北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

May 2006

トスカーナワイン MONTECUCCO SANGIOVESE

昨日の朝、日帰りでローマに向かう列車の中で
海沿いのトスカーナの町で仕事中の夫から電話がありました。

"こっちは、曇っているけれどお天気はどうかな。"

"サンジョヴェーゼ種のワインで有名でなくて小さい農家でいいものを
何か知っていたら教えて。"
と聞かれました。

ちょうど列車は、ボローニャからフィレンツェにかけてで、
トスカーナの丘陵地帯でした。
29maggio2006 トスカーナの雲
窓から見ると
大きな雲が低い位置で
とても近くに見えていて

その雲の合間からは
綺麗な真っ青な空が見えていました。





そして、私は、小さな試飲会でのワインを思い出しました。
今日、紹介するワインは、トスカーナのワインです。

当時の試飲会のメモを見ると、同じ農家のワインで
サンジョヴェーゼ(Sangiovese )70%、80%に
それぞれ、シラー(Syrah)カベルネ・ソーヴィ二ョン
(Cabernet・Sauvignon)
が入ったものを順番に試飲しています。

ブドウの出来が良かったとは、言えない2002年のワインですが
長い熟成期間で樽から来る木の香りが 
トーストしたへーゼルナッツのようであり
果物や花の香りの他に複雑に混ざり合い

2003年のサンジョヴェーゼ85%の12ヶ月の樽熟成のワインよりも
得点を高くメモしています。

試飲会のワインMONTECUCCO SANGIOVESE RISERVA
Rosso DOC
2002年
ブドウの品種:Sangiovese 90%
Montepulciano d'Abruzzo 10%
樽熟成 24ヶ月
生産農家 PARMOLETO








帰りは、いつものようにローマから海岸沿いを通ってピエモンテに向かいます。

朝5時半過ぎ、ジェノヴァ(GENOVA)に到着する前に次第に明るくなり
30maggio 2006 海
それまで、夜中に海岸沿いを
通過していた時には
真っ黒に光っていた海が
濃い青色に見えてきます。








反対側には、ブドウ畑も見えてきました。
海から風を受けて、急傾斜にあるブドウから作られるワインは、
内陸で出来たワインと違う香りと味わいを持っています。

さらに、この地方のヴェルメンティーノ(Vermentino)種の白ワインと
トスカーナの海沿い、サルデーニャ(SARDEGNA)島で作られるその品種は
同じ海沿いであってもその土壌から来る香り、味わいが微妙に違います。

私の中でその違いが少し曖昧に記憶されてしまっているので
早いうちに最も克服しなければならないことのひとつであり
そのためには、試飲会や見本市は、とても大切な機会です。

自宅に帰ったら、あのワインについて勉強しようなどと考えながら
しばらく、海岸沿いから目を離して
反対側に広がる丘陵地帯を眺めていました。



blogランキングに参加しています。
よかったらクリックして応援して下さい。

日曜日の早朝は

写真は、朝6時にノヴァーラを出発するミラノ行き列車の車窓です。

28maggio 2006 車窓














ミラノで朝早くに仕事があり、まだひんやりと冷たい空気の中
車の運転席に座ると、まるで冬の日の朝のように、窓ガラスは、
水滴で白く曇っていました。

エアコンを入れて、曇りを取ってみても、なんだかぼんやりしています。
それは、うっすらとした霧でした。

朝5時過ぎのノヴァーラ駅まで30分弱の田園地帯の道沿いには、
細長く白い霧の帯がかかっていました。

いつもは、早朝に大型トラックが走っている付近も
日曜日のために車がなく、地平線の見える前方にも、そして
バックミラーで見ても、走っているのは、私の車1台だけです。


ミラノに到着し、地下鉄に乗り換え、地上に出てみると
そこは、朝日の眩しい光と人影のない広場がありました。

日曜日の朝7時のミラノの中心地は、あまりにも静かでした。

28maggio 2006 ミラノ 1
朝食のカプチーノでも
飲もうとBARに入ってみると

私の他に警察官の人たち8人くらいが
とても楽しそうに話しながら
コーヒーを飲んでいます。






28maggio 2006 ミラノ 2



日曜日の朝は、いつもと違う
ミラノが見えるような気がしました。











仕事が早くに終わり、午前中に自宅に戻ると近所の友人から電話があり

"午後、IL CODICE DA VINCHI(ダ・ヴィンチ・コード)を
見に行こうと思っているけれど、来ない。RIEが見てみたいと言っていたから。
それに私は、本を全部読んだから興味があるわ。"

"どこの映画館。"と聞いてみると
知らない小さな町の名前が返ってきました。

それもそのはずです。それは、郊外の町の
ショピングセンターにある映画館でした。

周囲は、とうもろこし畑だけの地域です。
映画を見るということは、この田舎に住んでから
どこかあきらめていました。
そんな話を2,3日前に、友人にしていたかもしれません。

"私も見に行きたい。"とまるで小さな子供のように
約束の時間を楽しみに待っていました。

朝早く起きた日曜日、それは、いつもと違う時間が過ぎていきました。

blogランキングに参加しています。
よかったらクリックして応援して下さい。

マッジョーレ湖畔の町 ストレーザ(STRESA)

私は、この日、ミラノから出発してマッジョーレ湖のある
ストレーザ(STRESA)まで日本からの
ワインが好きな素敵な女性たちをご案内することになっていました。

26maggio2006











ストレーザ(STRESA)は、私の町から車で30分の位置にあるため
近所にあるで母子施設の教官として働く若い友人たちは、
マッジョーレ湖畔にある町から
毎日、車で私の住む町まで通勤しています。

