92日まで多摩美術大学美術館(東京都多摩市)で開催された展覧会「コドモノクニへようこそ」に行きました。多摩美術大学は、霜田静志が昭和26年から教授として奉職しており、絵本『コドモノクニ』は大正11年から23年間刊行されたわが国の革新的な総合絵雑誌です。

展示は絵本の原稿として描かれた著名な画家たちの原画を中心にした展示でしたが、霜田はこの雑誌に母親たちの育児相談に回答するコーナー「母のペーヂ」を持っていました。会場にはその「母のペーヂ」を検索できる端末も設置されており、霜田は「幼児に与える玩具はどんなものが良いか」「嫌いの矯正」などの問いに明快に答えています。

東京美術学校(東京芸術大学)出身であり芸術家と幅広い交友のあった霜田の一面と、マスコミを使って幼児教育を啓発しようという積極的な活動の一面を知ることのできる、有意義な展示でした。(報告:餘家)

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