北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

September 2006

ピエモンテの野鳥

土曜日の朝8時前の田園風景です。
早朝の霧で、遠くがまだ、ぼんやりしています。

9月30日の朝 














"RIE。土曜日の朝、仕事がなかったら、一緒にペリカンを見に行かない。"と
友人のエリザベータに誘われていました。

今朝、ノヴァーラ県の農業関連の担当者、ピエモンテ州の自然保護担当者
ミラノから来た野鳥の専門家、そしてエリザベータと
私の5人で自然保護地域に入場しました。

先日、農作業用に買ったビニールの長靴を履いて、湿地帯に入っていきます。
地面を踏みしめるたびに、蛙が飛び跳ねます。

"蛙、長靴でつぶさないようにしないと。"
とそっとエリザベータに言うと

"私は、ここで、一度、青い蛙を見たことがあるのよ。
鮮やかなブルーだったわ。とても珍しいこと。
ずっと暮らしている父でさえ、今までに一度も見たことがないのよ。"

湿地帯のキノコ周囲には、キノコが
たくさん生えています。

落ち葉や湿った草を踏む音が
鳥たちに聞こえたのでしょうか。
100m以上先にある沼から
いっせいに鳥たちが
飛び立つ音がしました。





観測所である小屋に到着。
この小さな穴から、水辺の鳥の様子を観測します。

観測所の穴










双眼鏡の先には、様々な種類の鳥たちが見られます。
マガモやサギの他に、鷹の種類、コウノトリの種類、シギの種類など
この地域で見られる鳥の種類は、60種類以上に及ぶと聞きました。

"ペリカンは、すでにどこかに行ってしまったようだ。"と
何種類もの望遠鏡を覗くピエモンテ州の自然保護担当者が呟きます。

二日前には、監視カメラに、その姿がくっきりと映っていたそうです。

ピエモンテ州の自然保護監視の担当者は、腰にピストルも携帯し
ピエモンテ州のマークの入ったカーキ色の服でした。
190cm以上で、鋭い視線を持ち、この地区の生態系を監視し続けています。

最大限のズームにして、デジタルカメラで観測小屋の穴から撮影した写真です。

湿地帯の鳥

















約1時間弱、この場所に滞在し、エリザベータは
稲刈りの仕事に戻っていきました。

帰りに、車の中に猫の餌をいれた蜂蜜の空き瓶を見つけました。
"猫がいるの?"と聞くと

"農場にたくさん。今は、7匹。生まれて15日の子猫もいるの。"と
稲刈り後、籾殻のついたお米を運ぶたびに、猫に会っているようです。

"猫が必要なのよ。大切にしているの。農場のねずみを捕まえてくれるから。"

その時、車の前に、突然、茶色の大きな鳥が出てきました。
"野生のキジ。あれは、メスね。"と言いながら
ジープのように大きく、泥だらけの車を運転する友人の助手席で

私は、自然の中で暮らしてきた若いイタリア女性の
綺麗で頼もしい横顔を見ていました。

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夜のカフェで

マルペンサで夕食
今夜は、マルペンサ空港で
クラブサンドイッチと
フリウリ(Friuli−Venezia Giulia)地方
シャルドネ(Chardonnay)
グラスワインの夕食に。
これは、マルペンサ空港内の
ハリーズバーです。


その後、夜のミラノの街に到着しました。

夏には、同じ時刻は、まだうっすらと明るかったはずが
今では、もう、すっかり暗くなる時刻になってしまいました。

夜のミラノ

寒い夜空の下でも
通りに面した外の
テーブル席では

多くの観光客が食前酒
夕食を楽しんでいます。

色とりどりのカクテルと
楽しそうな人々を眺めながら

広場にある
地下鉄の駅に
向かいました。











列車でノヴァーラ(NOVARA)に到着。
軽い夕食を取ってから、もう約4時間が経過しています。

帰ったら、また何か食べようと思いながら、夜の街を運転していました。

真っ暗であるはずの通りを走ると、所々、モーター音と
まるで灯台のように光の帯が前方を横切っています。

それは、夜間にライトをつけた稲刈りのトラクターでした。

もう、すでに10時近くになろうとしていています。

自宅近くになり、駐車するために2速で徐行している時に
"チャオ。RIE!" という声がしました。

広場のカフェの外の席で、農家の友人がビールを飲んでいたのです。

"仕事が終わったから、ゆっくりビールとパニーノを食べているんだ。
今日は、2回目の夕食だよ。RIEは、今、帰ってきたから、夕食は、これから?"

