北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ときどき地域猫のぴーちゃん

夏祭り初日のキッチンから。

週末から夏祭りが始まりました。
会場になっている教会の裏庭は、深夜1時過ぎまでコンサートが続く日々が続いています。

お祭りのメニューには、ポテトフライや腸詰めのソーセージを開きグリル (Salamella)してパンに挟んだ
パニーノやお肉の小さな串焼き(Spiedino)などお祭りでの
人気メニューの他、ノヴァーラ風リゾットのパ二ッシャ(Paniscia)もあります。
そして毎年、小魚のフライがありましたが、今年は、カエルのフライ(Rane fritte)が登場です。

初日のリゾット作りは、注文も少ないことから、同じ町の男性が担当(本業は、町の電気取扱者で電気工事士)
そして夏祭りのキッチンメンバーが手伝ってみんなで仕上げていました。

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夏祭り会場は、毎日夜20時半頃から開始され、深夜1時まで。
夕方のキッチンでは、ノヴァーラ風リゾットのスープ作り。

リゾット作りは、スープがすべてなので、とても真剣です。

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そしてみんなで食べようと庭で取れた桃を持ってきたルクレッツィアちゃん。

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ルイージがこの写真もブログに載せてほしいと言うので・・・。

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19時半にお祭りが始まる前の食事として、スタッフ用のリゾットを私ももらいました。

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そしてこちらは、カエルのフライ。揚げたてにレモンを絞って食べてもらうために
注文が来てから、急いで揚げ始めます。

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布で水分を乾かしたカエルにデュラム小麦のセモリナ(小麦を粗挽きにしたもの)をまぶして
ヒマワリ油で揚げて、揚げたてに塩を一振り、レモンを添えます。

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水田地域には、小さなカエルが多く、貧しい時代には、すぐに手に入る貴重なタンパク源でしたが
現在は、郷土料理のひとつでありながら、レストランなどでとても高価なものになってしまいました。

一部の地域で、昔ながらに釣っている人も見かけますが、
自然保護地域に近いカエルのたくさん住む河川や用水路は釣りが禁止になっているところも多く
これは、養殖の業者から購入して、すでに皮も頭の部分も取り除き、すぐにお料理できる状態になっています。

お祭りのメニューの中でひときわ高く、この小さな一皿でリゾット2皿分と同じ価格です。
それが、この日、ポテトフライよりも人気でした。
味は、小さな白身魚のフライに似ています。

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初日と違い、夏祭りの最終日のリゾットは、500皿以上の年も多いです。(私の小さな町の人口は約950人)

たったひとりで、多くの人を待たせることなく、片づけも同時に進行させながら
夏祭りの小さなキッチンスペースで、時間差で次々にリゾットが仕上がるようにできるのは、
ピエモンテ北部の災害救援隊の調理班、マリオさんだけです。

現在、震災のあったアマトリ―チェに行っていて、交代で戻って来た月曜日に夏祭りのリゾット作り、
その後、すぐにアマトリ―チェに向かうということを夏祭りの主催者のクラウディオから聞きました。

以前、ブログに書いたのを覚えているでしょうか。
http://blog.livedoor.jp/airone0219/archives/51958228.html

マリオさんは、2009年のラクイラ地震の時にも救援隊の調理班として行き、
ラクイラは、今回の被災地であるアマトリーチェからそう遠くない地域です。

当時、その地方の郷土料理であるアマトリチャーナのパスタは、多くの人が
望んでいたので作ったこともあったということですが、

外国人移民にムスリムの方が存在することで、宗教的に豚肉やアルコール類を
口にすることができないことを考慮し、栄養があり、宗教や病気、年齢に関係なく、
みんなが食べれるようなものにすることが一番だったと話していました。

明日、そんなマリオさんに会いに行ってきます。

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町は、次第に夏祭りの準備です。

早朝は、冷たい空気で、ジャケットを来て出勤。
8月の中旬が近づくと、次第に季節が変わり、いつの間にか、日の出時間も遅くなり
今朝、出発した時は、まだ日の出前で、夜間走行時のように明るくヘッドライドをつけて出発。
通勤時の短い更新です。
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ルイージと小さな友達と広場前で。

piazza

町の広場では、今年の夏祭りのリゾットの話題でいっぱいでした。
初日は、この町の人が作る"私たちのパニッシャ(ノヴァーラ風リゾット: Paniscia)
これは、もしかしたら、いつものキッチンのお祭りメンバーかもしれません。
初日のお祭りは、平日で比較的、人が少なく、慌てずにみんなで作ることが出来そうです。

最終日は、やはり今年も災害救援隊のマリオさんが作るパニッシャ掲示板で発表されました。
2013年の夏祭りのブログでは、マリオさんのリゾット作りの様子があります。
http://blog.livedoor.jp/airone0219/archives/51958228.html

いつのまにか町の広場の一角にかわいいボックスが設置されました。

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中には、絵本などがたくさんで"1冊取ったら入れておいてね。"と書かれていました。

