藍色工房(あいいろこうぼう) オフィシャルブログ

自社農園で藍を育て、藍の石鹸や藍染め雑貨を製造販売している四国の小さな工房からスタッフみんなでお届けします。
スキンケア、アロマテラピー、藍染め、薬草、四国の素敵&面白情報をぼちぼち更新いたします♪

タグ: 忌部

今日は、藍農園のある吉野川市山川町の小さな神社の例大祭でした。

秋の例大祭は10月19日。その日が日曜日であろうとなかろうと、

この日に行われることになっています。

なぜなのかは知りません。また今度、誰かに聞いてみます。


<雨の日の例大祭>

tanabo4

朝から秋雨が降っていました。

今年は祓いの雨に恵まれた例大祭ですね☆
tanabo1

いつもなら、山川町川田一帯を眺めることのできる椿の木の下の眺めも

雨に霞んで神秘的な様子でした。

tanabo7

拝殿の開け放った窓からの眺めにしばしうっとり。

神様の息吹を感じることのできる時間でした。

tanabo5

蜘蛛の巣が纏った雨粒に光を宿して、これもまた雨の日ならではの

美しさ。

こんな様子の中で、鄙びた神社の大切な一日が始まりました。



<自分たちの手で伝え続ける小さなお祭り>

この神社には敷地内に社務所も無いし、専属の神主さんもいらっしゃいません。

地元の氏子の皆さんが、定期的に手入れをしながら、細々と守られている

神社です。

ですので、お祭りの準備もすべて氏子の皆さんが行っています。

tanabo2

本殿前に掃除機をかけたり、

tanabo3

本殿の扉を開けたり。

tanabo8

神主さんはいつも同じ方にお願いして、おいでいただいています。

お祭りで使用する榊も、敷地内の榊を氏子さんが切ってきて使うのですが、

今日は雨に濡れているため、神主さんがご用意してくださったものを

使わせていただきました。


派手じゃなくても、思いを寄せて守り続ける人たちが決まって集う日と

されているだけで、心に沁みるお祭りとなります。

今年もまた、この場に身を置かせていただけることをありがたく思いながらの

ひとときでした。


<種穂神社の起源>

ところで、神社年譜を書きだして、拝殿内に張り出してくださっているのを

見ておりましたら、こんな始まり方になっていました。

tanabo6

正確な建立の年代は分からないけれど、少なくとも1721年に存在していた

記録は確認されているようです。

阿波忌部の始祖と伝えられている天日鷲命(あめのひわしのみこと)が

この場所に降り立ち、阿波忌部の活動を指揮した拠点とされている場所に

残されている神社です。

もし、正しい記録が残されていたとしたら、相当遠い昔からこの場所に

神社、もしくは神社の前身となるものが存在していたのではないかと

思います。

敷地の近くには、占いをしていた岩場が残されており、近くに古墳も

あるという話も聞いています

神社に残されていたオリジナルの年譜は、放火により消失しており、

それを確認できる人は誰もいません。

残念です。


いつか、地域周辺の資料からこの神社の起源がもう少し分かるようになったら

面白いのにな…と思っています。



==============================

テレビ「知っとこ!」「笑ってコラえて!」「魔女たちの22時」「グラン・ジュテ」で
紹介された元祖藍染めスキンケア洗顔石鹸と藍染め雑貨の藍色工房はこちらです☆
http://aiironet.com/


藍色工房公式Facebookページ
https://www.facebook.com/aiirokoubou


藍色工房公式Google+ページ「藍色工房+」
https://www.google.com/+Aiironet1b


Instagram
ユーザーネーム:indigo_studio ←アンダーバー必須です☆

Pinterest 藍色工房ページ
http://www.pinterest.com/mikibando/indigo-studio-%E8%97%8D%E8%89%B2%E5%B7%A5%E6%88%BF/


