北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして

ピエモンテ州ノヴァーラ県の稲作地域での暮らし。 バローロ、モンフェラート、ゲンメのワイナリー、ピエモンテ料理ときどき地域猫のぴーちゃん

January 2008

一時帰国前の日々

晴れて気持ちのいい田園風景で。

23 Jan 2008















朝、出発する時は、星が輝いていても、
7時15分を過ぎると、地平線が真っ赤に染まり
空が明るくなってくるのです。

少しずつ、日の出の時間が早くなり
朝は、とても冷たい空気であっても
季節が少しずつ変わっていくのを感じます。

1月が終わりに近づき、あと1週間で農閑期に冬のバカンスを
シチリア、スペインで過ごしていたアグリツーリズモの
スタッフが戻ってくるのは、2月1日。

写真は、彼らがバカンス出発前に、プレゼントしてくれた農場の自慢のキーウィです。kiwi











1月に田舎の友達を東京に連れて帰ろうと計画していたけれど
私がどうしても、今週まで日本関係の仕事で休むことが出来ず

1月に町で大きな行事が重なり、町役場で働くヴィクトリオが
お休みを取れなかったことがあり

東京ツアーは、来年の1月にしようねということになったのです。

町の行事がすべて終わって、2月の中旬以降に、遅い休暇を取るヴィクトリオ一家は、南米旅行。
そして私は、今週末から2週間、日本に帰国します。

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日本帰国前にこの町の友達が企画してくれたワイン会、
先日は、深夜12時過ぎから、ノヴァ−ラまで行き
みんなと楽しく踊って過ごした夜もありました。
写真には、私まで写っているものも多くあります。(笑)

これから、この一週間に、家族、友達と過ごした時間とワインを少しずつ書いていきます。
楽しそうなみんなの笑顔の写真を見ていると
いつも楽しみにしている一時帰国ですが
少し淋しくも感じられます。

今夜のワイン RUCHE di CASTAGNOLE MONFERRATO (短い更新)

土曜日の深夜、車のフロントガラスに
うっすらと白い煙のように霧が向かってきました。

車内にも、たちまち、湿った空気が広がっていきました。

そして、そのまま霧は、消えていくことなく

日曜日の朝から、このブログを書いている24時近くまで
一日中、ずっと外は、白く覆われていました。

クモの巣に水滴
















地面も窓ガラスも水滴で覆われ
大通りは、車が数台、通り過ぎていっただけで
人の気配もまったくなく
初めて、この町に来た、あの冬の終わりの日を思い出していました。

とても静寂な1日が過ぎていきました。



今夜のワインは、ピエモンテ州アスティ県の小さな地区で
作られているワイン。

もともとは、その地区のワイン農家が家族だけで飲んでいたものです。

ruche
RUCHÈ di CASTAGNOLE MONFERRATO
Rosso DOC
2006
ブドウの品種:RUCHÈ 100%
アルコール度数:13.5%
ENRICO MORANDO

紫色を帯びたルビー色です。
新鮮なフルーツや花の香りで若いワインです。
野イチゴやスミレの花の香り、そして甘草の香り。
そしてしっかりとしたボディと心地よいタンニンが感じられます。

少し熟成したピエモンテのチーズとパン、野菜のグリル、スープと
このワインでこの日を過ごしました。

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ピエモンテのビール”Le baladin”

一日中、雨が降っていた夕方。

ピエモンテのビールを買いにバールに行くと
町の友達が、夕食前を楽しく過ごしていました。

amici 1















この男性たちの仲間は、たくさんいます。
日曜日になると20名近くになり
みんなでサッカーやニュースクイズ番組を見ながら
ワインと一緒にいろいろな話をしたり、トランプをしています。
amici2












amici 5amici 3














amici 4















ここは、食後もまたカフェや食後酒で、町の友達で一杯になっていくのです。

そして多くの人は、20時過ぎには、自宅に戻っていきます。
何もないこの町では、農閑期のこの時期は就寝時間もとても早いのです。

今頃、また誰か来ているかなと思いながら
翌日の準備をして、週末までは、早く眠る毎日です。

写真は、近所のバールの冷蔵庫の中。
ピエモンテ州クーネオ県のビール職人の作るビールが並んでいます。
le baladin













同じメーカーの何種類かのビールのうち選んだのは、
写真で一番右にあるビール”nora”です。

noranora
アルコール度数:6.8%
Plato (糖度のこと。麦汁の濃度)17
Le baladin

オリエンタルを意識した色合いと
デザインのラベルで
異国、エジプトの雰囲気です。

ジンジャーや
オレンジピールの香りがする
丁寧に1本、1本作られたビール。






原料として古代小麦であるKAMUTも使われていることが書かれています。
遺伝子組み換え原料が使われていない有機農法のビールです。


濁って濃度の高い伝統的方法で作られたこのビールは、
このバールでは、樽熟成したワインよりも
値段が高いのです。

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前回の記事で下の方に少しだけ書いていた
初めてパソコンとデジタルカメラを手にした友達のヴィクトリオ。

