藍色工房(あいいろこうぼう) オフィシャルブログ

自社農園で藍を育て、藍の石鹸や藍染め雑貨を製造販売している四国の小さな工房からスタッフみんなでお届けします。
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タグ: 薬師如来

h種間寺1


さて、雪蹊寺から出発しまして、夏のお遍路はあと2カ所で終わりです。

ところが、カメラのバッテリーがなかったのか、よっぽど慌てていたのか、写真が残っていません。

お天気も良かったし、いい景色だったんだけどなぁ・・・



次の目的地は、第34番札所の種間寺(たねまじ)です。

・GoogleMap 種間寺
http://goo.gl/maps/jiYZO

土佐の霊場の沿岸沿いにあるお寺は、やはり船の安全を祈願したものが多く、

種間寺もその一つです。

用明天皇(在位585〜87)の時代に、百済から渡来していた仏師らが帰る途中、

暴風雨から逃れるために立ち寄った港が、お寺にほど近い場所であったため、

海上の安全を願って薬師如来坐像を彫り、祀ったことがお寺の起源だそうです。

それから200年ののち、弘法大師が唐から帰り、薬師如来坐像をご本尊とし、

持ち帰った「米」「麦」「あわ」「きび」「豆(または、ひえ)」の五穀を境内に蒔いたことから、

寺号が「種間寺」となりました。



そして次は、西の方角の山の方に向かっていきます。

第35番札所の、清滝寺です。

・GoogleMap 清滝寺
http://goo.gl/maps/Jj3Ca

この辺りは、「土佐和紙」として有名な、高知県の紙どころです。

天皇への献上品として、1,000年以上の歴史があり、土佐の国司として赴任していた紀貫之も、

製紙業を推奨しました。


紙をすくのに欠かせない「水」の源泉が、弘法大師に縁があると言われています。

行基菩薩が開山したと伝えられるこのお寺に、数十年後に弘法大師が訪れ、

本堂から300メートルほどの岩上に壇を築き、修法をおこなっていました。

17日目の満願の日、金剛杖で壇上を突くと清水が湧き出て、鏡のような池になったそうです。

そこから、「鏡池院 清滝寺」と改められました。


ご本尊の薬師如来は、やく=厄ということで、厄除け祈願のお寺としても有名です。

15mもある、薬師如来立像は、製紙業者からの寄贈だそうです。

台座の中では88段の戒壇巡りができますので、立ち寄った際にはぜひ☆

藍色工房 【お遍路出発②】

今回は、あまり写真で紹介できず、すみませんでした(>_<;)

月に一回のペースで始まったお遍路旅も、4回目である7月の時点で、第35番札所まで巡りました。

ここまでやってくると、納経帳の重みもだいぶ変わってきます。

土佐は「修行の道場」とも言われ、長い距離をひたすら歩く場所がほとんどです。

まさに、「修行」です。

でも、真夏の暑い中でも、歩きお遍路さんはたくさん見かけました。

本当にお疲れ様です。


では、次回は少し間を開けて、10月から再開した様子を紹介します。

山奥は肌寒くなった頃ですので、また今とは違った光景をお届けできると思いますよ♪

b大日寺1

神峯寺から車で1時間半ほど。

第28番札所の大日寺へ到着しました。

個人的にはとっても萌え~~♪な、石段と仁王門です。

・GoogleMap 大日寺
http://goo.gl/maps/eWL3a


聖武天皇の勅願により、行基菩薩が彫られた大日如来像をご本尊とし、開創されたと

伝えられています。

その後、荒廃しかけたところに弘法大師が巡礼し、復興にあたったそうです。

その時に、楠の大木に薬師如来像を彫られたという伝説があるのですが、

爪で彫り上げたそうで、「爪彫り薬師」と呼ばれ、その場所が奥の院とされていました。

台風により楠が倒れたのちにも、堂宇が建てられ、霊木として安置されているそうです。

薬師如来なので、病気・・・特に、頭・目・耳など、首から上の病に霊験あらたかです。


こちらが本堂です。
↓ ↓ ↓
b大日寺2

平成9年という、わりと最近に再建された本堂は、檜(ヒノキ)と松が使われています。

そしてなんと、釘を使っていないんだそうです!

