最近読んだよリスト(3)

最近読んだ作品メモ・3。例によってメモ過ぎるので作者様には連絡してません。
自分の筆力とかそういうのはガン無視の方向でいけずうずうしくもいらないことを言ってる感想もあります。
また感想はあくまでも感想で個人の好みに依存するものですので、私が微妙な評価を呟いてるからと言って駄作だなどということはありません。良作駄作はあなたの心の中で決めてください。というわけで是非色々読んでみてください。オンノベは楽しいでおじゃる。

花の歌、剣の帰還
作者:相沢秋乃 氏
サイト:天上捜索
種別:異世界FT、長編、完結

大体私の感想文はざっくりした作品紹介から入ってるんですがこの作品をネタバレなしで一言で説明するとなると物凄く難しいことに気づきました。世界設定が複雑かつ壮大で人々の思惑が緻密に絡み合い、でもあくまでもノリはライトで、食べ物がおいしそうな作品。食べ物がおいしそうなのは素晴らしいことです……!
独立した作品ですが魔女の遍歴シリーズと一緒に読むとより楽しめます。
唯一、登場人物が多すぎてあるぇ?どなたでしたっけ?ってなる人物もいないこともないんだけどその辺は雰囲気で読んでいくといいと思います。っていうか私の記憶力に難があるだけかもしれません。



天の深さを知る蛙
作者:相沢秋乃 氏
サイト:天上捜索
種別:異世界FT、長編、完結

もひとつ相沢秋乃さんの作品。「揃いの月」の外伝ですが殆ど関連ありません。単品でおいしくいただけます。
「宴」と呼ばれる模擬戦争を描いた作品ですが、目玉は肉弾戦闘よりも智謀策略の方。手に汗握るよ!
それと様々に揺れ動く若者たちの心情はどれもこれも愛おしく感じます。じじじれったいいいい!
宴というゲーム自体も、自分の死がチームの敗北ではない所とか、死者の呻きとか(笑)、味方の中にルールで規定された裏切り者がいたりとか、わあ人狼っぽいなあ!という部分が多々あって個人的には大変ニヤニヤして読めました。尤も登場人物たちの考え方は人狼ではしない部分もあるので新鮮といえば新鮮。



里菜と竜兄ちゃん
作者:冬木洋子 氏
サイト:カノープス通信
種別:現代恋愛、短編連作、連載中(…かな?)

イルファーラン物語の関連作品。未読でも全く差し支えないですが本作→イルファーランという読み順だと完全ネタバレ注意。
とある出会い方をした男性と女性がお付き合いを始めてというごく普通の恋愛のお話です。はい。
率直に言うと本編より好きだったり(笑)。
いやー、ラブコメだとここ数年読んだ中で一番好みかもしれぬ。はっはっは。まさにツボ。面白すぎるだろう竜兄ちゃん。



サンデー・クリスチャン
作者:初芝 哩 氏
サイト:伏兵強襲バイオリズム
種別:現代恋愛、完結

上司と不倫する会社員女性のお話。
文章的には読みやすいし展開も気になるのですいすい読んじゃう。けどヒロインがちょっと苦手過ぎました。
不倫自体個人的に是非で言えば非だし共感は全く出来ないけどそれ自体は関係なくて、ヒロインが何かというと人の所為にしてるかのような態度というか考え方?なのがなんだかなと。自分の所為だと口では言いつつそうなのが素っぽくて更に。最初脅迫でもされて関係持たされてるのかと思った。
これで最後(ネタバレ防止の為中略)るんなら面白いんだけどなあと思いつつ読んだら(ネタバレ防止の為後略)
いやしかし、単にキャラの好き嫌いとゆー問題で、ストーリー自体は面白いです。神戸の街の描写も実際に歩いてるみたいに感じられて素敵。



高慢と偏見
サイト名:高慢と偏見 @ITだけどトップから探すのはちょっと…
作者:リーベルG 氏
種別:現代、連載中

@ITというサイトの中のコラムでして、いつも取り上げさせて頂いているオンノベとは全く毛色も読者層も違うのでここに取り上げるのも何ですがちょっと面白かったので。自分用メモなのでユルシテ。
古い常識を振りかざし今のやり方を全否定する上司がやってきた!というお話。
ストーリー的には、いつかあの小憎たらしい野郎をぎゃふんと言わせてくれるんだろうな!ってカタルシスをワクワクテカテカ待つ単純明快なお仕事なんですが(もしかしたら妙に現実に即してもにょっと終わるかもしれないけどそれはそれで)、サイト的に当然なんですが特定業種の専門用語満載なのでちょっと万人向けではありません。
ただ業界の人は色々面白いかもしれません。そして場合によっては時折耳が痛いかもしれませんwwwww

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