==============================



imbeindigo3
忌部文化フォーラム 「阿波藍でつながる未来」にパネリストとして

参加させていただきました。

場所は徳島県吉野川市の鴨島公民館です。

先月渋谷で行われたイベントの里帰りバージョンです。


imbeindigo4

他のパネリストの皆さんはちゃんと藍一色ですが、私は黒と赤で変人丸出し。

でも待宵さんの新作藍染めコサージュ付けて行きましたよ☆


忌部の歴史の中で藍という素材が果たしてきた役割について、林先生が

基調講演された後で登壇させていただき、それぞれに「藍のこれから」を

お話しさせていただきました。


楽観的なことばかり言ってはいられない状況ですが、行く先を明るく照らす

ヒントになり得ることができればと思い描き続けています。

とにかく……今までもこれからも我が道を行くのが藍色工房。

邁進いたします。


==============================

テレビ「知っとこ!」「笑ってコラえて!」「魔女たちの22時」「グラン・ジュテ」で
紹介された元祖藍染めスキンケア洗顔石鹸と藍染め雑貨の藍色工房はこちらです☆
http://aiironet.com/


藍色工房公式Facebookページ
https://www.facebook.com/aiirokoubou


藍色工房公式Google+ページ「藍色工房+」
https://www.google.com/+Aiironet1b


Instagram
ユーザーネーム:indigo_studio ←アンダーバー必須です☆

Pinterest 藍色工房ページ
http://www.pinterest.com/mikibando/indigo-studio-%E8%97%8D%E8%89%B2%E5%B7%A5%E6%88%BF/


