北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の農業地域での暮らし。 アルトピエモンテ地方ノヴァーラ県、ゲンメのワイナリーの他、ランゲ地方バローロ、モンフェラート地方、海沿いのトスカーナ州マッサ・カッラーラ県のワイナリー、稲作、養豚、果樹園などイタリアの農業調査の仕事のこと、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃんとみーちゃん。

いつもの並木道で

いつもの並木道
今日もバスで15km離れた都市に来ています。

いつもの並木道のベンチに座り、本を読んでいました。

教習の予約時間まであと1時間半近くある・・・。

並木道の中央にテーブルが並べられたカフェで少し贅沢だけど
パスタでも食べてみようかしら。でも・・・外食は、贅沢かなと
考えながらも、テーブルにつきます。

この並木道の中央に座ってみたかったのです。
それに今日は、出かける前のお昼に慌しくランチを作ることを思い切って
やめてみたので、おなかが空いていたこともあります。

銀座で少し素敵なカフェで楽しむことも、ローマでさりげなく友人と
入ってみる隠れ家的ワインバーも、ヴェネツィアのおいしいおつまみがいっぱいの
オステリアでプロセッコを毎日楽しむことも、ごくあたりまえのことだったのが、
今住んでいるピエモンテの私の町には、まったくないので、
そんな並木道の小さなカフェのランチが嬉しく、また贅沢にさえ感じてました。

以前、紹介したように、水田では、夕食のために蛙釣りをしている人々
いるようなところに住んでるのですから。

もちろん、レストランでないので、作りおきのパスタです。

並木道でランチ


冷めても再び温めることのできるrigatoni(リガトー二)という
マカロニよりも太い、管状のパスタです。
本日のランチは、4ユーロでした。

帰り道の大型バスは、私ひとりだけを乗せ、ほんの数分も走らぬうちに
みるみるうちに田園地帯へと吸い込まれていきます。
途中の大きな用水路では、まだ夏休みの男の子たちが何か釣っています。
田園地帯と古い石造りの教会を通りながら、次第に私の住む町が
近づいてきました。
やはり住んでるところだから、どんなに田舎でも大切で好きな町です。
帰ったら、自転車でどこか出かけてみようかなと家に到着するのが
楽しみでした。
casal

BIELLA(ビエッラ)のポレンタ祭り

私の町から車で約20分。BIELLA(ビエッラ)という町にやってきました。
昨夜、近所の友人から、
"明日のお昼は、あいてる?ポレンタを食べに行こう。"と
メッセージが来て、なぜ突然、ポレンタなのかわからずにいました。

polenta(ポレンタ)とは、とうもろこしの粉に水を加えて練ったもので
ヴェネツィアでは、魚介類のグリルなどの付け合せのに
卵焼きくらいの大きさでちょこんとお皿に隅にあるもので、
決してメインでは、ありません。

ビエッラという町に到着してわかりました。
ポレンタのfesta(お祭り)だったのです。

このお祭りは、前に紹介したような私の町のように何日も続くものでなく
9月の最初の日曜日のランチタイムの数時間だけのお祭りです。

ビエッラの町は、日本では、有名でないですが、大変 美しい町です。
ピエモンテ州の中でも北部であるため、ドイツやフランスの田舎街に
似ているところもあります。

biella1






ここのお祭りでも大きなおなべの登場です。
ヴェネツィアのポレンタのようにあっさりとして、
魚介類の付け合せだったのと違い、
とうもろこしの粉が練られているおなべに4種類のこの地方の
チーズが入れられていきます。

その横で、煮えたぎった油のおなべがあります。
それは、オリーブオイルでは、なくバターです。

biella2






そしてチーズとたっぷりのバターの入ったポレンタが配られます。
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地元の人は、それぞれ家から持ってきたおなべを抱えて並んでいます。
今日は、ゆっくりと家でこのポレンタのお祭りを楽しむのでしょう。

イタリアでは、これから収穫祭の季節で様々な催しが各地で行われます。
水田地帯は、このビエッラという町に入る手前までです。
これ以上、北部になると寒冷のため、お米作りは、されてません。

今月の終わりに、私の町の水田では、稲刈りが始まります。

ワインのリゾット

お祭りの時に、同じテーブルに座った女の子が、
"ワインのリゾットがおいしいところがあるの。食べたことある?"と
話したことがきっかけで、さっそくそのレストランに行ってみることに
なりました。

今夜は、その約束の金曜日の夜でした。
"そのレストランは、どこにあるの。"と聞いても
"う・・・知らない。" "どこにあるか、お楽しみだ。"と
どうやら、その女の子しか場所を知らない様子です。

待ち合わせが、20時過ぎだったので、近郊の他の町にそのレストランが
あるとばかり思っていましたが、女の子の道案内で車で高速に乗り、
夜のマッジョーレ湖を通りながら、着いたところは、
スイス国境まで20kmのところでした。

今回は、全員、赤ワインがいいとのことで、1本目から赤ワインでした。
住んでいるピエモンテ州のワインから選び、前菜の牛肉のマリネに 

Nebbiolo d'Alba (ネッビオーロ ダルバ)2001年

nebbiolo
グーズベリーやラズベリーなど森の果物、プラムなどの果物の香り。
またカカオやパンの香ばしい香り、甘草のような香辛料、
そして木の香りも感じらました。
辛口であり、まろやかな柔らかさを持っています。
心地よいタンニンであり、後味にほろ苦さが残ります。
繊細で優雅であり調和がとれているワイン。









そしてワインのリゾットです。
risotto
Risotto all'Amarone(アマローネのリゾット)
北イタリア ヴェネト州を代表するとても香り高いワインを使った
ほんのりとワイン色に染まったリゾット。
中に洋ナシが入ってました。



アマローネのリゾットと合わせて、
Valpolicella classico superiore 2000
(ヴァルボッリチェッラ・クラッシコ・スペリオーレ)2000年 を選びました。

valpolicella
これは、ヴェネト州ヴェローナのワイン。 
すみれを思わせる花の香り。またラズベリーなど森の果物のジャムの香りも持つ。
繊細でエレガント、ミネラル感もある調和のとれた辛口のワイン









みんなも、もうおなかがいっぱいなので、メインは、選ばず、デザートで
楽しい夕食が終わりました。

帰宅したら、すっかり深夜でした。ずっと田舎にいるばかりで
あきらめてた私でしたが、車であっという間にスイス国境近くまで
連れてきてもらって、夕食。
不思議な気持ちで景色を見ていました。

夕食で集まった私の町の友人たちの写真です。


amici
Profile

RIE

ピエモンテ州のお米とワイン産地ノヴァーラ県にある人口1000人弱の小さな町で暮らし、主にピエモンテ州北部(アルトピエモンテ地方)のワイナリー、ノヴァーラ県の稲作、養豚、酪農などの農業地域で過ごしながら、年に3,4回日本に帰国。日本では、2008年から酒類販売免許を持ち、2017年からは、個人の方やレストランさんへの小売販売免許の他、ワインショップ、酒屋さんへの卸売販売免許も取得。
ピエモンテワイン、オリーブオイルなどの直輸入販売。東京、軽井沢からゆうパックで全国に発送しています。

農業視察や農業調査、ワイナリー訪問の他、日本帰国時にピエモンテワイン会、試飲会など企画しています。
ローマにてイタリアソムリエ協会ソムリエ資格。上級コースであるマスターコースも修了。
得た知識をできるだけ多くの方に伝え、皆さんにピエモンテのワイン、農業地域での暮らしを楽しく読んでいただければと思います。

http://www.wineart-piemonte.com/

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