藍色工房(あいいろこうぼう) オフィシャルブログ

自社農園で藍を育て、藍の石鹸や藍染め雑貨を製造販売している四国の小さな工房からスタッフみんなでお届けします。
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タグ: ご本尊

h南光坊1

さて、車では約15分ほどで、55番札所の南光坊(なんこうぼう)へ到着しました。

四国霊場の中で、唯一「坊」とつく寺院なんだそうです。

なぜ55番札所だけ「坊」なのか、その由縁はここの寺院の誕生にあるのではないでしょうか。


594年の推古天皇の時代に、大三島(おおみしま)に大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)を建立しました。

(大三島は、愛媛県と広島県を結ぶしまなみ海道の途中にある島です)

その際に、24坊の別当寺が建てられましたが、島に渡る不便さゆえに、後に文武天皇の勅命により

国主である越智玉澄公が、「三島の地御前」として現在の今治の地で祀ることとしました。

その際に共に移されてきた8坊の一つが、南光坊です。

長宗我部の兵火により、8坊全てが焼かれましたが、後に南光坊のみ再建され、今に至ります。

ちなみに「坊」とは、僧侶が住む場所(修行以外の生活をおこなうところ)という意味らしいです。

つまり、もともとは寺院として建てられたのではないため、「坊」という言い方が

いつまでも残っていたたのではないでしょうか。


※推古天皇より前の、仁徳天皇の時代から神様が祀られていたという話もあります。



南光坊の本堂は、第2次世界大戦中に全焼しました。

大正5年に建てられた大師堂は奇跡的に残り、空襲により落とされた焼夷弾も屋根を滑り落ち、

堂内に避難していた人々は無事だったと伝えられています。

その後、昭和56年に本堂は再建されました。

h南光坊2

今治の地で祀ることとなった越智玉澄公は、伊予水軍の祖とも言われています。

また、元々の大山祇神社は山・海の神様や戦いの神様とされるので、水軍の信仰を集めました。

船にまつわる金毘羅宮も、讃岐から勧請されているんですよ。

h南光坊3

今年は、11月9日~16日の期間中、ご本尊のご開帳と本堂内拝をおこなっているそうです。

あ、紹介が遅れましたが、ご本尊は大通智勝如来(だいつうちしょうにょらい)です。

仏像としてはあまり存在しておらず、日本ではこちらの南光坊のみに祀られているとか!

大通智勝如来の生前の子息が、お釈迦様の前世とも言われています。

ううむ・・・

ぜひこの目で拝んでみたいものです。


では、次の札所レポもお楽しみに!

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g延命寺1

こんにちは、スタッフ太田です。
ずいぶん久しぶりのお遍路メモリアルレポです(^^;)


第53番札所の円明寺を出発してすぐ、第54番札所の延命寺に到着しました。


そういえば、53番も「えんめいじ」と呼ぶお寺ですね。

行基菩薩が開創したと言われる、54番の延命寺は、建立の約100年後に空海によって再興し、

当時の嵯峨天皇の勅願所としました。

その際に、同じ漢字の「円明寺」が使われたのですが、やはり混同することが多かったようです。

明治時代になって、やっと「延命寺」と改名されました。

両方とも、似たような時期に空海が命名しているんですが、なぜ混同する名前にしたんでしょうかね・・・

g延命寺2


何度か火事にあって再建されている延命寺ですが、現在の山門には、今治城の城門が使われています。

ご本尊も消失の危機を乗り越えて今に至っているため、火伏せ不動尊という尊名で呼ばれています。

ちなみに、平成28年になりますが、ご本尊のご開帳を予定しているそうですよ♪

g延命寺3

余談ですが、近いうちにご本尊を拝見しに、とある霊場に向かいます(^^)

合間にレポート記事を書いていきますので、ぜひお楽しみに~


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e太山寺1

爽やかな林道・・・5月の風が吹き抜けます♪

51番所の石手寺から、車で30分ほどで、52番札所の太山寺に到着。

瀧雲山という山の中腹にあって、駐車場から山門までは少し歩きます。

・GoogleMap 太山寺
http://goo.gl/maps/3mpAs

高浜湾の、瀧雲山を挟んで反対側になります。


本堂までに三つの門があり、二つ目の仁王門は重要文化財に指定されています。

最後の門の前には、少し急な坂道があるので、ここを上ると境内です!