==============================


    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

朝からNHKのテレビに藍染め石けんが映るという、滅多にない

秋分の日を過ごした今日。

いつもありがとうございます。藍色工房店長の坂東未来です。

なんかもう、一日が半分終わったような気分なので、ブログ書きます。←なにそれ



<藍色工房10周年のロゴマークの意味>

昨年、10周年が始まった時から1年間、イベントでチョコチョコお目見えしていた

ロゴマークがあります。

10周年ロゴ1カラーweb
こういうの。

これは、藍を支えてくださった、様々なものへの感謝の気持ちを込めて私が

作ったものです。


一番大きなモチーフの「月」は、日本の農業の暦を示してくれた導き星。

土に携わる者は、月との関わりを大切に伝えてきたのです。

また、暗い夜の空に浮かぶ明るい月の周りには、光と闇の狭間で美しく霞む

青い色が必ず存在します。

豊かな土に育ち、青色を発する藍にとって、切っても切れない大切なシンボル。

いつも導き育んでくださる感謝の気持ちを込めて。


月に抱かれて、胎児のように丸くなっている小さな龍は雨龍(あめりゅう・あまりょう)。

龍の子供と言われています。

雨を司る神獣で、神様からの恵みを受けた証しとして雨を降らせる係(?)を

担っているのだそうです。

水の大好きな藍に、雨は大切な天の恵み。

そして藍畑のすぐそばに、昔は龍王神社だった集会所があり、建物の中に本殿が

残っているので、集会所の入り口に注連縄があるという不思議な風景も現存しています。

瀬津集会所の入り口

龍神さまと藍はいつも一緒なんだなぁと、感じます。

恵みの雨の豊かさに、心からの感謝の気持ちを込めて。



そして、月の中の「10th」の右上にキラリと光っているように見える麻の葉紋。

これは、今私たちが藍を栽培している徳島県旧麻植郡山川町で、日本で初めて

産業的に藍や麻などを栽培した、朝廷祭祀を司る一族「忌部氏」の象徴です。
旧麻植郡の藍畑


豊かな土地を見出してくださった智慧と、分かち合う心の大切さを伝えてくださった

慈しみに、絶えることのない感謝の気持ちを込めて。



そして、「10th」の文字には、この10年を支えてくださったみなさまひとりひとりへの

語り尽くせぬ感謝の気持ちを込めています。

本当にどれだけたくさんの方に支えていただいたことでしょうか…

折々のお叱りや励ましが無ければ、歩める道ではなかったと本当に思います。

そしてその10年目が無事に、2015年9月30日で締めくくられることになります。

あと1週間なのですね。。。


ところで、なぜこのロゴマークに「藍色工房」という屋号が漢字で入っていないのか。

日本の常識や国境にとらわれず、藍そのものが持っている可能性を広く引き出して

行きたいという私たちの想いを表現したくて、あえてアルファベットで表記しました。


それぞれのモチーフは古くから家紋などで用いられてきたスタンダードなものです。

それらをオリジナルで組み合わせたものですので、あの~~。。。

盗用とかパクリとか、そういうのは無しでお願いします。。。

だいぶ沈静化していますが、なんとなく、念のため。。。


ということで、10周年記念大感謝祭もあと1週間となりました!!

皆様のお越しを、スタッフ一同心よりお待ち申し上げております☆

thankscptop


==============================

テレビ「知っとこ!」「笑ってコラえて!」「魔女たちの22時」「グラン・ジュテ」で
紹介された元祖藍染めスキンケア洗顔石鹸と藍染め雑貨の藍色工房はこちらです☆
http://aiironet.com/


藍色工房公式Facebookページ
https://www.facebook.com/aiirokoubou


藍色工房公式Google+ページ「藍色工房+」
https://www.google.com/+Aiironet1b


Instagram
ユーザーネーム:indigo_studio ←アンダーバー必須です☆

Pinterest 藍色工房ページ
http://www.pinterest.com/mikibando/indigo-studio-%E8%97%8D%E8%89%B2%E5%B7%A5%E6%88%BF/


==============================

 
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

いつもお世話になっている人への感謝の気持ちは、大切。

そして、目には見えないけれどいつも見守ってくださっている方への

感謝の気持ちも同じくらい大切。

いつもありがとうございます。藍色工房店長の坂東未来です。

今日は藍農園の父が氏子を務める地元の神社の例祭でした。


<種穂山の種穂神社>

藍の畑の写真にかなりの確率で写っている種穂(たなぼ)山。

種穂山

上の画像は2年前の夏の藍畑の様子です。

画面左側から、はっきりとした輪郭ですうっと右へきれいに下がっている山が

種穂山です。

この山の頂上に種穂神社があります。

父はこの神社の氏子です。



この神社は阿波忌部の祖神・天日鷲命(あめのひわしのみこと)が拠点とされた場所にあります。

種穂神社の正式名称は「種穂忌部神社」。

その由緒はこのように伝えられています。

種穂神社由緒書き

ここに拠点を置いた阿波忌部は、麻、楮、藍などを栽培し、加工して

神事に必要な道具を作り、朝廷祭祀を司るお役目を担っていました。



忌部氏が藍を日本で初めて産業的に栽培したのは、私たちの農園のある

山川町一帯であることが記録に残っていますが、現在、その山川町で

藍作を続けている農家は、わたしたちが最後の1軒となってしまいました。



とにかく、そんないわれのある種穂山に見守られながら藍作を続けられることは

とても幸せなことだといつも思っています。



<イセヒカリで醸された御神酒『國靈(くにたま)』>

種穂山の山頂にある「種穂神社」は、年に2回の例祭を行っています。

今日は、春の例祭の日でした。(次は秋の例祭の10月)