初めてのパソコン生活は、とても楽しく進んでいます。
この写真は、教えに行って3回目の日。

一眼レフEOSのカメラで撮影をしたのは、室内の壁にかかった
ペルーのお土産の仮面や人物。

pcの練習 2

















それを1人でパソコンに入れて、CDに保存出来るようになりました。
pcの練習 1













どの写真も撮り直すことなく、たった一回ずつ慎重にシャッターを
押したもので、この日、壁の装飾と家族や私の人物像で7枚の撮影です。

一眼レフのデジタルカメラ。
初めて使用したヴィクトリオですが

パソコンの画面に広がった、家事の合間の奥さんのジェン二の姿
エリザベーターの笑顔、そして少しすまして自然に笑う私の顔は

どれもくっきりと綺麗で、まるで写真の展覧会や
そのまま雑誌の表紙を飾るかのようだったのです。

近くには、いくつもの付箋をして
緑色の蛍光ペンがページのところどころに塗られ
何度も読んで線のついたカメラの使用説明書の
小さな冊子が置いてありました。

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この日、ビールを買いに、そして友達に会いにいった近所のバールで
食前酒として、美味しいワインを1杯ご馳走してくれたのは
2枚目の写真の男性グループです。

白トリュフとピエモンテのパスタ(Plin)

フロントガラスの氷が薄く、車内の暖房ですぐに崩れるように溶けていきました。
いつもよりも気温が穏やかであった朝、その後、雨になりました。
2008年 11JAN 雨
















今朝も雨水が屋根から落ちる音が響き目が覚めました。

アスファルトで整備された大通りを窓から見ると
濡れた道路が黒く光っていました。

キッチンには、作った野菜スープのお鍋がそのままになっています。

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昨晩のこと、夕食の準備をしていた時
突然、ドアのベルが鳴り響きました。

画廊で働く夫の仕事仲間のひとりが雨に濡れて立っていました。

”画廊の事務所にすぐに2人とも来れないかな。”

キッチンに行き、野菜スープの火を止めると
すぐにコートを着て、コートのフードをかぶり
雨の中、傘をささずに急いで向かいました。

事務所のドアを開けると、暖房で温められた空気の中に
懐かしいようないい香りが漂いました。

秋のアルバで入ったレストランの香りと同じです。


普段は、商談や打ち合わせの行われている事務所の大きなテーブルが
小さなレストランのようにセットされ

たくさんのプラスチックのお皿と
生ハム、ガチョウのサラミ、グリッシー二が並んでいました。


1人でキッチンで準備を進めている画廊のオーナーを見て
”何か手伝ってあげたいわ。”と隣にいた夫の友達に言うと

”僕もそう思っていたんだけど、見てごらん。キッチンのドアの
鍵を閉めてしまっているんだよ。”


キッチンの扉が開いた瞬間、辺りに香りが一層広がります。

ジャケットを着て、ネクタイをしたまま
大きなフライパンを満足そうに持って出てきました。

大きなフライパンに入っていたのは
アルバ産の白トリュフとピエモンテのパスタ(Plin)でした。

白トリュフとPlin














ピエモンテのスプマンテで乾杯した後に
事務所に用意してあった何種類かのワインのうち
選んだのは、このワイン。
IOPPA GHEMME
GHEMME
Rosso DOCG
2000
ブドウの品種:Nebbiolo 80% Vespolina 20%
アルコール度数13.5%
IOPPA

