2007年07月27日
このブログは停止しています。
更新不可
その一点です。
友人と一緒に新たなブログを営んでおります。
友人の更新に頼りっきりですが・・・
新たなブログでも、真っ赤な石と黄色い鯖で生まれた
それはただ天より高くをマイナー更新させてもらい、
某小説サイトで、一緒に書こうとのお誘いも受け
現在、いろいろと多忙です。
受験もです。
今まで関わった全てのRSユーザーに感謝の気持ちを述べ
閉鎖とさせていただきます。
新ブログは、リンク内にあります。
PSP物です。
小説もちょこっと。
では・・・
thank you i love red stone
and
play user
thanks gameon thanks my brog read you.
2007年06月29日
それはただ天より高く
キィ・・・・と静かに、ドアが開いた。
そのかすかな音でか、それとも外で鳴り響く雷音のせいか、リリィは目覚め、手元にあった長弓を握り締めた。
時間も時間だ、こんな時間に何用があって自分の部屋にやってきたのか?
もっとも、答えはほとんど限られているが・・・
リリィはベッドから飛び起き、証明のスイッチを入れるとすぐに弓から自らの背丈よりも高い槍に持ち替える。
そしてそれをドアの方角に思いっきりぶん投げた!!
ビュン!! と槍は風を切ると、いとも簡単に木製のドアを破壊する。
続けざまに上空から魔法の矢が降りていく。
ダン!!
強く床を踏みしめ、相手に駆け寄ったリリィは喉元に炎の矢を突きつける。
「お前たちの目的はなんだ!?」
リリィが厳しく問うたが、相手は何も答えずうなだれ、パチンと一回指を鳴らした。
瞬間、背後に存在していた窓ガラスが割れ、リリィの背後から灰色と紺色の覆面をした盗賊が現れた。
胸にはシンボルの水色の水晶。
「路上強盗団か・・・」
リリィは突きつけていた矢を外し、両手を上げた。
「悪いな、もともと果たし状で呼び寄せた後、金だけはもらって殺すつもりだったんだ。いくら弓のリリィと言えども、3対1では分が悪かろう」
チッと一度舌打ちがこぼれる。
そしてもう一度弓を構える。
「流石、人魔大戦を抜けてきた英雄だな。絶対に死ぬ状況でも武器を取るか?」
「人魔大戦のきっかけは、もう、私以外誰も知らない。魔物は何も悪くなかったわ、命乞いをしてきた者もいた。だけども私はそんな彼らをも全てこの弓で射抜いた。私は英雄なんかじゃないわ」
「いいや、英雄さ」
振り向くと、そこには蒼髪の青年と、黒よりも少し茶色の髪をした青年が立っていた。
昔書いたそれ天とはだいぶ違う風になっていますね。
2007年06月22日
それはただ天より高く
プロローグ2
まばらだった雨が、一日後、二日後。
三日後には嵐のように、風は荒れ、稲妻がとどろいていた。
リリィの綺麗だった金色の髪も、今は雨とドロで少し汚れていて
少し機嫌も悪い。
どうも雨は好きじゃない。
古都へはたぶんもうすぐ到着するだろう。
リリィは足を速めた。
「誰だい?」
城門にたどりつくと、いかにもやる気のなさそうな門番があくびをしながら
尋ねてきた。
「リリィ・ファランです。門を開けてもらえますか?」
「・・・・ポータルは?」
水色の肩掛け鞄の真ん中のポケットから、リリィはきらきら光り輝く透明な結晶を取り出した。
ポータルとはウィザード協会が発行するいわゆるこの世界での身分証明書だ。他にもいろいろな種類があり、中には魔法の絨毯を召喚できるものもある。
カチッ、門番が結晶の下方にあるスイッチを押すと、結晶の中から
リリィの生い立ち、備兵暦などあらゆる情報が飛び出してきた。
「・・・確かに」
クィ、と門番が手を振ると、門の上にいた備兵がギリギリと門を開けた。
「やっぱり、中は湿気もなくていいですね」
リリィは一人言のつもりだったが、門番が「そうですね」と返してきたので、少し微笑。すぐに宿に向かった。
「いらっしゃいませ」
愛想よく、宿summerブルンの店主が頭を下げた。
「一泊分の部屋は空いてますか?」
「今日はあなた以外には二人組みのお客さんしかいないよ。まったく、第3次人魔大戦が終わったって言うのに、ちっとも客足は増えねえよ」
「そのうち、また平和が来るはずですよ」
店主は少し苦く笑って。
「そうだな、来るといいよな」
と、どこか悟ったような顔をして言った。
その後すぐにリリィは部屋に案内され、今までの疲れもあってか
すぐに眠ってしまった。
店主がリリィの部屋の前でいたずらに笑っていた。
end
続きをお楽しみに♪
2007年06月21日
それはただ天より高く
それはただ天より高く
プロローグ
どこまでも広がっていく草原。
歩く度に草と足が擦れ、少し音がする。
金色の髪の女性が草原を駆け抜けていた。
自らの背丈を軽々と越える長弓と、さらに長い槍を背中に抱えている。
彼女の名前はリリィ。
このフランデル大陸での第3次人魔大戦により一気にその名が知れ渡った彼女の実力はかなりのものだ。
第3次人魔大戦は現在のビガプール辺りを中心に行われた。
なのでビガプールのあたりに住むものならば彼女の名前を知らぬものはいない。なぜならビガプールの開拓を援助したのも彼女だったからだ。
「・・・・手紙 ?」
上空を真っ白な鳩が飛び去っていく。
どうせまたいつものことだ。
果たし状
手紙のタイトルに轟々と書かれたそのインクの色は血にも見えた。
「場所は・・・ブルンネンシュティグ 時間は夕刻か・・・」
リリィはゆっくりとしていた歩みを速め、草原を駆け始めた。
雨が、降り始めていた。
END
ひそかに復活してます。BY AIKO