私は、いつも、この爽やかで気持ちのいい湖畔で
誰もが歓迎される土地でありながら
それは、決して近づいてこない感覚が
どこか淋しく思うこともありました。

湖畔には、高級ホテル並び、多くの観光客が訪れ
そこには、観光リゾート地が持つ独特のどこか
無国籍な雰囲気がそう感じさせているのかもしれません。

そして、それは、無理もないことです。
たくさんの人々が訪れ、そしてまた、ここを離れ
他の場所に旅立ってしまうのですから。

ピエモンテ州側にある湖畔で、ワインが好きで大切な日本からの方のために

ピエモンテの持つ素朴で優しく温かい中に、時には、優雅な一面もある
静かなこの地域の持つ独特の時間の流れを感じてもらえるレストランを
考えていました。

イタリアソムリエ協会でソムリエとしての優秀賞を過去に受賞したことの
あるソムリエが、ここのレストランのワインを選んでいるので、
ワインのリストは、イタリア全土のワインは、もちろん
フランスワインも多く揃えているレストランです。

メニューの中で選んだのは、ピエモンテ料理ばかりです。
お料理に合わせて、フランスワインではなく
イタリアの中でもピエモンテ州のワインリストから選びました。

湖の近くで冷えた白ワインであるROERO ARNEIS
ピエモンテの白ワインとして、何度かこのブログでも紹介している
ROERO ARNEISのワイン、今回は、生産農家(CORREGGIA)の作るワインです。

レストランPIEMONTESEROERO ARNEIS
Bianco DOC
2004年
ブドウの品種:アルネイス(ARNEIS)100%
アルコール度数 13.5%
CORREGGIA





白桃やヒヤシンスのような香り高いフルーツや花の優雅な香りの中に
土壌から来るミネラル質が感じられ、
心地よい酸味とミネラルが後味をすっきりと綺麗します。

この農家のワインは、州のエノテカで何度か試飲を重ねていて
私の中でその特徴も記憶されているワインでもあり

そしてピエモンテで作られているお米を使ったリゾットが
とても優しい味で心地よく、美しい湖の景色と一緒に
ROERO地区のブドウ畑と農家、そしてノヴァーラ地区の水田地帯の景色が
見えるような気がしました。

やはりここは、大好きなピエモンテ州でした。


訪れたレストラン
PIEMONTESE
Via Mazzini 25
(休)月曜日
  1月と12月は、休業
  10月から3月までは、
  月曜日の他、日曜日夜も休み




blogランキングに参加しています。
よかったらクリックして応援して下さい。

夜のノヴァーラ(NOVARA)

novara 25 maggio


車の多いノヴァーラ(NOVARA)の街では
駅から近くに駐車するスペースが見つからず
少し離れた所に置いています。

今夜は、すっかり遅くなり
22時になると辺りは、真っ暗で
心細くなって足早に歩いていました。

今日は、もっと遠くに
駐車しているので
まだまだ歩かないいけないと
不安な気持ちの時に、目の前に
サン・ガウデンツィオ教会
(Basilica di San Gaudenzio)
ドームが光り輝いていました。




今週末まで仕事でミラノに通っています。






blogランキングに参加しています。
よかったらクリックして応援して下さい。

古い農家の改築


"私は、たくさんのレシピを持っているわよ。"と
とてもお料理が好きで上手な友人のフランチェスカ。

旦那さんが亡くなった後、もうすぐ結婚する娘さんと
二人で暮らしている家に、近所の農家の友人たちと行きました。

毎週、友人たちは、一人になってしまっている彼女の家を
訪問しているのです。

24maggio 2006





















フランチェスカの住む家は、車で20分離れた隣の県にある
古い農家ばかりのある小さな町でした。

古い建物のドアを開けると、そこは、ぱっと華やかになるような
オレンジ色の美しいカーテン、大きなキッチン、暖炉、
木製のテーブルが目に入りました。

"目の前にある敷地に、家を改築して完成したら、ここの家は、
売りに出すのよ。"
少し悲しそうに話し、私たちに、設計図を見せてくれました。

相談に相手になっている友人たちが、その設計図を実際の建物と
照らし合わせながら、見ています。

その設計図と完成予想図は、古い農家の外観をほとんど変えずに
綺麗な2世帯住宅になっていました。

"時間がかかりそうだね。でも決して悪くないよ。
この部分見てごらん。このレンガのアーチの部分がうまく活かされている。"

"そうか・・・。この部分も使って残すようになっているから、
明るい間取りだな。"と友人が言うと、

フランチェスカは、ほっとした表情を見せ、それまで言葉少なかったのが、
笑顔で次々と、もう話し出したら、止まらない様子です。

目の前の崩れ落ちそうなレンガの内壁と、がらんとした吹きさらしの空間は
倉庫か馬小屋だったように見えました。

私は、その壁が一部崩れ、吹きさらしになっている建物を見て、
ここが住居に生まれ変わることが、まだ信じられずにいました。

でもフランチェスカがきっと温かいぬくもりを持った明るい部屋を作って
いくのだろうと思うのです。

blogランキングに参加しています。
よかったらクリックして応援して下さい。いつも読んでくださってありがとうございます。

ローマからピエモンテに

昨夜、ローマから帰る前、久しぶりにローマの友人と会うために
ローマのヴェネト通り付近をゆっくりと散策しながら
その約束場所に向かっていました。

22maggio2006 ローマ















夕方のヴェネト通り付近のローマの景色は、
とても華やかで美しいものでした。

働いていた会社のオフィスもすぐ近くなので
1年半前までは、毎日、歩いていた場所です。

一瞬、その当時に戻ったような気持ちになるのですが
すぐにそれは、別のものになっていくのを感じていました。

不思議と心の中で、過去の素敵な思い出の都市として
残ってるようで、私は、ローマの街が好きな観光客と同じです。
今、ここを歩いていることがとても嬉しいと思っていました。




そして、今日、ローマから帰ってきた私は、水田地帯の一面の水の景色は
少しずつ緑色になってきていることに気が付きました。

とうもろこし、小麦などの畑も緑色の絨毯のように広がっています。

真夏のように暑かったローマの街と違い
曇り空が広がっている田舎は少し肌寒く感じます。
ブログを書いている今、私は、長袖のシャツの上に春のセーターを着ています。

それでも、ここの景色は、次第に夏の色に変わってきています。
23maggio 2006 ピエモンテ
















blogランキングに参加しています。
よかったらクリックして応援して下さい。

ベルサリエーレ(Bersagliere)