種穂忌部神社

種穂神社2015年春の例祭

今日、この例祭に御神酒を奉納しました。

この御神酒に使われた御神米は、平成元年に伊勢のご神田に突然変異で

現れた「イセヒカリ」です。

このイセヒカリで醸した御神酒は『國靈(くにたま)』と名づけられ、そのラベルに

なんと、私たちの農園で栽培した藍でできた藍の墨「藍晶(らんしょう)」で書かれた

文字がデザインされました。


國靈


長い長い時を経て、こんな大切な御神酒に、御神縁をいただくことになった

忌部の藍。

今日は、天日鷲命にもお喜びいただけるだろうと思い、この御神酒を奉納することが

私のミッションでした。



この御神酒は全国の40数名の方々の手によって、大切な神社に御奉納

されています。

そのうちの1本が、こうしてめでたく種穂忌部神社に御奉納できたことを、とても

光栄に思っています。 



例祭を滞りなく終えて、集われた氏子の皆さんと直会(なおらい)にあずかりました。

國靈をみんなで分けたら、一口分ずつ。

大切な一口を、大切に味わって、「おいしい…」とまぁるい笑顔になりました。

甘い香りの、まるで白ワインのようにフルーティーな、不思議な大吟醸。

今までの日本酒では嗅いだことのない香りでした。

神様に捧げるのにふさわしい、最高の心意気と技と素材の賜物です。



藍の墨を練り上げてくださった鈴鹿墨の伊藤亀堂さん、

お酒を醸してくださった酒蔵の皆様、

イセヒカリの栽培と収穫に精魂込められた皆様、

全てを見守っておられた神様方。

ありがとうございます。

私もここで、藍のお仕事を頑張ります。

種穂神社から眺める吉野川

今日、種穂神社から眺めた吉野川です。



==============================

テレビ「知っとこ!」「笑ってコラえて!」「魔女たちの22時」「グラン・ジュテ」で
紹介された元祖藍染めスキンケア洗顔石鹸と藍染め雑貨の藍色工房はこちらです☆
http://aiironet.com/


藍色工房公式Facebookページ
https://www.facebook.com/aiirokoubou


藍色工房公式Google+ページ「藍色工房+」
https://www.google.com/+Aiironet1b


Instagram
ユーザーネーム:indigo_studio ←アンダーバー必須です☆

Pinterest 藍色工房ページ
http://www.pinterest.com/mikibando/indigo-studio-%E8%97%8D%E8%89%B2%E5%B7%A5%E6%88%BF/


==============================


藍とかかわりの深い忌部氏ゆかりの地は、関東に点在しています。

東京へ出張する機会が増え、そういった場所に立ち寄ることも、楽しみの

一つとなりました。

いつもありがとうございます。藍色工房店長の坂東未来です。

それにしても、関東平野は広いですね。



<佐野に蘇る藍>

栃木県佐野市にご縁ができたのは、この地で藍染めの工房「紺邑(こんゆう)」を

主催されている、染め師の大川公一さんとの出会いがきっかけでした。

出会いと言っても直接お会いしたのではなく、母が藍染めの更なる勉強のために

何か良いヒントはないかとパソコンで検索をかけたところに、大川さんのブログに

行き当たり、「素敵なことを書いてくれている人がいる」と嬉しそうに報告してきたのが

最初でした。


大川さんがブログで触れておられたことを少し試してみた母の手から、今までより

一層冴えた藍の色が現れ、嬉しかったりホッとしたりした記憶があります。


その後、SNSサイトで大川さんを発見。

不躾にもお友達申請をお願いして、交流が始まりました。

藍の色と真摯に向き合っておられる姿勢に、いつも勇気づけられています。 

東京へ出張の折に、大川さんが東京の百貨店に出展されているタイミングと重なる日が

あれば 、たとえ駆け足でもごあいさつに向かわせて頂いたりしていました。

染め師大川さんと
(2012年12月、日本橋三越にて初めて大川さんとお会いした時の写真)