もう夜遅くだというのに、今朝の新聞が広げられていました。

友人が所有している水田は、130ヘクタールです。
稲刈りは、これから30日間、毎日続けなければなりません。

雨が続き、すっかり遅れてしまった稲刈り。

晴れた今日のような日は、夜間もライトを灯して稲刈りをすることもあります。

カフェの人が注文を聞きに来るのを待っていました。

私も彼らと同じビールにしようと思っていましたが
注文のする前に運ばれてきたのは、地元ノヴァーラの赤ワインでした。

夜1時まで開いている近所のカフェで、稲刈りの仕事後の
近所の友人たちが1日の疲れをゆっくり癒しているのです。

彼らにとって、夜10時は、普段なら、もう眠りについている時間です。
1年で一番忙しい時期が、この町にやって来ました。

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ドイツ風ビアレストラン

ここは、ドイツ出身の経営者によるビア・レストランです。

ドイツ レストラン1













友人たちは、時々、ここでビールを飲みに来ているようで

メニューが渡される前から、ここのスペシャル料理の名前を知っているのです。

"今日は、フライパンに乗ったあのメニューにしようかな"
"木製のまな板に乗ったハムの前菜も、いいな。"

もうすでに、ビールの種類は、心に決めたものがあったようでした。

ドイツビールとヴィクトリオ


ブログの写真に
自分が登場するのを
楽しみにしている

友人のヴィクトリオです。

いつも、さりげなく
写真用にポーズしています。







私の選んだメニュー
私が選んだのは
牛肉のグリルの上に

からっと揚げられた
オ二オンフライが
たくさん乗せられています。
ポテトフライ添え



マスタードは、3種類。
ケチャップ、マヨネーズも用意されていました。

どのマスタードが美味しいかな・・・と全部、子供のように
味見している友人たちです。

"RIE。甘みのあるマスタード、取ってないよ。試さないと!”

ジェン二の選んだメニュー
隣に座った友人ジェン二が
頼んだのは、フライパンの上に
ポテト、玉ねぎ
フランクフルトソーセージ
ポークの串焼き
牛肉などグリルされたもの。



そして、ビールは、ダークビールのジョッキで。
この組み合わせをここで食べるのが楽しみと話していました。

もうすでに、夜は、外の席で食事するには、寒くなってきています。

"もう、そろそろ、最後になるから、外の席にしよう。"と
木製のテーブルが並ぶ、ツタの絡まる棚の下の席での食事でした。

そのうち、暖炉が置かれた室内で、ドイツの田舎にいるかのような
温かい空間を持つようになるのでしょう。

近くの教会の鐘の音がどこか淋しげに響いて聞こえます。
季節がまたひとつ、過ぎていったことを感じていました。

ドイツか・・・。
仕事で何度か行った時のことを思い出していました。

また、あの頃のように仕事をしてみたいなと
私は、急に旅に出たくなりました。

ドイツ レストラン 2






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アスティ、そしてアルバに

朝、ノヴァーラを過ぎ、アスティ方面に向かうとすぐに
車窓からの景色が、突然、白くなり何も見えなくなりました。

それは、昨年の秋の終わりから冬にかけての景色のようです。

霧が毎日のように、発生する季節が
もう、そこまで近づいてきていることを感じました。

ぴったりと窓が、閉じられているにも関わらず
髪の毛が冷たい湿気を帯びていきました。

霧の田園風景は、ところどころ、うっすらと黒っぽく
緑の木々の部分が見えていただけでした。

朝、9時頃アスティに到着した時には
霧は、何事もなかったかのように、すっかりなくなっていました。

アスティ近郊 朝のブドウ畑














この日は、アスティ(ASTI)、ネイベ(NEIVE)を通過し
アルバ(ALBA)まで行っていました。

乗っていたバスが通過する道は、何度か車で来た時の道と同じ所でした。
いつもは、ここまで、車で1時間半のところですが

早朝の霧の状況とワインの試飲、食事の時にもワインがあることも考えて

ここに来るまで、仕事にいく友人に途中の駅まで車に乗せてもらい
その後、接続の悪い列車と路線バスで、もうすでに3時間以上が経過していました。

今日のランチは、もちろんピエモンテ料理です。
写真は、代表的な前菜の盛り合わせです。

ピエモンテの前菜 9月22日Insalata russa(インサラータ・ルッサ)
マヨネーズで合えているポテトサラダ

Vitello tonnato(ヴィテッロ・トンナート)
薄切りの仔牛肉を蒸したものの上に
ツナを裏ごして入れている
マヨネーズソースがかかっているもの

Carne cruda (カルネ・クルーダ)
(生の仔牛肉のたたき)


私は、普段、食べることが少ないカルネ・クルーダを楽しみました。

同じピエモンテ州でも
私の暮らす北部のピエモンテでは
カルネ・クルーダでなく
生のサラミやラードなどが必ず出てきます。

そして時には、そこにゴルゴンゾーラチーズが
添えられることもあります。

最後に立ち寄ったのは、まだ静かなアルバの町です。

アルバの町で 9月22日
最高級の白トリュフの
産地として有名で

毎年秋になると
白トリュフの見本市が行われます。

その季節は、たくさんの観光客や
美食家で町がいっぱいになります。

人が多くなってくるのは
ちょうど今週末からです。







 



数々のガイドブックで"美食""極上"いう文字を多く見るアルバの町。

まだ人の少ない、普段と変わらない町を歩いてみると、
私が、近所で時々友人と散策することのある
人の少ない素朴なピエモンテの田舎街にいる気分です。


時計を見ると、列車の出発時間が近づいていました。

ノヴァーラの駅に到着すれば、夕食の約束をした友人が
車で待っていてくれます。

私は、カフェに立ち寄り、美味しいコーヒーとチョコレートを食べてから
アルバの駅に向かって、まっすぐ歩いていきました。

アルバでは、"Fiera Nazionale del Tartufo Bianco d'Alba"
(白トリュフの見本市)が行われます。今年は、9月30日から11月5日まで。