私は「筋交い」という言葉で聞き馴染みがありますが、法隆寺など古いお寺はこういった方法で

建てられています。

釘を使うよりも熟練の技が必要ですが、その分、腐食しにくいんだそうですよ。

そう言えば、高野山の伽藍堂の門も改築中でしたが、釘を使わない方法で組み立てていました。


こちらが大師堂。
↓ ↓ ↓
b大日寺3

江戸時代には、土佐藩の祈願寺になるほど降盛をほこった大日寺ですが、

明治時代の神仏分離令によって、一時的に廃寺となります。

その時は「大日堂」と改称していたので、ご本尊は無事でした。

行基菩薩作とされる大日如来坐像は、高さが146㎝もあり、四国最大級だそうです!

行基作というのは伝承に近いですが、平安時代に作られたのはほぼ間違いなく、

おそらく熟練の彫師達の手によって作られたのでしょう。

高さ146㎝もある寄木造りの仏像ですから、一人だと無理だと思うので、

多くの方がたずさわったんでしょうね。

脇仏の聖観世音菩薩立像も、172cmと背が高く、ともに国の重要文化財に指定されています。

当然ながら「非公開」・・・でも、一度でいいから見てみたいです!!

b大日寺4

納経所に行くのには、庭園を通ります。

緑いっぱいのお庭♪

b大日寺5

ひとつ前の札所、神峯寺もそうでしたが、本当に色んな植物があって、どの季節でも

楽しめると思います。

7月は、とにかく鮮やかな緑が広がります。



ちなみに、近くには高知県出身の漫画家、やなせたかしさん代表作の「アンパンマン」の

ミュージアムや、日本3大鍾乳洞のひとつ、「龍河洞」があります。

夏の龍河洞・・・自然のクーラーを楽しめます♪

藍色工房 【お遍路出発②】

お腹も満たし、暑さがピークのころ、第18番札所恩山寺の駐車場に到着です。

・GoogleMap 恩山寺
http://goo.gl/maps/zIXzN

17番の井戸寺からは、眉山を越えて反対側に位置しています。

駐車場から本堂までしばらく歩くのですが、井戸寺からは歩いて
3時間半近くかかるため、道の横にはこのような可愛らしいものが・・・

恩山寺①

お遍路さんを励ましてくれています!!
ボランティアの人たちの手作りなんでしょうかね~?

恩山寺②

可愛い竹製のワンコ達に励まされつつ、ひたすら歩いてゆきます。

恩山寺③

やっと大師像が見えてきました!

恩山寺④

聖武天皇の勅願により、行基菩薩が開いたとされる恩山寺は、ご本尊が薬師如来。
当時は「大日山福生院密厳寺」と呼ばれ、女人禁制とされていました。

恩山寺から次の立江寺に向けて下る坂は「花折り坂」と呼ばれ、そこから先
女性は入山することを許されませんでした。

弘法大師がこのお寺で修行中に、母君である玉依御前(たまよりごぜん)が訪れます。

だが女人禁制であったため、迎え入れることができません。

空海は山門近くの滝に17日間打たれ、女人解禁の祈願を成就しました。
そして母君をともなって入山することができたそうです。

やがて母君は剃髪をし、その髪を納められました。
境内には玉依御前を祀った小堂と、石碑が建てられています。

その後、母君のゆかりがあるこの寺を、「母養山 恩山寺」と改めたそうです。

恩山寺⑦

母君への孝養として、弘法大師が境内に植樹されたといわれる「びらんじゅ」は、
徳島県の天然記念物に指定されています。

「びらんじゅ(毘蘭樹)」って何・・・?と思った方はwikipediaを♪
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%8E%E3%82%AD


「天正の兵火」にて火災に見舞われた本堂などは、江戸時代に再建されたもので、
およそ200年前の建造物になります。

恩山寺⑥

ハァ~~~
それにしても新緑が美しい季節でした。。。。

恩山寺⑤

藍色工房 国分寺①

こんにちは、久々のお遍路邂逅ブログです。

寒い毎日なので、写真で初夏の風景を見ると、夏が恋しくなってきます(笑)