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夏祭りが近づくころ、次第に秋の気配になっていきます。

ピエモンテの農業地域の様子です。
写真は、ピエモンテ州ランゲ地方バルバレスコのブドウ畑で、少し前の8月16日のネッビオーロの様子です。
今は、さらに紫色の部分が増えたことでしょう。バルバレスコのワイナリー、ジュゼッペ・コルテーゼのブドウ畑で。
ちょうど色が変わりかけている時でした。
この品種ネッビオーロが収穫されるのは、10月中旬。

これが2016年のBARBARESCO RABAJA, またはLANGHE NEBBIOLOになることでしょう。

rabaja

バローロのへーゼルナッツ畑で。 もうかなり実が落ちています。
収穫は、毎年8月中旬過ぎから下旬頃

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自宅から近所の田園地帯で。昨日、自転車で散策中。
これは、、町の大きな稲作農場経営者のクラウディオさんの210へクタールある水田の一部です。
ここは、黒米のうち品種Riso Venereを栽培しているようです。

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遠くに稲作農家の友人のヴィクトリオの農場が見えています。ヴィクトリオの栽培面積は、130へクタール。

*クラウディオさんは、210へクタールの水田で、従業員は、中国人とイタリア人ひとりずつ雇用して合計3人、
季節労働者として種籾専門になる水田の除草作業、異なった品種の稲をひとつひとつ見分けて
手作業で引き抜いていく中国人の労働者が6,7人。
今の時期、水田を散策んしていると、1列になって、水田を注意深く歩く中国人の人たちを見ることがあります。

この作業は、重労働です。農場での作業を快く働いてくれて、またお米の品種の知識が必要なことから
イタリア人でも他の国からの移民でもなく、長続きして仕事が確かな中国人の農業出身者を
探している農場経営者が多いのです。

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帰宅後、車を降りると、お迎えにきてくれるぴーちゃん。
今日も元気でいてくれて、ありがとう。

neko



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ガッティナーラのワインでランチ。

今、スマートフォンを見たら、今朝書いたブログが送信エラーになってしまっていたので再送します。
少し時間が経ってしまい、申し訳ありません。

前回のブログの続きで、ピエモンテ北部のノヴァーラ県ゲンメのワイン産地から
ヴェルチェッリ県ガッティナーラに向かって出かけた日の風景とお料理の短い更新です。
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ランチは、いろいろと悩みましたが、セージア川を渡ったヴェルチェッリ県ではなく、
橋を通過する前のノヴァーラ県のワイン産地側で。

セージア川には、中世時代の洗濯場が残っていました。

sesia

セージア川は、遠くから見ている時には気が付かなかったのですが、下に降りてみると
驚くくらい透き通っていて、砂地になった部分や川底の石の近くに小さなたくさんんの稚魚が
泳いでいるのが見えています。

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川の向こうは、ガッティナーラなので、ワインリストには、ヴェルチェッリ県のワインもありました。
アルプス モンテローザを背景に、異なる2つのワイン生産地であり
普段、飲む機会の多いノヴァーラ県のColline Novaresi Nebbioloと比較するために
ヴェルチェッリ県のネッビオーロのグラスワインを選びました。
アミューズは、サバの白ワイン蒸し。

Coste della Sesia D.O.C. Nebbiolo.
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ノヴァーラ県に比べてタンニンが柔らかで繊細です。
川を超えたヴェルチェッリ県側は、モンテローザを中心としたアルプスの火山石土壌となり繊細な味わいで

一方、川を超えた北部にあるノヴァーラ県の丘は、モンテローザからの氷河と火山活動から
生まれていることで、しっかりとしたタンニンを持ったネッビオーロです。
*ノヴァーラ県のスーノにあるワイナリーの地下深くには、真っ白なミネラル分を豊富に含んだ石で
覆われた部屋が残っています。

ランチで選んだのは、ナスとパルメザンチーズを混ぜてオーブンで焼いたもの(スフォルマート)
ソースは、パプリカとバジル。
Sformato croccante di melanzane alla parmigiana
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ノヴァーラ県側からヴェルチェッリ県のワイン産地ガッティナーラの丘を望む。

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私が今、立っている場所は、大きな木の近くです。
以前、南イタリアのプーリアで樹齢が数百年から千年を超えたオリーブの木をたくさん見たことがあるのですが
おそらくこの木も樹齢は数百年どころでなく、もっとそれ以上経っていることでしょう。

樹皮が柔らかで、触るとそのエネルギーを感じます。

3

きっとここからずっと歴史を眺めてきたことでしょう。
まだこれから数百年、ここに生き続けているかもしれません。

歴史的に繊維業が盛んだった地域で、近くにその昔の廃工場も残っていました。

自宅に向かおうとすると、すぐに、ねこのぴーちゃんたちのためにキャットフードを買いにくるお店の前を通過。

その後、いつものゲンメの街が広がっています。トウモロコシ畑から養豚農家へ続く道を走りながら
こんなにいつも近くまで来ていたのか・・・と不思議な気持ちになりました。
とても遠くに行っていたような気がしたのです。

帰り道に通過した小さな町それぞれでお祭りの準備が始まっていました。
私の暮らす町でも、もうすぐ夏祭りです。

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