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小さな映画ホールで

近所の通りは、お米を運ぶトラックの他、木材を運ぶトラックも多く見られます。

木材を運ぶ



















"用水路にヌートリアがいたわ。"

私は、昨日、見かけたヌートリアについて、農家の友人に話してみました。

"ヌートリア・・・。大きかったか。まったく困ったことだ。
うちの水田にもいるんだよ。"

"日本では、農作物に害があるから、駆除することもあるみたいだけど
ここでは、どうしているの。"

"どうしようもないから、何もできないさ。駆除か・・・。
まあヌートリアのことは、知らなかったことにしておくよ。"

"えっ・・・。そのまま。"と聞くと、友人は、笑いながら

"この前も、泳いでいたのを見たけれど
見えなかったことにしているんだ。"


今夜は、食後、その友人の家族が迎えに来て
ノヴァーラの映画ホールに行っていました。

"年間通して、見れるチケットがあるから、RIEの分も無料よ。"という言葉に
誘われ、行ったホールは、まるで公民館のような場所で

映画のパンフレッとして、コピーされたプリントが手渡されました。

映画のパンフレット









イタリアでは、町の掲示板や市、県の情報コーナー、観光案内所
地元の新聞など、いろいろなところで

こんな風に、ちょっとした楽しい催しや日帰りツアーなど見つけることができます。


いつもは、もう眠っていることもある時間に
この公民館のような小さな映画ホールで

何度もふきだしそうになって、笑いをおさえながら映画を見ている私がいます。

本当に楽しい秋の長い夜の時間でした。


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明日は、用事があるので、アルバ(ALBA)に。
ワインを飲んでしまうので、車でなくて列車とバスとタクシーで移動です。

ヌートリア

写真は、近所の水田近くの用水路の写真です。
青空の今日は、水面に空の色が反射してうっすらとブルー色になっています。

2006 9月 用水路

















水中には、蛙やメダカなど小さな魚の他に、15cm以上の魚も見えます。
かえる


小さな蛙の姿も。






そして、ビーバーのような不思議な生物が潜水して一瞬、顔を出します。
突然のことで、ぎょっとしました。

それが、ヌートリアだと、幼い頃の動物図鑑での記憶を思い出すまで
水田に"かわうそ"がいるのだろうか・・・とずっと考えていました。

ヌートリアは、草食動物で農作物に被害が出るので嫌われている動物です。

自然保護地区に水田を持つ友人は、どのように駆除しているのか
それともそのままあきらめているのか・・・。


今日は、近所の食料品店で売っている地元のワイン。
ノヴァーラ県のゲンメ地区のワインです。

colline novaresi

COLLINE NOVARESI
Rosso DOC
ブドウの品種:Nebbiolo, Uva rara,Croatina
アルコール度数:13%
SEBASTINI(Ghemme地区)






COLLINE NOVARESIのワインは、若く、色も明るい紫色に近いルビー色。
柔らかい地元のサラミに合います。

今日のサラミは、特別で、ゲンメから近くでもある
ビエッラ県の小さなお店で買った黒トリュフの香りがたっぷりのサラミです。


水田には、蚊、蛙、メダカなどの生物だけでなく
比較的大きな魚からヌートリアまで、そしてサギが飛び交い
そこは、とても賑やかな場所でした。

なぜ、今まで、それが見えなかったか・・・。

時折、蛙の動く音で、停めて用水路を眺めていましたが
いつもあぜ道を自転車で走っていたからです。

自転車がパンクしてしまった今日は、そこをのんびりと歩いていました。

青空の中、稲刈りをしている農家もありましたが

今までずっと雨が続いていたので
十分に水田が乾燥するのを待っている農家も多く
まだ、黄金色の田園地帯のままです。

稲刈り前には、水田は、すべて水を取り除き、乾燥させるのです。

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南アフリカのワインとアンチョビのリゾット

写真は、時々行くことのあるビエッラ県の小さな町で。
住民だけが通る小さなアパートに続く小道です。

ビエッラ県の町で





















夏の終わりに弟夫婦が滞在した近所の農家のアグリツーリズモでの
食事がとても気に入った夫は

連日、仕事関係の人と夕食をそこでしていて
帰ってくるたびに

そのリゾットが、いかに美味しいかったかを今日も語っていています。

芸術関係の仕事のために会社勤めでない夫は、いつも明け方まで
起きていて、夜中、密かにパスタを作って食べている様子ですが

今夜は、夕食にいつもよりも多めにリゾット作り
夜食用にお鍋に残しておきました。

今日のリゾットは、アンチョビキャベツ長ネギ(Cipolotti)を使ったもの。

アンチョビもソースにして溶けているので、見た目は、地味なリゾットです。

最後に残りのアンチョビと長ネギの緑色の部分と香草を飾りで添えました。

アンチョビとニンニクをオリーブオイルで炒めて、細かく切ったキャベツ
バター、白ワインにスープストックと塩、胡椒、お米は、隣の町で作られた
バルド(BALDO)という大粒でしっかりとした品種のお米で作りました。

