北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

札幌ワイン会のお知らせとノヴァーラ県で過ごすアペリティーボの時間

日本から帰ってきたばかりで、地元の郷土料理や偉大なピエモンテのワインに接する時間を大切にして
帰宅時の夕暮れのミラノの風景とその華やかな空気を楽しんでいる日々です。
そして12月再び、日本に帰国します。今度は、ワインの仕事で帰国。

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ワイン会のお知らせです。

12月12、13日 札幌でセミナー、イベント、ワイン会の開催を予定しています。

12月12日(月)現在、時間など調整中です。夕方18時頃から小さなイベントスぺースを借りて
クリスマス、年末年始ワインのための試飲、予約販売受付をかねて
ワイン、ピエモンテの農業、食文化のセミナーの開催を予定しています。

会費、場所などの詳細は決まり次第、ブログ、またはFacebookぺージでお知らせします。


12月13日(火)19:00から
 ピエモンテ料理とピエモンテワイン会。

こちらは、もう一度、是非、田畑シェフのピエモンテ料理の組み合わせでとお客様からのご要望があり
3年ぶりに再びツバキホールさんで開催することにしました。  
≪満席になりました。どうもありがとうございました。≫
ツバキホール (TSUBAKI HALL)さん 
北海道札幌市中央区南二条西1-6-2 2F 
Tel.011-271-9614
【会費】10,000円(税込)を予定しています。
*ご予約はお電話、メールまたはFacebookぺージなどのメッセージでお願いいたします。
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このところ、ピエモンテ北部ノヴァーラ県では、深夜から明け方まで氷点下になり
毎朝、車の窓が凍ってしまい、車を温めてから発進する日々になりました。
それでも日中は、10℃くらいと暖かくなることも多いです。

この時期、白トリュフ祭り、ワイナリー訪問などでピエモンテにご旅行でいらっしゃる方、
どうか暖かくして歩きやすい靴でいらしてください。

朝は、凍ったようなハンドルを握るので、私は、もう手袋をつけています。
それでは、朝の短い更新です。
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地元のゴルゴンゾーラチーズやサラミで過ごす夕方からの時間。
奥に見える黒っぽいグリッシーニは、私の暮らす町の稲作農場の黒米の粉から作られています。

Gorgonzola dolce al cucchiaio
Gorgonzola

ノヴァーラ県のワイナリー、オステリア、そして昔からずっとこの地方に住んでいる友人の家などで
時々見かける大きな壺は、昔、ノヴァーラのサラミ造りで使われていたものでした。
現在は、養豚農家のサラミ工房で温度も湿度を管理して熟成させ年間を通して造られていますが

この伝統的な郷土食材であるノヴァーラ県のサラミ(Salame della duja:サラメ デッラ ドゥーヤ)は、
昔、家庭で造られていました。冬、1月の最も寒い日を選び、サラミを造り1,2週間熟成後
サラミを入れた壺にラードを熱して入れて、冷えて固まった真っ白なラードの下で
サラミを保存、熟成させていきます。

こうすることによってノヴァーラ県農業地域は比較的夏の湿度が高く、また夏の気温でも保存することができ
空気に触れず次のクリスマス時期まで1年間、美味しく食べることができたそうです。

この壺をドゥーヤ(duja) と呼んでいました。
duja

私は、この地方のオステリアやアグリツ−リズモで食事をするときには、まず最初にいつも注文します。

日本滞在からイタリアに戻ってきて実は、一番食べたいものが、このサラミ、そしてゴルゴンゾーラチーズ
アルプスの近いのピエモンテ北部で造られたトーマチーズ、品種ネッビオーロのワイン。

Salame della duja
salame2

この地方に引っ越してきて、一番最初の友人が稲作農家のヴィクトリオだとしたら
次に知り合って友達になったのは、近郊の町で郷土食材を研究している温かい人柄のシェフのお兄さんです。

こちらは、そのシェフがいつも出してくれる、ノヴァーラのサラミ2種類(サラメ デッラ ドゥーヤと
脾臓、肝臓の部分も使われたレバーのサラミ、フィディギン)とこの地方の鴨の生ハム。