ノヴァーラ地区Romagnano Sesiaのワインです。





深いルビー色を持ち、ここから8km離れた
小さなレストランで貰った手作りの
桑の実のジャムの香りを思い出しました。

バニラなどの甘いスパイス、黒トリュフの香り
そこに、ミネラル成分の香りが広がり
香りに複雑さを持たせ

樽熟成に引き続き
瓶内で静かに熟成を続けてきたワイン。

心地よいタンニンを感じ、余韻の深い地元のワインです。

パスタに続き、お肉料理でなくチーズにしようということになり

熟成したピエモンテのチーズ、ノヴァーラのチーズ農家で
作られたTOMA PIEMONTESEと一緒に

この地元の美味しいワインGHEMMEで
金曜日の夜が終わっていきました。

外は、冷たい雨が静かに降り続いていました。


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友達のヴィクトリオは、水田に生息するサギが
飛んでいるところを撮影したいと

CANON デジタル一眼レフEOSのカメラと
それを記録するためにコンピューターを初めて買ったので

土曜日の午後から教えにいくことになりました。
今日で私のコンピューター講習も2日目。


ヴィクトリオとカメラ












まだコンピューターを買ったこともないロミーナは
どこからか聞いたのか

”RIEが全部、教えてくれるから、コンピューターを買っても
大丈夫ね。買ってみようかな。でもコンピューターで
何が出来るようになるの???”

きっと、教えるのは、とても大変です・・・。(笑)

雪が降った日

いつもよりも暖かく感じられた昨日の朝

午後になって細かい雪が散りはじめましたが
それは、積もることなく

すぐに地面で溶けていきました。

そして、今朝、家のドアを開けたら
真っ暗な広場が白く光って明るく見えました。

深夜に静かに降っていたようです。

2008年1月3日 朝














窓ガラスが凍っていないため
雪は、さらさらとそのまま地面に落ちていき
すぐに発進できる状態になりました。

3日の午後2時過ぎ、雪景色の帰り道の風景です。

2008年1月3日 帰り道














車を駐車して自宅に向かうと
近所の母子施設で暮らす子供たちが少ない雪で遊んでいました。

エスプレッソコーヒーを飲む小さなプラスチックのコップで
雪を集めていたのは

夏祭りで踊っていた近所の女の子です。


夕食後、広場に面した窓から外の様子を見ると雪がまだ降っていました。

車のワイパーが凍って壊れないように、立てておかなければと
外に出てみると

そこには、雪だるまがありました。

ちょうど、午後3時頃、女の子がコップで雪を集めていた場所です。

2008年1月3日 夜














小さなコップで1人でこんなにもたくさんの雪を集めたのです。
その様子が目に浮かび、目の前にある子供たちの住む家の
窓から明かりがさす光をしばらく眺めていました。

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明日、金曜日の夜は、同じ町に住むヴィクトリオの家に
町の友達が集まり私の小さなワイン講座と夕食会です。

アルバ近郊に住む友達フィリッポの幼なじみが作る
バローロに決めました。

1月1日 夕暮れの景色


2008年が、皆さんにとって、とても良い年になりますように。

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晴れていて寒いお正月の夕方、窓から町の様子を眺めていました。

それまで、まるで誰もいないかのように静かだった町が
16時になると、教会に向かう町の人々の話し声が聞こえてきました。

春から夏にかけては、いつも時間が少しでもあれば
自転車で散策していた田園地帯を

歩きに行くことにしたのです。

まだ暗くなってしまうまで1時間はあります。

2008年1月1日の夕暮れ。

2008年1月1日  1 














この田園地帯の誰もいないまっすぐの道は
2km以上先の農家が見えます。

そして、そこに行くまでの道は、私の前にも後にも人がいません。

誰もいないので、歌いながら歩くこともあるこの道で

今日は、2008年のこの春のうちに
必ずしておきたいこと夕暮れの空に祈るように
声に出して歩いていました。

突然、”グァッ”という鳴き声が
冷たい空に響き渡り

その方角を見ると

水が少なくなっている大きな用水路沿いには
サギ(Airone)の群れがじっと休んでいました。

2008年1月1日 airone






















ここは、春になれば、一面が水田になり
水の音がメロディのようになる道です。

今は、用水路が凍っています。

2008年1月1日 2

















昨日の12月31日の夜には、いつも行っていた
みんなに会いにアグリツーリズモのレストランにも行きました。

12月31日の特別メニューを最後に
2月中旬までバカンスに入り、農場は、閉鎖になるのです。


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1月1日があと1時間で終わろうとしている夜の時間。

日本であれば、まだお正月だけれど
明日になれば、私は、いつも通りの生活になります。

2008年の毎日が始まろうとしているので
日曜日の夕方の気持ちとは違い

とても嬉しく感じています。
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