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ルネの代表作とも言える作品に、「椛」というゲームがある。
かつて、まだ手元にPCがなかった頃、アダルトゲーム雑誌などに紹介されていた時、いずれ自前のPCを持った時、必ずプレイしよう、と心に決めていた。
しかしいざPCを購入したものの、新しいゲームばかりやるようになり、古いゲームをプレイする事はなく、「椛」も記憶に埋もれたままだった。
 
だが、ルネがこの度、新作ゲームを発売したのをきっかけに、再び私の心に熱が入った。
あの往年の名作にどこか似た雰囲気の本作こそ、私が長年待ち望んでいた作品だったのだ。
金持ち貴族と彼に従うメイド、産業革命時代の英国、全体的に漂うレトロ感――
それが、

小公女シャルロット〜「ご主人様の処女人形」〜
メーカー:ルネ



小公女・シャルロット 「ご主人様の処女人形」小公女・シャルロット 「ご主人様の処女人形」
販売元:ルネ
発売日:2010-02-26
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シナリオ
成り上がり貴族と揶揄される主人公は、街中で襲われる少女シャルロットを助ける。
彼女の養父から彼女を買わないかと持ちかけられ、同情を覚えた主人公は彼女をメイドとして雇う事に。
シャルロットの純真さに心打たれた主人公だったが、彼女がある夜、主人公の下に訪れ、抱いてほしいと懇願するのだった。
それは他のメイド達からやっかみを受け、主人を喜ばす方法として教わった方法だったが、その行為に、自分の子種を欲しがる他のメイド達と同じように見えた主人公は、彼女を乱暴に犯す。
その後、彼女はベッドメイドとして主人公の世話をする事になるのだった。
 
というのが導入部分。
特にうだうだというシーンがなく、基本はスピーディーに進んでいく。
冒頭も簡易な説明が適度に入る程度で、深すぎず浅すぎず、といった感じ。
主人公は基本的には典型的エロゲ貴族という感じで、妾の息子なので周囲からは木こり男爵(木製品を販売してるから)と馬鹿にされるが、結構有能でニヒルな性格をしている。
周囲の人間は基本的には主人公を見下しているか、優秀さを認めているかのどちらかという分かりやすい構図。
 
ゲームの進み方は、昼間に特定のキャラと会い、夜はシャルロットの調教をする、というもの。
ある程度会うとそのキャラの個別ルートに進む。
ヒロイン格は4人+サブヒロイン2人となっている。
メイド、貴族令嬢、女執事と代表どころを抑えているので、特筆すべき点はない。

シャルロット(CV:澄白キヨカ)
新人メイド。
主人公に助けれられ、屋敷で働く事に。
清純系のキャラで、分かりやすいメインヒロインといった感じ。
シナリオ自体も非常に分かりやすく、最初は誤解から忌々しげに思っていたが、次第に彼女の優しさに惹かれていく、というもの。
さらに実は幼少時代に出会っており、過去のトラウマ関連も若干織り込まれている。
ラストは非常に足早で、二人がお互いの事を思い出すと、そのままゴールイン。
次のシーンでは結婚式……でEnd、という急速ぷりを発揮する。
シナリオは王道ながらも、それが良い味を出していたかな。
ただ主人公がシャルロットに心を許していく過程を、個別でもう少し欲しかったかも。
 
メアリー(CV:かわしまりの)
メイド長。
主人公に昔から使えるメイドで、万能メイド。
実は昔は貴族の子女だったが、没落後、メイドに身を落とす。
主人公の親友がメアリーに惚れ、色々とあるうちに自分の気持ちに気づいていく、というオーソドックスな展開。
その後、馬車の事故で記憶を失い、幼少時代の貴族の頃に戻ってしまう。
彼女がずっと自分を支えてきてくれた事に気づき、彼女を元に戻すべく、レイプして記憶を取り戻させる。
最後の方がやや滅茶苦茶だが、実際にそれで記憶が戻るのだから問題ないのである。
 
