藍色工房(あいいろこうぼう) オフィシャルブログ

自社農園で藍を育て、藍の石鹸や藍染め雑貨を製造販売している四国の小さな工房からスタッフみんなでお届けします。
スキンケア、アロマテラピー、藍染め、薬草、四国の素敵&面白情報をぼちぼち更新いたします♪

タグ: 逆打ち

d石手寺1

繁多寺から車で10分ほどで、第51番札所の石手寺(いしてじ)に到着です。

道後温泉が近く、お遍路さんはもとより観光客など、多くの方が訪れていました。

・GoogleMap 石手寺
http://goo.gl/maps/eBtZo

728年に、伊予の豪族であった越智玉純が、夢で二十五菩薩の降臨を感得したことから、

この地を霊地として堂宇を建立しはじめたのが始まりだそうです。

翌年には、聖武天皇の命令により行基菩薩が薬師如来像を彫像し、本堂に祀られました。

当時は法相宗で、お寺の名前も「安養寺」だったそうです。

d石手寺2

その後、石手寺と改めるようになったのには、このような伝説が残っています。


伊予の国を治めていた河野家の一族に、衛門三郎という者がいました。

彼は非常に強欲な人間で、ある日、家の前に訪れた托鉢の僧を追い返します。

その僧が毎日訪れたため、8日目に訪れた際に、僧が持っていた鉢を地面にたたきつけて壊しました。

鉢は8つに分かれ、僧はすっと姿を消したのですが、この僧が弘法大師だったのです。

衛門三郎には8人の子供がいて、それから毎年、一人ずつ亡くなっていきました。

8年目にはとうとう全員亡くなってしまい、悲しんでいる衛門三郎の枕元に弘法大師が現れ、

あの時の僧が大師であったと初めて気付きます。

衛門三郎は全ての財産を家人に分け、妻と別れ、大師に会い懺悔をするために四国巡礼を始めました。

20回巡礼(四国を20周ってことです!)したところで、なかなか大師に巡り会えない衛門三郎は、

逆回りで巡礼し始めます。

逆に回っていたところ、徳島県の第12番札所の焼山寺近くで、病に倒れてしまいます。

その時、死期が迫っている衛門三郎の前に、弘法大師が現れました。

かつて大師におこなった非礼を懺悔し、大師から最後に望みはあるかと聞かれた衛門三郎は、

河野家に再び生まれ変わりたいと言い残し、息を引き取りました。

大師は脇にあった小石に、「衛門三郎再来」と書いて、その左手に握らせました。

天長8年10月という記録も残っています。


翌年、伊予の河野息利(おきとし)には、長男が誕生しました。

その男の子は、いつになっても左手を開こうとしなかったそうで、心配になった河野氏は、

安養寺の僧に祈願をしてもらいます。

すると、左手が開き、その中には「衛門三郎」と書かれた石が入っていたのだそうです。

衛門三郎は、願いどおり河野家に生まれ変わったのです!

石は安養寺におさめられることになり、後に寺号が「石手寺」へと変わりました。


・・・という、伝説です。

弘法大師に会うために巡礼していた衛門三郎は、お遍路の始まりの人と言われています。

また、逆回りで弘法大師に会えたことから、いわゆる「逆打ち」の伝説にもなっています。

「順打ち」は進む方向が同じですが、「逆打ち」は必ずどこかですれ違うので、

四国霊場で会いたい人がいる場合は「逆打ち」が良いと言われています。

が、物理的にも精神的にも流れに逆らってまわるので、キツイとされているまわり方です。

本当に逆打ちをしている人はあまり見かけませんが、お遍路豆知識として紹介しておきますね。

※衛門三郎の話は諸説ありますので、一番メジャーっぽいものをとりあげています。


ちなみに、懐かしの焼山寺レポはこちらから
↓ ↓ ↓
http://blog.livedoor.jp/aiiropubinfo/archives/19815116.html


d石手寺3

石手寺は、そんな衛門三郎の伝承の地というだけでなく、お寺の堂宇のほとんが、

国宝または重要文化財に指定されています。

仁王門は、1318年(鎌倉時代後期くらい)の建立で国宝。

本堂、三重塔、鐘楼なども重要文化財です。

大師堂は、別名「落書き堂」と呼ばれていて、夏目漱石は正岡子規などが落書きを残しているそうです。

褒められたものじゃないけど、貴重ですね~!