日曜の午後、友人にヴェルチェッリ(VERCELLI)に行こうと誘われ
何があるのか、聞いてみました。

"ベルサリエーレ(Bersagliere)の集会が
今日、ヴェルチェッリ(VERCELLI)であるんだよ。”

"集会・・・。"一瞬、この単語の意味がわからず聞き返すと

"会議のようなもので、昨夜は、サヴォイア家の王子様も来ていたんだよ。"

"帽子が特徴的なのよ。きっと見ればわかるわ。今日は、日曜日でも
お店は、特別に全部開いているのよ。"

21maggio2006 vercelliベルサリエーレ
(Bersagliere)
は、
イタリアの歩兵隊のことです。
町の中に貼られていた
ポスターをみると
1836−2006と
書かれています。

それは、1836年からの
歴史があり

この日のために
アパートには
イタリアの国旗が
掲げられています。






旧市街をみんなで散策すると羽をたくさんつけた帽子を斜めにかぶり
歩いている兵隊さんに出会いました。

bersagliereしばらくすると
楽しそうな楽器を
奏でる音が
聞こえてきます。

小さなピザ屋さんの
テーブルに座っている
ベルサリエーレ
(Bersagliere)

グループです。

テーブルの上には、
その大切な帽子が
置かれていました。








私たちは、あてもなく賑やかな町を歩き、それぞれ見たいお店に入ります。
"私は、ここのお店にいるから。"
"僕たちは、こっちのお店見てる"

14名もいる私たちのグループは、それぞれがお店を見て、
またお店の外で集まると、しばらくふらふらと歩き
そして、また何か入りたいお店を見つけると立ち止まるの繰り返しです。

この都市で暮らす友人たちは、歩くたびに近所の人と出会うようで
挨拶を交わし、時には、長く立ち話になる友人もいれば、

ベネトンで農作業のためのTシャツを何枚か買う友人もいて、
みんな一緒にいながら、思い思いにこの時間を過ごします。

普段閉まっているはずの日曜日にお店が開いているということで、
みんなで会って、いつもの日曜日と違った過ごし方をすることを
とても楽しんでいる友人たちを見て、
今までと生活の楽しみ方がもっと素朴に変わっていく私を感じていました。

夕方にかけて、冷たい風になり、持っていたセーターを着ました。
次第に街燈が点き始めました。

これからの友人たちとの夕食の時間を
とても楽しく、幸せに感じながら
みんなと商店街を歩いていました。

明日は、朝早くからローマに行きます。

blogランキングに参加しています。
よかったらクリックして応援して下さい。

夜の光景

写真は、土曜日の夜21時の空です。
雨戸を閉めようと、窓を大きく開けました。
まだうっすらと明るいけれど、あと3時間後に真夜中になります。
いつも、この時間を境にストンと夜が来る感覚です。

21時の空 20maggio2006














夜、22時半頃、どこからともなく、
賑やかで楽しいそうな声がしてきます。

そっと雨戸を開けてみると、
夜に広場には、大きな大型バスが2台あり、

次々にバスに乗り込んでいきます。
イタリア語が聞こえてくるので、外国人観光客では、なさそうです。

きっと、ノヴァーラやミラノ方面の大きな都市で暮らす人たちが
この町の農家の土曜日の楽しい夕食を終えて、帰るのでしょう。

その様子は、まるで私たちの町の遠足のようです。

バスが広場から出発しました。
急に、賑やかであった辺りは、静寂な夜の田園地帯になります。
街燈は、広場の前だけであり、真っ暗で静かな夜が訪れました。


今は、日曜日の午後で、教会の鐘の音がいつもよりも長く響いています。
この町のミサの時間が来ました。
町の人々が教会前広場に集まり、
日曜日のうち、この町で一番賑やかな時間です。

このあと、近所の友人たちと、ドライブに。

"ビエッラ(BIELLA)よりも、今日は、特別にヴェルチェッリ(VERCELLI)の散策が楽しいよ。"と
朝、電話がかかってきて、どうやら、隣の県の都市であるVERCELLI
何か行事があるようです。

どんなものが私を待っているのか、とても楽しみです。

blogランキングに参加しています。
よかったらクリックして応援して下さい。

地元のワイン COSTE DELLA SESIA

ここは、近郊の町にある小さな教会です。
壁画が、まるで物語の一場面のようなのでしばらく見つめていました。
教会の壁画
私の町よりも
小さなこの町では、
人通りもほとんどなく

ちょうど通りかかった
見知らぬ人と目が合うと

"こんにちは。お嬢さん。
ここが気に入ったようね。"と
声をかけてくれました。




"ここに住んでいないようね。どこから来たの。"

この近辺では、彼女のように全身黒いワインピースを着ている
70代以上の女性を時々見かけます。

以前、サルデーニャ島の小さな村や
ギリシャなどでも見かけたことがあり

旦那さんを亡くした女性は、残りの人生を
ずっとこの黒い服を着て毎日を送ると聞きました。

数キロメートルしか離れていない私の町では、見かけない姿です。
この古い町では、そんな風習が残っているのかもしれません。

今回、紹介するワインは、この近郊にある地元の赤ワインです。

coste della sesiaCOSTE DELLA SESIA NEBBIOLO JUVENIA
Rosso DOC
2004
ブドウの品種:Nebbiolo 100%
アルコール度数 13% 
ANTONIOLO

この農家では、
赤ワインのNebbiollo種(全体面積の95%)と
白ワインのErbaluce(5%)
を栽培しています。




先日、小さなワインの見本市で出会いました。
取材やワイン関係者のみの時間帯であったので、
人が少なかったものの、有名なトスカーナのワインや
ピエモンテのクーネオ(Cuneo)地区のワインは、混雑。

