大河ドラマでモリモリ恐れられている織田信長公。

この方、実は「日本で初めて●●を使った人、食べた人、飲んだ人」の

オンパレードの方でございます。

いつもありがとうございます。

藍色工房店長の坂東未来です。

今日は風呂の日なのでお風呂に関連したトピックスをお届けいたします。
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<日本で初めて石鹸を使った武将>

もうほとんど答えを言ったようなものですが、日本で初めて石鹸を使った人は織田信長公

だという事になっています。 

南蛮渡来の珍しい品を、楽しみながらあれもこれもとお試しになった好奇心旺盛な

お殿様。



それまでの日本には固形の石鹸はありませんでした。

灰をお湯に浸し、その上澄みの灰汁を使って洗濯したり、無患子(ムクロジ)という木の実を

水に浸してシャンプーを作ったり(天然の洗浄成分であるサポニンが含まれています)、

小豆を石うすでひいた粉を水でペースト状に練り、洗顔料として使ったりしていました。



そう、日本には「油」を「けん化」させて固形の石鹸を作るという文化がありませんでした。

これは食生活と密接に関わっているのではないかと考えています。

ヨーロッパでは調理にも、また食事の献立にも、油や食肉が普通に使われていたため、

油と灰のアルカリが偶然に混ざり、「石けん」の発見に至るという事は自然な流れだった

のだろうと思われます。


「え?石けんって油でできてるの?」

と思われた方、そうなんです。油でできています。

油に含まれている弱酸性の脂肪酸を、アルカリで反応させて(けん化)させてよく乾燥

させたものが石けんです。


ですから、私たちの工房でも毎朝植物油をレシピ通りにブレンドするところから

石けん作りが始まるのですよ♪
石けん作りは油を混ぜるところから



話を元に戻すと、日本は魚食で調理にも油はあまり使わないことから、

固形石鹸の発見には至らなかったのかもしれないなと思っています。

昔の日本で油の使い道と言えば、やはり灯りをともすためだったのではないでしょうか…



<清潔好きだったからこそ、日本で必要とされなかった石鹸>

そして、日本人は当時の世界の中でも有数の清潔大国でした。

同じ時代のスペインでは、王族(たとえばイザベラ女王)ですら、一生のうちに浴槽に浸かるのは

2度から3度と言われていました。

ヨーロッパでは「騎士たるもの、一生に一度は湯を張った浴槽で身体を浄める体験を持つべし」と

言われていたくらい、「入浴」は贅沢な行為の象徴だったのです。



数週間に一度、少量の水かお湯で身体をサッと拭くだけ。

これが当時の貴族の習慣でした。

特に汚れの気になる場所は、石けんを使って念入りに洗うのです。

その石鹸が使えるのも、限られた階級の人だけだったことは言うまでもありません。



ところが日本では、豊富な水資源のお蔭でいつでも入浴できましたし温泉も

各地で湧いています。

ヨーロッパの人よりうんと入浴する機会が多かったのです。

更に先ほど触れた食生活の内容なら、汗もそれほどべた付かず、臭いも濃くなりにくかった

という事が考えられます。

定期的に浴槽に浸かって入浴できれば、特に固形の石鹸を必要としなくても適度に

清潔が保てていたのではないでしょうか。



そして清潔好きの民族だからこそ、「固形石鹸」というエキゾチックな代物に憧れもしたでしょうし、

西洋の技術力を実際以上に立派なものに思えたのかもしれません。

織田信長公はブクブク泡立つ石鹸を手のひらで転がしながら、どんなことをお考えになった

のでしょうね…


藍染め石けん




「入浴」を楽しむことのできる日本に暮らしていられることは、とても幸せなことだと思います。

26日の「風呂の日」はそんな幸せを改めてかみしめるのにちょうどよい日ではないでしょうか☆

藍色工房のホームページでは、月に1度の24時間限定お得な風呂の日イベントを開催しています。

どうぞ、覗きにいらしてくださいね☆

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ということで、今夜も楽しくばばんばばんばんばん♪




☆☆☆ おまけ ☆☆☆

自分で石鹸を作ってみたい!!という方、私はこの本から石鹸作りを学びました。

植物油や精油、組み合わせる自然素材の種類や働きを把握することができます。

絶対に失敗しないポイントもよく分かります。



写真も豊富でとても分かりやすいので、ぜひチャレンジしてみてください。


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テレビ「知っとこ!」「笑ってコラえて!」「魔女たちの22時」「グラン・ジュテ」で
紹介された元祖藍染めスキンケア洗顔石鹸と藍染め雑貨の藍色工房はこちらです☆
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