そんな中、大川さんも使われている徳島産の藍染め染料「すくも」の生産量が激減し、

それまでの交流の中で、私たち藍農家の事情を良くご存知だった大川さんは

「自分たちですくもを作れるようにならなければ、藍染めができなくなる」といち早く察し、

共感されたお仲間と共に 藍の栽培からすくもの加工までを行うプロジェクトを

立ち上げられました。


この時、藍の種を父の畑で採取したものをご提供させていただきました。

母の藍染めに大切なヒントをいつもいただいていた、せめてものご恩返しのつもりです。


実は昔、佐野でも藍作りが行われていたのだそうです。

佐野藍は明治時代に幕を閉じ、それ以来初の藍作りが大川さんのチームで

始まりました。

私たちがお送りした種が、佐野の土とうまく暮らせるだろうか。

大川さんのお役に立てるように育ってくれるだろうか…

嫁に送り出した子供の様子が気になるのって、こんな感覚なのでしょうか。


そして今年の春。

「初めて作ったすくもで、ちゃんと染めることができた」という大川さんのリポートが

SNSサイトにアップされました。

感動しました。

一度、佐野に行かなければ…そんな気持ちになりました。 

105年ぶりに復活した佐野藍が、地元のメディアで明るい話題の一つとして取り上げ

られている様子を嬉しく拝見しながら、機会をうかがっておりました。


◆「佐野藍」復活、地元有志ら挑む 栽培拡大、本格生産へ 栃木
 http://www.sankei.com/region/news/140710/rgn1407100091-n1.html



<忌部氏のご縁>

そして、大川さんと交流しているうちに、佐野と私たち山川町の農園をつなぐ

もう一つの深いご縁 のあることが分かりました。

山川町一帯で藍を阿波で初めて産業的に栽培した阿波忌部氏の祖神を祀る神社が、

大川さんの工房の近くにあったのです。


鷲宮神社(わしのみやじんじゃ)と言って、御祭神は天日鷲命(あめのひわしのみこと)と

されています。

阿波の鳴門から旅立って、千葉にたどり着いた阿波忌部は利根川を辿って北上し、

今の栃木県にも拠点を持ったと伝えられています。

その痕跡の側に、藍と暮らす人がいる。

私は一人で局地的に大騒ぎしていました。

この時は、久し振りに震えが来ました。 


阿波藍の始まりの地から、阿波藍の旅したところに住まう人のところに、再び

阿波藍の種が旅立つ。

壮大な歴史の螺旋階段を、今生きている私たちがよろよろ昇っていくような感覚に

見舞われました。


忌部の神様が観ていてくださっている。

そして何かを私たちに託そうとなさっている。

そう思いながら過ごした2014年も師走に入った12日。

様々なタイミングが合致して、私の初佐野入りが叶いました。



(その2に続く) 


==============================

テレビ「知っとこ!」「笑ってコラえて!」「魔女たちの22時」「グラン・ジュテ」で
紹介された元祖藍染めスキンケア洗顔石鹸と藍染め雑貨の藍色工房はこちらです☆
http://aiironet.com/


藍色工房公式Facebookページ
https://www.facebook.com/aiirokoubou


藍色工房公式Google+ページ「藍色工房+」
https://www.google.com/+Aiironet1b


Instagram
ユーザーネーム:indigo_studio ←アンダーバー必須です☆

Pinterest 藍色工房ページ
http://www.pinterest.com/mikibando/indigo-studio-%E8%97%8D%E8%89%B2%E5%B7%A5%E6%88%BF/


==============================
    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