Salame della duja,Fidighin,Prosciutto di petto d' anatra
salame1

それでは、良い一日を。秋の素敵な日々を美味しく楽しくお過ごしください。

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温かいリゾットが美味しい季節になりました。

昨日の土曜日は冷たい雨が1日降り続き、今日は、曇りでグレーの空が広がっている寒い日曜日です。
こんな日は、地元の農家のお米を使った温かいリゾットと美味しいワインを楽しみたいものです。

イタリアの朝食は、甘いブリオッシュとカプチーノが一般的ですが
この稲作地域の友達は、秋から冬のこの時期は、前の日にたくさん作ったリゾットの残りを
ゆっくり温めて、朝食に食べるという人も多いことを知りました。

私は、昨日、タコを茹でたので、ランチは、黒米を使ったタコとグリンピースのリゾットにする予定です。
Riso venere con polpo e piselli

食料品店ではカボチャや栗がたくさん並んでいて、カボチャのリゾットもとても美味しい季節になりました。
今日は、スマートフォンに残っていた写真から、地元のお米を使った様々なこの地方のお料理を紹介します。

食材が豊富なこの季節、温かいリゾットで素敵な1日になりますように。
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赤茶色の玄米、エルメス米を使ったお料理。
エルメス米の生産農家は、とても限られている珍しいお米です。
自宅から近くの稲作農場が生産しているので、この近郊では多くの方が知っていて
アグリツーリズモや地元のレストランでは、メニューにこのお米の品種が書かれていることもあります。
一般のリゾットと違い玄米であるので加熱時間は、35~40分。
オリーブオイルとピエモンテのバター、ローズマリーで。
カボチャのお花の詰め物の中には、ノヴァーラのサラミも使われていました。

Riso Ermes integrale con rosmarino e fiori di zucca ripieni
riso ermes

こちらは、隣のヴェルチェッリ県のリゾット。近くのモンフェラート地方の赤ワイン、バルベーラを使った
赤ワインと豚のほお肉の塩漬け(ベーコン)を使ったリゾット。
メニューには、酔っ払いのリゾットUbriacoと書かれていました。

Risotto al barbera e guanciale
ubriaco

こちらは、養豚農家が多い地域のノヴァーラ風リゾット、パニッシャです。
私の暮らす町から約11辧⊆屬15分くらい離れただけで、パニッシャの味わいがとても変わります。
トマトソースがたっぷり使われ赤い色になります。

ここのシェフは、乾燥したうずら豆 Fagioli borlotti を使わずに自分の菜園の生のうずら豆を使うので
時期によっては、使われているうずら豆が茶色でなく白い色になっています。
使われているノヴァーラのサラミ、(Salam d'la duja:真っ白なラードの下で保存され、柔らかなサラミ)は
すぐ近くの養豚農家の販売したものを使用しています。
ここのリゾットでは、シェフがお気に入りのノヴァーラ県のゲンメの丘の赤ワイン、ネッビオーロを使っています。
野菜から作るブロードには、にんじん、玉ねぎ、セロリ、トマトソース、ちりめんキャベツが使われ
野菜の甘みがとても感じられる優しい味のリゾット。

Paniscia Novarese
paniscia


こちらは、ランチタイムが近づきました。
ブログを書いていたら、美味しいワインと一緒に温かいリゾットが食べたくなってきました。
黒米の加熱時間は40分。そろそろ作り始めましょうか。

それでは、どうか素敵な日曜日を。
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日本から帰ってきたら、やはりノヴァーラのお料理で。

一昨日、日本からイタリアに戻りました。

とても長い期間、更新をしないままでいて申し訳ありませんでした。
このブログの最後の更新は、スペイン、マドリット出張前でした。

スマートフォンの中の写真は、ミラノからマドリッドへの上空写真からすでに600枚を超えています。
そのうち、半分以上が10月中旬から下旬にかけてイタリア人のグループと日本を旅した時の風景です。
*instagramにその時の日本の観光地の写真あります。
https://www.instagram.com/wineartpiemonte/

マドリッド出張後、新たに始まったミラノでの訪日旅行関連の仕事、
そして日本へのワインの輸入、農業関係のコーディネート
そのどれもが大切に取り組んでいきたい本業であり