あ、こちらの恵比寿さんは、なぜあるのかは記録し漏れなのですが、何だかかわいかったです。

d石手寺4

鯛が・・・オットセイみたいに胸ひれで立っているのがかわいい(笑)

繁多寺も石手寺も、ぜひ松山市を訪れた際には、足を運んでみてくださいね♪


11k焼山寺①

車お遍路で巡ってきました、徳島の一日目。

いよいよ最後のお寺、焼山寺に到着です。

・GoogleMap 焼山寺
http://goo.gl/maps/7NVm0


長かった・・・長かったぜよ!!(←なぜか高知弁)

そもそも、11番札所の藤井寺から迷わずに行けたらの話で、所用時間は1時間50分かかる場所。

初めての、しかも山の中の道で、霧が立ち込めてくる中で、まともにたどり着ける気がしない・・・

でも頑張りました。

頑張って、5時55分くらいには駐車場に到着!

おお、まだ社務所が空いている時間ではないか!


※ここからは写真を撮影するという悠長な時間はございません。


お遍路ガイドブックによると、駐車場から山門まではかなりの道があるようでした。

なにせお遍路難所の5本指に入る場所、最後まで立ちはだかります。

ひとまず、一番体力に自信があった私が、4人分の納経帳を抱えてダッシュ!!


ひたすら・・・それはもうひたすらダッシュ! 

砂利の上り坂を必死で駆け抜ける!  


なんでこんな時にブーツなんかはいてきたんだ私!!!

と恨めしくも思いながら、山門に到着。

走りながら脱帽&お辞儀でくぐる(←めっちゃ失礼)と、すぐに社務所発見。


すいまっせーーーーん!!!


もう鍵をかけて退所する寸前のお坊さん発見。

ああ、すごい迷惑なお遍路さんになってしまった・・・

これがまたお優しいお坊さんでね!!

明らかに時間ぎりぎりにやってきたのを分かってくださって、先にご朱印をいただくことになりました。

※普通はお参りを済ませてからです。


4人分のご朱印をいただくころには、後からやってきたメンバーも合流。

本日最後のお参りをしに、本堂へ向かいました。

11k焼山寺②

誰もいない境内。

霧もたちこめてきて、まさに霊域。

ちなみに焼山寺は、標高720mくらいだそうです。


無事に本堂と大師堂のお参りを済ませ、下山します。

もう急ぐ必要がないから、ゆっくりね。

11k焼山寺③

見渡すと、どれも立派な大杉ばかり。


焼山寺は、徳島県名西群神山町のにあります。

標高938mの焼山寺山の8合目あたりに位置するこのお寺は、なんと飛鳥時代が起源だそうです!

役行者が山をひらいて蔵王権現を祀ったのが、お寺の始まりとされています。

この山には、魔の力を持った大蛇が棲みついていて、火をはいて人に危害を加えることがありました。

空海がこの地を訪れたときも大蛇があらわれ、山を火の海にして襲いかかってきたそうです。

摩廬(水の輪という意味)の印を結び、応戦しながら山頂近くの岩窟で大蛇と対峙した際、

虚空蔵菩薩があらわれて、ご加護のもと大蛇を岩窟に封じ込めることに成功しました。


その後、虚空蔵菩薩をご本尊とし、焼山となってしまったことから寺号を「焼山寺」とし、

逆に山号を水の輪にちなんで「摩廬山(まろざん)」としました。

11k焼山寺④

どんどん霧が濃くなってきました。

私、徳島で霧に遭遇することが多いです(笑)


順番は逆ですが、焼山寺の山門↓↓

迫力あるわぁ~~!