ほとんど人のいないブースで、私は、車で行くことのできる
近郊の土地で作っているワイン農家を見つけました。

ここは、GATTINARA DOCGERBALUCE DI CALUSO DOC
生産しています。

今回は、まだ試したことのないDOCである
COSTE DELLA SESIAを選んでみました。

この近辺の土壌は、岩が多く、砂を多く含み
そしてSesia川から運ばれた泥土、粘土質があります。

以前、近所のレストランで、うさぎの煮込みには、
白ワインのERBALUCE DI CALUSO DOCにしました。

この赤ワインは、Nebbiolo種の持つ力強く若いタンニンが
感じられるので
子羊とソーセージ口の中でお肉の
スープが広がるような
子羊のソテーや
地元のラードを
含んだソーセージの
煮込みなどに合います。





ワインを一口飲んだ瞬間に、どこかほっとする、柔らかな空気を感じます。
この土日は、ずっとこの地域でゆっくり時間が送れる幸せと
来週からのローマ、ミラノといった大きな都市へ仕事などで
移動する前のちょうどいい緊張感がある中で
田舎の景色、ワイン、郷土料理は、大切な私の時間かもしれません。

明日は、近所の友人たちと私の運転する車でBIELLA近郊をドライブです。

blogランキングに参加しています。
よかったらクリックして応援して下さい。

町の人々

写真は、8kmほど離れた町にある景色です。
車では、行かれない小さな道なので、自転車です。

モンテローザにつながる小さな川 












"チャオ。あら、今日は、自転車なの。"と
途中、車の窓を開け、町長さんが手を振っていました。
私の町は、女性の町長です。

私は、ちょうど帰りがけに、町役場に寄るところでした。

町の中で、コピーをしてくれるお店がないので、
コピーは、町役場でしてもらいます。

そして、私の家では、食品から出る生ゴミの袋がなくなりそうでした。
各ゴミの専用の袋、収集のための容器は、町役場で支給されます。

"チャオ。RIE"とゴミ袋を持つ手を大きく振っていた
町の人を見て思い出し、可笑しくなって、笑ってしまいました。

このゴミ袋には、特製のうすい袋でできていて、この町の名前と
カタツムリのマーク(スローな都市として登録されているので)が
書かれています。
果物や野菜のくず、卵の殻などだけを入れるように決められています。
そして肥料として再生されるようです。

町役場には、ずっと待っていた"町の遠足"のお知らせがありました。

町役場と、小さな郵便局、バスの切符や新聞を買うタバコ屋、
小さな町のレストランに、町のお知らせが必ず掲示されます。

今までに参加したのは、ビエッラ(BIELLA)の巡礼、
ジェノバ(GENOVA)スローフードの国際見本市、
ガルダ(GARDA)湖の遊園施設
(これは、隣にある離婚家庭の母子施設の人たちのため)
そして近郊の町で行われるお祭りなどでした。

次回は、温泉プールの娯楽施設です。水温37度 
"水のマッサージなど健康が目的の遠足でした。

それぞれが行きたい場所をこの女性の町長に話しておき、
それを彼女が意見をまとめて、企画するのです。

ずっと"絶対にフェッラーラFERRARA:エミリアロマーニャ州、
ここからは、少し遠いです。)に行きたいわ。"と
言っていた私の上の階に住む1人暮らしの
ガブリエラおばさんを思い出しました。

先日まで、彼女は、フェッラーラまで行っていました。
ガブリエラさんの兄弟が長く入院していた場所が、
フェッラーラだったでのす。

ここは、喜びも悲しみも静かに時が流れていく小さな町です。



blogランキングに参加しています。
よかったらクリックして応援して下さい。

スペインワイン Vega Sicilia

写真は、近所の友人たちが働く農場です。


農場 17052006


















友人宅での夕食会に出てきた前菜のサラ−メSALAME:サラミソーセージ)が
とても美味しかったので、どこで売っているのか、教えてもらおうと電話をすると

"ちょうど、車でその町の近くに行っているんだよ。大きいから、
うちの家族と半分にしようか。"

地元の美味しいものは、生まれた時から、ずっとこの田舎で
生活してきている近所の農家で働く友人が一番知っているのです。

salameワインの産地も近いその小さな町では
ワインだけでなくこの美味しいサラミも
作られているのです。

こんなに、たくさんの
地元のサラミを買ったのは、

ローマやサルデーニャ島に
住むソムリエの友人に
渡したかったからです。


今日、紹介するワインは、そのソムリエの友人と試飲したスペインのワインです。

"スペインワインは、私が新しくオープンするエノテカで置こうと思うのよ。
生まれも育ちもサルデーニャ島だけれど、私の先祖は、スペインだから、
大切に考えているの。"と彼女は、真剣な眼差しで
注がれたワインを見つめています。

"ベガ シシリアは、7、8年前に買ったことがあるわ。"
私は、そのラベルを見て、どこか懐かしい気持ちでいっぱいになりました。

vega siciliaVEGA SICILIA UNICO 1989
GRAN RESERVA
DO Ribera del Duero(リベラ デル デュエロ)
ブドウの品種:
Tempranillo(テンプラニーリョ)80%
Cabernet Sauvignon(カベルネ ソーヴィニヨン)20%
アルコール度数 13.5%
Bodegas Vega Sicilia(ボデガス ベガ シシリア)





深いルビー色がかったレンガ色です。
プルーンやブラックベリーなどの森の果物のジャムの香り
樽から来る木の香りと甘草、バニラなどのスパイスの香りの中に
乾燥したキノコの香りも感じます。

多くのイタリアワインを試飲するようになった今となっては、
特別に感じないものの、Tempranillo種の持つ独特の力強さが
スペインワインの魅力です。

当時、人生の中で決して忘れることのできないだろうと思うような
嬉しいことがあったから購入したワインでした。

このスペインの高級ワインを仕事の帰りに空港で購入したことは、
はっきり覚えているのですが、

人生の中で決して忘れることがないであろうと思った、
その嬉しかった出来事は、一体、何であったのか、
今となっては、まったく覚えていません。

しかし、その時に一緒に買った同じく、スペインワインである
リオハ(RIOJA)のグラン・レゼルバ(GRAN RESERVA)
家族で夕食の時に開けてみて、

"こんなワインの味は、初めてだな。スペインか・・・。
本当に驚いたよ。"と

亡くなった父の言葉は、今でもずっと印象に残っているのです。



blogランキングに参加しています。
よかったらクリックして応援して下さい。
読んでくださってありがとうございます。

ピエモンテのお水

今朝6時40分、あと少しでピエモンテ州のアレッサンドリア(ALESSANDRIA)駅に
到着という時間に、私は、列車を降りる準備をしながら、
コンパートメントから出て、景色を眺めていました。

