藍色工房 ピアノ画像発表会
こんばんは。藍色工房店長の坂東未来(ばんどうみき)です。

明日は第一土曜日なので、恒例のラジオ出演の日です。

今回は、改めてこのラジオに出るようになったことについてお話ししたいと思います。


<美人ディレクターさんとの出会い>

最初は美人ディレクターSさんが、西日本放送ラジオのとある番組で藍色工房に

取材に来てくださったのでした。

ラジオカーと言って、生放送中にラジオ中継をしながら自動車でいろんな場所を

リポートするコーナーでした。


その頃の私たちはまだ、テレビにもラジオにも出演したことが無くて…本当に初めての

ラジオ出演でした。

長女が2歳くらいの頃だったと思うので、もう7年以上前のことではないでしょうか。


その後も年に一度、様子を観に取材してくださっていて、私がピアニストであるということにも

興味を持っていてくださったので、生放送中にピアノ演奏を少しご披露したこともありました。



<ピアノと私>

藍色工房 ピアノ画像演奏風景2
私自身、ピアニストになりたくて、小学生のころからずっとピアノを弾いていました。

それ以外のものになることなど、考えたこともありませんでした。

音楽大学でイタリア人の先生について、いろんなことを学んだし挫折を味わいました。

つまり、「努力」だけで越えられるものには限りがあるということがよくわかったのです。


今にして思うことがあります。

それでも、なんとしても、石にかじりついてでも音楽を続けたいと意地を通して、

ヨーロッパへ勢いで留学してしまえばよかったのだと。


でも、当時の私にはその決断ができませんでした。

初めて、自分に与えられた音楽の才能というか力量に、疑問を感じていました。

「何かしたい。音楽でしかできないことが私にはある…」

そんな思いを持ってはいたものの、何をしたらいいのか完全に見失って、

結局のところ、音楽大学卒業と共に四国に帰ってきてしまいました。



その4年後、結婚→出産→夫の会社が倒産→藍色工房立ち上げと怒涛のベンチャー生活に

あっという間になだれ込んでしまいました。


<ディレクターSさんからのご提案>

2009年6月、ディレクターSさんのご厚意で、毎月第1土曜日の『波乗りラジオ まんぷくタイプ』に

コーナーを持たせていただけるようになりました。

その時ご依頼いただくときにこんなご提案をいただきました。

「毎月、何かお勧めの曲を1曲ご紹介いただけませんか?クラシックを中心に。」


藍色工房を立ち上げてから年々減っていくピアノと過ごす時間。

それをさみしいと思う暇もないくらいに時間とタスクに追われていましたので

このご提案は本当に、私にとってありがたいものでした。


ピアノの前を離れても、何か音楽界にとって役に立つことをしていたい。

そんな思いはいつもどこかにあったからです。

月に一度、心をこめて素敵な音楽をお届することができるのなら、きっと誰かの心を

楽しくしたり安らいだりさせるお手伝いができる。

こんなチャンスをいただけることなんて、もうきっと2度とない。


藍色工房 ピアノ画像練習室
高校・大学と、買い貯めたCDはたくさんありましたので、月に一度ご紹介する

曲を選ぶことの方が難しいくらいです。

常々、もっとクラシックの本当の楽しさを伝えていける何かができないかと考えて

いましたから、お話ししたいことも山ほどあります。



<手紙を渡すような気持ちで>

私にとってピアノを演奏することは、どんな長い手紙を書くよりも簡単に、本当の気持ちを

誰かに伝えることのできる唯一の方法です。

言葉にするよりうんと正確に、大切なことを言うことができます。

ラジオでは、おすすめの曲をお勧めの演奏家の演奏でお届けしていますが、これもやはり

私から「大切なこと」をお手紙にして手渡しているのと同じような気持ちで続けています。

毎回、私の私物CDでお勧めの曲をお届けしています♪

藍色工房 ピアノ画像練習室2

今年最初の出演は、明日の午後12:00スタートの『波乗りラジオ まんぷくタイプ』です。

西日本放送ラジオ1449で、「あいいろ日記」というコーナーをいただいています。

今回も、心をこめて選曲しましたので、電波が届く地域の方はどうぞ受け取ってください☆


楽しい原さんと荻野さんというパーソナリティーさんに支えていただけてていることも本当に

ラッキーだと思っています。

毎回和やかなコーナーになっています♪

●波乗りラジオ公式ホームページ
http://www.rnc.co.jp/radio/nami/


ここだけの話:

藍色工房を引退したら、病院やカフェでピアノ演奏を再開したいと密かに企んでいます。

いつのことになるのかさっぱり分かりませんが。