お米を入れてから、12分弱で少し固めのアルデンテになります。

柔らかなネギと香草、そしてアンチョビの香りのするリゾットには
香りのある白ワインを選びたくなります。

本来は、この地方、またはイタリアのワインが一番なのですが
今日は、南アフリカで作られたワインです。

南アフリカのケープタウンから東の海に近い地域
ステレンボッシュ(STELLENBOSCH)
ソーヴィニョン・ブランSauvignon Blanc)の品種で作られた白ワインです。

海に近い地域で作られたいるので、ミネラルをとても感じるワイン。

このワインを試飲した時、友人のイタリア人ソムリエは
ソーヴィニョン・ブラン独特の花や
トマトの葉のような野菜の香りの他に
地中海の香りがとても感じられるというのです。

友人は、海からも近いナポリの出身です。

南アフリカは、気候的にブドウ栽培をするのにパーフェクトです。

この地域は、赤ワインでは、品種 メルロー(Merlot)
カベルネ・ソーヴィニョン(Cabernet・Sauvignon)等も栽培しています。

南アフリカのワイン

KUMKANI
2004
ブドウの品種:Sauvignon Blanc
アルコール度数:13.5%
SUD AFRICA (STELLENBOSCH)







初めて、この品種のワインを飲んだのは約12年前のパリです。

仕事で、月に2,3回、いつも滞在するのは、凱旋門から
地下鉄で二つ目のポルト・マイヨー(Porte Maillot)駅から
すぐ近くのホテルでした。

そのホテル付近での小さなレストランでのことです。

今では、一番好きでもある子羊料理やゴルゴンゾーラチーズ。

当時、まだフォアグラも、ブルーチーズも、羊料理も苦手だった私は
仕事で知り合ったパリに長く在住する日本の方に、せっかく誘われ
ご馳走になったにも関わらず、困ったなと思っていました。

その時に注文してもらったのが、フランス、ロワール地方
この品種の独特な特徴ある野菜のような香りのするソーヴィニョン・ブランでした。

まだワインの勉強を始めたばかりで
受験勉強の暗記のように品種名だけを覚えていたころで

こういう香りのワインもあるのだと思った夜です。

フォアグラも羊もチーズも苦手に思い、食べれなくて
パンと冷たいこの白ワインばかりが進んでいきました。

もう夜の9時だというのに、ずっと夕方のように明るかった
パリの空の下を想い出すのです。


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読んでくださって、本当にありがとうございます。

雨の景色の中

久しぶりに歩く雨に濡れたミラノの街。

ミラノ 1
















雨のヨーロッパの景色は、どこか私の心に響きます。

田園地帯も農家も霧で覆われたピエモンテの景色
凍るように寒く、霧の深い冬のヴェネツィア
冷たい雨の降るパリの街角も

心に強く印象が残り、どれも好きな景色でした。
ここは、ヨーロッパなのだと改めて思うのです。

中心地であるドゥオーモ(Duomo)広場付近を通りかかると
大きなエンジン音が聞こえてきました。

ミラノ2















見ると、フェラーリがずらりと並んでいます。
フェラーリの愛好者による特別の催しが開かれているようです。

そして次々と、自慢のフェラーリに乗ったカップル
中には、子供も乗った家族連れが

この広場に設けられた入り口ゲートに向かって入ってきました。

*********************************************************

暗い1日なので、いつもよりも早く雨戸を閉めるためにドアを開けると

1日の終わりになって、突然、雲の間から日が差し込み
それまで白かった空が、次第にブルーとピンク色の縞模様になっていきました。

でも、それは、ほんの一瞬だけでした。わずか2、3分の出来事です。

すぐに、空は、灰色に戻っていったのです。

広場からは、カフェに来ている多くの人の声が響き、賑やかです。
それは、雨が続き、稲刈りを中止してしまっている農家の人々の声です。

雨の夕方に
























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雨の夕方にスペインワインで。

朝から雨が降り続き、夜10時を過ぎても
雨音がずっと続いています。

今日は、夕方の5時を過ぎるころには、すでに夜が来がてしまったかのようで
家の雨戸をすべて閉じました。

雨の夕方 settembre 2006





















夏祭りの始まる前の8月のある日、友人が

"まず、水田の水をすべて取り除き、乾燥させて稲刈りが始まるんだよ。
そうしないと刈り取りが出来ないばかりか、カビも発生してしまう。
雨が降ると、しばらく仕事が出来ないから、一番困るんだ。"と

言っていたことを思い出し、降り続く雨の音を聞いていました。


友人のマルコは、夏祭りが終わリ、片付けの済んだ翌日から
稲刈りが始まる前の1週間、バルセロナにバカンスで出かけていました。

マルペンサ空港に友人たちとドライブで立ち寄り

出発便の案内のモニターを見つめていたスペイン好きなヴィクトリオが
"マドリッドか・・・。あ、バルセロナ行きもあるな。"