11k焼山寺⑤

そして、山門の下から階段をアオリで撮ったところ↓↓

ほんの30分前、ここをダッシュで駆け上がったのね、私。

11k焼山寺⑥

駐車場と山門との間の道のりは、細くて、でもきれいに整備されていました。

霧が晴れていれば、すごい景色が見られそうです♪

11k焼山寺⑦

5時を過ぎると、辺りも薄暗くなってきました。

石灯籠に明かりが灯るのも、幻想的・・・

11k焼山寺⑧

ごらんのとおり、駐車場には人っ子一人いません。

一人だったら絶対心細くなりますよ。

11k焼山寺⑮

焼山寺には、四国霊場の元祖、衛門三郎が終焉した場所があり、お堂が建てられています。

杖杉庵(じょうしんあん)という、お堂というよりはこじんまりとしたお寺です。

衛門三郎は平安時代初期の伊予の国(愛媛県)の人で、巡礼中の弘法大師におこなった

無礼なふるまいを謝罪したく、追いかけてお遍路の旅に出ました。

21回目の逆打ち中、焼山寺で力尽きたころ、やっと空海に会うことができた場所だそうです。


車遍路をしていると、こういう見所を逃してしまうのが難点ですね。

歩き遍路の方のブログだと、歩く目線で色々なことをレポして下さっています。

【夜空のこころぼし】
http://ichijoji.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/12-542a.html

【歩き遍路日記!!】
http://shimanto-ayu.machicom.com/2012/05/1112.php

【門前の小僧 歩き遍路日記】
http://jh5swz.exblog.jp/i12


11k焼山寺⑬

高松まで帰るのに、2時間くらいかかるかなぁと思いながら、焼山寺をあとにします。

紹介しきれなかった写真を、ヤフーブログの方でも紹介しております。
http://blogs.yahoo.co.jp/aiiro_koubou/10405379.html

こうして、お遍路初日は無事(?)終了しました。

あくまでのんびり、巡っていきます。


11霊山寺①】

そうだ、車遍路を始めよう! ~第一番札所 霊山寺編~

こんにちは、スタッフ太田です。

四国霊場のお遍路旅、本編のスタートということで、1番札所の霊山寺(りょうぜんじ)にやってまいりました。

●GoogleMap 霊山寺
http://goo.gl/maps/m1dnF

徳島県鳴門市大麻町にあり、ご本尊は釈迦如来です。

先日紹介した、お遍路道具をそろえられる「門前一番街」を抜けるとすぐにあり、

こちらの正門でも、やたらスタイルのいいマネキンさんが迎えてくれます(笑)


・門前一番街編
http://blog.livedoor.jp/aiiropubinfo/archives/15782998.html


手を清める、お手水場。

藍色工房 【霊山寺②】

おっきいガマガエル(?)が、清らかな水をそそいでくれているではありませんか~

4月上旬・・・まだ水は冷たいのですが、しっかり手を清めましょう!

本堂の直前にもお手水場があると思うんですが、人だかりがすごそうで、

カエルの方で清めさせていただいたのです。


↓↓こちらは入ってすぐだったかな??

うろ覚えですが、霊山寺は水子供養のお寺のようです。

藍色工房 【霊山寺⑤】

水子たちが水子地蔵を見上げています。

ウッカリ写真を撮り忘れてしまった、水子地蔵・・・


そして、本堂へ。

藍色工房 【霊山寺③】

1番札所ということもあり、参拝者さんがものすごく多いです。

これから打つ方か、または88番を打ち終えた方か・・・


ひとまず、納札をお賽銭箱の両側にある納札入れにお納めします。

そして合掌。

ここから始まるんだと思うと、いつになく緊張しますね・・・


本堂でのお参りの後は、大師堂へ。

藍色工房 【霊山寺④】

こちらでも本堂と同じように納札をお納めします。


2カ所でのお参りを済ませると、納経所へ!

それぞれの寺院を参拝した証として、ご朱印をいただきます。

霊山寺は一番目ということもあって、納経所のある社務所でもお遍路道具がたくさん販売しています。

さすが、すごい品ぞろえ。


そして、こちらの納経所では、ご親切にお遍路の心得たるものを聞かせていただけます。

私たちがあからさまに「初めて」オーラを出していたからなんでしょうかね(笑)

