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Bloody † Rondo
メーカー:3rdEye


BLOODY†RONDOBLOODY†RONDO
3rdEye(2011-01-28)
販売元:Amazon.co.jp
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シナリオ
「お前はユニコーンの夢を見たか?」

学生の傍ら、探偵家業を営む主人公は、幼い頃に家族を吸血鬼に殺され、裏の顔として、吸血鬼狩りを行うハンターである。
……とまあ、プロローグだけを見れば実直硬派な設定だが、実際は色々と突っ込みどころの多いシナリオである。
吸血鬼+バトルモノだけど、吸血鬼というより能力モノ
燃えゲーのようでいて、実際は重度のキャラゲーである。
硬派なのはOPだけで、後はギャグともシリアスともつかない微妙な応酬。
とにかくキャラが軽すぎる
両親を殺されて吸血鬼を恨んでる割に、自分自身が吸血鬼になっても、あっさりと受け入れちゃう主人公とか。
吸血鬼を退治する協会に属してるくせに、自分自身が吸血鬼になっても、あっさり受け入れちゃうヒロインとか。
俺は吸血鬼になっても血を吸わない!とか言ってるくせに、次のシーンで「力が足りない!そうだ血を吸おう!」とか言っちゃう主人公とか。
ハンターの前で自分が吸血鬼とバラすけど、周りが気付かない超展開とか。
とにかく、どこまでがギャグでどこまでがシリアスなのか分からない、この中途半端さが、本作の特徴である。

ルナ・フリード・クイーン(CV:青葉りんご)
唯一の生き残った真祖。
吸血鬼は真祖→眷属→野良という順位があるらしい。
で、人間に狩られて最後の生き残りらしいけど、そういった悲壮感は全くなく、のんびりと生きています。
シナリオ的には一番オーソドックスなルートらしく、シナリオの謎とかが明らかになる。
とは言っても、実は主人公は人造吸血鬼で、オリジナルの肉体がもうすぐ死んじゃうからクローン技術で作られており、人格転移によって今の肉体になった、というような話。
吸血鬼云々とかより、クローン技術+人格転移の方がありえない気もするが、それはそれ。
さらにルナ√では、なぜか死んだはずのオリジナルも生きており(理由不明)、何だかんだで助けてくれる。
最早どの辺に突っ込めばいいか分からないが、多分ライターは本気なんだろうな、というのがうかがい知れる。

アリス(CV:藤森ゆき奈)
人造吸血鬼。
元々は敵だったけど、ぶった叩いたら、なぜか仲間になった。
まるでメガテンのような展開である。あるいはドラクエ。
実は主人公の妹とか、そんな複雑な設定があったような気もするが、まあその辺はどうでもいいぜ。
ルナ√と比べると、なぜか死ぬルナが不憫で仕方ない。

二階堂 凛子(CV:みる)
協会に属するハンター。
その割に頭が壊滅的に悪く、同居している相手が吸血鬼とも気付かない。
「お前はユニコーンの夢を見たか」この一言で吸血鬼かどうか、分かるんじゃないの? もっと使おうよ便利なんだし。
吸血鬼を毛嫌いしてた割りに、瀕死の重傷から吸血鬼になった後も案外あっさりしている少女。
むしろ割り切って腕力が上がったから特注の銃を買う始末。
お前、めっちゃ順応しとるやん。

リネット・ヴァンス(CV:上田朱音)
ルナの筆頭眷属。
人狼らしく、戦闘能力に長けている。
その割に、他のヒロインの√では戦闘シーンではあまり登場しない。
大事な時に安息日だとか言って寝てるワンコ。
個別√では、なんと彼女の特殊能力が『時を止める』と明かされる。
さらにDIOもビックリの7秒止めを果たし、一人だけ別次元の世界観に生きている人。

神津 沙耶香(CV:桜川未央)
お嬢様。
こういうバトルモノにおいて、一般人は日常の象徴のはずが、別にそんな事はなかったぜ!を地でいく。
いてもいなくてもシナリオに大差はない。むしろいない方がしっくりくる部分も多い。
ルナ√ではなぜかお嬢様のくせにバズーカをぶっ放して登場。最早意味不明である。
個別は一人だけ毛色が違い、異空間に閉じ込められた学生が、疑心暗鬼に駆られながらも協力して脱出する、というお話。
まあ実際は協力シーンなんてねぇけどな!

グラフィック
原画は榊MAKI蒔田真記
キャラにバラつきはあるが、まあまあのレベルではなかろうか。
ただ凛奈だけ、少し造詣が弱い。
逆にルナ、リネット辺りは中々によく出来ている。
戦闘シーンにもCGが多用してるし、全体的に見れば、中々の出来だろう。
HCGもそこそこのクオリティだしね。

音楽
OP詐欺……とまではいかないが、OPは気合入ってる。
実際はOPほどの展開はないので悪しからず。
BGMに関しては、落ち着いた感じの曲が多い。
戦闘シーンあたりはもう少し疾走感のある音楽でもいいかもしれない。
声優は有名どころが多いだけあって上手い。
個人的にはみるが少し耳障りだったが。少し凛奈とは違う気がする。

総評
話:★★★☆☆
絵:★★★★☆
音:★★★★☆
71点

凡作。
悪い点は多いが、かといって重度におかしい感じでもない。
硬派なシリアス燃えゲーだと思ったら、ライトなキャラゲーだった、というのが一番の要因だろう。
全体を通してのライト感を受け入れるか否か。それが本作の質を表している部分である。

シナリオに関しては上でもいくらか触れてきた通り、矛盾点が多い。
特に主人公が人造吸血鬼であるという点。
オリジナルは半年ほどの命のはずなのに、なぜか生き残っていたりする。
√によって違いがあるので、各√で並行的な展開なのだろうと思うけど、それにしても違和感がある。
あと、やはり一番違和感があったのが、主人公の吸血シーンである。
吸血鬼は力を使った衝動として、吸血衝動が芽生えるらしい。
主人公もご他聞に漏れず、力の代償として、血を吸いたくなるが、人間としての矜持で吸血を拒否する。
(なぜか吸血はしないがエッチはする)
しかしその後、ヒロインが閉じ込められてる扉を開ける為、力が足りない時に、「真祖の血を吸えば力がアップする。血をくれ」という感じに軽く吸血する。
いやいや、ここは人と吸血鬼の葛藤を描くシーンじゃなかったのか。
血は吸いません。でもヤバくなったら吸うよ……では、なんの感慨もない。
この辺の設定の無茶苦茶さこそ、本作の特徴とも言える。

総じて見れば、やはりチープな作品。
バトルモノらしいが、実際、主人公がバトルしてるのはルナと凛子√くらい。
後は大抵、見てるか別の人が戦ってるか。
まあバトルモノにしても、微妙な感じなのが多いのだけれども。