト療法を日本に紹介したことでも知られる)は、ホーナイ女史の考案したRS実践の第一人者で、“大人になる途中で加わった邪魔なものを取り去る”ことを唱え、面接の実際場面でその効果を実証した

また、霜田やニイルも、子どもを有能な大人に育てるため、心理面の治療に止まらず教育的・開発的精神分析に言及していることを指摘されてもいる

荘司氏自身は霜田静志の講義を聴き、篠崎忠男氏のもとに通って精神分析を受け、自己実現ができた。常盤幼稚園では、子どもの“自己肯定感”を大切にし、他人の気持ちを分かるように、保育士も自身の持っているものを伸ばすようにしているという。

荘司氏の半世紀を超える実践と事例には、筆舌に尽くしがたい重みと、カウンセリングの今と未来への希望を感じた。(報告:小林・餘家)

西田正法師の講話(第2回)「唯識仏教に学ぶ自己」~仏教が捉えた深層心理~を拝聴

513日(月)、上智大学ソフィアンズクラブ室にて、同大学の「カウンセリング研究所」(現在は休止中)で学んだ方々の同窓会・月例学習会で、昨年11月に続き、足利市明林寺住職西田正法師の第2回講話が行われ、「唯識(ゆいしき)」についてのお話を聴いた。

「篤く三宝を敬うべし」と深く仏教に帰依した聖徳太子も、唯識仏教の研究者であった。自分の心に注目する唯識論は、「知性に依って自己を捉え、徹底的に自己の深層を極めよう」とし、「人間とは何か、自己とは誰か」を精細な省察により言語化して説明するものだ。

『西遊記』のモデルとして有名な玄奘三蔵が、艱難辛苦の末に、天竺(インド)の原典を持ち帰り、翻訳した経典の数は761,347巻にも及ぶが、その中でも、特別の思いで直接翻訳されたのがこの『成唯識論』であったという。

「心だけが真実」とするこの教えは、「現行(げんぎょう:行為)、業(ごう)」の一切が、種子(しゅうじ)となり、薫習(くんじゅう:蓄積)するものとして、健在意識の深奥に、「阿頼耶識(あらやしき)」という仮説を立て、その間で暴れ河のごとく休むことなく働く「末那識(まなしき:*会終了後の小林代表の解説によれば、フロイトの「潜在意識」はこのレベルに相当するとか)」という階層も想定している。

そして、蓄積された種子に触発され、さらに新たな現行が生じる(カルマ)。過去の経験や行為そのものには「善悪」の別はないのだが、自分の思量-と思い込んでいるものだけが現実であるので、種子(蓄えられたデータ)は状況により異なった意味を持つ。データをどう使うかが大切だと諭しているように思えた。

深く自己を識るための学問であるが、コンピュータとメモリーを制御するプログラムにも似ているのではないかと、ふと感じた。古くて新しい課題なのかもしれない。                        (報告:餘家)
CIMG1002正法+リサイズ CIMG0983トリミング+リサイズ

昨年12月の塩川寿平氏「研修講座」記事が新聞に掲載されました

このブログでも報告しました、平成24122日に開催した富士宮市・大中里保育園での研修講座について、地元紙である日刊岳南朝日新聞の125日に掲載された。

愛育心理研究会がニイル=霜田静志の「自由教育」を継承していること、「大地保育」を推進する塩川氏も会員の一人で、子どもの世界観を大切にした保育を行っていることなどが紹介され、研修会場の写真も掲載されました。
記事の転載許可をいただいた株式会社岳南朝日新聞社様に感謝します。       (編集子)
SCN_0006ブログ用トリミング改(600)

東京支部ブログ開設しました。

東京支部のブログを開設しました。ただいま準備中です。

http://blog.livedoor.jp/aiikushinri-tokyo/
カテゴリ別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