北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

北イタリア ピエモンテ州ノヴァーラ県在住。ときどき東京。 日本に輸入しているワイナリーの人たちとの日々、ワインのある暮らし。 帰国時は、東京の素敵なバーでシェリー酒やシャルトリューズ。

ブドウ畑で緊急事態後の活動を語っていたアルベルトからのメール

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先日、一緒にワイン試飲に行ったアルトピエモンテ地方のワイナリーのプロモーターでもある友人の
アルベルトから次々にワインの資料やティスティングコメントがメールで届きました。
かなり大きなファイルは、WeTransfer 経由で送ってくれました。
一緒に試飲した夜にすでにいくつかのワインのティスティングコメントを書いてきたので
これでもう4通目のメールで、まだ開封してじっくり読むこともできないでいます。

さすが、アルベルトです。
”今の時期を乗り越えれば今まで以上の活動をしていける。”と言っていたのを思い出します。

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アルベルトは、こんな風にスピードある活動をして、この時期、次々に仕事を見つけていくのでしょう。

これを今、英文に翻訳しいてる最中とあったので、ワイン見本市(ProWein:開催地, デュッセルドルフ
ドイツ ワイン・アルコール飲料のメッセ)で知り合った世界の輸入業者などにコンタクトしている様子です。

私はというと、明け方から終わらない経理の書類や出荷依頼のメールなどしていたら、
いつの間にかランチタイムも過ぎ、教会から17時の鐘の音が聞こえてきました。
時差のある日本では、すでに深夜の時間になってしまいました。

アルベルトのようなスピードある動きでなく少し情けないですが・・・
ここで、気を取り直して少日本の皆さんにアルトピエモンテの風景をお届けします。

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アルベルトがブドウ畑で何か撮影していました。
”ここにも2匹いるね。”

日本からの外来種、マメコガネムシPOPILLIA JAPONICA
葉を食べてレース状のようにしてしまい、ブドウの葉は、光合成ができなくなってしまうのです。

202POPILLIA JAPONICA00619_152923


丘の下には、ヴェルチェッリ県ガッティナーラ(Gattinara)の街
セージア川の向こうは、ノヴァーラ県ゲンメ(Ghemme)

vigna2


ゲンメの街の駐車場まで行き、ここでお別れです。
現在、挨拶は、握手でも頬を合わせる軽いキスでもなく肘と肘をちょんと合わせて。
ライブ動画配信でも現在の挨拶の仕方を簡単に説明しましたが、その瞬間の写真です。

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少し宣伝コーナーです。信州・軽井沢に倉庫があり、信州発のゆうパックチルド便で日本全国に
発送しています。今回、初めての試みで信州・八ヶ岳山麓で飼育された豚の
イタリア風の豚バラ生ベーコン、ドイツ風豚もも生ハムをワインと一緒にセットにして発送しています。2020年6月20日で12周年を迎えるので送料、消費税込みで8000円のセットです。



日本は深夜過ぎ。少しキッチンの窓辺でアペリティーボをしてからアルベルトからの資料を読んでみます。
私もそうですが春からの緊急事態で仕事面で厳しい状況の方も多いことと思います。
健康でいれば、いろいろな活動も可能で良いアイディアもでてきます。乗り越えていきましょう。
それでは、また。

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ロックダウン解除後、初めてブドウ畑へ

イタリア人の友人や知人との連絡は、メッセンジャーアプリのWhatsAppです。
日本で多くの方が使われているLINEのようなものです。
華やかなスタンプなどないですが、メッセージや画像、動画、音声通話と日本のLINEとほぼ同じです。

ある日、アルトピエモンテ地方のワイナリーのプロモーターでもある友人のアルベルトから
WhatsAppで連絡がありました。

”この緊急事態でワインの国際見本市など年内は、活動がストップ。今は、生活のためにブドウ畑の仕事を手伝ったりしている。この経験は、今後の活動にとてもプラスになると信じている。

僕は、主にロンドンが活動の場だか、東京でのRIEの活動は、どうなっているか、気になっていた。
まずは、現在の市場の状況の情報交換したい。ロックダウン解除のこの時期に、ワイナリーに出かけてみないか。

今の時期を乗り越えれば今まで以上の活動をしていける、忙しくなって困るくらいになるだろうから(アルベルトは、かなりポジティブ・・・)、今のうちに試飲活動をしていこう。”

ブドウ畑を歩くことは、いつ以来のことだったでしょう。
イタリアに戻った2月末に、当時、クルーズ船での感染者数が問題になっていて
その日本から戻ってきたのだからと自主隔離、そのうちにあっという間に欧州がパンデミック(世界的流行)の「震源地」となり、私はそのまま、ずっと家に籠る日々となっていました。

今でも2週間の1度のスーパーマーケットに行くくらいで外出をしていない日々が続いていました。
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6月の爽やかな夏空の下、ブドウ畑を歩いていると、ふいに今までのこの季節の暮らしが蘇ってきました。
丘に向かう途中、何組かのトレッキングを楽しむ欧州からの旅行客とすれ違いました。

ブドウ畑

ワイナリーの入り口には、アルコール消毒ジェル、手袋が置かれています。

cantina1

アルベルトがビジネスバックからパソコンを取り出し
”今後の状況がどうなっていくかわからないけれど、今の活動内容を見て欲しい。
恥ずかしながら、仕事がなくなっているので、ブドウ畑の作業の手伝いの他に英語圏への
プロモーション活動で各ワイナリーの英語サイトの翻訳なども手掛けている。”