14番札所の常楽寺から、5分ちょっとで到着できました。

徳島県徳島市国府町にある、第15番札所の国分寺です。

ご本尊は、薬師如来。開祖は行基菩薩と言われています。

・GoogleMap 国分寺
http://goo.gl/maps/JLTXR

聖武天皇の命により、全国に建立された国分寺のひとつです。

そんなわけで、四国各県に点在し、どれもが四国霊場となっているので、

最初に巡る国分寺となりますね。

藍色工房 国分寺④

その昔は金堂や七重塔が建ち、壮大な伽藍を誇っていたそうです。

お寺の敷地内からは、礎石などが発見されていて、徳島県の史跡に指定されています。

元々は法相宗という、奈良の法隆寺などと同じ学派に属していましたが、

空海が霊場開創のために巡礼されている際に、真言宗に改宗となりました。


こちらのお寺も、長宗我部元親の兵火により焼失。

その後、阿波藩主の蜂須賀家の命で再建されてゆきます。

蜂須賀家は曹洞宗を信仰していたので、この際にまた改宗されました。

藍色工房 国分寺②

門をくぐってすぐに見える、こちらの本堂。

そう言えば、二階建ての本堂は珍しいですね。


大師堂へと向かったのですが、何とも残念なことに・・・

藍色工房 国分寺③

1996年に火災で焼失し、今なお再建されていないそうです。

仮の大師堂が設けられていますが、お堂っていうか・・・ほこら?みたいです。

眼を閉じて、ここに大師堂が建っているのを想像して・・・


様々な事情があると思いますが、やはり大師堂の再建を願います。

お寺の方が何より望んでいるとは思いますが。

四国霊場自体の文化的価値を考え、保存会や支援の方々の協力が必要ですね。

そんなわけで、お賽銭は気持ちの分だけ多めに供えてきました。


ところで、納経所近くに、こんな植物が!

藍色工房 国分寺⑤

生き物のようにうごめくサボテン。

しっかりと地面に根を張っているようです。

可愛いっ!!


11j藤井寺①

車お遍路の第一日目も、残すところあとわずかな時間となりました。

そのため、前々回から繰り返していますが、超駆け足!でお参りしています


やってきたのは、第11番札所 金剛山 藤井寺(ふじいでら)。

徳島県吉野川市鴨島町です。(先日イベントに参加してきた町ですね☆)

・GoogleMap 藤井寺
http://goo.gl/maps/fr6XV

「寺」って、「じ」と読む方が多いのに、ここは「ふじいでら」なぜか知ってる人はいませんか~


こちらの藤井寺、その名の通り「藤」がとても綺麗です!!

吉野川の近く、三方を山に囲まれたこの地に心惹かれた空海が、

42歳のときに自身の厄を祓い、衆生の安寧を願って薬師如来像を刻み、堂宇を建立しました。

そして、金剛不壊と言われる堅固な護摩を築き、17日間の修法をおこないました。

修法がおこなわれた場所には5色の藤が植えられ、金剛山藤井寺の由来となったそうです。

まだ4月上旬だとつぼみの気配すらないですが、確かにすばらしい藤棚がありました。

ただし、駆け足なので眺める余裕もありませんでしたけど!!

11j藤井寺③

山に囲まれているせいか、こじんまりと境内の中に本堂と大師堂があります。

とてもお参りしやすい


こちらの藤井寺も、天正年間(1573年~1592年)に兵火で全山が焼失したそうです。

またもや長宗我部元親・・・でしょうか。

ちょうど四国を制圧していた時期と重なりますね。

11j藤井寺④

境内には、8つの手を持つ龍・・・白龍弁財天を祀った、お堂があります。

8つの手それぞれに弓や矢、蔵の鍵などの物を持っていて、

武術や芸術のお願い事を聞いてくれるそうです。

11j藤井寺②

お堂の前にある弁天水は、次の札所である焼山寺(しょうざんじ)付近から引かれていて、

もちろん飲むことができます!!