e太山寺2

こちらの本堂は、国宝となります。

よく見ると、看板に「本堂(国宝)」って書かれてありますね。

鎌倉時代の1305年に、松山城主の河野家によって再建されたものなんだそうです。


e太山寺3

お寺の開基とされるのは、真野長者(真名野長者ともいう)という人物です。

真野長者は、元々は豊後(大分県)で炭焼きをしていた人ですが、神のお告げを受けて彼の妻にと

やって来た玉津姫と結婚して以来、商いの運が開けて長者となった伝説がある人です。

妻の玉津姫という方は、幼少のころにできた顔の醜いあざのせいで、お嫁に行けないでいたところ、

神様から「豊後に伴侶がいますよ」とお告げを授かり、京から嫁いできた方です。


彼はあるとき、仕事で大阪に向かっていた途中、大雨の嵐に遭遇しました。

無事を願って観音様に祈願をしていたところ、高浜湾にたどり着き、難を逃れました。

この報恩をかえすため、豊後から工匠を集め、木材を積み、この地にお堂を建立しはじめました。

夜を徹しておこなわれた作業は順調に進み、夜が明けるころには本堂が建立されていたそうです。

ですので、一夜建立の御堂という伝説として伝えられています。

まるで、豊臣秀吉の一夜城のようなお話ですね。


その後に、聖武天皇の勅願で行基菩薩がご本尊を整え、さらに孝謙天皇の庇護によって

お寺は隆盛しました。

e太山寺4

ちなみに!平成26年の10月19日~26日には、ご本尊御開帳の記念法要があるそうです。

後冷泉天皇から、後三条、堀河、鳥羽、崇徳、近衛の各天皇がおさめた、十一面観音像と、

行基菩薩彫像とされる像と合わせて7体、こちらが御開帳の予定です。

すごい機会ですね!!

太山寺を訪れたのは5月でしたので、秋にも行ってみたい~と思っていたところでした。

皆さんもぜひ機会があれば、国宝&重要文化財に出会いに行ってくださいね♪
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b岩本寺1

36番札所の青龍寺から、車で一時間ほど走ってやってきました。

清流・四万十川が流れる町、四万十町にある、第37番札所の岩本寺(いわもとじ)です。

・GoogleMap 岩本寺
http://goo.gl/maps/YJbQn

岩本寺の後は足摺岬までノンストップですので、食べられるときにお腹を満たしておきましょう♪

近くに「道の駅 あぐり窪川」という場所があるので、こちらがおススメです。

あぐり窪川→http://www.aguri-kubokawa.co.jp/

10月でしたので、新米のおむすびに惹かれました!!

b岩本寺2

あぐり窪川を過ぎると、10分もかからずに四万十町の町中に入ります。

メイン通りから少し奥まった場所に、岩本寺はあります。

昭和53年の建築である本堂には、公募により全国から集められた、575枚の天井絵があり、

御堂を彩っています。

ずっと見ていても飽きません。(その前に首の限界がやってきますが・笑)

b岩本寺3

こちらの岩本寺は、五つのご本尊が祀られています。

ご本尊って、普通はおひとりのはずなんですが、どういうことでしょう??


その昔、行基菩薩が建立したといわれる福圓満寺(ふくえんまんじ)には、末寺が7つありました。

七難即滅、七福即生の念から7つなんだそうです。

この福圓満寺のそばには、仁井田明神(仁井田寺とも呼ばれる)があり、5つのご神体が

一社に祀られていました。

弘法大師がこの地を訪れた際に、ご神体を五つの社に分け、それぞれの社に

不動明王像、観音菩薩像、阿弥陀如来像、薬師如来像、地蔵菩薩像 を安置しました。

これらの社やお寺などは、合わせて十二福寺などと呼ばれていたようです。


その後、火災で全焼した堂宇の再建の際に、寺号が「岩本寺」となりました。

戦国から江戸時代には、武将や藩主からの寄進もあり、隆盛の時を迎えていましたが、

明治時代の神仏分離の政策により、まずは神社部分とお寺部分が分離され、

さらに廃仏毀釈の政策により、お寺の領地は半減し、五つのご本尊は約1000年ぶりに

本堂で再開の時を迎えたのです・・・

と、いうことらしいです。


ご本尊がおさめられている、本堂の外観です。

b岩本寺4


b岩本寺5

岩本寺で最も古いのは、築200年といわれるこちらの大師堂です。

b岩本寺6

わんこお遍路にも遭遇しました!

人間がお経をあげている間、おとなしく待っているおりこうさん♪

b岩本寺7

こちらは、とても立派な「無患子」(むくろじ)の木。

無患子と言えば、皮を水に浸けてこすると、わずかですが泡が立ちます。

皮にサポニンという洗浄成分が含まれていて、洗剤として使われてきました。

b岩本寺8


b岩本寺9

さて、岩本寺をあとにします。

事前に腹ごしらえを済ませているので、これから足摺岬の札所まで、2時間半のドライブです。

歩きお遍路さんにとっては、最も過酷な旅となります。

ファイトっ!!






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