国分寺をあとにしてやってきたのは、第16番札所の観音寺。
・GoogleMap 観音寺
http://goo.gl/maps/aHSao
まわりに民家や商店が立ち並ぶ、こじんまりとした佇まいのお寺です。
聖武天皇の命により建設された、国分寺の道場だったという由来があります。
その後、弘法大師がこの地を訪れた際に、ご本尊の千住観世音菩薩像などを彫像され、
現在の「観音寺」と名付けられたそうです。
ご本尊の脇を固める仏様として、不動明王像や毘沙門天像なども彫像されました。
また、太正の兵火により焼失後、蜂須賀家により再建されたことなど、
お寺に保管されている「観音寺縁起」に書かれているそうです。
大正時代のことなので、わりと最近のお話ですが、
高松伊之助さんという盲目の方が、両親に連れられてお遍路をしている際に、
こちらのご本尊のご利益により、目が見えるようになったと語り継がれています。
では、次の札所へ・・・
第17番札所の井戸寺です。
・GoogleMap 井戸寺
http://goo.gl/maps/9zvvx
古代阿波の中心だったこの地に、天武天皇の勅願道場が建てられました。
当時は、妙照寺という寺名だったそうです。
弘法大師が修行のために訪れた際に、村民が水不足や濁り水に悩まされていました、
自らの錫杖で井戸を掘ったところ、一夜にして清水が湧き出したそうです。
その所以から、この地は「井戸村」となり、寺名は「井戸寺」と名付けられました。
仁王門がとても立派です。
徳島藩主の蜂須賀家別邸から移築されたもので、両側の仁王像と背中合わせになるように、
お寺側からは巨大なわらじを見ることができます。
本堂と大師堂も近く、こちらもこじんまりとしたお寺です。
お遍路さんの団体さんがいました。
それにしても、空が青い・・・
納経所近くの池には鯉がいました。
手前の鯉は、餌を求めていますね。
いい天気ですー。
そろそろお昼時なので、どこかでご飯を食べて、また出発します。