お参りのときはこういう手順でするんだよというのを、細かくご指導してくださいます。

そして、次の札所への簡単な案内を聞き、1番札所を後にしたのでした。



[第2番札所へ続く・・・]
http://blog.livedoor.jp/aiiropubinfo/archives/17470475.html

藍色工房 【お遍路出発②】

讃岐の国で生まれた、弘法大師空海。

お大師様縁の各寺院や四国の風景を、のんびり車遍路の経緯とともに紹介してまいります♪

なにせ八十八ヶ所ありますので、長~~いお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。


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車遍路しようよ。

四国は香川県在住の、スタッフ太田。

弘法大師空海の作り出した、四国八十八箇所の世界を身近に感じていながらも、

一度も巡礼したことがありませんでした。


仲間が集まり、2010年春にスタートした、車遍路。

一ヶ月に一度、軽自動車で運転を代わりながら、のんびり・・・

一年半の歳月をかけて2011年秋には88番札所の大窪寺にたどり着くことができました。


その後、なかなか高野山に足を運ぶ機会がなかったのですが、

この度やっとお礼参りの段取りができそうです。


車遍路の始まりは、桜満開の2011年4月から・・・

藍色工房【お遍路出発】

満開の桜の下に仲間が集い、いよいよ出発です。


霊場のはじまりは、徳島県鳴門市にある、霊山寺。

●GoogleMap  四国八十八箇所 第1番札所 霊山寺
http://goo.gl/maps/8o7en

四国八十八箇所は一周することに意義がありますので、実はどこから始まってもいいとか、

うるう年におこなうといいと言われている、「逆打ち」などがあります。

ですが、4人の仲間のうち、3人は初お遍路。

やはり一番札所からお参りをするのが良いですね。


お遍路を始める前に準備を済ませておきたいのが、遍路用品の準備。

白衣、袈裟、長足袋、金剛杖、すげ笠・・・

目的はやはり修行巡礼であることから、お大師様や各札所のご本尊様に失礼のないように

正装でおこないたいものです。


・参考ページはこちら
http://www.88shikokuhenro.jp/supplies.html


・・・とはいえ、素人車お遍路組は、半ば観光気分ではじまったお遍路です。

巡礼をおこなうに当たって、これだけは用意しておきたいという遍路用品。

こういったものが、霊山寺近くの「門前一番街」というところでそろえられます。

やたらスタイルのいい、お遍路姿のマネキンが迎えてくれます(笑)

藍色工房【門前一番街】


県外にお住まいの方は、通販などで遍路用品をそろえてから来られるのでしょうか?

そういったのがなかなか難しい場合、こちらの門前一番街がおすすめです。

各札所でも取り揃えていますが、他のお遍路さんもいますので、事前にそろえておきましょう。


「納札」

藍色工房【納札】

札所を訪れた証として、本堂と大師堂の納札箱へ納めます。

こちらは事前に用意をし、自身の名前や願意などを書いておくとスムーズにお参りをおこなえます。

まだ一巡目の私たちは、白。

これが回数により色が変わり、五十巡を超えると金色になります。

百巡を超えたお遍路さんは、織物の生地を使った「錦」と呼ばれる特注の納札をお使いになるようです。


「納経帳」

藍色工房【納経帳】

各札所をお参りしたしるしとして、こちらの納経帳にご朱印をいただきます。

大きさ、柄、たくさんの種類がありますので、結構迷いますよ~。

こういうの、藍染めで作ったらとてもかっこいいんでしょうね・・・.。゚+.(・∀・)゚+.゚

八十八ヶ所を共にする納経帳ですので、じっくり考えて選んで損はありません!


「御影入」

藍色工房【御影入】

ご朱印をいただく際に、御影(みえい)札も一緒にいただきます。

御姿(おすがた)とも呼ばれているのを聞いたことがありますが、ようは、各札所のご本尊を写した札です。

カラーの写真に、ご真言やご詠歌が書かれていて、どちらの札所でいただいたものか、

一目で分かるように整頓できます。

カバンの中でうっかり!なんて失礼なことのないよう、きっちり保管したいものです。

藍色工房【御影入②】



おっと、忘れてはいけないのが、お賽銭。

無事にお参りできたお礼として、必ず納められるよう用意しておくと便利です。

「ご縁」にあやかって、五円玉を用意している人が多いみたいですね。


☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;


白衣にもならず、周りから見ればなんちゃってお遍路。

でも心はお大師様と共に!!!!

月イチ車お遍路の旅が始まったのです。


次回からは小ネタもはさみつつ、スタッフ太田が四国霊場を順打ちで紹介してまいります。

では、また・・・


・四国八十八ヶ所霊場公式ホームページはこちら
http://www.88shikokuhenro.jp/index.html


☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;


[次回に続く...]
http://blog.livedoor.jp/aiiropubinfo/archives/16747951.html


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