写真を撮ろうと大きな川が見えたところで
ほんの一瞬だけ列車の通路の窓を開けると
風がとても冷たく、写真を撮ったらすぐに慌てて窓を閉めました。

もうすぐAlessandria駅


















ホームに降りると、まだ気温の低い朝の時間に、
ローマから帰ってきた私と
これからトリノに通勤に向かう人々が入れ替わりになり
どこか暗い夜行列車に早朝の空気が入って、1日の始まりを感じます。

私は、ローマで買ったガラスでできた水のボトルを
捨てるところを探しました。

夜行列車の旅に水を買おうとミネラルウォーター専門のお店に
行ってみると外国の水も扱っていて、あまりの種類の多さに
どれにしようか迷っていた時に

laurentana地元の田舎の町にある
小さなレストランで扱っている
ピエモンテ州の水が目に入り、
それを選びました。

Laurentana
それは、隣の県のビエッラ(BIELLA)
ミネラルウォーターです。






ピニンファリーナ社のデザインのガラスのボトルに入っています。

昨年、この田舎の町に私は、ローマから、夫は、トスカーナから
引っ越してきて、今までの習慣でスーパーで水のペットボトルを
たくさん買い込んでいました。

ある日、町役場の人たちと話している時に、
町役場の水質調査の用紙も見せてもらい、

水源は、アルプスにつながっていて、
私の田舎の町では、みんなおいしく水道の水を
飲んでいることがわかりました。

プラスティックゴミの日、それは、黄色の半透明袋に
入れて、朝6時に玄関の前に置いておく決まりがあるのですが、

それまで私の家だけ、ミネラルウォーターの
ペットボトルのゴミがとても多かったのです。

今では、浄水器をつけて、水道の水を使っているのですが、
水道の水を使う、地元のレストランでも、
このビエッラ(BIELLA)の水は、おいしいからと
注文すれば出してくれることを思い出しました。

ピエモンテ州のアレッサンドリア(ALESSANDRIA)駅から私の住む町まで
バスを2回乗り継ぎして北上していかなければなりません。

ここから2時間弱かかるわけですが、降りた駅がピエモンテであることで
どこかほっとして、この景色を見たことで、
すっかり帰ってきたという気持ちになりました。

今週末に、地元のレストランで町の仕事関係の人たちと夕食です。

このLaurentanaを注文してみようと、そしてローマでは、
たくさんの水が揃っているミネラルウォーターの専門店が
あったことを話してみようと

そしてこのピエモンテの人たちから
私がまだ知らないたくさんのピエモンテに関することを
聞いてみようと思い今からとても楽しみにしているのです。



blogランキングに参加しています。
よかったらクリックして応援して下さい。

CERETTO

写真は、オルタ湖です。
友人たちと車で出かけて、散策することも、
ひとり、カフェで過ごすこともある大好きな湖畔の町です。
駐車場からのオルタ湖














朝6時過ぎ、、キッチンの窓を大きく開けて、
外の大通りの様子を眺めました。
休日なので、まだ町の中は、とても静かです。

1日中、人通りもなく静かだった町が、
遅い午後の16時を過ぎると

どこからともなく、楽しそうな声がしてきて、
私もゆっくりと外で過ごすことにしました。

外は、まだ太陽が眩しく、まるで夏の1日のようです。
こんな日は、夕食前にオルタ湖に行ってみようと思いました。

私が買った車は、この湖畔の町で暮らす女性が使っていた車です。
バカンス前に大きな新車に買い換えるために、
売りに出した数日後にちょうど私が販売店を訪れ、契約したのでした。


休日である今日のワインは、バローロです。
ピエモンテ州に住んでいるからといって、
いつも高級なバローロを飲むわけでは、なく
特別な時にいろいろな人と楽しく飲むために、
高級ワインは、大切に保管しています。

今日は、特別に、このワインを出してみました。
cerettoBAROLO BRICCO ROCCHE
Rosso DOCG
1997年
アルコール度数 14.5%
ブドウの品種:Nebbiolo 100%
CERETTO

ネッビオーロの持つ、
透明感のある色で輝きを持っています。
その色は、オレンジがかったレンガ色です。

森の果物のジャム、スミレの花、
薬草などのスパイスの香りもする
心地よいタンニンで余韻が
長いワインです。





今日は、これから、このワインと一緒にメインは、
子羊の網焼きとラディッキョのグリルにします。

普段は、同じブドウの品種のNebbioloを使った地元の赤ワインや
和食の時には、価格も手頃なピエモンテの白ワインの
GAVI、ROERO ARNEISを選ぶことが多いです。

明日は、早朝に出発して日帰りでローマに行きます。
昼食も夕食もユーロスターの列車の中です。

blogランキングに参加しています。
よかったらクリックして応援して下さい。

新しいイタリア生活の一歩

写真は、ピエモンテ州北部、スイスに近いスーパーの駐車場です。

ピエモンテ州のスーパーの入り口で












車を受け取りにノヴァーラまで行ってきました。
帰りは、受け取った車ですが、行きは、バスと徒歩で、
すでに1時間近くが経とうとしていました。

夫は、仕事でトスカーナに。友人は、朝早くから農作業で
その機能など私にわかるのだろうか・・・。
不安な気持ちで、ひとり、ノヴァーラの町を歩いていました。

今まで、誰かに乗せてもらえればいいと思っていた時代、

それは、水の都、ヴェネツィアでは、必要がなかったことと
ローマは、運転が難しいし、交通機関がたくさんあるからと
いいわけにして、そのまま置き去りにしていたことが、
大きく、私の前に立ちはだかりました。