ピエモンテのワイン、農業のこと、イタリア、スペイン、日本を行き来する中で見た風景
日々の暮らし、ワインを皆さんに楽しく読んでもらえるようにブログを再開します。

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私が日本に滞在していた10月中旬、学生時代の友人がイタリアに出張に来ていました。
毎回、帰国前日には、ミラノ マルペンサ空港に出発しやすいように
私の暮らす町のすぐ近くのホテルに宿泊していきます。

まるですれ違うかのようなわずかな時間でしたが、今年も再会することができました。

私にとっては、日本から帰った翌日の最初のピエモンテのお料理。
学生時代からの友人にとっては、イタリアでの出張を終え、日本に帰国前日で
最後のイタリアでのディナーの時間でした。

今日は、その時のお料理、ワインを紹介。
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友人がホテルにチェックインしてお部屋に入った後、少しの間、ロビーでワインボトルを眺めて待っていました。
目の前にあるソファーの上には、ねこのマークのクッションがおかれていて
他のソファーと違い薄いレモン色と白のストライプのコットンのカバーがつけられていました。

どうやらここで暮らすねこ専用のソファーのようです。

ちょうどその時、宿泊客が開けたドアと一緒に、一匹のねこがするりとロビーに入り込み
まっすぐとこのソファーに向かってきました。

neko1 (1)

やがて、オレンジの灯りにつつまれて、静かに眠る。

neko1 (2)

この時、外は、真っ暗な中、冷たい雨が降っていました。
日本に出張していた間に、いつの間にか季節がまたひとつ移り変わってしまったようです。

この時、東京からミラノ マルペンサ空港に到着して、もうすぐ24時間が経とうとしていました。

羽田空港に向かうまでのタクシーの車窓で眺めた九段下、竹橋、大手町、
八重洲のトンネルを過ぎて西銀座、新橋、汐留の風景が遠ざかっていき
気が付くと、ピエモンテの田舎の街灯もない小さな町で晩秋の長い夜の時間の中にいます。

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レストランが開くまで、アペリティーボ。

ヴェネト地方の大学で研究を続けていた友人は、ヴェネト地方のスパークリングワインである
プロセッコが好きでした。
私もヴェネツィアで暮らしていた頃を思い出し、懐かしくなり同じプロセッコを注文しました。

きっと彼女が思い出していたのは、研究していた大学があるパドヴァ周辺の風景だったことでしょう。

私は、当時暮らしていたヴェネツィアのリド島の家に戻る前に、立ち寄った夜のサンマルコ広場周辺のカフェと
ヴェネツィア独特の音を思い出していました。
それは、運河の水が奏でる音であったり、ヴァポレット(水上バス)の低いモーター音や
停留所に到着して船が岸に衝突する音でした。

秋から冬にかけての静かなヴェネツィアの夜、明かりが漏れるカフェに入ると
華やかでどこか贅沢な空間があったことを思い出していました。

このプロセッコは、ヴェネト地方 ヴェネツィアから北に広がる
コネリアーノ ヴァルドッビアーデネで生産されたもの。
Prosecco di Conegliano-Valdobbiadene

一緒のおつまみは、ピエモンテ ノヴァーラ地方のサラミ(:サラーメ デッラ ドゥーヤ)と
チーズは、 トーマ・ピエモンテーゼ
Salame della duja
Toma Piemontese
aperi

前菜は、ピエモンテのパプリカのバーニャ・カウダソース(アンチョビ、ニンニク、オリーブ・オイル)
Peperoni e bagna cauda
cena1

ノヴァーラ風リゾット パニッシャ、ワインは、このリゾットに使われたノヴァーラ県のワイン産地のバルべーラ。
Paniscia novarese
Colline Novaresi Barbera
20161026_200405 (600x450)

食べられる分だけお皿に取れるように、大きなスプーンが入っていました。

cena 3

来月は、再び訪日旅行関係でスペインに出張。
ワイン会などで日本に帰国できるのは、12月でしょうか。とても楽しみです。

それでは、よい週末をお過ごしください。

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