きんと冷えてておいしい

これで・・・残りの焼山寺まで頑張れる!はず・・・


焼山寺までの道のりは、遍路ころがしとも言われる難所。

男性で8時間、女性で9時間かかるそうです。

今は整備されているので、28キロの道のり中、険しいのは16キロほどだそうですが。

この苦行ともいえる16キロの歩く道のりは、今や貴重なお遍路道とも言われます。


車で参りますので、全然修行になっていませんな、私たち。

でも、車でも閉門時間に間に合うか否かの瀬戸際になってきました。

藤井寺からは1時間15分かかる場所に向かって、3時50分に出発しました・・・

間に合いますよーーーにっっ!!



●四国霊場八十八ヶ所を巡る旅 ~春うららな徳島 第12番札所 焼山寺~

http://blog.livedoor.jp/aiiropubinfo/archives/19815116.html



藍色工房 【地蔵寺①】


引き続き、四国八十八ヶ所シリーズです。

4番札所からは、南に車で5分ほど~

第5番札所、無尽山(むじんざん) 地蔵寺(じぞうじ)に到着しました♪


・GoogleMap  地蔵寺
http://goo.gl/maps/PJ8Uj


嵯峨天皇の命で、弘法大師が勝軍地蔵菩薩を彫られ、ご本尊となりました。

勝利のご利益があると言われるこちらのお地蔵さんには、武将も多く寄進していて、

寺の領地もどんどん広がっていったそうです。

源平合戦の屋島戦で有名な源義経や、彼の兄である源頼朝も、こちらのお寺に深く縁があるそうですよ。


藍色工房 【地蔵寺③】

こちらが本堂。

藍色工房 【地蔵寺④】

勝軍地蔵菩薩を信仰する武将たちの多くの寄進により、寺の領地は拡大していきました。

多くの塔堂が建てられていた地蔵寺ですが、例によって長宗我部元親の兵火により、

ことごとく灰になってしまったそうです。

その後、関係者の尽力により整備が再三行われ、今でも寺領は12000坪にも及びます。

本堂の奥の階段を上ると、200体の羅漢が並ぶ羅漢堂があります。

時間がある方はぜひのぞいてみてください。


藍色工房 【地蔵寺②】

境内には、弘法大師空海がお手植えされたという、巨大なイチョウの木があります。

春だったので葉っぱは散ってしまって枝だけでしたが、ぜひ秋に来たい!と思ってしまうほどです!

ちょうど10月~11月ごろが銀杏の見ごろかと


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

さて、その後は6番札所の温泉山(おんせんざん)安楽寺(あんらくじ)に向かいました。


・GoogleMap  安楽寺
http://goo.gl/maps/3gQmi


藍色工房 【安楽寺①】

ご本尊は薬師如来で、難病を治す仏様として信仰を集めています。

実際、今のご本尊の薬師如来像は、愛知県の水谷さんという難病に苦しんでいた方が、

お遍路により快癒したことの御礼として納められているそうです。


こちらは宿坊を備えたお寺で、山号のとおり古くから温泉が湧き出ていました。

阿波藩主祖の蜂須賀家政公により、お遍路さんのお接待のための設備が整われ、

以来400年の歴史をもつ宿坊です。

天然温泉のある宿坊で、お遍路さんは疲れを癒していたのですね~

藍色工房 【安楽寺②】


さて、こちらの安楽寺、門の前に注意書きがありました。

「商業目的の撮影は固くお断りします」

ガイドブックによると、あまりに庭園が美しいのでそのような注意書きがあるとのことでしたが、

早とちりした私たちお遍路一行は、写真一切厳禁と勝手に勘違いしてしまったのです(笑)


そんなわけで、この安楽寺だけは写真がありません。

門を出る際に撮影したこちらのみ・・・

藍色工房 【安楽寺③】

左側にある多宝塔など、確かに植木や庭石の配置などがとても美しい!!

これは思わず写真を撮りたくなるのが分かります。

公式ホームページの写真が非常にきれいですよ。

安楽寺 公式ホームページ
http://www.shikoku6.or.jp/

ただ、あとから考えたら商用利用するわけでもなかったので、写真を撮っておけばよかったと後悔・・・です。


では、次の札所へ~

まだまだ続きます♪

●第7番札所 十楽寺
http://blog.livedoor.jp/aiiropubinfo/archives/18764886.html

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