結婚後、ピエモンテ州に来て、ほぼ全員が一台以上の車を
持って、仕事も買い物もも自由に動いているのを実感して、
何も自分だけで動けないのが、悲しい現実でした。

蛙を釣っていた70代の女性と出会った時、あぜ道には、
ポツンと古ぼけた小さなフィアットの車が停められていました。
"彼女も運転できるのか・・・。"

テレビの中で華やかで綺麗なイタリア人女性が、
"今、一番欲しいものは、新車。次に毛皮かな・・・。"と
大きな眼をくりくりさせながら、
笑顔でインタビューに答えていました。

初めて、夫のマニュアルの大型車で練習し、
必要な時に、いつも、運転するのは、夫の車でした。

そして免許がありながらも、初めてマニュアル車を運転するために
教習所にも通いました。

仕事をして貯金をして最初に買うべきものは、車であると
気が付いてから、1年が過ぎ、やっと貯金ができました。

それは、早朝や深夜に夫や友人に駅まで送ってもらったり、
夫の車を借りたりしながら、やっとの思いで仕事場に
行けたからであり、

そんなことを思い出し、胸がいっぱいになりながら、
その販売店に到着しました。
今日は、先月、契約した車を受け取る大切な日です。

近所の車好きの友人と販売店を何軒も巡り、
私の予算の関係で中古にすることにしていました。

途中まで決まりかけていたフランス車がありましたが、
最後に決まったのは、まだ新しい真っ赤な日本車です。

" 工場は、イギリスですか。"と聞きながら、
エンジンを見せてもらうと、Made in JAPANとあり、

"この車は、まったく工場も日本製の日本車です。"と
知的な印象の美しいイタリア人女性が、静かに答え、
機能の説明を始めました。

ヨーロッパ車を買おうと思っていたのが、
最後、遠くから一目見て、
これにしたいと近づいていったのは、
偶然にも、日本製の日本車だったのです。

日本で最後に運転したのは、オートマティック車での
教習所の試験でした。
それから長い月日が経ち、イタリアでの仕事の貯金で買った
自分の車で、イタリア人のように自由に運転をして生活する私に
変わったことは、入学、就職、結婚などの人生での喜びと同じ位、
大きな素晴らしい出来事のひとつのように思うのです。

もし、ピエモンテの丘陵地帯にあるワイン農家で、
ミラノやトリノの街で真っ赤なホンダの小さな車が
停まっているのを見かけたら、そこに、私がいるかもしれません。



blog ランキングに参加しています。
よかったらクリックして応援して下さい。
読んでくださって、いつも本当にありがとうございます。

レッジョ・ディ・カラブリアの男の子たち

昨日、ローマに行き、今朝、ピエモンテに戻ってきました。

写真は、ユーロスターの窓から見えたウンブリア州付近です。
トスカーナ、ウンブリア州とブドウ畑、オリーブ畑が続き、
次第に、明るい青空が広がっていきます。
ユーロスターの車窓から 12052006















そして列車は、ローマに到着しました。

ローマの空は、どこまでも澄んで青く、
美しい昔の面影を残す建物、広場に集まる人々、木々が
すべて鮮やかに見えて、イタリア特有の明るい色彩を感じます。

これがローマの色だったと住んでいたローマを遠く離れてから
改めて思うのです。


ローマからの帰りの夜行列車では、向かい合った3人席で合計6人の
コンパートメントになっています。
そして、いつも、一緒のコンパートメントになった見知らぬ人々と
それぞれどこで降りるか確認しあうのです。

誰からともなく、必ず、乗ると最初にそういう会話になり、
もし、その人が降りるべき場所で寝入ってしまっていたり
すると起こしたり、最初に降りる人を通路近くにするよう
席を入れ替えたりすることもあります。

今日の朝、6時にジェノバを通過した頃には、
次第に空が、明るくなり始め、いつもは、まだみんな眠っている
時間帯に、今回の一緒になった人たちは、カーテンを開けて
車窓を興味深く見ています。

"ここは、今、どこかな。"そう聞かれて
"ジェノバ付近。まだあなたたちの降りるトリノまで遠いわよ。"と

一緒の席にいたナポリからの若い男性は、友達のいるトリノに、
そしてレッジョ・ディ・カラブリアReggio di Calabria 
:南イタリア "長靴"のつま先にあります。)から
の若い男の子2人は、北イタリア地方をバカンスで滞在するという。

窓を開けて、ジェノバの景色を見ていました。
レッジョ・ディ・カラブリアの男の子たちは、

"すごく楽しみだ。初めて行くところだから。"

外から入る空気は、深夜、ローマで列車に乗った時よりも、
ずっと気温が低く、大きなリュックサックから、
紺色のセーターを取り出していました。


家に到着し、ブログを書いている今、窓からの景色は、
青空が広がっていますが、私は、まだ春のセーターを着ていて、
新鮮な空気を入れようと開けていた窓から入ってくる風が
少し冷たいので、閉めました。

この地方では、ローマよりも夏が来るのが、
1,2ヶ月遅いようです。


blog ランキングに参加しています。
よかったらクリックして応援して下さい。

BAROLO CHINATO (バローロ・キナート)

昨日に続き、曇り空で肌寒い1日です。
お昼過ぎに一時、窓から陽が差し込むのを見て、
近所を散策しながら、隣町まで外出することにしました。

用水路の流れるあぜ道を歩いていました。
その水底は、とても澄んでいて、蛙の鳴き声
そして、ちゃぷんと水が跳ねる音も聞こえてきます。
用水路 10052006













町の古い農家の倉庫の改築が少しずつ始まっていて、
見知らぬ建築業者の人たちとすれ違います。
聞いたことのない言語が聞こえてきて、振り返ると
建築現場では、東欧からの移民が働いているようでした。