イベリア航空の出発便ばかりを熱心に探していました。

その帰りに立ち寄ったお店で買ったスペインワインです。

スペインワイン

HOYA DE CADENAS
Reserva 2001
ブドウの品種:Tempranillo 100%
アルコール度数:14%
GANDIA









表示を見ると、英語でも表示され、他の国向けに輸出が多い
比較的大きな規模のワインナリーのようです。

これは、アメリカ方面に輸出されていることでしょう。

味わいが北アメリカの方が好むように調節されているようです。

以前、ウンブリア州の輸出専用のワインナリーで

"これは、アメリカの業者の要望なので・・・。"と説明を受けて
試飲したことがあったことと

アメリカからの観光客の多いヴェネツィアで暮らし
その高級ホテルの選ぶワインの味を知っていたからです。

今日、これは、この町のお米を使ったスペイン料理のパエリアを作って
一緒に飲んでみようと思っていたワインでした。

試飲してみた後に、急遽、ワイングラスだけを
ホテルのバーでの食前酒のように飲んで見ることにしたのです。

ヴェネツィアで暮らしていた頃を思い出していました。

何年か前に、ヴェネツィア映画祭の終了後に
その会場となるリド島に引っ越しました。

そこは、映画祭の時に貸し家になっていたのです。

いつもどこか華やかで、歴史ある古い街の高級ホテルで
大きなヴェネツィアングラスのシャンデリアの下

着飾った外国人旅行者が多い中で、仕事が終わってから
グラスを傾けた赤ワインの味を思い出しました。

あの頃の私は、いつも本当にここに住んでいるのだろうかと
不思議な気持ちになりながら、夢の中を彷徨っているようでもあり
ただの旅人のようにも感じていました。

いつしか、私は、このスペインの赤ワインを食前酒として
ヴェネツィアのホテルのバーで飲んでいる気持ちになっていました。

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秋になって町は。

今日は、朝から冷たい雨が降り続き、暗く、とても寒い1日です。
午前中に、用事があり、車でノヴァーラから帰って来たところです。
雨と大型トラックで視界が悪く、道路も大混雑でした。

このブログは、昨日に下書きしておいたものになります。

昨日は、とても気持ちのいい青空の1日でした。

**********************************************

いつも静かな町の大通りを大きな荷台を引いたトラクターが
往来するようになりました。

荷台には、今にも、こぼれ落ちそうなくらいに
まだ籾殻がついたままの黄金色のお米が積まれています。 

秋の水田と空
















下の写真は、先月末に、この町を訪れた弟が撮りました。
滞在した農家のレストランの入り口です。

まだ、この頃は、収穫が始まったばかりの頃でした。

梨



















先日、再び、この農家付近を訪れると、狭い道に、果物やお米を
積んだトラックが走っています。

この農家は、お米の他に梨やイチジク、そしてキウィも作っていているのです。
ここから南に少し行った小さな町では、リンゴが作られ、
景色は、水田ばかりでなく、楽しく賑やかな田園地帯となっています。

稲

稲を撮影しようと近づくと

私の足音で用水路の蛙たちが
とても驚いた様子で、
ポチャン、ポチャン、ポチャン・・・と
あちらこちらから
水の中を跳ねる音がして
逃げていきました。





とうもろこし畑から、クワの実の茂みから
出てくるうさぎを多く見かけるようになりました。

町役場の前に貼られたばかりのスクールバスの時刻表を眺めていました。
学校も夏休みが終わり、今週に始まったばかりです。

朝は、ここでは、まだ暗い時刻である6時半に出発になっています。

以前、町の人との何気ない会話の中で、聞いた言葉を思い出しました。

"8時に開く事務所に遅刻してるんじゃ、ルチアーノ、それは、ダメだよ。
子供たちだって、学校に行くのに5時半に起きているのに。
軍隊の訓練だって行ったのに、何でできないんだ。"

ここの町の1日の始まりは、早く、そして夜が来るのも早いのです。

今週の日曜日は、仕事から夜中に帰ってきます。

車でひっそりと町の誰もが寝静まっている時間に
左右に真っ暗な水田地帯が広がる中をひとり車に乗って戻るのは

この世の中に私ひとりが生きているかのような感覚にさえなり

それは、このあと、何時間かしたら、子供たちがバス停で待ち
人々が新聞を片手に挨拶を交わしながら
1日の始まりが来ることが信じられないくらいで

いつも、不思議な夜の果てにいる気持ちになるのです。




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秋の味覚とピエモンテのワイン

夕方、町の小さな食料品店に行った帰り道の光景です。

車で近郊にある大型スーパーに行かなかったのは
スーパーでは、売ることがない地元のお米を3種類買うためだったのです。

買い物の帰り 秋の空

















今日は、近所の買い物帰りに立ち寄ることもある
地元のカフェにあるワインを紹介します。

隣のヴェルチェッリ(Vercelli)ガッティナーラ(Gattinara)のワイン。

ガッティナーラは、私の家から、同じピエモンテ州でも
バローロやバルバレスコよりずっと近く
車で、すぐに行くことのできる範囲にあります。

私の家の近所のカフェでは、ガッティナーラのワインが
ノヴァーラのワインと同様に、いつでも、グラスで飲むことができます。

カフェのGattinaraワイン
GATTINARA RISERVA
(写真 左のボトル)