パソコンを広げる姿を見て、久しぶりの打ち合わせの感覚にワクワクが止まりません。

アルベルト

写真を撮るなら、顔が見えないからマスクを外そうかな。

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昨日のライブ動画で私が飲んでいたオレンジ色のネッビオーロのスプマンテです。

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この後、時間的に3人でランチタイム。
本来であれば、ランチの時間も人が多いレストランとのことです。

ロックダウン解除後も外のテーブルには誰もなく、室内も私たち3人だけでした。

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この日は、9時から夕方遅くまで、終日、ブドウ畑、ワイナリーで過ごしました。
私は、ずっと忘れていたことがあります。
夏の1日の風景で今までに何度も経験してきたことであり、ありふれた日常の風景のように思ってしまっていました。

ロックダウン解除後、目の前の光景がとても新鮮で大切に見えてきました。
2度と戻ってこない今、この瞬間が私の中で刻まれていくことに気づき、アルベルトやワイナリーの
フェデリコの話すことを懸命に聞き、その記憶を大事にしておきたいと強く願いました。


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ライブ動画の白ワインでリゾット(エルバルーチェのリゾット)

先週土曜日のライブ動画配信は、現在、軽井沢の倉庫にも在庫がある
ピエモンテ州アルトピエモンテ地方ゲンメのワイナリー ROVELLOTTI ロヴェロッティ の白ワイン

コッリーネノヴァレージ ビアンコ COLLINE NOVARESE BIANCO DOC "IL CRICCONE" を
ノヴァーラのサラミと一緒に試飲しました。

地元ノヴァーラ県で白ワインというとほとんどすべてエルバルーチェです。
冷たいエルバルーチェのワインでアペリティーボにすることも多いです。

画像はスマートフォンでのライブ動画のスクリーンショットから

Erbaluce

ノヴァーラのサラミ Salame della duja(サラメ デッラ ドゥーヤ)
豚の全ての部位のお肉+30%が豚のバラ肉と豚の頬の下部の肉

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ライブ動画で飲んでいた白ワイン。実は、お料理にも使います。
アルトピエモンテ地方の地場品種エルバルーチェを使ったリゾットを紹介します。
ノヴァーラの稲作農場のアグリツーリズモのレストランでの写真です。

Risotto all'Erbaluce

risotto all'Erbaluce



これは、以前、アグリツーリズモでお手伝いしていたころに、ピエモンテ州クーネオ出身の
女性のアグリシェフが作っているのをみていて、こんな風な配分だったという記憶のレシピです。
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2人分の時の目安です。
地元ノヴァーラの農場のカルナローリ米( Riso Carnaroli)  100g
*アグリツーリズモのアグリシェフは、人数分をひとつかみで数えていました。
10人分だったら、お米10つかみ

白ワイン、エルバルーチェをコップ(お水を飲む時の250佞らいのコップ)に半分くらい。
私は、地元のコッリーネノヴァレージ ビアンコ Colline Novaresi bianco DOC を使っています。
アグリツーリズモでは、トリノ県カルーゾ地区のエルバルーチェを使うこともありました。

小さい玉ねぎの半個くらい。
*玉ねぎの香りが強いので、白ワインやピエモンテのバターの風味のため私は、エシャロット1個で
代用しています。大きさもちょうどいいので。

ピエモンテのバター 大匙2杯くらい
*日本でバターを探した時に小さな個包装になっているのが多かったです。その場合、3包みくらい。
ゴルゴンゾーラチーズの産地でチーズ工房で新鮮なバターも販売されているのでピエモンテのバター
の風味を楽しんでいます。

パルミジャーノチーズは、好みの分量で。

エクストラ・バージン・オリーブオイル 大匙2分の1弱

お肉、または野菜のブロード(ブイヨンスープのことです。)
*スープの素などもありますが、自分で作るのが一番です。アグリツーリズモでは、
香味野菜(セロリ、ニンジン)と骨付き肉で煮込んだブロードが常に煮立っていました。

塩コショウ 適量

玉ねぎとお米を炒めたお鍋に熱く煮えたブロードを少しずつ追加していきます。
この時、ブロードがぬるかったりすると美味しくないので、常にお米を炒めたお鍋の横には
ブロードが火にかけられ熱くなっていました。

よくアグリシェフであるマリータさんが言っていました。

「お米と一緒にさらに煮るからといって温度の低いブロードにしないようにね。
素材が美味しく生きるかもすべてブロードだから、それで十分な味にしておくの。」
この時、アグリシェフの女性は、ブロードの塩分ですでに味を作り、ブロードを味見するのは
私の役目でした。
「仕上げの塩、胡椒は、必要ないの。すでにブロードで味が決まったのだから。」

今でもキッチンで一人、リゾットを作るとき、そんな声が聞こえてくるような気がします。
今夜は、アスパラガスのリゾット。この白ワインのリゾットと途中までほぼ同じ作り方です。
もし、リゾットを作ってみようと思う方、ブロードを美味しく作ってみたら
何のお料理にも使うことができます。

それでは、また。皆さんが美味しく楽しいお食事で過ごせますように。
いつもありがとう。

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Profile

RIE

北イタリアピエモンテ州ノヴァーラ県在住。
ときどき日本に帰国。株式会社Wine・Art代表
ワイン、オリーブオイルなどの直輸入販売。軽井沢からゆうパックで全国に発送しています。

ピエモンテワインを輸入しているけれど、東京のバーでシェリー酒、シャルトリューズ、フランスワインのひとときもとても好き。

Sommelier(AIS PIEMONTE)
Master di analisi sensoriale del vino(AIS ROMA)
サイトアドレス変更しています。
www.wineartpiemonte.com

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