古い倉庫は、どのようになっているのか、特別に見せてもらいました。
倉庫の中で

















大きな鍵で古いドアを開けてもらうと、
古い木と干草の混じった湿った空気が漂い
昔の農耕具類がそのまま置き去りにされていました。

ドアを開けた時の空気が、まるで
古い年代のワインのコルクを開けて、
ワインが長い眠りから覚めるように
空気に触れていく感覚に
どこか少し似ているように思えました。

再び、空は、暗く、灰色の風吹いてきました。
寒い今日は、小さなグラスに一杯をゆっくり楽しむことにしました。

それは、ピエモンテを代表する赤ワイン バローロを使った
甘いヴィーノ・アロマティザート(VINO AROMATIZZATO
ワインに薬草などの香りのエッセンスや甘味などを添加したもの。)

barolo chinatoのコルク部分BAROLO CHINATO 
(バローロ・キナート)

VINO AROMATIZZATO
アルコール度数 16.5%
糖分18%
BAROLO DOCGを原料に作った
フレーバードワイン
MARCHESI DI BAROLO


透明感のある輝いたレンガ色の甘いワインは、グラスをゆっくり
回しながら、まるでなめるように少しずつ飲んで、
静かに時間を過ごします。

食前酒(Aperitivo)食後酒(Digestivo)として使われるワインで、
決して多く飲むことなく、小さなボトル(375ml)は、
キャップをして、また次回、こんな機会があれば
開けてみようと思うのです。


blog ランキングに参加しています。
よかったらクリックして応援して下さい。

ROERO ARNEIS(ロエロ・アルネイス)

私の住む田舎の町では、雨の1日で、家の前にある町の大通りは、
もう一時間以上も誰も通ることなく、時おり、雨で濡れた路面を
通り過ぎる車のタイヤの音だけがしています。

昨日でミラノでの仕事が終わり、
今日は、田舎の自宅で過ごす1日です。

milano 1ミラノの街のレストラン、カフェは、
英語やスペイン語も
聞こえてきて
外国人も多く
華やかな空気でいっぱいでした。

どこを見ても
農家の2階建ての
建物ばかりである
地平線の見える
私の住む町と違い、



旧市街では、かつての貴族の館であった堂々たる建物も多く
にぎやかで伝統を感じるアーケードのガッレリアで
とても遠くに来た気持ちでいっぱいになります。

ミラノでの食事は、いつもの家庭料理とは、
違ったものを選んでみることにしました。
milano2ズッキーニのお花の入った
パッパルデッレPappardelle:
きしめん状の幅の広いパスタ)

お仕事で一緒だった方が
前菜の次に選んだのは、
魚介類が使われているパスタでした。




ワインのリストが渡されて、海沿いの土壌で作られた
地中海の香りのする南イタリアのシチリア、サルデーニャの
白ワインもありましたが、

ミラノであるから、北イタリアの白ワインを。
そしてワインの産地でもあるピエモンテ州の白ワインにしました。

"いつも、どんなワインがお好きですか。"と聞いてみます。

普段から、ワインは、どちらかというと白ワインが
好きであるということで、お料理に合うことだけでなく、
せっかく日本からイタリアに来ていらっしゃるので、
その方が好きなタイプの白ワインを選びます。

milano 3ROERO ARNEIS(ロエロ・アルネイス) CAEGA
2004
ブドウの品種:Arneis アルネイス100%
アルコール度数 13%
TENUTA CARRETTA (PIOVESI D'ALBA)

カモミールなどの花
パイナップルなどの
新鮮な果物の香り

そして土壌から来る
ミネラルの香りのする
エレガンスな白ワインです。


ブログが書き終わった今、窓の外は、雨が上がり、雲の合間から
うっすらと太陽がみえるようになりました。

私の町の大通りは、誰の声も聞こえず、まだ静かなままです。

blog ランキングに参加しています。
よかったらクリックして応援して下さい。いつもありがとうございます。

ミラノに行く朝の風景

この週末から、ミラノの国際展示会に行っています。

ミラノ行き列車を待つノヴァーラ駅の4番ホームから見る線路は、
ゴミでいっぱいなのですが、

その中で華やかなオレンジ色の花がひっそりと咲いています。

novara駅で











イタリア国鉄のストライキの日は、6km離れた町から
出ているバスを乗り継いでミラノに。

アポイントの時間の40分前にミラノ到着予定で
なかなか来ないバスを少し不安な気持ちで待っていると

私から2,3mのところでうさぎも一緒に
バスを待って立っていた私と同じ方向を見ていました。
バス停で









北イタリアでは、国際展示会がとても多く、
ミラノでは、週末から月曜日にかけて、
眼鏡の国際展示会が行われています。

世界中から関係者の視察やバイヤーなどでいっぱいです。
サングラスを初め、眼鏡は、ファッションでもあるので
華やかな雰囲気に包まれています。

日曜日は、私の町の近郊のワインの産地では、小さなワインの見本市があり、
近所に住んでいる仲良しの友人は、試飲会でワインを注ぐお仕事です。

朝、ノヴァーラ駅までその友人が送ってくれました。
日曜日の道路は、すれ違う車もなく、駅が近づいても静かです。

"ヴィクトリオ(この友人の父親)は、朝6時半から農場に行って、
RIEは、ミラノ。私も午後からワインの試飲販売・・・。日曜日に
働いているのは、私たちだけだね。"

それまでは、日曜日だから、いつものように田舎を散策して写真を撮って
のんびりと1日を過ごしたかったと何度も思いながら、
朝食のコーヒーを飲んでいました。

エリザベータに車で送ってもらい、駅で別れ、ホームに向かうと
颯爽と歩く私がいます。農場で働くヴィクトリオ、そして同じように
見本市で仕事のあるエリザベータ。
私もミラノで1日、頑張ってみようと嬉しく感じていました。

その時のホームに咲いていたのが、写真のオレンジ色のお花です。

blog ランキングに参加しています。
よかったらクリックして応援して下さい

SOAVE

写真は、ヴェネト州からロンバルディア州にかけての
ワイン畑の車窓です。

ヴェローナ付近のワイン畑











パドヴァ(Padova)からヴェローナ(Verona)に移動し、
帰りのトリノ行きのインターシティが出発するまでの時間
ヴェローナ地方のワインでくつろいでいました。