GATTINARA TRE VIGNE
(写真 右のボトル)

Rosso DOCG
1999
ブドウの品種:Nebbiolo 100%
アルコール度数:両方とも13.5%
TRAVAGLINI





ルビー色がかったレンガ色で、美しい輝きを持ったワインです。

このワインを美味しく飲んだのは、
昨年の秋の終わりの晴れた青空の休日のことです。

ガッティナーラ近郊の丘にある小さなレストランで
フランチェスカをはじめ、ピエモンテ州の他の県で暮らす
友人たちとの食事会の時でした。

ピエモンテのカモシカの煮込みに、牛乳でやわらかく練ったポレンタが
添えられたものがメインでした。
この時は、前菜も、リゾットも秋のキノコをたくさん使ったお料理だったのです。

日本なら、キノコごはん(または、キノコのリゾット)に続いて
豚肉のブロックをじっくりやわらかくなるまで煮込んだり
または、グリルにしたりして、ポレンタの代わりに
マッシュポテトを添えるだけでも

ピエモンテの赤ワインに合う美味しい食事になることでしょう。

上のワイン生産会社は、年間の生産本数240.000本なので
このワイン、ピエモンテ州以外でも見かけることが多く
ローマに住んでいる時にも、何度か買ったことのあるワインです。

年間の生産本数についてですが、私が時々行く農家は
年間20.000本弱のところも多いです。

あるワイン農家で作るロエロ・アルネイス(ROERO ARNEIS)
フランスのシャンパーニュ地方と同じように
瓶内2次醗酵方式(Metodo Classico)で作られたスプマンテを探しに行きました。

夫が、もう10年近く前に、どこかで飲んだことがあると
その生産農家の名前のメモを元に訪ねたのです。

その地域のBARで同じ名前の農家を調べてもらって、やっとたどり着くと

年間にそのスプマンテは、2.000本しか生産していないので
ほとんど親戚や近所に配っているだけと言われてしまいました。

そんなに少ないのか・・・とがっかりしていると

ワイン農家のおじさんは、その場で電話で親戚に連絡して
12本取り返していたみたいでした。

ピエモンテ州には、そんな小さな規模のワイン農家も多く存在します。

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いつも読んでいただいて本当にありがとうございます。

夕食前のチーズとワイン

友人の家の前を車で通りかかり、手を振ると

"RIE。今、うちでチーズとサラミを食べるところだけど
よかったら、寄っていかないか。"

お皿いっぱいのチーズいつも、冷蔵庫の中に
何種類かの地元の
チーズが用意され

それは、この土地で
ずっと生まれ育っている
友人の家は
どこに行っても、そうでした。


主食は、リゾット、それに地元のサラミやハム類とパンで
パスタを食べることが少ないという
イタリア生活があることを知ったのは

こんな風にずっと、この地方での暮らしをしている
友人たちと過ごす時間があったからです。

これらのチーズに蜂蜜と食べることも多いようです。

蜂蜜は、ピエモンテの特産品のひとつです。
この日の蜂蜜は、先日出かけたビエッラの蜂蜜でした。

もし、どこかでイタリア産の蜂蜜を見かけたら
その中にきっとピエモンテ産の蜂蜜もあるはずです。

ピエモンテ産として市場に一番出ているのは、
ワインで有名なクーネオ地区の蜂蜜かもしれません。

サラミを切るvictorio
"これは、とても柔らかくて
美味しそうだ。"と

言いながら、サラミを
丁寧に切っている友人。




この町の人々は、いつもサラミ工場などで出来たばかりのものを
買うので、生に近い柔らかなものを食べます。

固くなったら、もうダメだと友人たちは、言うのです。

決して、もう食べられないわけでなく
スーパーなどでは、少し固くなったサラミでも
賞味期限を見るとまだまだ大丈夫なことも多く

今までのイタリア生活の中で、それが普通だとばかり思っていました。

この田舎の町で暮らしている中で

新鮮なクリーミーなゴルゴンゾーラ・チーズと
まだ柔らかい生のようなサラミをいつも食べることができるのが

私にとって、最も贅沢なことのひとつかもしれません。

そして、この日のワインです。

ソムリエの試飲会などで、出てくるような決して高級で
良質なワインというわけでないけれど

この夕食前のちょっとした時間帯にチーズやサラミと軽く一杯を
楽しむには、美味しく感じられます。

BARBERA del MONFERRATO
BARBERA DEL MONFERRATO
Rosso DOC (弱発泡性
ブドウの品種:BARBERA
アルコール度数:12%
LA ROCCAVILLA 1922
(モンフェラート地区のブドウを使い
ビエッラの会社が醸造、販売)



