木灰(もくはい)には 原木の200倍ほどのセシウムが残留します
 
1トンの原木を燃やして残る木灰は、わずか5kgほどです。 
逆に考えますと、セシウムはいくら高温で燃焼させても消えないので、
木灰に含まれるセシウムは、
原木の200倍ほどに凝縮されることになります。



薪ストーブの灰から高濃度セシウムを検出
福島の民家の薪ストーブの灰から、4万3780ベクレルという、
とんでもない高濃度な放射能が検出されたのも、

この200倍ほどの凝縮によるものです。

薪ストーブに使うナラやカシの森林には、
雨水の溜るホットスポットが存在しますので、地域単位では判断できず、
本来は樹木一本一本を検査する必要があります。

しかし、それは現実的には無理なことですから、
やむを得ず広範囲で規制されています。

このように木灰には高濃度のセシウムが残留することから、林野庁が
流通制限の指導を行っています。

※林野庁の実験では、
原木の182倍ほど残留すると公表しています。



出荷制限を受けている都県
林野庁の指導(平成24年2月10日)により、下記17都県から
伐採された原木による木灰を食品の加工及び調理(製麺、アク抜き、凝固剤等)
に用いないことと出荷制限されています。

現実的には食品用のみでなく、ほぼ全ての木灰の流通が止っています。
(制限されている17都県)
青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、
茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、
神奈川県、新潟県、山梨県、長野県、静岡県。

木灰は、
とち餅や山菜のあく抜き、
コンニャクの凝固、
ラーメンのカン水
沖縄そばのかん水など、
食品用に用いられることも多い
ため制限されているのです。

実際には汚染されていない森林も多くあるのですが、
手間暇やコスト面から全量検査は無理ですから、
仕方のない処置と言えるのかもしれません。

ホットスポットがあるので個体差も大きいと思います。

残念ながら以前私共が販売していた木灰も長野県産のため、
震災後に伐採した原木のものは、汚染の有無にかかわらず
即座に生産・販売を中止しました。

汚染の有無に関係なく、県単位で制限されたので、対策の余地なく中止です。

セシウム137の半減期は30年ですから、
当面の間は制限が続くと思われます。

木灰が激減しています

日本での木灰の産地は、
なんといっても東北地方が大きいのです。
たぶん50%以上は生産されていた
と思います。

そのため、今後木灰が品薄になることは必至です。


木灰は食べたり、吸い込んだりします
囲炉裏や火鉢の木灰は食品ではありませんが、常時住居内にあり、
その回りに人がいます。

時には舞い上がり、呼吸と共に吸い込み、食べ物に付着することもあり、
たとえわずかでも体内被曝する可能性が容易に考えられます。

そのため、高濃度なセシウムに
汚染された木灰は、やはり避けるべきかと思われます。




安全な木灰はこちらで販売中 
私共で販売中の木灰は、宮崎県(枕崎)のもので、
震災による放射能の影響を一切受けていません。



参考まで
林野庁のデータで182倍 平成23年11月18日:林野庁
林野庁のホームページによると「実証実験により、薪1kgを燃焼させる
と灰5gが残り、木炭1kgを燃焼させると灰30gが残り、

薪及び木炭に含まれていた放射性セシウムの約9割が
その灰に残るとのデータが得られました」

「これは、灰1kg当たりの放射性セシウムの濃度が、薪1kgと比べて182倍、
木炭1kgと比べて28倍となることを意味します」・・・とあります。







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