夕方のBARは、とても活気があり、カウンターテーブルの立ち席は、
次々に食前酒を楽しむ人たちでいっぱいです。
仕事が終わった安堵感とBARの華やかな雰囲気に包まれて
テーブル席に座り、地元の人々の頼んでいるワインを
眺めていました。

グラスワインのリストから、好きなPIEROPAN社SOAVEワインを
選びました。
soaveSOAVE CLASSICO 2004
Bianco DOC
ブドウの品種:Garganega 90%
Trebbiano di Soave 10%
アルコール度数 12%
PEROPAN

美しい黄金色かかった
麦わら色で、グレープフルーツや
オレンジの花、
ミネラルの香りのワインです。






"駅までは、ここからどのくらいですか。"と尋ねると
"20分以上するから、タクシーを呼びましょうか。"と聞かれました。

夕方のヴェローナの街は、とても気持ちのいい空気です。
冷たいSOAVEを飲んでから、駅までの道のりをのんびりと
歩いていきました。

blog ランキングに参加しています。
よかったらクリックして応援して下さい。いつもありがとうございます。

ヴェネツィアのゲットーで

ローマから夜行列車で朝5時半にヴェネツィアのサンタ・ルチア駅を
降りると、うっすらと霧で景色がぼんやりとしていました。

03052006 1













ヴェネツィアで待ち合わせ後、仕事でパドヴァに
行くことになっていたのですが、
待ち合わせの時間まで、まだ3時間以上あります。

4年前まで滞在していたヴェネツィアが懐かしく、
薄暗い、まだ静かな早朝、当時を思い出すかのように
霧の中を歩いていました。

03052006 3旧ユダヤ人地区のゲットー。
そこにある中学校で
授業の一部に参加させてもらい、
移民の職業斡旋の
コーディネーターの方や
職業訓練の先生などに
知り合ったのも、
このゲットーでした。




知り合いになった移民の人たち。
ウクライナから来ていた女性は、老人病院で介護の仕事に、
そしてパキスタンから小さな子供と二人暮らしの友達は、
朝3時半から早朝7時まで、各ホテルに朝食用のパンを
運ぶ仕事を見つけていました。

美術史の授業が終わった冬の暗い夕方に、
朝早くからパンを運び、やっと生活ができている友人が、

"RIE。帰る前にコーヒーでも飲まない?"と
ユダヤ風カフェに入り、

"このユダヤのお菓子も美味しいんだよ。"と
私のために注文し、会計時に自分が誘ったから、どうしても、
全部、ご馳走させて欲しいと笑顔で言いました。

たった一杯のカフェとお菓子でも、友人にとって大きな金額なはずで
あって、これは、イタリアで忘れらることのできないコーヒーです。

日本社会であまりにあっけなく仕事を見つけ、
その後にローマに引っ越し、日本企業でのまるで別世界のように
恵まれた環境で暮らすようになった私は、
いつしか何かを忘れてしまっていました。

ここで異国に生きる外国人の中に入っていた私の
イタリアで生きている自分の原点は、
このゲットーにあったようです。

03052006 2まだ6時前で、
当時のユダヤ風カフェの
お店は、まだその入り口が
ぴったりと閉じられたままでした。

狭いゲットーへの入り口を抜けると
観光客の多い広く明るい商店街が
広がっています。

私は、辞書や大きなテキストを
持って、ここから
働いていた事務所のあった
サンマルコ広場付近まで、
いつも歩いていました。








途中に、早朝の仕事後、学校に行く前に
よく朝食を取っていたBARに立ち寄りました。

カプチーノを飲んでいると、大きなパンの入ったケースを持って
入ってくる人がいます。
一瞬、もしや、友達だったミーレかと期待していました。
やはりその見知らぬパンを運ぶ男性もアフリカ系の移民でした。




blog ランキングに参加しています。
よかったらクリックして応援して下さい。

プーリアの白ワインで

休日の午後、車がほとんど通らない静かな通りからは、
サイクリングや散歩をする町の人々の楽しげな声が
聞こえてきました。

来週の仕事の準備などで朝からずっと本を読んでいた私は、
窓の外の様子に誘われるように、

どこか遠くの町に行ってみようと自転車で出かけてみました。

30042006 2気が付くと思ったよりも
遠くに来てしまったようです。
いつのまにか、
水田地帯の景色から
離れて、

車で通り過ぎたことが
何度かあった
12km以上離れた町に
到着していました。

12世紀の教会の裏には、
小さな水車があり、
澄んだ水の流れる音が
響いていました。

写真を撮っていると、
通りかかった
70代後半の女性が笑顔で
"こんにちは。お嬢さん。"と
声をかけてくれて
嬉しく思った休日の午後でした。





今日、紹介するワインは、南イタリアの白ワインです。

日曜日の夕食は、シチリア(Sicilia)産プーリア(Puglia)産
南イタリアの、色鮮やかな野菜をオーブントースターで
オリーブオイルと塩、胡椒でグリルしたもの。
そば粉入りの自家製のパンとチーズ3種類。

それに合わせてプーリア(Puglia)産の白ワインにしました。
エノテカでなく、町の食料品店で購入した価格も手軽なワインです。

それだけに、ワインの温度、その飲み方によって、
高級ワインに負けないくらい美味しく感じられることも、
またその反対にも感じられることもあるのです。

エノテカで販売する比較的高級ワインも作っている会社の作る
ハウスワインです。
30042006 3DONNA MARZIA BIANCO
Bianco Igt
2004
ブドウの品種: Malvasia Bianca 70%
その他、Bombino Biancoなど 
アルコール度数 11.5%
CONTI ZECCA









blog ランキングに参加しています。
よかったらクリックして応援して下さい。
Profile
写真 文章の著作権は
RIE OKUYAMA、Wine・Art Co.ltdにあります。
copyright(c) 2005-2017 
RIE OKUYAMA All rights reserved.


Archives
  • ライブドアブログ