この地区では、バルベーラ、ボナルダなどの品種を使った
手頃な価格の赤ワインには、弱発泡性も多く存在し

町のレストランで、ただ"赤ワイン"と、そのお店のハウスワインを頼む時に

発泡性でない普通の赤ワインが欲しい時には、必ず
"VINO FERMO"( ヴィーノ・フェルモ)にしてね。"と付け加えます。

FERMO(動かない→発泡性でない)となり
ローマにいる頃には、赤ワインのオーダーで使うことがなかった言葉です。

しばらく、サラミとワインで楽しく話していました。

やがて、エリザベータがその輪の中に加わりました。

農業の仕事の他に、職安で見つけた2,3時間の
電話センターの仕事が終わったようです。

彼女は、冬のマルペンサ空港の除雪作業員にも登録したと言います。

透明感のある薄いルビー色の弱発泡性のワイングラスを眺めながら

新しく、イタリア人と同じ仕事をこの町の近郊で始めてみたいと
そんなことを考えていました。

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県の農家視察にて

ノヴァーラ県の主催する農家の視察訪問ツアーの様子の写真です。

農業の視察


















参加者は、農業関係者だけかと思っていると
友人が笑いながら

"今、RIEに紹介したパオラは、銀行員。顧客探しに参加しているよ。"

視察では、蚊の発生をコントロールすること、使っている肥料など
説明を聞き、実際に稲を見学したりします。

知り合いと楽しみながら視察をしている人々の様子は
まるで、視察よりも、懇親会のようです。

多くの品種のお米の試食もプログラムに入っています。

最後の訪問農家の中庭で試食会です。
この時間は、すでに18時過ぎ。ちょっとした夕食となりました。

試食中













この水田地帯は、ワインの試飲の他に、こんな風に
様々なお米の試食もあり、ノヴァーラ風リゾットの
パニッシャが配られました。

試食1
リゾットの他に
次々に配られる
ゴルゴンゾーラ入り
サラミ入りのパニーノを手にして




農家の人は、楽しそうに早い夕食の時間を楽しんでいます。

"このパニッシャは、美味しいわね。"と銀行で働くパオラ。
トラクターを買うお客さんが顧客になってくれたのでしょうか。

"アンドレア、何台、トラクターは、売れたんだい?"
"20台・・・。すごいじゃないか・・・。"

この日、知り合ったアンドレアは、ここに集まる農家の人たちに
紹介されながら、自分のビジネスの場にしていたようです。

"それにしても今日は、何て蒸し暑い日だったんんだ。
もう町に帰って、RIEの家の近所のカフェでビールを飲もう。"

たくさんの帰る車であぜ道の砂埃が舞い上がり
まるで霞がかかったようで

急に稲刈り後に時々、訪れる霧の季節を想い出しました。

"霧がもう出たのかと思ったわ。"と私が言うと

"ああ、夏が終わると、一番、暗くて嫌な季節、冬が来る。
暗くなるのも早く、太陽もない。憂鬱な季節だ。"と言います。

もう1人の友人が、"私は、5月、6月、そして今の9月が大好きよ。"

私は、この日、冬の時期に、このノヴァーラ県の農家の人の中に
冬の時期にマルペンサ空港の除雪作業員として
働く人々もいることを知りました。

大型のトラクターの運転に慣れている彼らにとって、除雪車の操作は、
同じようなものだからだと、そう友人が話していました。


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大聖堂のオローパで

ビエッラのポレンタ祭りの後に立ち寄った
巡礼地として有名な大聖堂のオローパ(Oropa)にて。

2006 3set オローパにて














"弟がいるから、ちょっとだけ会いにいってもいかな。"と
友人が救護室に向かいます。

"弟は、RIEのように、外国で働いてみたいと
いろいろな国で仕事をしていて、いつも旅をしている。
この田舎で農業は、したくなかったらしい。"

笑いながらそう話していたのを一度聞いたことがありました。

小さな一室に入ると、清潔な白いシーツの香りと
消毒の匂いでいっぱいです。

"ドクター○○は、こちらにいますか。"

"午前中に、交代の時間で帰りましたよ。"

"そうか。残念だった。イタリアに帰ってきたばかりだったけれど
ここで少しだけ勤務したら、また、すぐにアフリカの
どこかに行ってしまうんだ。いつも危険なところが多いのだけどね。"