エミリア(CV:瀬良木若菜)
主人公の親友の妹。
お転婆系お嬢様、というヤツである。
最初は周囲が馬鹿にしている木こり男爵を見下すが、次第に人間性に惹かれていく、とこれまたオーソドックスなスタイル。
終盤で彼女が別の貴族と婚約する事になり、それで自分の気持ちに気づく。
で、その貴族が実は町を騒がす殺人鬼だった、と安易な展開で、彼女を助けてハッピーエンド。
非常に最初から最後まで分かりやすく、突飛な展開はないが、個人的にはこの王道さが好きなのでよし。
ただしくっつくまでエロシーンはなく、くっついた後はすぐにEDなので、エロシーンは少なめ。
 
ウルミラ(CV:桜川未央)
女執事。
主人公邸で古くから使えている執事の孫で、彼が怪我した後、代わりにやってくる。
一言で融通の利かない真面目キャラ。
女の執事を馬鹿にされるも、能力は非常に優秀。
怖い印象だが、幽霊が嫌いで、恋愛小説が好き、とやはりテンプレ的な設定。
性に対しては消極的で、当初は主人公の誘惑をはねつけていたが、やがて……みたいな。
個人的には立ち絵のパターンとかが好き。
 
グラフィック
原画はスカイハウス
やや古臭い感じのエロゲ、というのが第一印象。
ただ作品の性質によくマッチしていたので、その辺の違和感はない。
サブキャラも数が少ないながらそこそこ魅力的だったのではなかろうか。
腰周りとかの肉感は非常にいい。
あと勃起した乳首とかも、やはりエロゲはこうでなくては、と思わせるような描き方。
HCGも、流石に多いので、その辺の不満感は薄い。
ただキャラによってどうしても数の差が生まれるので、その辺はちょっとアレだったかな。

音楽
BGMも19世紀の英国らしい雰囲気がよく出ている。
13曲と数自体は少ないが、どれもしっとりとした良い曲。
音声面では、声優がどれも良い演技をしていたかな、というところ。
特に違和感のあるキャラもいなかったので、その辺は満足。
デモムービーの主題歌が、サウンドテストで聞けないのは残念。

エロ
キャラ毎に差はあるものの、概ね良好。
ただシャルロットの調教パートがやや期待外れだったかな、という感じ。
勿論、数もそこそこあるし、特殊プレイもあるんだけど、いまひとつ物足りない。
やはり和姦調教なので、どうしても限界があるのかもしれない。
調教次第で陵辱展開になるのかとも思ったが、そんな事はなかったぜ。

総評
話:★★★★★
絵:★★★★☆
音:★★★☆☆
エロ:★★★★☆
84点

かつての夢をかなえる事が出来たので満足。
ただ私の思い描いていた「椛」と比べると、ややボリューム不足かな、といったところ。
基本の骨子はどう見ても「椛」だし、ある種、劣化コピーという感じがしないでもない。
シナリオ面でもそうだし、演出部分も「椛」の使いまわしが多い気がする。
シャルロットが夜日記を書いて、それを読めるのも、やはり似たような演出だし。
その辺、同メーカーながらも、少し気になったかな、という点。

後、本作の売りらしい、『処女温存システム』も、消化不良気味。
確かに別の調教を繰り返せば、処女温存も可能だけど、それがどうこうという展開はない。
私は調教モノのフラグ管理が苦手なので、調教度合いでのマルチシナリオは嫌いだが、どの調教でもラストは同じ、というのもそれはそれで味気ない気がする。
「椛」の焼き直しであるならば、陵辱パートも作っても良かったんじゃなかろうか、とふと思った。

システム面はそこそこ快適。
スキップも使いやすいし、射精場所を事前に選ぶシステムも良好。
ただこのシステムを知ったのはクリアした後だけどね!
また夜伽オンリーという、シャルロットの調教パートのみをプレイ出来るシステムも良かった。
取り忘れたシーン回収も楽だしね。

総じて見ると非常に良かった。
予想していたレベルのものが、予想していたまま出された、そんな感じ。
期待以上でもなければ期待外れというものでもない。
とにかく私の求めていたものとマッチしていた。
個人的に購入理由がエミリアだったが、彼女のシナリオも私の想像通りだったし、その他キャラも王道を貫いてくれた。
良い意味で裏切られる事はなかったけど、まあそれを期待してはいなかったので。
唯一不満点があるとすれば、エロシーンをもう少し増やしても良かったかな、と。
ただエロを薄めた分、シナリオに力を入れたと思えば満足できるかも。