吉野川コレクション2013☆第2回麻フェスティバル in 吉野川、無事に終了いたしました。

目標来場者数を上回る2000名以上のご来場があったと、講師の林先生が

とてもうれしそうにご報告されている姿が大変ほほえましかったです。

いつもありがとうございます☆藍色工房店長の坂東未来です。

まだ大事なものをリポートしていませんでしたので、アップしたいと思います♪


<あらたえ、という麻のお召し物>

「麁服」 と書いて「あらたえ」と読みます。

天皇陛下が即位される大嘗祭でお召しになる、儀式のための衣で、私たちの故郷である

旧麻植郡に拠点を置く阿波忌部が、このお召し物のための麻を栽培し、お仕立てして

献上してきたという古い歴史が現在まで引き継がれてきました。


今回の吉野川コレクション2013 第2回麻フェスティバル in 吉野川 では、

あらたえを織るときに使われた折機や、あらたえが献上される際に使用された唐びつが

徳島県で初めて一般公開されました。

普段は忌部神社に保存されているものだそうです。

麁服(あらたえ)織機
 
 織機です。

木屋平村(こやだいらそん)の忌部直系の三木家から忌部神社に運ばれてきた麻が、

社内の織殿(おりどの)で巫女装束の織姫によって織られます。


麁服の唐びつ
唐びつです。

織機と並んで展示されていました。

平成2年(1990年)11月の大嘗祭も、御衣御殿人(みぞみあらかんど)に任じられた

三木家当主が麁服貢進(あらたえこうしん)を行いました。



麻は日本の文化に深く根付いている素材ですが、今はその歴史を学ぶ機会も少なく

栽培への規制もあるため、栽培面積も激減の一途をたどっています。

実は、旧麻植郡で栽培する麻だけでは
麁服を織るのに足りず、栃木県の麻を分けて

いただかなくてはならない状況です。


その栃木県の麻栽培文化も、この旧麻植郡の阿波忌部が海を渡り、関東に上陸して

鹿沼の地に根付いたものであるそうです。

全国の神社の注連縄を作るのにも足りない国産大麻(おおあさ)。

今度は旧麻植郡が鹿沼の麻栽培に教えを乞いながら、復興していく番ですね。


麻フェスティバルの第1回は栃木県鹿沼市で行われ、第2回がこの吉野川市で開催された経緯

というのが、そうした交流の歴史に沿ったものだからなのです。

今回も、遠く栃木から、麻の製麻を実演してくださったりして、貴重な展示を丁寧に

取り組んでくださっていました。

栃木県の麻のスタッフの皆様、本当にありがとうございました!!



<麻と藍の関係>

ということで、どうしてそういう場所に藍色工房がいるのかという話に参ります。

前振り長いですか。

そうですか。←反省の色なし


イベント期間中、林先生の手によって作成された【解説シート】から引用いたします。

=====================================

板野郡藍住町「藍の館」の説明文に阿波藍の歴史は、「阿波藍の栽培の始まりは、

山岳地帯に住む阿波忌部氏が織った荒妙を染めるために平安時代から栽培を

始めた。」と解説され、阿波忌部が作る麻布を染めるために阿波藍が始まったとされる。

麻と藍は非常に相性がよく、麻は藍でよく染まるのである。

阿波では天保8年(1837年)の『阿州藍草貢々記』に「元明天皇和銅7年(714年)

染殿を造らせ給ひて、花田の色を染らるる、是藍草を以て衣服の色を変たる始なり。」

「村上天皇の御時(946~967年)諸国の藍を貢に、阿波の国の藍を以て景勝とす」

とあり、平安期には最上の藍が生産されていたことが考えられる。
 
=====================================

そして、期間中に来場者に配られたパンフレットには藍色工房がこんな風に紹介されていました。

※テーマ展示「阿波忌部から派生した文化」という括りでのブースを持たせていただいていました。


「藍色工房」の展示(吉野川市山川町)

有限会社藍色工房は、阿波藍の発祥地というべき山川町川田、種穂山の麓の「吉田農園」で藍を

無農薬で育て、藍染め石けんや藍染め雑貨を販売している。



ありがとうございます。

そういうわけで、ここ数年林先生が絡まれている忌部&麻関連のイベントにはほぼ

お声掛けいただいている状況です。

林先生って誰?という方もいらっしゃいますよね(笑)

林先生は、高校の社会の先生です。

地元の阿波忌部の研究を自らの足で現地に向かって検証しながら行われている方です。

ホームページを立ち上げられているので、ぜひご覧ください。

●阿波歴史民俗研究会
http://www3.tcn.ne.jp/~aska/



藍色工房の藍は、古い歴史の流れの中の一番新しい一点に位置しています。

その歩みは小さく、いまにも消し飛びそうな規模です。

小さな一歩をどこに踏み出すのか、常に大切に考えながら歩いている最中です。

こうして古い歴史の流れを肌で感じながら過ごすことのできる2日間は、

大変貴重なひと時でした。


会場でお会いできた皆さん、同じ時間を共有できて嬉しかったです。

またどこかでお会いできますように…。

本当にありがとうございました!!