知らなかったのです。

私が、仕事でしばらく滞在したり、訪問した世界の街の数々は、
どれも住みやすく、安全で心地のいい場所だけであり

きっと私が日本で今までしてきたのと同じような
職業であろうと思っていました。

帰ってきてから、もう一度、この町の一面、黄金色になった水田地帯を眺めます。

他に何もなく、現在でも買い物は、車に20分以上乗って
大きな都市ノヴァーラの大型スーパーまで行かなければなりません。

最近になってやっとできたカフェ、タバコ屋、小さな町のレストラン
小さな花屋さん以外何も、ないこの土地で

昔、海外で働く医師として夢を持った昭和30年代後半に
生まれたイタリア人の少年が幼かった頃は、いったいどんな光景だったのか

そんなことを考えていました。



持って帰ったポレンタがいっぱいに入ったお鍋のその後です。

自宅でデッサンなどの仕事をしていた夫が、このポレンタのお鍋を待っていました。

"たくさん、食べてきただろうから、明日にしたら。"ということで

翌日、冷蔵庫の中で固まってしまったのを、水分を入れて温めなおし
ピッツァのように平たくして、オーブンに入れました。

チーズがたっぷり入ったポレンタなので、付け合せのほうれん草、キノコなどは、
バターを使わず、オリーブオイルと塩で、胡椒で。

柔らかく崩れてしまうように焦げ目もないピューレに近い
焼き上がりのポレンタの上には、プチトマトの四つ切り
ルッコラを並べました。

ビエッラのチーズ入りポレンタが初めてで興味のあった夫が
焼き上がりに、あっと言う間にすぐに食べてしまい、写真がないのです。

9月になり、ワイン関係の仕事も始まるので、ワインの記事も
そろそろ始めます。


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ポレンタ祭りに

9月の最初の日曜日の今日は、昨年に続き
隣の県、ビエッラ(BIELLA)のポレンタ祭りに。

ポレンタ(POLENTA)というのは、とうもろこしの粉に
水を加えて固く練ったお料理です。

ポレンタ作り
















会場は、地元ビエッラで作られた はちみつ、ジャム、ワイン
チーズ、サラミ、クッキーの売店が並び、楽しい雰囲気でいっぱいです。

私も、サラミ売り場で地元のサラミを購入しました。
イノシシワインのバローロトリュフの3種類のサラミを選びました。

ビエッラでサラミを





















今年は、会場でできたてのポレンタを食べるだけでなく
うちの小さなお鍋を持っていき、ポレンタを持って帰りました。

二皿分を持ち帰り用に注文したのですが、お鍋にいっぱい入れてくれました。

このビエッラのポレンタは、チーズやバターがたっぷり溶けているので
とてもボリュームがあります。

ポレンタのお皿








友人たちは、この他にビエッラのチーズの盛り合わせ、パンなども
美味しそうに食べていました。

そして、地元ビエッラのワイン会社が販売するワインがお祭りの
テーブルワインとして、お水は、ビエッラ産の美味しいお水
ラウレターナ(Lauretana)が各テーブルに並びます。

おなかがいっぱいになった食後、周囲の売店を楽しげに歩いていると
"ドルチェを食べよう。"とみんなで向かったところは、

チョコレートとへーゼルナッツのクリームがたっぷりと塗られた
とうもろこしの粉で作られたクレープ売り場です。

この日は、駐車場付近にある見晴らしのいいレストランでも
ポレンタのメニューが貼ってありました。

"ポレンタとシカの煮込み"
"ポレンタとキノコ"
"ポレンタとゴルゴンゾーラチーズ"

"どれも美味しそうだな。オローパ(OROPA)に行った帰りに、おなかが
空いたら、戻って来よう。"

ポレンタを2皿も食べたばかりの友人のヴィクトリオが言い出しました。

普段、ポレンタは、時々食べることがあっても、少しだけです。
本当に後で、食べに戻ってくるのかどうかわからないけれど

気持ちのいい青空の日曜日、これから、車で山を登り巡礼地でもある
世界遺産の大聖堂のオローパに行ってみようということが嬉しく思え

まだ熱いポレンタ入りのお鍋を両手に抱えながら
駐車場に向かって歩き出しました。
私のお鍋












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土曜日の午前中に

ここは、弟夫婦が10日前まで滞在していた農家に続く道です。
狭いこの道をトラクターや車がすれ違うので
車で何度も練習していた道のりです。

土曜日の今日は、自転車でのんびりと訪れました。

10日前と違うのは、自転車で走っている間中、
スズムシやコオロギの鳴き声がずっと聞こえていることです。

農家に続く道
















町では、結婚式が行われていて
町役場に用事のあった私が、入ろうとすると
入り口近くには、お米でハートの模様が描かれていました。

お米でハート










それを踏まないようにそっと入っていきます。
階段を上がって、扉を開けると誰もいません。

奥にいた事務員のアントネッラに
"何時までなの。"と聞くと

"夏休みで、今週まで午前中だけなのよ。今日は、土曜日だから
通常の午前中。来週から午後も開いているわ。"

来週は、農業の勉強のために、町の人と一緒に訪れる
ノヴァーラ県の主催する農業の視察があり、

また仕事でミラノに行かなければならない日も始まります。

長かった夏休みが終わり、またひとつ季節が移り変わっていきます。

町役場の大きな窓から、この町の田園地帯が広がっています。
水田を大きく横切っていくサギも見えました。

ここに住んでからの時間の経過は、自然の景色の様子で感じられ、

この町で暮らす以前には、季節の移り変わり

それは、イースター休暇、日本のゴールデンウィーク、お盆
クリスマス、元旦であったり

人々の服装、気温の変化で感じていました。

その時よりも時間は、ゆっくりと流れていきます。

しかし、それは、今までに思っていた以上に
確実に過ぎていくことを感じるようになりました。

自然の生命の移り変わりを見て
時間は、無限にあるわけでないと
強く思うようになったのです。

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RIE OKUYAMA、Wine・Art Co.ltdにあります。
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