2013629日(土)の荘司講師の研修会は、台東区民会館・特別会議室で行われた。

新フロイト派の精神分析家カレン・ホーナイ女史(ドイツ)は、誰で潜在意識の中に持っている“健康的なもの”や“意欲”を導き出すセッションを「リアル・セルフ(RS)分析」と呼んだ。晩年に来日し、鈴木大拙師の講話をよく聴いたという。RSと禅の修行や悟りが似ていることを指摘している。篠崎忠男氏(故人・霜田静志の高弟、パールスのゲシュタルト療法を日本に紹介したことでも知られる)は、ホーナイ女史の考案したRS実践の第一人者で、“大人になる途中で加わった邪魔なものを取り去る”ことを唱え、面接の実際場面でその効果を実証した

また、霜田やニイルも、子どもを有能な大人に育てるため、心理面の治療に止まらず教育的・開発的精神分析に言及していることを指摘されてもいる

荘司氏自身は霜田静志の講義を聴き、篠崎忠男氏のもとに通って精神分析を受け、自己実現ができた。常盤幼稚園では、子どもの“自己肯定感”を大切にし、他人の気持ちを分かるように、保育士も自身の持っているものを伸ばすようにしているという。

荘司氏の半世紀を超える実践と事例には、筆舌に尽くしがたい重みと、カウンセリングの今と未来への希望を感じた。(報告:小林・餘家)