==============================

テレビ「知っとこ!」「笑ってコラえて!」「魔女たちの22時」「グラン・ジュテ」で
紹介された元祖藍染めスキンケア洗顔石鹸の藍色工房はこちらです☆
http://aiironet.com/


藍色工房公式Facebookページ
https://www.facebook.com/aiirokoubou


藍色工房の舞台裏を限定公開しています☆


●業者の方へ:オリジナル化粧石けん製造のご相談はお気軽にコチラへどうぞ!!
info@aiironet.com
※アドレスは半角に直して入力してください

==============================
 



 

現役の横綱の、「横綱」を初めて目の当たりにしました。

いつもありがとうございます☆藍色工房店長の坂東未来(ばんどうみき)です。

本日初日の<吉野川コレクション>は想像以上の規模でスタートいたしました。



<イメージしてたより広かった…>

 吉野川コレクション2013 麻フェスティバル
毎年開催されている吉野川コレクションは、鴨島公民館の3階ホール前ロビーが

会場でした。

こじんまりとした会場で、参加者みんなで和気あいあいと過ごしていたのでなんとなく

そんなイメージだったのですが、今年は会場が体育館に移ってものすごく盛大に

なっていました。



会場に到着してこれほど慌てたことはありませんでしたよ…


 
なんとかそれなりのセッティングがととのってホッとしましたが、とにかく周りの展示物の

内容が凄いです。

今日はもう、私の心と体が限界に近いので、詳細は明日触れるとして…



藍の花の鉢植え
藍色工房の展示即売コーナーでは、実家の藍畑から掘り起こして鉢に植えかえておいた

藍そのものをディスプレイしています☆

「麻」「藍」「和紙」「製糸」「織物」…と言った忌部にまつわる産業が一堂に会した会場なので、

植物としての藍の姿をご覧になったことの無い方のために、お持ちしてみました。

ちょうど花の季節なので花穂が出ていて、みなさんとても興味深くご覧になっておられました。


12時半ごろには、毎月第1土曜日に出演しているラジオに電話で生出演して、会場の様子を

リポートしました。

パーソナリティーの原さんは日本史の先生なので、間近にご覧になったらとても楽しまれる

だろうなぁ~~と思いながらのリポートでした。


<白鵬関の横綱登場!!>
横綱白鵬の横綱
大麻で作られた横綱。

白鵬関が実際に使用した横綱が、体育館正面に展示されています。

こうして観るのは初めてで、感動しました。



今回の展示の力の入り方は、凄いの一言です。

そもそもの言い出しっぺの忌部研究第一人者である林先生は、現役の高校の

日本史の先生ですが 、ただの高校の先生とは思えません。

また、誰もそんな風に思ってもいません。



ちょっとした企業コンサルならすぐできるのと違いますか…



展示内容の凄さについては明日改めて触れますが、今日の私にはこの横綱が

会場にやってきたという事実がとても象徴的なものに見えてしまいました。

ミーハーなんですね、基本的に(笑)



今日、会場においでくださってお声掛けくださった皆様、本当にありがとうございました!!

明日の忌部ツアー晴れるといいですね…!!




==============================

テレビ「知っとこ!」「笑ってコラえて!」「魔女たちの22時」「グラン・ジュテ」で
紹介された元祖藍染めスキンケア洗顔石鹸の藍色工房はこちらです☆
http://aiironet.com/


藍色工房公式Facebookページ
https://www.facebook.com/aiirokoubou


藍色工房の舞台裏を限定公開しています☆


●業者の方へ:オリジナル化粧石けん製造のご相談はお気軽にコチラへどうぞ!!
info@aiironet.com
※アドレスは半角に直して入力してください

==============================
  

このページのトップヘ